双子あるある育児エピソード

双子あるある子育て体験談/喜びも2倍・苦労も2倍

双子あるあるの子育てエピソードを紹介します。双子ママは大変ねと声をかけられますが、双子を育てているからこそ感じられるハッピーがたくさんあります。もうすぐ双子が生まれてくるママ、双子の育児に興味がある人に読んでいただきたい双子あるある体験談です。

双子あるある子育て体験談/喜びも2倍・苦労も2倍

双子あるあるはいっぱいある

我が家の一卵性の双子(女の子)は、いま小学校1年生です。私自身、初めての妊娠で双子だとわかった時には、さまざまな不安がありました。けれど、今振り返ってみると双子たちに教えてもらったこと、私自身が成長できたことがたくさんあるような気がしています。苦労も多かったですが、それ以上に幸せな瞬間もいっぱいあるのが双子育児です。

授かったときには、双子なんて育てられるかなと不安になってしまうかもしれないですが大丈夫です。何とかなります。あまり先のことは思い悩まずに、今できる精一杯のことをしていきましょう。これから、私の実体験に基づいた双子のあるあるエピソードを妊娠中、乳児期から幼児期にかけて紹介していきます。

双子あるある「乳児期・大変だったこと」

双子あるあるの一つ目は、乳幼児期に大変だったこと編です。この双子あるあるは本当に大変で、あっという間に一日が過ぎていきました。

恐怖の同時泣き

つられて泣き出しそうな双子の子供

こちらは双子あるあるでは、一番多く聞かれることです。恐怖の同時泣きは、かなり長い間続きました。うちの場合は先に妹が泣いて、後を追うようにお姉ちゃんが泣き出すパターンが多かったです。生まれてすぐは何で泣いているのかわからずに、もう私自身がパニックになってしまうことも多々ありました。

2ヶ月を過ぎた辺りから双子の泣き方に微妙な違いがあることに気づきました。とにかく、全力で力いっぱい泣く妹と比較すると、お姉ちゃんの方は、やや大人しい泣き方で声も優しげでした。

双子育児に慣れないうちは授乳とおむつ替えで一日の大半が終わってしまう

私は二人とも母乳で育てましたが、最初はコツがつかめずに無駄に時間がかかってしまいました。と言うのも、飲む量が違うので同時に飲ませない方がいいと聞いたために、一人ずつ飲ませていたからです。

おむつは、ほとんど替えるタイミングが同じだったのですが、不思議なことに、おむつがきれいになっても片方が泣いている限り泣き止むことはなかったです。慣れないうちは授乳とオムツ替え、沐浴などで一日の大半を消費してしまうのが双子あるあるの恐ろしさでしょう。

オムツ・おしり拭きの消費量が半端じゃない

オムツ・おしり拭きの消費量が2倍

苦労した双子あるあるエピソードでは、現実的に2倍のお金がかかるということがあります。コストを考えると、布オムツという選択肢があったのですが、うちの場合は実家が遠く夫も仕事が忙しかったので、基本的に平日は私一人の育児になります。したがって、はじめから紙オムツを使用すると決めていました。

ですが、その消費量は思った通り半端なものではありませんでした。当時の家計簿を見ると、おしり拭きと併せて1ヶ月で15,000円ほどかかっていました。生後3ヶ月くらいまでは、オムツ替えの頻度が高いので、それくらいの覚悟はしていましたが、かなり家計を圧迫していたことは言うまでもありません。

食事をしている暇がない

特に生後3ヶ月を過ぎるまでは、食事をしている時間がありませんでした。そのため、手が空いたときにおにぎりなどを作って、ラップに包んでいつでも食べられるようにして置きましたが、ストレスからなのか、つい食べ過ぎてしまうことが多かったです。それでも母乳をあげていたためか、痩せていく一方で周りからはとても心配されていました。食べても食べてもお腹は空くし、ちっとも太れないのが当時の悩みでした。

洗濯物がすごい

洗濯カゴを抱える母親

次の双子あるあるエピソードは洗濯物です。双子の場合は何でも2倍なので、洗濯物の量はもちろん2倍、大変なのは、洗濯にかかる時間や手間が2倍かかることでした。なぜならば、うちは赤ちゃん用には低刺激の洗剤を使っていたので、私たちの物と同時に洗うことができなかったからです。しかし、これを完璧にこなそうとすると疲れてしまうので、ある程度大きくなってからは、大人と物と一緒に洗濯をすることにしました。

双子あるある「乳児期・苦労編・その他」

  • 風邪はどちらかがかかると必ずもらってしまう
  • 出かけるときの荷物の量が半端じゃない
  • 生後3ヶ月くらいまでは眠る時間がほとんどないので週末夫が休みの日に寝溜めする
  • 抱っこのしすぎで腕が痛くなる
  • ゴミ出しは車でないと無理なレベル
  • わかっているのに、名前を言い間違える

双子あるある「乳児期・ハッピーだったこと」

双子あるあるの二つ目は、乳児期にハッピーだったこと編です。双子あるあるエピソードでは、苦労したこと以上にハッピーだったことがたくさんあります。

寝相がシンクロしていてかわいい

双子の寝相がシンクロ

双子あるあるでハッピーだったこと、それは、双子が眠っているときに同じポーズをしている姿を見たときです。本当に癒されて、知らず知らずのうちにニヤニヤしてしまいます。思わず何枚も写真を撮ってしまったりして、親ばかだと自分でも呆れてしまったほどです。しかし、どんなに辛くても乗り越えられると信じられるほど双子の寝顔はかわいくて、破壊力抜群だったのです。

通りすがりの人に可愛いねと声をかけてもらえる

通りすがりの人に可愛いねと声をかけてもらえるのは双子ママならば納得のあるあるだと思いますが、双子を連れていると必ず「かわいいー」などと声をかけてもらえます。知らない人でも話し掛けて下さるので、家の双子はあまり人見知りをしないで育ってくれました。注目されることは、やや煩わしい面もあるのですが、やっぱりわが子がかわいいと言われるとてもうれしい気持ちになってしまうのです。

笑うタイミングが同じで癒される

泣くタイミングも同じなら、笑うタイミングもそっくりなのが双子あるあるです。しかも双子同士顔を見合わせて、何か意思疎通ができているような雰囲気の中でニコニコし合っているので、見ている方も自然に、幸せな気持ちになってしまいます。

双子あるある「乳児期・ハッピー編・その他」

  • ふとした時に同じ仕草をするのが愛おしい
  • 謎の喃語で双子にしかわからない会話をしているように見えた
  • 1歳を過ぎると二人で遊んでくれるので楽

双子あるある「妊娠中」

7ヶ月目あたりから巨大になる

私の場合、妊娠初期の頃から悪阻がきつく、水を飲んでも吐いてしまいました。けれども、初めての妊娠だったのでそれが異常なことだとは気づかなかったのです。エコー検査ではっきりと双子だとわかったのは、妊娠12週目のことでした。後からわかったのですが、双子を妊娠した場合、通常の妊娠よりも悪阻がきつくなる可能性が高くなるそうです。

こちらも双子あるあるでは良く耳にすることですが、中期になると急激にお腹が大きくなるために、トイレが近くなります。それでなくても起き上がるだけでも大変なのに、夜中に3回も4回もトイレに行きたくなるので、とても辛かったです。

お腹の大きさは7ヶ月目あたりから、もう産まれるの?と聞かれるくらい巨大になりました。私は身長が155センチと低めなので余計に目立っていたのかもしれないです。

それと私の場合は、7ヶ月目に切迫早産になる可能性があると言われ急遽入院することになりました。どうしてかと言うと、早産で産まれてきた赤ちゃんには何かとリスクが高まるからです。したがって、できるだけ長くママのお腹の中にいられるように、という理由からです。

それから一旦安定したので退院しましたが、私の場合は、ドクターや夫と相談して帝王切開で出産することを決めました。双子は順調に育っていたのですが、これ以上延ばすと母体にリスクがあるということで37週目で産むことを決意したのです。

このように、双子の出産では何らかの理由で帝王切開になることが多いです。出産は通常よりも早目になることが多いのが、双子出産によくある、あるあるでしょう。

双子あるある「幼児期・大変だったこと」

双子あるあるは子供が成長して幼児期になってもまだまだあります。幼児期ならではの大変だったこと双子あるあるです。

一つしかないものを奪い合う

一つしかないものを奪い合う

双子は一つしかないものは何でも奪い合います。例え、それが捨てるゴミだとしても取りあえず欲しがるのです。多分、生まれながらに無二の親友であり、またライバルでもあるのかなと勝手に解釈していますが、これは本当に不思議な双子あるあるだと思います。

静かだなと思うと二人でイタズラをしている

うちの双子はちょっとおとなしく遊んでいるなと思うと必ずイタズラをしていました。ある時は、ティッシュペーパーの箱からティッシュを全部出して遊んでいたり、新聞をびりびりに破いていたりするので、シーンとしているときは要注意です。

自分の子でも眠っていると見分けがつかないことがある

双子が起きているときは、似ているけれど微妙な輪郭の違い、笑ったときのえくぼのでき方などから見間違えることはないのですが、眠っているときは、本当に区別ができないんです。よく周囲から「ママにもわからないの?」と聞かれましたが、はっきり言って眠っている時と後姿では判別できませんでした。これも、双子あるあるエピソードでは意外に多いのではないでしょうか。

双子あるある「幼児期・ハッピーだったこと」

続いては、双子あるある幼児期のハッピーだったこと編です。幼児期になってくると、双子の可愛さがさらに増してきたように思います。

ペアの洋服を着せるのが楽しみ

ペアの服装で遊ぶ双子の女の子

うちの場合は女の子の双子だったせいか、ありがたいことに頂き物でペアのお洋服がとても多かったのです。自分で探すとなると、なかなか同サイズの同じ洋服がないのですが、そんな苦労をすることもなかったのは幸運でした。

同じ顔をした二人が同じお洋服を着ると本当にかわいいです。これも、双子の親だけが満喫できる幸せのあるあるではないかと思います。

しかし、同じ洋服でも色違いだった場合は一つの洋服を巡って必ず喧嘩をします。そして、我慢することになった方は一日中ご機嫌斜めという事態になったことも多々あります。

子供の喧嘩で親が仲裁に入るべきタイミングとメリット
子供の喧嘩で親が仲裁に入るべきタイミングとメリット

保育園で作ってきたクリスマスのリースがそっくり

うちの子は保育園では別々のクラスだったのですが、5歳のときに作ってきたクリスマスのリースがそっくりだったことがあります。それは、波形型のダンボールに絵の具で色を塗って、松ぼっくりやどんぐり、ボタンやリボンなどで飾りつけるものでしたが、配置なども良く似ていて、本当に驚きました。こんな、不思議なシンクロが起こるのも双子ならではのあるあるではないかと思います。

いい意味で競い合う

例えば、片方が先に何かができるようになったとします。そうすると、もう一人の方はできるまで頑張ろうとします。うちでは、妹の方が先にパジャマのボタンを留められるようになったのですが、それを見た姉の方はできるまで何度も何度も練習していました。生まれたときからずっと一緒なので、いい意味でもライバルになり、お互いにいい刺激をしあうのも双子あるあるだと思います。

双子あるある「よく聞かれる質問」

双子だからこそ聞かれる質問があります。私は、本当に何度も何度も聞かれました。

「そっくりだけど、見分け方ってあるの?」

そっくりの双子の姉妹

友達には100パーセント聞かれる質問です。我が家の双子は良く見ると、顔が違います。しかし、周囲の人はそっくりでどっちがどっちが全然わからないと言うのです。「えくぼが右に出るのが妹の方」質問のたびにそう答えているのですが、また会うと、あれ?えくぼができる方が○○ちゃんだっけ?と必ず聞いてきます。

「双子ってさ、性格も似てるの?」

これも良く質問されることですが、家の双子の場合は性格は似ていません。どちらかと言うと、妹の方が世渡り上手なタイプで、逆に姉の方は人見知りが強く生真面目な性格です。そう答えると大抵の人は、「へぇー、顔は似てても性格は違うんだ~」と言います。これも、よくある双子あるあるではないでしょうか。

「大変でしょ?がんばってね」

こちらは通りすがりの人によくかけて頂く言葉ですが、とてもうれしいです。それは、私の母くらいの人生の大先輩である方からの言葉が多いので、「はい、がんばります!」と素直に答えられるからです。私もいつか、もっと年を重ねたらそんな言葉をさりげなく言えるような人になりたいなと心から思う瞬間です。

「双子あるある」は大変だけど幸せが2倍になるのは本当

今はある程度双子が大きくなったので余裕が出てきましたが、小さな頃は、二人のお世話だけで一日が過ぎてしまったり、スーパーの中で悪戯する双子を追い掛け回したり、次から次に問題を起こす二人に、もう気がおかしくなるんじゃないのかと思うほど落ち込む日がありました。

確かに双子の母親は決して楽ではないです。しかし、この子達は私の元にやってきてくれたんだ、どうして私を選んだんだろう?そう思うとまた違った見方ができる気がします。人はいつも大変なことにだけ目を向けてしまうけれど、ふとした瞬間双子が笑ったときに、この上もなくハッピーだと気づくことがあります。そんな極上の幸せを満喫できるのはこの二人がいてくれるおかげで、それこそ双子あるあるの幸せです。

子供のお誕生日を祝うとき、もうこんなに大きくなったんだと感激します。でも、色々と子供のためにとやっていたことが、実は自分の為でもあったのではないかと思える今日この頃です。

子供に「おめでとう」と言うとき、元気にすくすく育ってくれて本当にありがとう、2倍の幸せをくれて本当にありがとうって、私はあなたたちのおかげでママになれたんだよって、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、双子のことを見守りながら、たくさんのあるあるネタを見つけていけたらいいなと思っています。