子供のやる気を引き出す方法

子供のやる気を引き出す方法を10人のママに聞いてみた

子供のやる気が見えないと嘆いているママは、どうして子供がやる気ない態度なのか自分自身も含めて振り返ってみましょう。子供のやる気が出なくなるような言葉をかけていませんか?10人のママの体験談を交えて、子供のやる気が出る方法をみていきましょう。環境作りも大切です!

子供のやる気を引き出す方法を10人のママに聞いてみた

子供のやる気を引き出す方法

子供のやる気のなさにイライラし、どうにか子供を奮い立たせたいと悩んでいるママは多いでしょう。習い事や勉強、お手伝いにやる気ない態度の子供は少なくありません。子供のやる気を引き出すために、小さな子供の場合はおだてたり、頑張ったらカレンダーにシールを貼るなどして対策はできますが、幼児以上になると中々難しいものです。

怒鳴り散らして無理やりやらせるのではなく、子供の性格を考えて上手にやる気を引き出す必要があります。やる気に結果が伴うと、やる気の継続にもつながります。

どんな方法が子供のやる気を引き出すのか、10人のママに、子供のやる気を引き出した方法を聞いてみました。参考にできるものから、ちょっとそれは…と思うものまでさまざまです。自分の子供に使える!と感じるものがあったら試してみましょう!

子供のやる気を引き出すには褒めるのがポイント

褒めることでやる気を引き出す

子供のやる気を引き出すには褒めてあげることがポイントです。子供はとても単純です。性格によっては調子にのってしまいますが褒めると喜び、前向きになります。叱ったり否定されると落ち込み、時には泣いてしまいますので、やる気を引き出すには叱るのはNGと言うことがわかるでしょう。

基本的に、褒めることでやる気を引き出すことができます。少しのことでも大げさなくらい褒めるとやる気を出します。

子供のやる気を引き出す魔法の言葉は「次はきっと大丈夫」

子供は言葉ひとつでやる気を出すことが多いので、ダメだったときも言葉がけ次第でやる気をだしてくれます。テストの成績が悪かったとき、逆上がりの練習がうまくいかなかったとき、かけっこで早く走れなかったとき、「次はきっと大丈夫!」という言葉が子供のやる気を引き出し、一生懸命勉強したり、張り切って運動したりします。

子供のやる気をそぐ言葉は言わないようにする

親として、子供のやる気を引き出そうとしてかける言葉が、逆に子供のやる気をそいでいる場合があります。「宿題しなさい!」「片付けしたの!?」「だから言ったじゃないの」という言葉は、子供に反抗心を抱かせてしまい、日常的に言われることでやる気を失ってしまいます。

子供のやる気を上手に引き出した体験談

子供のやる気と自主性を伸ばしてあげよう

子供のやる気を引き出した体験談です。使えそうなことはどんどん取り入れて、子供のやる気と自主性を伸ばしてあげましょう。

子供のやる気はわざとらしいくらいに褒め倒して引き出した

褒められると子供だけではなく、誰しも嬉しくなります。子供を褒めてやる気を引き出した言葉を参考にしてみましょう。

魔法の一言

まんもす(30代前半)


娘は競争心が無いというか、出来ない、したくない事はすぐに諦めてしまうタイプの性格なのです。小学校に入ったばかりの頃も宿題がわからないからと計算を諦めたり、習い事を始めても恥ずかしいから行きたくないと言ってみたり、私も相当頭を抱えました。

そしてつい感情的になり怒鳴り散らしたり突き放すような言葉や態度をとってしまっていました。しかし、子供の立場になってみようと思い、苦手な計算も一緒にわかるようになるまで何回も解いて、正解すれば凄い!やったー!など過剰な程に褒めました。

特に凄い!と言うとうちの子は喜び次も頑張ろうという気持ちになるようです。なのでお手伝いにしろ、苦手な計算にしろとにかく出来きたら凄いと褒めるようにするようにしました。

魔法の一言は「凄い!」です。今でもその方法でやる気を出させる事に成功、継続しています。怒られるより、褒められる方がやる気が出ますよね。

男子は得意なことを見つけて!

トム(30代後半)


長い間一人っ子だったせいか、まだまだ頼りない息子が小学校6年生になりました。そんな息子が5年生ごろから高学年であるという自覚が芽生えだしたようで、学校では色々な行事の代表や委員などに積極的に挙手をして、頑張る姿が見えだしてきました。

息子は得意なことと不得意なことの差が激しいタイプで、運動や皆の前での発言などは得意なのですが、計算や丁寧に字を書くなど根気のいる単純作業は苦手な様子です。特に低学年の頃は、とにかく丁寧に字を書くことを口酸っぱくして言っていたのですが、まるで反応なしという有様でした。

ですが、5年生の頃から自分の得意なことで学校から褒められたことや、頑張ったことが成功したことで自信がついてきた様子で、少しずつ字も丁寧になってきました。

その時を逃さずにこちらも褒めだすと、本人もやる気が出てきたのか少しずつ丁寧な字を書けるようになってきたり、わからなかったらすぐあきらめていたことも、少しずつ根気を持って取り組めるようになってきました。男の子は遅咲きですね。

親子で挑戦トイトレ

かんちゃん(26歳)


2歳半、0歳2ヶ月の男の子兄弟をもつ保育士です。長男のトイレトレーニングのお話になります。

1歳半を過ぎた頃から頃合いを見計らっていましたが、男の子にしては早いほうなのか、2歳になる頃にはおしっこ出ちゃったなど、事後報告ではありますが主張はありました。

暖かくなってきた春に、大好きなキャラクターのおまるを購入し、ここでおしっこするんだよと自身で座るお手本を一度見せました。すると15分くらいしてから、自分からおしっこでると言い出し、ズボンとオムツを脱いで座り、なんと一発でおしっこができました!!

大切なのはここから!オーバーすぎるんじゃないか!?くらいのテンションで「わー!すてきー!さすがだなあ!」と拍手し、褒め称えました。すると照れ臭そうにニコニコしてとても嬉しそうでした。

その後、遊びに夢中になっていたりすると忘れてオムツにしてしまっていたりしてすぐにオムツ卒業!とまでは行きませんでしたが、コツコツ続け、このやり方でだんだん自信をつけて行ってくれ、卒業できました!

子供のやる気はお気に入りの応援歌を歌って引き出した

小さな子供の場合、好きな歌を応援歌にすると張り切ってやる気を出すことが多いです。

がんばれがんばれがーんば!

よっしー(30歳)


娘は1歳半年です。1歳を過ぎてから歩けるようになり、すぐに走り回るようになりました。何にでも興味を持ちいろいろと触っては母親に怒られる時期です。

そんな娘ですが、最近自分でスプーンやフォークを使ってご飯を食べれるようになってきました。しかし、まだまだ赤ちゃん。できないからか、飽きてしまうからかはわかりませんが、ポイッとスプーンを放り捨てやめてしまうことがあります。そこでタイトルの言葉を投げかけます。

妻が使っているので詳しくは知りませんが、おそらく教育番組で使われてる歌でしょう。「がんばれがんばれがーんば」と歌うことで娘はやる気を取り戻し、再び食事にトライし始めます。

これから先も食事だけでなく着替えをしたり歯磨きやトイレなど自分でできることが増えてくるでしょう。本人のやる気が無ければ中々続かないと思います。今後もこの歌を歌ってやる気になってくれれば嬉しいです。

子供のやる気を引き出すためにあえて文句を言わないようにした

子供のやる気を引き出すには声がけと接し方と見守り

子供のやる気を引き出すには、言葉がけとともに、親の接し方もとても大事だということがわかる体験談で、とても参考になります。

やる気引き出しスイッチ

ジャネット(40歳)


我が家には7歳と5歳の男の子がいます。宿題、習い事、通信教育のお勉強など、日々やる気を出させないといけない場面が多々あります。

これまでの経験で、子供のやる気というのは年齢にもよりますが、100%親の接し方によると実感しています。絶対にしてはいけないのが強制させる言い方です。

「〇〇しなさい!」ではなく、あくまでも「そろそろ〇〇する?」とか、「いつ〇〇する?」という言い方にし、あくまでも子供が自主的に〇〇に向かうという方法を取らせます。親にやらされているという感覚ですと子供は絶対に身に入りません。

そして、幼い子供に30分も1時間も何かを集中してやることを求めないことです。10分や20分くらいにして、ハードルを低くし、やり遂げたら必ず褒めることを忘れないようにしています。そうすると「出来た!」という達成感が子供も得られるので自信になりますし、次のやる気につながります。

自分からやる気を引き出す方法

みな(30代前半)


子供にやる気を出させる方法を書きたいと思います。現在10歳の娘は、料理や家事を進んでしてくれて毎日助かっています。そうなれた事に本当に安心しています。

私は結婚をするまで料理や家事が一切出来ませんでした。それは、幼い頃から母に「あなたにさせると遅くなるから、忙しいから、そんな事も出来ないの」と言われた事が原因だと思います。機会ややる気を奪われた子供は、その事に興味がなくなって当然だと思います。文句を言われてまでしたいと思わないからです。

私のように将来苦労しない為に。そう思って出した答えは、見守って感謝をする事でした。

近くにいると、子供は親の事を気にしてしまい、また、親も子供の事を気にしてしまいます。そうではなく、やりたい事をやりたい時に一人でしてもらい、見守る。そしてお母さん助かったと具体的な言葉で感謝をする。

一人で出来た事。それが子供の自信に繋がり、やる気を出させるんだと私は感じました。子供の将来の為にも、やる気を出させて育ててあげる事も、親の役目だと思います。

子供のやる気を引き出せないママのNGな行為

やる気を引き出す方法として、おすすめできないものがいくつかあります。その場ではやる気を出したように見えても、やる気を出しているフリだったり、やってはいるけれども、やる気を出してやっているわけではなかったりします。

お金で子供のやる気を引き出そうとする

お金を与えてやる気を起こさせるのはNGです

やってはいけないやる気の引き出し方のひとつに、お金で釣るということが挙げられます。宿題が終われたらお小遣いをあげる、ちゃんと塾に行ったら100円あげるなどの方法では、その物事に対してのやる気ではなく、お金ほしさでしかありません。

やる気が身につかないだけではなく、やっている姿がパフォーマンスでしかなくなってしまう可能性があります。親から見るとやる気が出ているように見えても、実際はやっているフリの場合もありますので注意が必要です。

お小遣いをあげなければ、宿題をやらなかったり習い事に集中しなかったりという事態が起きかねませんので、できるだけやる気を引き出すために、お金をあげるようなことはしないようにしましょう。

以下の体験談は、最初はお小遣いを与えてやる気を引き出していたつもりでしたが、最終的にはお金を請求するようになったケースです。親が納得しているから良しではなく、子供のためになりません。

歩合お小遣い制

ポムポム(24歳)


子供の年齢は6歳児なので、簡単にやる気を出してくれる程単純ではありません。宿題や、お手伝いをしてもらう時に、やる気がない時限定ですが、「○○円あげるからやって」とお願いすると喜んでやる気になってくれます。

歩合のお小遣い制にするので、お手伝いしなければ1ヶ月お小遣い無しですので、なにも買えなくなりますし、子供も困る様で頑張ってお金を集める為にやる気を出します。

勉強すればお金が貰える!この手伝いをすればいくら貰える!など努力し始めています。最近ではこちらから何も言わずに勝手にし始めて、終わってから合計金額を請求するようになりました。やる気は継続するようになりました。

お金のありがたみ、お金の使い方が伝わっているのでやる気も出て一石二鳥です。日々同じような生活をしているので上手いこと時短する為に工夫もしてくれているので、やる気がみなぎっています。

宿題を頑張らせました。

マリア(41歳)


娘が6歳になって小学校に通いはじめ、宿題が毎日でるようになり、最初はなかなか取り組んでくれなかったので、ご褒美作戦でつることにしました。

宿題をやったら子供の大好きなドラえもんグミをいつものおやつより多い5つあげることにしました。すると食べたいので、早く取り組んで頑張るようになりました。今は、学習習慣がついたので、普通のおやつで大丈夫です。やはり、ご褒美システムは、効果的です。

他にも、テスト勉強を頑張ったら100円とか、いろいろお金やお菓子でつっています。一番分かりやすいし、効果的な方法かなーと思います。

あとは、本当にたくさんほめてあげることが効果的だと思います。ほめられると本当にやる気がでるし、嬉しいものです。ご褒美システムとほめることでうちは、だいぶ助かっています。少しお金がかかりますが効果的です。

脅したり叱ったりしてやる気を引き出そうとする

やる気のない子供に叱ってやらせようとしても、やる気を引き出すことができないばかりか、逆に反抗的になってしまいます。叱られるからやると言った行動になってしまうので、望ましい対応とはいえません。

幼稚園に行けなくてもいいの?

あったん(20代後半)


私の子供は今2歳で、来年から幼稚園を控えています。今いやいや期に突入して、言うことを聞いてくれなかったりワガママが手に負えない時が多々あって困っています。

しかし、大人の言う事が理解できていて、幼稚園が遊べるところという認識はしていて、本人も幼稚園を楽しみにしているので、おもちゃの片付けをしない時やありがとうや、ごめんなさいが言えない時は「そんなんじゃ幼稚園に行けないけどいいの?」と聞きます。すると本人は幼稚園に行きたくてたまらないみたいで言うことを聞いてくれます。

まだまだ集中力がないので、そのつど声をかけますが「幼稚園」とゆうキーワードは効果てきめんで、息子のやる気スイッチを入れてくれます。

なかなかワガママに困ったりということもありますが、子供が楽しみにしていることをキーワードに伝えるとやる気になってくれるのかなと感じました。

交換条件を出してやる気を引き出そうとする

これができたら欲しいものを買ってあげる、行きたいところへ連れて行ってあげるなど、交換条件を出すのもあまり望ましいこととは言えません。

ただし、交換条件と言っても、子供にとってプラスになることであればいいでしょう。

頑張ったらママと一緒に遊園地

あやな(20代後半)


私の子供は当時5歳の時に、習い事の塾もピアノもあまりやる気ない態度でした。基本的には限界まで私はなにも言わずに見ているタイプなので、子供がどうするのか観察しているのですが、その時は本当になにもやろうとしないですし、すべてにおいてやるのが嫌だといいます。

怒るよりも先に、まずは同じ目線でしゃべるようにしました。それでも変わらなかったので大好きな遊園地を出すと、急に本気を出しました。一番やってはいけない方法だということは分かっていたのですが、これを言うと常日頃から本気で頑張ってくれるのでやはり一番これが良かったのかなというのもありました。

この遊園地というワードを出してからは、本当に毎日のように勉強も頑張ってくれていましたし、頑張れる源があるというのはやはりいいことなのかなとも思いました。

遊園地にもきちんと連れて行って、また次に遊園地へ行くまで頑張ろうねと話して頑張っていました。

子供のやる気を引き出すには子供がやる気になる環境を整えよう

子供にやる気を出してもらうためにはその子の性格にもよりますが、親の接し方や環境も大きく変わります。厳しい命令口調で親が言い聞かせていたり、乱雑な室内で勉強に集中できるような環境でない場合、子供のやる気も長続きしないでしょう。

子供に部屋を片付けさせるコツ・整理整頓できる子の育て方を参考に、まずは環境を整えて、子供のやる気が引き出しやすい空間作りをしましょう。