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子供の寝起きを良くする方法

子供の寝起きが悪い原因と改善法!暴れる子の起こし方

子供の寝起きが悪いことにイライラしてしまうママへ。子供がなかなか起きない、起きても泣く・暴れる・怒るということが続くと、ママはとても大変です。まずは原因を見つけて改善し、上手な起こし方を試すことで、寝起きの悪さは徐々に改善します。体温を確認しながら起こす方法なども紹介します!

子供の寝起きが悪いのはなぜ?原因とストレスフリーの起こし方

子供の寝起きが悪くて毎朝手を焼いているママが多いです。小さな子供の場合はなだめたり、機嫌がよくなるまで様子をみることもできますが、幼稚園や学校に行かなければいけない子供の場合、朝は時間との戦いになるので寝起きが悪いと困ります。

子供の寝起きが悪いのには、いくつかの原因が考えられます。まず、どうして子供の寝起きが悪いのか理由を突き止め、改善しましょう。それと並行して、いろいろな起こし方を試して、子供の性格に合ったものを見つけてください。

子供の寝起きが悪い原因5つと、上手な起こし方のコツ7つを紹介しますので、子供の寝起きがスッキリできる方法を探してみましょう。

子供の寝起きが悪い主な原因5つ

まずは子供の寝起きが悪い原因を探ってみましょう。該当する項目があれば、それを改善するだけで子供の寝起きに良い影響が出ます。今の生活を振り返りながらチェックしてみましょう!

1.寝る直前までテレビやスマホの画面を見ている

寝る直前までテレビなどの画面を見ていると頭が冴えてしまい、眠りの質が低下します。しっかり眠れていない状態ではどんなに長時間睡眠をとっても寝足りず、朝起きるのが苦痛です。

できれば就寝2時間前には、テレビやゲームをやめるようにしましょう。これは子供に限ったことではないので、大人の私たちも子供と一緒にやってみると、朝が今より快適になります。

子供を寝かせる時間は大人にとって早い時間なので、リビングのテレビがついていることも多いでしょう。テレビがついている状態で寝るように言っても、気になる番組やCMが流れていると気持ちが眠ることに向きません。子供を寝せるときにはテレビを消し、見たい番組があれば録画してあとから見るなどの工夫も必要です。

2.寝る時間が遅い

朝になってもなかなか起きられないのは、単純に睡眠時間が少ないことが考えられます。子供の寝る時間が21時で足りていないようなら、20時には寝るようにする工夫が必要です。同じ環境で育っている兄弟や姉妹でも、必要な睡眠時間はそれぞれ違います。

ひとりひとりに必要な睡眠時間が違うことを理解して、朝起きられない子供がいれば、必要な睡眠時間を把握してあげましょう。

3.夕方寝てしまい夜なかなか寝付けない

子供は日中、幼稚園や学校の集団生活の中で過ごし、とても疲れて帰宅します。家に帰って落ち着くと、ホッとしてそのまま寝てしまう子供は多いです。夕方寝てしまうと夜なかなか寝付けない、寝ても眠りが浅くなるということが起きます。

しっかり熟睡できていない状態で朝を迎えると起きるのが辛くなり、寝起きが悪くなります。該当する場合は夕方寝ないように、以下のことを試してみましょう。

  • 子供の帰宅後は一緒に買い物にでかけるようにする
  • 小学生の場合は宿題や自宅学習を済ませる
  • 子供とおしゃべりしながらお風呂掃除などを手伝ってもらう
  • 夕食前にお風呂に入れる

4.生活習慣が乱れている

習い事や両親の仕事の都合で食事や就寝時間がバラバラになってしまう子供は、決まった時間に起きるのが苦痛になります。また、平日は規則正しい生活をしていても、休日の朝にいつまでも寝ていると、週明けの寝起きが悪くなります。休日もできるだけ規則正しい生活をして、体内時計を狂わせないような工夫をしましょう。

生活習慣を正すことで規則正しい生活リズムができ、夜はぐっすり眠れるようになって朝スッキリと目覚めることができます。夜きちんと眠れているのに、寝ても寝ても眠くて朝の寝起きが悪い場合、生活リズムを整える努力をしてみましょう。すぐに改善されるものではありませんので、あせらずに生活習慣を見直し、生活リズムを整えることである程度、子供の寝起きの悪さが改善されるでしょう。

5.ストレスを感じている

親世代でも一度は経験があることですが、ストレスや悩み事があると寝つきが悪くなりますし、朝起きるのも辛くなります。子供も同じで、夜布団に入ってからアレコレ考えたり、不安に思っていることを思い出して気持ちよく寝付けず、ストレスになって朝スッキリと起きられない原因になります。寝起きに泣いたりぐずったりするときは、生活の中にストレスがないか見てあげましょう。

子供がリラックスしているときに、定期的に「何か困ってることはない?」と声掛けしてあげるだけでもいいのです。親が自分に関心を持ってくれていることが分かれば、助けが欲しいとき子供が親に相談しやすくなります。

また、子供なりのストレス発散をさせてあげることも大切です。大人と違い、ストレスをストレスと認識できず、発散する術をしりませんので、アスレチックや公園で思い切り走ったり、絶叫マシーンで大声を出したりするものおすすめです。

幼稚園や学校に行きたくないので朝起きられない

それまで子供の寝起きは悪い方ではなかったのに、幼稚園や学校に行くようになってから寝起きが悪くなってしまった場合、幼稚園に行きたくない、学校に行きたくないという気持ちになっていることも少なくありません。

夜布団に入ると明日が来てしまうという不安、朝起きると幼稚園や学校に行かなくてはならないという葛藤があり、必然的に寝つきと寝起きが悪くなってしまいます。

こうした環境の変化で子供の寝起きが悪くなってしまった場合、心のケアと併せて環境の改善もしてあげなければいけません。

子供の寝起きを良くする起こし方のコツ7つ

子供の寝起きをよくするためには、起こすときに「早く起きなさい!」と命令するのはタブーです。気持ち良く寝ているときに命令されたら、誰でも気分よく起きるタイミングを失います。子供に命令せずに、自然と目を覚まして自主的に起きるためにできることをいくつか紹介します。

これらは、子供の性格に合うものと合わないものがありますし、いくつかの方法を組み合わせて起こす方法もあります。寝起きが悪い子供を起こすときの参考にして、子供に合った方法を見つけてください。

1.部屋を明るくする・窓を開けて太陽光を入れる

子供を起こさなくてはいけない時間の30分ほど前に、部屋を明るくしてその場を離れましょう。人は太陽の光を浴びることで自然と目が覚めるようになっています。カーテンを開けて明るさを入れてあげると、子供は自然と起きるモードに切り替わります。

そこで、ママが「起きなさい」と声をかけると子供は甘えてぐずることがあるので、その場を離れて自然に目覚めるのを待ちます。ぐずっていても声をかけず、自分のペースで起きてくるのを待ち、自分で起きられたら褒めてあげましょう。

まだ慣れていない間は、時間になっても起きてきません。そんな時は優しく「そろそろ起きようか。お外が明るくなったよ」という声掛けをして起こしてあげましょう。

2.寝起きの体温確認を兼ねてコミュニケーションをとる

子供は急に発熱することがあるので、朝出かける直前になって子供に熱があることに気が付くことはよくあります。子供の健康状態を見ることも兼ねて、朝起きたら優しく手で熱を計りながら、顔や体に触れてスキンシップをとります。

朝起きたら笑顔のママが自分を触ってくれているのは、子供に大きな安心感を与えます。目が覚めたら「今日も元気だね、ご飯いっぱい食べようね」と声掛けして、自分のタイミングで起きるように促します。甘えん坊の子供にはおすすめの起こし方です。

3.自分専用の目覚まし時計を買う

子供は「自分専用」が大好きです。自分専用の目覚まし時計を買って、自分で起きる時間を決めてタイマーのセットまでさせると、子供は自分から起きようとします。一緒に時計を買いに行き、お気に入りのものを選ばせてあげましょう。

目覚まし時計を購入するタイミングとしては、学年が上がる3~4月がおすすめです。この時期は子供ながらに、新学期を迎えるために気持ちが新たになっています。そのタイミングで「〇年生になるから自分で起きようね」と提案し、目覚ましを使い始めるといいでしょう。

4.テレビをつけて音や光を出す

起きるべき時間の1~30分前にテレビをつけ、音や光を出すことで目が覚める子もいます。自然と目が覚めてテレビを見はじめるので、ぐずるタイミングを失います。見ていた番組の区切りが良い所で起きるように促して、行動を開始させましょう。

おはようの音楽を流す

幼稚園ではお方付けの時間になると音楽を流すところも多いです。音楽を流すことで、子供たちは自主的にお片づけをはじめます。これを子供の寝起きに活用しましょう。

朝、アニメソングなどの元気が出るような音楽をかけ、「朝でーす!」と音楽が鳴ったら起きるように声をかけましょう。子供におはようの音楽を選ばせてもいいでしょう。

お気に入りの音楽が鳴ったら元気に起きるという習慣をつけると、寝起きの悪かった子供も元気に起きてくれるようになるでしょう。定期的に音楽を変えるために、子供と一緒に曲を選ぶのも楽しいでしょう。

5.生活音を出して自分で起きるのを促す

子供が寝ている部屋の扉を開けてママが家事をしている音を聞かせていると、子供は自然と目を覚まして起きてきます。大げさに音を立てていると子供も不快に感じるので、自然な家庭音程度でOKです。自発的に起きられたら笑顔で「おはよう、自分で起きられて凄いね!」と褒めてあげてください。

6.好きな朝食の匂いでスムーズに起こす

朝食には子供の好きなメニューを作り、その香りで起こす方法もあります。嗅覚は脳をダイレクトに刺激するので、寝起きを良くすることにも効果を発揮します。私の娘は食いしん坊なので、朝食に卵焼きを作っていると早起きしてキッチンにやってきます。

朝食の匂いで起きてきたら「早起きで偉いね」と言って、一口好きなものを食べさせてあげると、子供は喜んで出かける準備を始めてくれます。食べるのが好きな子供には効果的です。

7.ママを起こしてねとお願いして責任感を与える

これは私が行っている方法ですが、私が朝弱いので、子供に起こしてほしいと頼むようにしています。以前は子供の寝起きの悪さに苛立っていましたが、ある日私が寝坊した日に子供が焦って私を起こしに来ました。

荒治療なので子供の性格にもよりますが、我が家では効果てきめんでした。しばらくは子供を起こさず寝ている状態でいると、子供たちが焦って起こしに来てくれました。その後は、私が起きていても決まった時間にぐずらず起きるようになりました。

子供の寝起きの悪さをよくするための環境作り

子供の寝起きをよくするためには、ぐっすりと眠れることが大切です。体内時計を整えることも大事ですが、眠るときの環境にも気を使ってみましょう。

子供なので、寝具やタオルにキャラクターがついていたり、原色が使われていることも多いですが、グリーンやブルーを使うと気持ちが落ち着きますので試してみましょう。

また、照明を変えてみたら寝つきがよくなる場合があります。シーリングライトの場合は暗さを調節できるので、これまでよりも少し暗くしてみたり明るくしてみるなど、変化をもたせてみましょう。小玉電球の明かりにしていた場合は部屋全体が薄暗くなりますが、間接照明を使うと置く場所によって部屋の明るさを調節できるのでおすすめです。

子供を寝かしつけたのに、隣の部屋では大人が大声で話していたり、テレビが大音量で流れているのもよくありません。子供がリラックスして眠れるような環境作りが大切です。

子供の寝起きの悪さには室温や布団にも気配りを

暖房や冷房の効きすぎや、布団の重さや枕の高さなどでも睡眠が乱れてしまう場合があります。寒くて夜中に起きてしまったり、枕の高さが合わなくて夜中になんでも寝返りをした経験はありませんか?子供も同じです。過ごしやすい室内環境や寝具に気を配るだけで、朝までぐっすり眠れ、スッキリと目覚めることができます。

子供の寝起きの悪さは根気よく改善しよう

子供の寝起きが悪い原因を理解して改善し、スムーズに起こす方法が見つかれば子供は自発的に起きれるようになり、それが習慣になります。習慣になってしまえば忙しいママが何度も起こす手間が省けるので、家族みんなが気分よく出かけられるようになります。

習慣になるまで根気が必要な場合もありますが、あきらめずに続けてみてください。徐々に寝起きの悪さが改善していきます。