子供に自信をつけさせるための方法を一挙公開!
子供に自信をつけさせるには、根拠のある自信なのが重要です。「何とかなると思う」という根拠のない自信は誰でも例外なく持っていますが、根拠のある自信は自分が何かしら努力したり、今までの結果がなければ持つことはできません。子供に根強い自信を持たせる方法を取り上げているので参考にしてみてください。
子供に自信をつける!親がプラス思考で接しよう
子供が自信をつけるには、親がプラス思考で接する必要があります。大人になると今までの経験から冷めた観点で物事を見てしまい、どうしてもマイナス思考で物事をとらえがちです。
しかし親の思考は子供にも伝わるので、自分の気持ちを高めるためにも、プラス思考の発言や行動を取るように意識しましょう。最初は自信を持てない子供も、親の前向きな姿勢に感化され自分もプラス思考になり、おのずと自信がつくようになります。
子供に自信をつけたいのなら競争をさせよう
子供に自信をつけさせたいのなら、積極的に競争させましょう。先述した「根拠のある自信」は競争の中で身に着けることができ、スポーツで試合やピアノのコンテストなど、競争のフィールドは問いません。
競争させる目的は勝ち負けだけではなく、子供に自分の強みを知ってもらい更なる磨きをかけることと、困難に立ち向かうたくましい心を身につけることが最大の目的です。
子供の自信につながる強みを見つけてあげる
子供自身が自分の強みに気づくことはあまりないので、親がじっくり観察して見つけ出してあげることが大切です。子供の強みを見つけ出して、はっきりと言葉で誉めて伸ばしてあげることで、子供のゆるぎない自信に繋がるのです。
強みがいまいちわからない場合は、幼稚園の先生やママ友、祖父母など、親とは違う視点で子供を見てくれる人の言葉に耳を傾けてみると、子供の意外な強みが見つかります。
子供の自信に繋がる習い事にトライしよう
子供の自信は競争の中で育っていくと先述しましたが、子供の競争の場である習い事は、どのような基準で選べばいいのでしょうか。もちろん前提としては「子供が好きなこと」を選ぶのがベターです。しかしまだ子供が幼く何をやりたいのか明確でなかったり、向き不向きがわからない場合は、子供の性格や興味関心を持っている物事、運動能力や身体的特徴など、下記の記されている項目を分析して習い事をピックアップし、子供に選ばせましょう。
子供が自信を持つには「できた!」と思えるような、自分の能力を試せる機会を作ってあげることが大切なので、子供が有能感を感じることができるような習い事を選ぶことが大切です。
- 性格・人柄・対人関係:明るい、優しい、フレンドリー、強気、自信過剰、引っ込み思案、頭脳戦が好き
- 興味・関心:絵を描くことが好き、音楽や踊りが好き、細かい作業が好き、運動が好き
- 運動能力・身体的特徴:身長が高い、力が強い、持久力がある、足が速い、反射神経が良い
子供の自信に繋がる習い事は学問系以外がおすすめ
将来のことを考え、学問系の習い事を子供にやらせたがる親も多いですが、学問系の習い事で「子供の根拠のある自信」をつけるのはなかなか難しいことなのです。
努力の甲斐あって学校で成績トップになって自信を得たとしても、進学していくにつれ、頭の良い子供はその先々に必ずいます。自分がトップではないという壁にぶつかったとき、一気に自信を喪失してしまうこともあるのです。勉強はいつでもできるので、小学生になるまでは自信を得るためにも学問系以外の習い事に奮闘してみてください。
子供に自信を持たせてくれる内容の絵本を読もう
子供に自信を持たせ、成長を促してくれるのは周りの大人だけではありません。素敵な本との出会いも子供に自信と思いやりを育ませてくれるのです。人の気持ちに寄り添えるような人になるためにはさみしさやうれしさ、勇気などいろいろな気持ちを本を通して経験させ、心を成長させましょう。
親が本の読み聞かせをしてあげる場合には「この登場人物は今どんな気持ちかな?」「あなたはどう思う?」などと声掛けしてあげると、子供がより人の気持ちを考えるようになるので効果的です。
子供が自信を持てないのは親が原因?親のNG行動を紹介
子供の自信を奪うこととなる他者の行動は日常に潜んでおり、親自身がその行動をとってしまっている場合も多数あります。NG例をいくつか掲載しているので、「日常的にやってしまっているかも…」と思い当たる人は、記載されている改善方法や代替え案を試してみると良いでしょう。
子供の自信に繋がる「成功体験」を邪魔してしまう
子供が自信を持つためには、「自分はやればできるんだ」という成功体験を積み重ねることが大切です。成功体験は、勉強でのテストや、スポーツでの試合など、結果が基づく明確な事柄だけではなく、身近な遊びの中でも経験することができます。
親の事情で遊びを早々に切り上げてしまったり、「こうしたほうがうまくいく」とアドバイスのつもりで手出し口出ししてしまうと、子供は成功体験をいつまでたっても積み重ねることができません。
子供が自分の意思に基づいて最後までやり遂げるということが大切なので、親として思うところがあったとしても、そこはぐっとこらえて子供の行動を温かく見守りましょう。
子供の行動を先回りしてしまう
子供の自信=成功体験と先述しましたが、親が子供の行動を先回りして細かく指示したり、身の回りの世話などを行ってしまうと、子供は「自分が考えても意味がない」と思い込んでしまうのでいつまでたっても自信がつくことはありません。
親の先回りの行動は子供に自信がつかないばかりか、子供が指示待ち人間になってしまったり、人の顔色をうかがって行動するような人格になってしまうという恐れもあります。
子供が可愛いばかりに過保護にしすぎてしまうママも多いので、少し距離を保ちながら子供の行動を見守るよう心がけてみると良いでしょう。子供がどう行動すればよいか悩んでいるときは、いくつか選択肢を提示し、子供が自分で選べるような環境を作りましょう。
子供の自信を奪うような叱り方をしている
子供の自信を奪うような間違った叱り方を無意識にしている親も多くいます。子供が悪いことをしたらその事柄を明確に挙げ、ピンポイントで叱ることが大切です。「どうしてあなたはそんなバカなの!」「学ばない、ダメな子ね!」などという人格を否定するかのような言い回しは絶対にしてはいけません。
親は深く考えて発言したわけではなくても、言われた側の子供は「自分はダメな人間だ」と思い込み、トラウマを抱えてしまうこともあるのです。子供が同じ間違いを繰り返してしまった時など、親がカッとしてしまった時は、一度深呼吸してから落ち着いた状況で事実だけを伝えるようにしましょう。
良い結果が出た時しか褒めない
子供に自信をつけるためには褒めることが大切ですが、その褒め方が間違っていると、子供は自信を持てないまま大人になってしまいます。何かが上手にできた時や良い結果を残せた時など、人より秀でたときにしか親に褒められないと、子供は「自分は何でもできないとダメなんだ」「いい結果を残さないと認められない」と思い込み、いつまでたっても自己肯定感が低いまま、もがき続けることになってしまうのです。
もちろん何かができた時に子供を褒めることも大切ですが、その結果を生み出すまでのプロセスを褒めてあげることが何よりも大切なのです。親がすべきことは子供の気持ちに寄り添い、喜びや悲しみを共感して子供の自己肯定感を育てることです。
子供の自信を奪う「他者との比較」をしている
子供の自信を奪う言動の一つに、子供の兄弟や友達を比較し、子供をダメ呼ばわりするものがあります。「お兄ちゃんは簡単にできたのに」「ほかのお友達はできているのにあなただけができていない」などという親の言葉は子供の心に大きくのしかかり、子供の自信とやる気をそいでいきます。このような発言は、親自身が子供を自分の所有物だと思っているからこそのものであり、早急に母子分離を図ることが大切です。
子供が自信を取り戻す方法を伝授!試してみよう!
子供が自信を失ってしまった時、親にできることは何でしょうか。子供の自信を取り戻して、笑顔で毎日を過ごしてほしいと思うのが子供を想う親心です。子供の自信を取り戻すために親ができる具体的な声掛けや行動を紹介します。
子供の自信に繋がるような声掛けや聞く態度を取ろう
子供の自信を取り戻すためには、親や周りの大人の声掛けや、子供の気持ちを聞く態度をとることが大切です。子供の話を面倒くさがらずにしっかり聞いて、そのうえで子供の気持ちに寄り添った声かけをしたり、結果に向かうまでのプロセスを誉めましょう。
子供が出した結果よりも挑戦した気持ちを尊重するような声掛けをすることが、子供の自信を取り戻す近道です。子供の話を聞いたうえで、子供を茶化したりふざけた態度をとることは絶対にNGです。親にとっては冗談のつもりでも、子供の心は傷つき、いつまでたっても承認欲求が満たされないままとなってしまうのです。
また、日常的に短い言葉で子供に対する声掛けをするのも効果的だと言えます。子供に繰り返し言ったほうが良い言葉を下記に掲載したので、参考にしてみてください。
子供の自信に繋がる親の声掛け
- 大好きだよ
- ありがとう
- そうなんだね
- 話をもっと聞きたいな
- やったね
- すごいね
- 頑張ったね
- 頑張ってるね
- 楽しもう
- いい経験になったね
子供の自信を取り戻すために「結果」を出させる
子供の自信を取り戻すためには、わかりやすい結果を出すことが大切です。人は誰でも結果が出れば自然とやる気がわいてくるもので、何も結果が出ないまま物事を続けるというのはかなり過酷なことなのです。
もちろん結果がなかなかでなくとも続けるという忍耐力を身に着けることも大切ですが、子供のうちからそれを理解して実践することは難しいので、一つの物事にも小さな成功をいくつか作ってあげるのが効果的です。成功を収めるごとに子供の自信はみるみるとよみがえっていき、物事にトライすることが楽しいと思えるようになるのです。
子供に自信がついたら成功哲学を取り入れよう
子供に自信がついてきたら、目標を達成するために成功者の考えや法則をまねしたり、自分の将来なりたい姿を想像してやるべきことを明確にして行動する「成功哲学」を取り入れてみましょう。
成功哲学を身に着けることで成功を収めている著名人は多く、子供のうちからそのような思考を取り入れておくと、将来に活かされることが分かっています。
子供時代から自信満々!成功哲学を取り入れた著名人
成功哲学を取り入れ、成功を収めた著名人にプロサッカー選手の本田圭佑選手がいます。彼が成功哲学を取り入れていたのは小学生時代の卒業文集を見れば一目瞭然です。
入団したいサッカークラブや希望の年俸、プロになったら行いたいことを明確に記した彼の卒業文集は、「将来の予言なのか?」と思うほど今の本田圭佑選手を表しています。彼は「将来こうなりたい」自分の姿をはっきりと想像しており、そのために何をすべきなのかを考え、日本を代表する選手にまで上り詰めたのです。
成功哲学を取り入れるには
子供の自信が根底にないと、成功哲学の威力はなかなか発揮することができません。根拠や実績もないのに「プロのスポーツ選手に絶対なる」とは、素直に思うことができないからです。
まず根底に、物事に一生懸命取り組んでいるという実績によるゆるぎない自信を持つことが大切で、自信をもって大きな夢や目標を掲げることが成功への第一歩なのです。誰しも子供の時は素直さと行動力を兼ね備えており、成功哲学を取り入れればぐんぐんと伸びることが分かっています。子供が自信を持つというベースを作ることが、成功への第一歩なのです。
子供に自信をつけて幸福度を高めよう
子供のうちから自信を持っている人は大人になっても自己評価が高く、承認欲求が満たされやすいため幸福度が高いと言われています。また、自信のある子のほうが前向きで行動力があるというポジティブな印象でとらえてもらえることが多いので周りのサポートや好意を受けやすく、自然と生きやすい環境が作られるのです。
子供時代にゆるぎない自信を植え付けてあげるには、親のサポートや声掛けが必要不可欠です。子供の明るい将来のためにも、親ができる限りのことを協力してあげるようにしましょう。