引越し手続きのためのチェックリスト

引越し手続きチェックリスト決定版!漏れなく手続きを!

引越し手続きは、引越しが決まったら早めにチェックリストを作り、一覧を見ながら進めていくと便利です。住所変更や電気ガスの手続き以外にもやらなければいけないことは山ほどあります。引越しギリギリになってからあわてないよう、引越し手続きリストをもとに、漏れのないように手続きしましょう。

引越し手続きチェックリスト決定版!漏れなく手続きを!

引越し手続きはこれで完璧!引越し手続きリスト

引っ越し手続きチェックリストのイメージ

引越しの手続きは沢山ありますので、何から始めれば良いのか頭の中が混乱してしまいます。必要な手続きをし忘れてしまうと余計な手間がかかってしまったり、余分なお金がかかったりするので、気をつけましょう。

近場に引っ越す場合は比較的あせることも少ないですが、夫の転勤などで遠方に引っ越す場合、手続き関係を早めにチェックしておかなければ後々大変になります。引越しをする時に必要な手続きとその内容を紹介していきますので、参考にしてください。

住居関係の引越し手続き

住居関係の引越し手続き

引越しする際には、現在住んでいる家の解約・引越し先の家の契約手続きを行う必要があります。住居の契約内容は様々ですので、契約内容を確認し契約に添った手続きを行ってください。

賃貸物件の解約手続き~早くしないと余計な家賃を払うことに!

賃貸物件に住んでいる人は、不動産会社に「解約」したい旨を連絡してください。賃貸契約では、「退去予定日の〇日前までに不動産会社に連絡すること」という申し出の期日が定められていますので、契約書を確認しましょう。

不動産会社の連絡が遅れてしまうと余計な家賃を支払うことになる可能性もありますので、引っ越しが決まり次第連絡しましょう。

契約駐車場の解約手続き~早急に対応を!

駐車場を住居とは別に契約している場合には、駐車場契約の解約手続きも併せて進めてください。住居と契約している会社が異なる場合、駐車場の解約手続きをうっかり忘れてしまう人もいますので気をつけましょう。

敷金のある駐車場の場合

筆者が借りていた月極め駐車場は、借りたときに敷金を支払っていました。1ヶ月前に退去の連絡をしたところ、敷金を返還してもいいし、残りの1か月分の駐車場代に充ててもOKとのことでしたので、後者を選びました。

敷金のことはすっかり忘れていたので、駐車場代が1か月分浮いた気分になり、なんだかお得感がありました。変換してもらう場合は振込みになり、口座番号なども必要になりますので、手間を考えると妥当な判断だったと思います。

持ち家を貸し出す場合は不動産会社へ依頼手続きを!

転勤による引越しなどで現在住んでいる持ち家を貸し出したい人は、賃貸物件を取り扱っている不動産会社に依頼して、借り主を探してもらいます。

家賃の金額などの条件を不動産会社と相談して決めますが、なかなか借り手がつかない場合は、不動産会社から家賃を下げるようアドバイスされることもあります。

新居の契約手続き~転勤族は会社で行う場合も

引越し先の住まいの契約手続きも、順次進めていきましょう。マーホームを購入して引っ越しする人は売買契約の締結だけでなく、登記手続きなどのマイホーム所有に伴う諸手続が必要になります。

転勤で引越しをする時は、会社が住まいを準備してくれる場合もありますが、自分で探す必要がある人は早めに動き始めましょう。条件の良い物件は、すぐに借り手がついてしまいますので、素早く動くことが大切です。また、家賃を会社が全額負担する場合、家賃の上限が決められている場合がありますので注意しましょう。家賃の上限を超えた場合、自分で負担してもOKかどうか確認が必要です。

役所で行う引越し手続き~1日でまとめて済ませよう!

役所で行う引越し手続き

引越しに伴う手続きはたくさんありますので、1日で済ませられるものはできるだけまとめて手続きを済ませてしまいましょう。住民票の移動など役所で行う手続きは、1日でまとめて手続きができるように、必要な書類や印鑑などを忘れずに持って行ってください。
3月末~4月初めは転居者が多く、役所の窓口が混み合いますので、時間に余裕を持って行うようにしましょう。

転居届を提出して住民票を移動~市内と市外で手続き内容が違う!

引越しをする時には、現在住んでいる役所に「住民異動届」を提出して住民票を移動させる必要があり、区外・市外・県外など引っ越し先により手続き内容が異なります。住民異動届は、転出の14日前を目安に提出が可能ですので、早めに手続きしておくと安心です。もし、転出届けを提出し忘れて引越しをしてしまった場合は、転出先から以前住んでいた役所へ「住民異動届」を郵送して手続きすることが可能です。

引越し先の役所での転入手続きも忘れずに行いましょう。その際に転出届を提出時に元いた役所でもらった「転出証明書」が必要になりますので、必ず持参してください。転入の届け出は、新住所に引っ越してから2週間以内に行う決まりになっています。

印鑑登録の抹消手続き~実印を登録している場合

現在住んでいる役所で実印の印鑑登録をしている場合には、登録の抹消手続きをしてください。印鑑証明は、重要な書類と共に提出する時に必要になりますので、引越し先の役所でも印鑑登録をしておきましょう。

国民健康保険第1号被保険者は資格喪失・加入手続き

国民健康保険第1号被保険者の方は、現住所で資格喪失の手続きを行い、新住所で加入手続きをします。同じ市区町村内で引っ越しをする場合は、住所変更の手続きは必要ですが、国民健康保険証は継続して使用できます。

国民健康保険第1号被保険者とは

  • 自営業者
  • 農業・漁業従事者
  • パートやアルバイトをしていて職場の健康保険に加入していない人
  • 退職により勤めていた会社の健康保険組合から退会した人
  • 外国人登録をしていて、日本での滞在期間が1年以上の人

新住所での加入手続きが完了する前に医療機関を受診した場合、医療費はいったん全額自己負担となりますが、加入手続き完了後に払い戻し申請をすることができます。ただ、お金が返還されるまでに時間がかかることもありますので、新住所での加入手続きは早めに行うことをおすすめします。

国民年金第1号被保険者は「被保険者住所変更届」を提出

国民年金第1号被保険者は、国民年金手帳と印鑑を持参し、引っ越し先の役所の担当窓口に「被保険者住所変更届」を提出して登録住所の変更を行います。

住所変更の手続きが遅れてしまったために未納期間が発生してしまうと、将来もらえる年金額が減ってしまうこともありますので忘れずに行いましょう。

国民年金第1号被保険者とは

  • 自営業者
  • 農業・漁業従事者
  • 学生
  • 厚生年金や共済組合等に加入していない人

※年齢は、20歳以上60歳未満

児童手当・小児医療証の手続き~「所得課税証明書」の発行も忘れずに!

子供がいる家庭は児童手当の現住所での受給停止と、新住所での受給申請手続きを行います。また、小児医療証を所持している場合は、現住所での医療費の助成停止手続きと新住所での医療費受給申請手続きをしてください。

児童手当や小児医療の助成内容は、各自治体によって異なり、所得制限がある自治体では「所得課税証明書」が必要となりますので、引越し前の役所で忘れずに発行してもらいましょう。

赤ちゃんの予防接種の受診票も、市外へ引っ越すと新しいものをもらう必要があります。役所の窓口に母子手帳を持参して、未接種の予防接種の受診票をもらいましょう。また、役所によっては、受診時期が近づくと受診表が自宅に郵送されるようになっている場合もあります。

ライフラインの停止・開始手続き~インターネットを活用して簡単に!

ライフラインの停止・開始手続き

引越し手続きの中でも、電気やガスなどライフライン関係の手続きが多くありますので漏れの無いように行ってください。電気やガス、水道は、県外に引越しをすると契約する会社が変わる場合もありますので、解約手続きや契約手続きを忘れないようにしてください。

「ガス・電気・水道」は利用終了日・開始日を間違えないように!

電気やガス、水道などは、利用終了日や開始日を間違えると引越し先で「水が出ない!」など困ったことになってしまいますので、気をつけてください。

最近は、元々ある電力会社やガス会社以外の企業も電気やガスを販売できるようになり、私たちが契約先を選択できるようになりました。引越しを機に電力会社やガス会社の契約を見直してみるのも良いでしょう。

郵便局で郵便物の転送手続き~転送期間は1年

引越しをする時には、郵便局で郵便物を新住所に転送してもらう手続きをしておくと便利です。ただ、転送期間は1年間ですので、1年以内に必要な住所変更手続きを完了しておきましょう。

NHK受信料の住所変更手続き

NHK受信料も住所変更が必要になります。契約番号がわかればインターネットでも住所変更手続きが可能です。NHK受診料は、半年払いや年払いをすると少し割安になりますので、住所変更と同時に支払い方法を変更するのもよいでしょう。

携帯電話・固定電話の住所変更手続き

引越し手続きで忘れがちな、携帯電話や固定電話も住所変更をしておく必要があります。最近は家に固定電話を置かない人も増えてきていますので、引越しを機に固定電話が本当に必要かどうか検討してみるのもよいでしょう。

携帯電話の場合の住所変更は簡単にできますが、固定電話の場合は引越し先での回線工事が必要になるため、早めに申し込みをする必要があります。

インターネット回線の停止・開始手続き~できるだけ早く行おう!

家のパソコンをインターネットに接続させている場合は、回線の停止手続きを行ってください。契約先に連絡するタイミングが遅れると、1ヶ月分余分に接続料を支払うことになる可能性もありますので、できるだけ早く連絡してください。

新しい住まいでもパソコンをインターネットに接続させたい場合は、同じ会社と継続して契約することもできますが、より安い会社と契約できる場合もありますので、色々な会社のサービスと料金を比較して決めてください。

新聞の購読停止・再開手続

新聞を購読している人は、購読停止と再開の手続きを行ってください。現在と同じ新聞を引っ越し後も継続して購読したい場合は、現在の新聞販売会社にお願いすると、引越し当日から新聞が新居に届くように手配してもらえることもあります。

車関係の引越し手続き

車関係の引越し手続き

自家用車を所有している場合は、車関係の諸手続も必要になります。引越し先や所有している自家用車の種類によって必要な手続きが変わってきますので、間違えないようにしましょう。また、任意保険の住所変更も忘れずに行いましょう。

運転免許証の住所変更手続き~引越し先でOK!

運転免許証の住所変更手続きは、引越し先の警察や運転免許センターで行います。手続きの際には新住所の住民票が必要になります。他の手続きにも住民票が必要になる場合がありますので、市区町村の窓口で転入手続きを行う時に、住民票を数部発行しておきましょう。

自家用車の住所変更手続き~引越し先の運輸局で

自家用車の住所変更手続きは引っ越し先の運輸局で行い、その際に住民票と車検証、書庫証明書が必要になります。ナンバーの変更を伴う場合は運輸局に自家用車を持込み、旧ナンバーを返却して新しいナンバーを交付してもらい、その場で付け替えを行います。

軽自動車の登録変更手続き~引越し後15日以内に!

軽自動車を所有している場合は、引越し先の所管の軽自動車検査協会の事業所で登録住所の変更手続きを行ってください。軽自動車のナンバー変更は運輸局ではなく、軽自動車検査協会で行いますので間違えないようにしましょう。

会社で行う手続き~厚生年金や健康保険の住所変更

引越しをする時には、会社に住所変更の申請を行うとともに、厚生年金や社会保険の住所変更手続きが必要になります。また、会社の団体保険に加入している場合には、そちらの手続きも忘れずに行ってください。

ほとんどの場合は会社が手続きをしてくれますので、自分では会社に言われた必要書類を提出するだけのことが多いです。

子供関係の引越しに伴う手続き

子供関係の引越しに伴う手続き

子供がいる家庭では、子供に関する様々な手続きも発生します。子供の数が多いとやらなくてはいけない手続きが多くなって大変ですが、忘れないよう一つ一つ終わらせて行きましょう。

保育園・幼稚園の転園手続き

子供が保育園や幼稚園に通園している場合は、転園の手続きと新しい保育園や稚園探しをする必要があります。保育園や幼稚園は園により保育内容や雰囲気も様々ですので、子供が楽しく通園できるように、子供に合う園を選んで転園させてあげましょう。

学校の転校手続き

公立校に通学している場合は、在学中の学校に転校する旨を連絡して、「在学証明書」と「教科書給与証明書」を発行してもらいます。引越し先の役所で転入手続きをする際に、「転入学通知書(就学通知書)」の交付を受け、「在学証明書」と「教科書給与証明書」を併せて転校先の学校を提出して転校手続きを行います。

習い事の退会手続き~期限内に行おう!

子供の習い事の退会手続きも忘れずにしてください。退会手続きをした日付によって退会できる月は変わってきますので、場合によっては引っ越し翌月の月謝を支払う必要があります。

引越しが近づくとママも忙しくなり、習い事の送迎をする余裕がなくなることも考えられますので、親の送迎が必要な習い事は、早めに退会させておく方法もあります。

その他の引越しの手続き

その他の引越しの手続き

各家庭によって上記以外にも必要な手続きがありますので、確認して忘れないようにしましょう。引っ越しに伴って自宅パソコンのメールアドレスが変わる場合には、住所と共にメールアドレスの変更も併せて行ってください。

妊婦健診補助券の発行手続き~転居先で!

妊娠中に引越しをする場合は、引っ越し先の役所の窓口に行くと妊婦健診補助券を発行してもらえますので、転居先の産院を受診する前にもらっておきましょう。母子手帳は市外に引っ越しをしても再発行はされませんので、新住所でもこれまでと同じものを使用します。

クレジットカードの住所変更手続き

クレジットカードを所持している人は、住所変更の手続きと、引き落とし銀行口座の変更を行いましょう。手続きするのを忘れると、利用明細書や新しいカードが手元に届かなくなりますので気をつけましょう。クレジットカードの変更手続きは、インターネットで行うと手早くできます。

金融機関の住所変更手続き

銀行や郵便局など金融機関の預金口座の住所変更手続きは、全口座分漏れの無いように行いましょう。子供の口座や普段使っていない口座の住所変更手続きは忘れがちですので気をつけましょう。

生命保険・損害保険の住所変更手続き

生命保険や損害保険に入っている場合、住所など登録内容の変更が必要になります。保険会社からの毎年の契約内容通知書に住所変更の書類が入っていますので、必用事項を記入して返送してください。

火災保険・地震保険の住所変更手続き~プランの見直しも!

火災保険や地震保険に加入している家庭は、登録内容の変更を行いましょう。持ち家を貸し出す場合は、自宅に置いていく家財道具の金額に従い、プランの見直しも同時に行うといいでしょう。

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引越し手続きはチェックリストを作成し漏れを無くそう!

引越し前後は、様々な手続きだけでなく、荷物の準備などするべきことが沢山あって大変です。最初にすべきことをリストアップした一覧表を作成しておくと、手続き漏れを防ぐことができますし、頭の整理にもなります。下記のチェックリストの例を参考に、引越し手続きを進めていきましょう。

<チェックリスト例>
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引っ越し手続きチェックリスト表