2歳への歌の教え方

2歳で歌を歌うには?知育にもなる歌遊びにチャレンジ!

2歳に歌を遊びながら教えるのは、それまで学んでこなかった単語が増えることで語彙力が増え、絶対音感を学ぶ早期知育のステップにもなるためいいタイミングです。人気のある歌遊びの方法や歌えなかった時の対処法など、親子で学ぶ歌遊びの上手なやり方について紹介します。

2歳で歌を歌うには?知育にもなる歌遊びにチャレンジ!

2歳になったら歌を歌えます

2歳児に歌を教えるのは早すぎる気もしますが、そんなことはありません。個人差もありますが、ちょうど言葉を話し始める2歳児の記憶力は早い速度で発達するため、歌を覚えるのにもぴったりな時期です。

2歳は覚える言葉が多くなってくる年齢なので、歌を覚えることができる子供も増えてきます。メロディに乗せて言葉を覚えることで語彙力も増え、保育園や幼稚園での歌の時間も楽しく過ごせます。

これまでも子供に対して、童謡などの歌を歌ってあげてきたことでしょう。これからはどんどん言葉を吸収するので、わかりやすい簡単な歌を歌ってあげましょう。

2歳で歌を歌うことができるのは真似して歌う力があるから

子供は相手の反応を真似して成長していきます。母親が赤ちゃんに対して笑顔でいると、赤ちゃんも笑顔で返してくれるのも同じ理由です。言葉がわからない子供に言葉を教えるのも、まずは会話からと言われます。歌も同じで、ママが楽しく歌うことで真似をして歌ってくれます。

お母さんと一緒に歌を歌う幼児

子供はスポンジのような吸収力があるため、2歳でも歌を覚えられます。耳のいい子供は、2歳の時点で親の言っていることを口ぐせで覚えていて保育士の前で披露することもあるほどで、歌に関しても、歌詞を自然と覚えてしまう場合があります。

子供が歌を覚える時の注意点

子供は好きなパートだけを歌う、歌いやすい歌詞にして歌う、ハミングすることもあります。音程が外れていることもありますが、2歳では言葉がしっかりと話せないこともあるため、赤ちゃんのような喃語だったり、滑舌が悪いこともあります。

歌詞も正しいものではなく、創作で変えてしまっていることもあります。ただ、親が正しく歌うことばかりに気をとられてクセを注意してしまうと、歌う気がそがれてしまいます。上手に教えるには、自由に歌わせて、機嫌のいい時に正しい歌い方を教えるといいでしょう。

2歳はテレビの幼児番組で歌を覚えよう

2歳児が歌を学んでいるのは、毎日の幼児番組からという子供も少なくありません。テレビの幼児番組では、歌のお兄さんやお姉さんが歌ってくれます。1ヶ月で季節の歌が変わり、昔から愛されている童謡のほか、ダンスの歌や新曲もあります。

日課としてテレビを見ている中で、何度も同じ曲を聞いているうちに覚えるようになり、鼻歌でも歌うことで曲のレパートリーも増えます。ママが歌うことで子供も歌ってくれます。積極的に歌うようにしましょう。

2歳の歌へスタートはCDで童謡からはじめるといい

歌うお母さんと童謡のCD

2歳児に歌を教えたいけれど、ママ自身があまり童謡を知らない場合、CDを利用してみましょう。童謡を集めたCDは書店で売っているほか、インターネットでも購入ができます。童謡は1曲あたりが短いので、1枚に30曲程度入っているCDもあります。1枚購入して流しておくとたくさんの曲を覚えられます。

また、購入しなくても歌遊びのCDを図書館で借りる、レンタル店で借りることもできます。童謡をBGMのように家にいる時に流すことで子供が学んで歌いだします。自動車に乗る人は、自動車走行中に流してママが歌ってあげると、2歳でも自然に歌を覚えることができます。

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DVDで好きなアニメ・映画の挿入歌を覚える

2歳になると、好きなアニメキャラクターも出てくる時期です。毎週のアニメ番組を楽しみにしていて、録画したりDVDを借りてみる子供もいます。DVDでアニメや映画の挿入歌、主題歌を覚えて歌を歌いだす子供もいます。

無料動画をインターネットで検索して歌を覚える

ネットで歌の動画を探す女性

インターネットを使って無料で楽しめる動画も増えています。今では、絵本の読み聞かせ、子供がおもちゃを遊ぶ動画のほか、童謡の動画もあります。アニメの絵がついていることもあり、気になる曲の動画を見たい時には動画サイトを利用する方法もあります。

デバイスを使ってスマホで流す動画をテレビ画面に転送して映し出すこともでき、大画面で見る動画に子供も喜んで歌を覚えてくれるでしょう。

童謡はもちろんですが、ママが好きな歌手やアーティストのダンス曲なども動画で見ていると子供によっては覚えます。ダンス動画だと簡単な振りまでできるようになる子供もいます。

プレ保育の教室でリトミックや童謡学習を体験

幼稚園に通う前の子供たちが集まって教育を受けるプレ保育では、必ずといっていいほど歌を歌います。体操や絵本の読み聞かせのほか、歌の時間もあります。ただ、気持ちが乗らなくて歌わない場合もあるため無理強いはせず、様子を見ておくのがいいでしょう。

保育園では集団生活がはじまるので、いつもよりも言葉数が増え、おともだちの影響で歌を歌うこともあります。他の子と比較せず、歌いたいタイミングを見計らうのも大事です。

2歳から歌を学ぶことは早期教育への第一歩になるメリットがある

歌を学ぶことは、早期教育の第一歩です。音楽業界への進路を考えていなくても、音楽大学の学生はピアノを習っている学生も多く、絶対音感の持ち主が多い率が高いのも気になる点です。

幼少期から絶対音感がある子供は、何もしなくてもピアノが弾けるかというと、そんなことはありません。ピアノは習得が大事なので、3歳~4歳の頃からの訓練をしている子供が多いです。2歳の頃は音程が正確じゃなくても構いませんが、訓練によってドレミの正しい音階を学び、ピアノを習うようになります。
音大生は、街で流れている音楽の音階をコピーして、ピアノで弾ける幼少時代を送った子供もいるくらいですので、ピアノを習う前に幼少期の2歳から歌に親しむことは、悪いことではありません。

英語の歌は童謡で覚えられる

英語で歌う子供達

2歳で歌から英語を覚えることは可能です。ただし、意味まで理解するのは難しいですが、2歳前後は耳で聞いたまま覚えるので、意味がわからないまま発音はバッチリ!なんてことになり、早期教育で人気がある英語も、歌を学ぶことから派生的にできるようになります。

小学校から必修科目となった英語は英語塾のような教室で学ぶこともできますが、未就学児の保育園、幼稚園児だと英語の歌で遊びながら覚えた方が効率的です。

きらきら星で学ぶ英語

「Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!」

メリーさんの羊で学ぶ英語

「Mary had a little lamb、a little lamb、a little lamb」

繰り返し英語版の童謡を聴き、歌詞から英語を学びます。日本語の歌と英語の歌をそれぞれ交互に聞き比べて、英語を学んでいきましょう。

直訳ではない英語の歌詞もありますが、きらきら星だと「星=star」、メリーさんの羊だと「羊=lamb」と単語を覚えることができます。英語の歌はCDで販売されているほか、動画サイトでも聴くことができます。

2歳児は歌に合わせて踊るのが大好き!身体を動かしながら歌を楽しもう

童謡で遊びながら歌う幼児

昔の遊びは、歌と密接につながっていました。歌いながら遊べる遊びはたくさんありますので、子供が2歳を過ぎて親戚の子供が集まったときに、遊びの中で歌を楽しんでもらいましょう。

例えば、「だるまさんがころんだ」では「はじめのいーっぽ」と歌いつつ遊びがはじまります。そして、「だーるまさんが、こーろんだ」と節をつけて歌う場面があります。

また、「とおりゃんせ」では「とおりゃんせ、とおりゃんせ、ここはどこの細道じゃ」と歌を歌いながら遊びます。知らない歌だったとしても、集団の中で遊びながら覚える歌もあります。身体を動かしながらだと、記憶もしやすくなります。

昔の遊びで深まる親子の絆・日本に伝わる伝承遊びのやり方
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2歳から歌を覚えさせた人の体験談

2歳ごろから歌を学ばせた人の体験談です。テレビで自然と覚えるほか、ピアノが弾けるママだと一緒に歌うことで子供が歌を学ぶことができます。

幼稚園で歌の予備知識が助かった

大阪ママ(43歳)


家庭によっては子供が小さいころはテレビを見せないこともありますが、我が家ではテレビを見せています。最近では0歳児のための知育番組もあり、動画を育児に取り入れながら料理や掃除などの家事をしています。

2歳からは、テレビを見ながら歌を学ばせました。わらべ歌、童謡、季節の歌などの歌える歌のレパートリーも増え、知らないうちに鼻歌で歌ってくれるようになりました。言葉が遅い男の子だったのですが、滑舌が悪いながらも歌ってくれるようになりました。

幼稚園に入ってから、先生から「知っている歌が多いんですね」と言われ、「もしかしてあの時の知識が役立ったのかも!」と思いました。当時は歌を聴かせていてもじっとテレビを見て自分からは歌ってくれなかったのですが、言葉の数が増えだしたのが3歳で、2歳前後のころに歌から言葉や歌を学んでくれたのかもしれないと考えています。

絶対音感の第一歩として

かずさん(38歳)


夫婦とも、早期教育に興味がありました。東大進学者はピアノを習っている場合が多いと聞き、いずれピアノを習わせたいとも思っていました。絶対音感の第一歩としてピアノの前に歌を学ばせてみました。妻は保育士の資格があり、ピアノの講師としても働いています。自宅にあるピアノを使って演奏して子供と一緒に歌ってもらっています。

2歳で歌は早すぎる気もしますが、なんとなく歌ってくれていてコミュニケーションの一環として役立ちます。幼児番組のダンス曲も妻が弾けないか聞き、妻がピアノを弾いて、子供が踊ったり歌ったりしています。2歳児では、言葉もそこまで出ないものですが、歌から覚えてくれ、例えば「きらきら星」だと「ひかる」「おそら」「ほし」といった言葉を少しずつ覚えてくれました。

こんな歌も英語で学べる!

ヘンリー(40歳)


子供に歌詞を読んで聞かせる母親

幼児番組を見せていて2歳ごろから歌を覚えてきていたので、取り入れてみたのが英語のCDです。図書館では子供用のCDを借りることができます。日本語の童謡はもちろん英語の童謡のCDもあったので聞かせてみました。

「Twinkle, twinkle, little star」や「BINGO」、「Old MacDonald had a farm」をノリノリで歌っていて、英語の歌詞は2歳児の今はちぐはぐですが、そのまま訂正せずに歌わせていました。

すると、英語に興味が出てきたのか、アニメきかんしゃトーマスの主題歌を英語で聞き始めました。テレビのリモコンで副音声のボタンを押すと英語の歌が聞こえます。何回も英語の副音声でメロディを追っていて自然と英語で歌えるようになりました。

なんちゃって英語ですが、英語の歌詞を印刷して「この英語はこう言っているんだよ」と説明しています。私の中で子供が進歩したと思った一瞬でした。

カラオケで童謡を歌う

ぺんとにくす(40歳)


子育てサークルに参加した時、あるママの提案で、みんなでカラオケボックスに行きました。最近のカラオケボックスはキッズルームもあり、フリータイム制で、おやつの持ち込みもできます。遮音もできていわば貸しきりの個室なので、子育て中のママにとって音を気にしなくていいので便利でした。

カラオケボックスはママがストレス発散として歌うほか、子供たちが童謡を歌うこともできます。ママに「何を歌う?」と言われた時に、まだ歌える歌が少なかったので、最初は他のおともだちの歌を聞いていただけでした。そして、家で幼児番組の歌や童謡を勉強しました。スマホでも動画サイトから童謡を聞けます。個人レッスンをした結果、2度目、3度目のカラオケボックスでは「ぼく、この歌、歌える!」と立候補をして歌ってくれました。カラオケボックスでは思い切り声を出して歌えるので、子供も楽しいようです。

さっそく2歳からできる歌の練習をはじめよう!

2歳からの歌の練習を早すぎるかもしれないと思うこともあるでしょうが、そんなことはありません。日本語はあやふやでも語彙力を増やしてくれ、英語の勉強までできる歌の練習は大切な成長のステップです。親子で歌を楽しむことで、保育園や幼稚園ですんなり歌を学ぶことができます。

歌や音楽は、子供の情操教育に役立ちます。情操教育では感性や情緒が豊かになり、表現力や想像力が身につきます。情操教育を始める時期と自宅でできる方法を紹介を参考にし、2歳の子供と歌を通して情操教育に取り組んでみませんか?