学校ボランティアに参加して地域で子供を見守り育てよう
学校ボランティアをすることで、地域の子供たちを一緒に育て見守ることができます。近年は子供たちが事件や事故に巻き込まれることが多くなりました。お母さん、お父さんの家族だけではなく、地域の大人で子供たちを守り育てて行く必要があります。学校ボランティアを通じ子供と触れ合い、顔を覚えてもらい、子供たちの顔を覚えることで防犯の役目も果たします。積極的に参加することで、学校や地域にも貢献できますので、自分に合った形で行える学校ボランティアを見つけましょう。
学校ボランティアは自分の特技を活かせるものに参加する
学校ボランティアは自分の特技を活かせるものに参加しましょう。農業を営んできた人であれば、農業体験の補佐としてボランティアに、主婦の方はお餅つきや料理でのボランティアに参加することは大きな力になります。何か自分の得意分野で活かせることがないか考えて参加してみましょう。
学校ボランティアは無理なくできるものに参加する
学校ボランティアは、無理なく参加できるものを選びましょう。自分の生活リズムが変わったり、負担になってまで学校ボランテイアをするのはやめたほうがいいです。自分のできる範囲のことで、無理なくできる範囲で自分の能力にあったボランティアを行いましょう。
学校ボランティアをするメリット
学校ボランティアを通して、子供たちと触れ合い、自分も元気を貰うことができます。時に現役を引退された方は自宅にこもりがちになりますが、学校ボランティアをする中で地域の仲間ができ、毎日の活力にもなります。イベントの補助で参加することで自分も楽しむことができ、学校にも子供にも貢献することができますし、学校ボランティアには子供にとっても学校にとってもたくさんのメリットがあります。
子供にとっての学校ボランティアのメリット
- 地域の人との交流で社会性を身につけたり、コミュニケーションになる
- 専門的な知識を学び学習意欲の向上
- さまざまな体験をして文化に触れることができる
- ボランティアをしている人を見ることで子供たちもボランティア活動に興味を示す。
学校にとってボランティアをするメリット
- 専門的な知識を得て授業内容が豊かになる
- 手の行き届かない所を補助してもらえる
- 学校と地域の結びつきが強くなる
- ボランティアの方の意見や違う視点からの指摘を受けて視野を広げることができる
- 学校が開かれたものになり、地域で子供たちを育て見守ることができる
学校ボランティアはどのような活動がある?
学校ボランティアとは学校を支援する様々なボランティアを指します。完全無料のボランティアもあれば、多少のお金が発生するものもありますが、本来は学校ボランティアは利益を求めるものではありませんので、納得した上で参加しましょう。学校ボランティアの活動は、学校や地域によって活動や募集している内容が違いますが、学校ボランティアが行われている例を紹介します。
学校ボランティアの種類
学校ボランティアには誰でも参加できるボランティアと専門的な知識が必要なボランティアがあります。環境を整えたり、教育の補助のボランティア等さまざまな形で学校ボランティアを行うことができます。
- 環境ボランティア
子供たちが学校で気持ちよく生活できるように環境を整えるボランティアです。花壇や植木の管理、除草、草刈り、学校施設の補修や補強等があります。
- 教育ボランティア
子供たちの教育の補助をするボランティアです。各教科の指導を補助したり、クラブ活動の指導補助をします。専門的な知識が必要な場合があります。
学校ボランティアは先生の補助役になる
学校ボランティアは先生だけでは、子供たちに目が行き届かない場合や、細かい指導が必要な時にとても助かるボランテイアです。
外国語活動支援
小学生から英語の授業が始まり、子供たちは外国語に触れることになりました。外国語の授業のサポートをするボランティアです。
メンタルサポート
不登校の子供たちの学習の手伝いや軽い運動等をサポートするボランティアです。
特別支援サポート
特別支援が必要な子供たちの学習等のサポートをします。先生だけでは手が足りないことの補助役としてサポートします。
学習サポート
学習内容が難しくなる学年で授業についていけない子供たちに勉強を教えるボランティアです。
スクールガード
学校ボランテイアで良く目にするのはスクールガードです。子供たちの登下校時に、横断歩道に立ち安全を確認してくれています。大人が通学路に立っていることで、不審者から子供を守る役割も果たしています。
図書室の受付
図書室の開放日等に図書室の貸し出しの受付としてのボランティアです。校内でのボランティアなので子供たちの様子を見ることができますし、子供たちと会話し触れ合うことができます。
学校ボランティアは学校での子供の様子が分かる
学校ボランティアに参加することで、学校での子供の様子が分かります。みんなに馴染めて生活を送れているか、どんな学校生活を送っているのか、学校ボランティアを通して、自宅では見れない姿を見ることもできます。
絵本の読み聞かせ
定期的に絵本を読み聞かせてくれる活動をしているボランティアです。絵本を通じて様々な世界を知り、想像力やコミュニケーション能力を育てることができます。
地域の歴史や戦争体験を伝える
地域の歴史や戦争体験を伝えるボランティアです。高学年になり、地域の歴史や戦争のことを学ぶようになると、学校によっては地域の方の自宅を訪れて話を聞く授業があります。戦争体験をした人の高齢化により、話を受け継ぐことが難しくなってきていますが、子供にとっても貴重な経験になります。
野菜づくり農業体験
とうもろこしやさつまいもや稲等、野菜づくりや農業体験を経験させてくれたり、補佐として手伝いをしてくれるボランティアです。さらに取れた野菜等を食べれるように調理したりするボランティアもあります。自分で育てた野菜を食べることで子供の食育にも繋がります。
お祭りの用意や補佐
学校によっては夏祭りやお餅つき等の行事がありますが、お祭りの準備や備品の貸し出し等、子供たちが楽しめるように準備をします。
挨拶運動
挨拶運動で朝校門前等に立ち挨拶をするボランティアです。子供たちに元気よく挨拶をして、挨拶をする大切さを教える意味や、子供たちの顔を覚えることで防犯にもつながります。
陶芸
粘土をつかい陶芸を教えるボランティアです。本格的なものではなくても、粘土や土に触れて物を作る楽しさを伝えることができます。
昔の遊び
ゲームがメインになってしまっている現代の子供たちに昔の遊びを教えるボランティアです。けん玉やコマのように昔の遊びに触れることで昔のことや文化を知るきっかけになります。
クラブ活動指導員補佐
学校でのクラブ活動の指導員のボランティアです。運動系の部活や文化部等学校によってさまざまな部活があります。専門的な知識がある場合は活かすことができます。例えば、昔サッカーをしていたからサッカー部の指導はできそうだな、コンピューターは仕事で使っていたからパソコン部の指導はできそうだなと使える知識を探してみましょう。
お母さんが参加できる学校ボランティアもある
学校ボランティアの中にはお母さんが参加できるものもあります。学校や地域によって参加できるものが違いますが、朝の挨拶運動や、図書室の受付等はお母さんが主体になっています。保護者だから学校ボランティアはできないということはありませんので、興味がある場合は先生に訪ねてみましょう。
学校ボランティアは規則や決まりを守って行う
学校ボランティアをするにあたって学校や地域での決まり等が定められていることがあります。知らなかったということにならないように、学校ボランティアを始める前にしっかり確認して頭にれておきましょう。子供たちから見ると、先生と同じ大人です。大きな声でしっかり挨拶をして、規則を守り常識ある行動を取りましょう。
時間や約束を守る
学校ボランティアをすると決めた場合は、ボランティアでしているのだからと思わずに、子供たちの手本となるように、時間や約束や決まりを守るという責任をもった行動をしましょう。学校ボランティアで得た、情報や個人情報は外へ漏らさないようにしましょう。
困ったことがあった場合は相談する
学校ボランティアの活動で困ったことや、もっとこうしたら良いのにという意見があるときは、学校や先生に相談しましょう。せっかく始めた学校ボランティアがより良いものになるように意見を出していきましょう。
活動を終えたら学校ボランティアを振り返る
学校ボランティアの後は活動を振り返ってみましょう。良かったところや改善点を考えて、その日の活動を記録しましょう。学校ボランティアを次へ繋いでいくためにも、学校ボランティアの活動を振り返り、活動の記録を残しておくことが大切です。
学校ボランティアの募集は市のホームページを確認してみよう
学校ボランティアの詳しい募集内容は市のホームページ等に記載されています。どのような内容で募集されているのか確認してみましょう。詳しい内容や、必要な経験や資格、募集時期が分かりますので自分に合うものを探してみましょう。
学校ボランティアの募集は広報や手紙で配布されることもある
学校ボランティアは高齢化などで人数が減ってきています。子供が学校からの手紙で貰ってくる場合や、広報等でも募集がかけられていますので、興味のある方は是非参加を検討してみましょう。
地域のボランティア団体を通じて学校ボランティアに参加もできる
学校ボランティアをしてみようか検討している場合、どのようなものがあるのか実態が分かりにくいのが現状です。地域のボランティア団体が学校ボランティアを行なっていることもありますので、どのような活動をしているのか地域のボランティア団体を調べてみるのも良いでしょう。
学校ボランティアの問題は高齢化で参加者が少ないこと
学校ボランティアは現役を引退したおじいさん、おばあさんが力を入れて参加していますが、高齢化が進み、後継者がいない状態になっている地域があります。筆者の地域も高齢化が進み、娘が学校ボランティアに参加してくれる人を紹介してくださいと手紙を貰ってきます。PTA活動のない学校も増えていると聞きました。PTAやせっかく続いているボランティア活動がなくなってしまうのは残念なことです。
興味を持っている人でも、実際にどのような内容なのか、どのようなことをするのか分かりにくいのが現状です。学校ボランティアに興味を持っている人がいれば、声をかけて一緒に参加するのも良いでしょう。ぜひ学校ボランティアの輪を広げて地域の方と交流していきましょう。
筆者は学校ボランティアに育てられたことに感謝しています
よく通学路で目にするスクールガードは暑い日も寒い日も子供の安全を守ってくれています。他にも学校で親が目にすることのない場面で学校ボランティアの方にサポートしてもらっていることはたくさんあります。
筆者の住む地域では、子供を育てようと学校ボランティアにすごく力を入れている地域です。筆者自身が子供の頃にはなかったたくさんの地域のボランティアグループがあります。学校ボランティアや地域のボランティアの方々に一緒に子供を育てていただいて、自分たちでは経験さえてあげることができないこともたくさん経験させていただきました。陶芸教室や昔の遊び、絵本の読み聞かせ等、子供にとってもとても良い経験や思い出になっているものです。保護者も学校ボランティアの方に感謝の気持ちを持っていくことが大切です。
学校ボランティアに参加しよう
学校ボランティアに参加してみましょう。学校ボランティアに参加することで地域の輪も広がり、新しい仲間も増えます。学校ボランティアで、子供たちも自分も視野が広がり良い経験や思い出になります。子供たちと触れ合う活動で自分自身も活力をもらうことができ、学びもあります。学校ボランティアに興味がある方は、自分に無理のない範囲で余裕をもって参加できる学校ボランティアを検討してみましょう。