照明がおしゃれだと部屋の雰囲気は見違える!
照明がおしゃれだと部屋全体が素敵な空間に見えるので、憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。インテリアにはこだわっているのに、部屋がなんだかあか抜けない…そんな時は照明を変えてみてはいかがでしょう。
部屋のテイストにあった照明に変えるだけで、部屋の雰囲気は格段におしゃれになります。壁を傷つけることなく取り付けることができるものも多いので、賃貸住宅でも気軽にトライしやすいです。部屋別、テイスト別に合ったおすすめの照明を紹介します。
照明をおしゃれにできる種類を紹介
照明はおしゃれなインテリアとして部屋を格上げしてくれるアイテムです。ただデザインが良いだけでは実用性に欠けますが、様々な照明を組み合わせることで明るさが増すだけでなく、陰影による空間演出の効果もあるのです。部屋のテイストや雰囲気になじむおしゃれな照明を、実用例と共に紹介します。
シンプルなのにおしゃれ!シーリングライト
照明はおしゃれなものがいいけれど、実用性が第一!という人におすすめなのがシーリングライトです。シーリングライトは直接天井に取り付けるタイプの照明で、部屋がまんべんなく明るくなることが特徴です。
高い位置に設置することで、部屋がより広く見えるのもメリットの一つで、おしゃれな照明にあこがれているけれど、シンプルで主張しすぎないようにしたい場合はシーリングライトがおすすめです。
丸い形のシーリングライトが一般的ですが、最近は4灯並びのスポットライト式のものも人気が高いです。全体的にシンプルなデザインのものが多く、サイズも部屋の畳数に応じて幅広く取り扱っているので、選びやすいでしょう。子供部屋やリビングなど、全体を明るく照らしたい部屋に設置するのがおすすめです。
独特な形が個性的!ペンダントライト
照明でおしゃれなものといえば、ペンダントライトです。ペンダントライトはその名の通り、天井から吊り上げるタイプの照明で、部屋のテイストに合わせた様々なデザインの照明が販売されています。
シーリングライトと違い全体を照らすのではなく、一点を強く照らす性質があるので印影がはっきりしておしゃれな雰囲気を作りあげてくれます。材質やデザイン、サイズ感も幅広いので、お部屋に合うものを選ぶ楽しさもあり、最近では北欧系のデザインやアンティーク調の少しレトロな雰囲気のデザインが人気です。
ダイニングテーブルの真上や玄関、寝室など、お部屋の中でも特にアクセントをつけたい一に設置するのがおすすめです。
ペンダントライトで部屋全体を明るく照らしたい場合
ペンダントライトはおしゃれだけれど、部屋が暗くなってしまいがちで設置に悩んでいる人におすすめなのが、天井にダクトレールを取り付け、ダクトレールから複数のペンダントライトをつるすという方法です。この方法は飲食店や美容院などのおしゃれなお店でも使われており、ペンダントライトで広い範囲で明るく照らすために有効な方法です。
電気工事なども必要なく、自力で取り付けることができるので、重荷重量や天井の状態を確認してからトライしてみてください。
照明をおしゃれな部屋のアクセントに!ガラスキューブのLED4灯
照明をおしゃれにアピールしたい場合にもってこいのアイテムとしてガラス製のキューブ型LED照明があります。角度によってきらめきが変わるガラス製のカバーだけでも十分おしゃれですが、天井に吊り下げるコードの長さを調節して交互に長さを変えるとモダンな雰囲気になり、部屋のアクセントとして活用するのにぴったりのアイテムです。キッチンなど、メリハリが欲しい場所に使用するのがおすすめです。
無骨さが美しい!スタジオライト
舞台などで使われていそうなシルバーのスタジオライトは、シンプルでスタイリッシュな部屋にぴったりの照明です。スタジオライトは基本的に4つほどのライトがレールに連なって付いている形状で、そのひとつひとつのライトの角度を自由に変えることができ、あえて影を作り出すように設置してみると、おしゃれな雰囲気が倍増します。コンクリート打ちっぱなしの天井との相性が抜群の照明なので、ぜひ取り入れてみてください。
照明でおしゃれなレトロ感を演出!シーリングファンライト
照明をおしゃれなインテリアとして活用したい場合におすすめなのがシーリングファンライトです。ゆっくりと回転する羽がついており、吹き抜けや階段の天井など高い位置にアクセントとして使うとおしゃれな照明です。
シンプルモダンなデザインから、木のぬくもりを感じるようなナチュラルなデザインのものまで、幅広く販売されています。部屋の天井に合わせた素材を選ぶと、よりおしゃれに見えるでしょう。
木目調の天井ならオレンジ色のエジソン電球、白や黒などのはっきりした色味の天井なら明るいLED電球など、電球の色味にもこだわるとよりおしゃれに仕上がります。
取り入れやすい間接照明!スタンドライト
照明でおしゃれなものといえば間接照明だけど、全体的な明るさも欲しい…という人におすすめなのが、スタンドライトです。部屋全体を明るくするのは天井の照明器具に頼り、部分的に明るくしたい時だけスタンドライトのみを点けて気軽に間接照明を作ってしまいましょう。
最近人気を集めているスタンドライトは、アッパーライトに加え、ポールの中間にスポットライトがいくつか付いたタイプで、手元を照らしたい時などに便利なアイテムとなっています。スポットライトは天井に設置する手間もないので、賃貸でも気軽に取り入れやすいでしょう。
照明をおしゃれに!それぞれの部屋に合う照明を提案
照明のおしゃれな取り入れ方をリビングやダイニング、キッチンを中心に紹介しましたが、そのほかの部屋にはどのような照明が合うのでしょうか。和室やトイレもおしゃれにしてしまう、素敵な照明を紹介します。
照明でおしゃれでモダンな和室に!和紙を使った照明
照明でおしゃれに演出できるのは、和室も例外ではありません。和紙が使われた照明は和室によく合い、モダンな雰囲気を作り上げてくれます。化粧屋根裏天井のように天井が高くて梁などを主張している場合は、天井から照明が垂れ下がっている形のペンダントライトを採用すると良いでしょう。
リビングに併設された小上がりの和室など、天井と畳が近い場合はスリムなダウンライトを選ぶと圧迫感が出ません。アクセントに和紙で作られたスタンド照明を取り入れると、おしゃれな雰囲気に早変わりします。
照明はおしゃれで落ち着くものが良い!寝室にぴったりの照明
照明をおしゃれにしつつも、癒しの空間を作り上げたいのが寝室です。ただ明るいだけでなく、気持ちが落ち着く照明選びが重要となってきます。
足元の高さや造作壁にダウンライトを設置し、枕元やベッドサイドに設置ブラケットライトを設置、部屋全体を柔らかな明かりに包ませ、手元や枕元は明るく照らし雰囲気と実用性を兼ね備えさせる方法をとるのがおすすめです。
一般的で実用性の高いシーリングライトも魅力的ですが、サイズが大きすぎたり明るすぎたりすると、ベッドにあおむけになったときに光が強すぎてまぶしいこともあるので注意が必要です。
照明でおしゃれなトイレに変身!壁面照明やライン照明を取り入れて
トイレもほかの部屋と同じように天井に取り付けるタイプの照明を選ぶのも良いですが、狭い空間だからこそ、間接照明や壁面照明を選んでみてはいかがでしょうか。天井からの圧迫感がなくなり、広々とした空間を演出することができます。
また、カウンターや洗面器をトイレ内に作る場合は、その上部の壁面やカウンターの下にライン照明を仕込むことで、おしゃれに広範囲を明るく照らすことだけでなく、全体的にすっきりした印象を与えます。
カウンター下にライン照明を仕込むと全体的に影が落ちるので、アクセントとしてカウンター上にお気に入りの置き型スタンドを設置するのもよいでしょう。新築する場合は、スタンドライトがスイッチと連動するようにしておくと使い勝手がよくなります。
照明はおしゃれなインテリアに合わせて!家の顔である玄関の照明
家の顔である玄関は、その家の雰囲気を象徴するといっても過言ではないので、玄関のインテリアや空間演出を考えたうえで、慎重に照明を選ぶ必要があります。
玄関に高さのあるシューズボックスなどが設置されている場合は、圧迫感が出ないように、主張しすぎず、どのようなインテリアや壁紙にも合う小さめのシーリングライトを採用しましょう。この時、廊下の照明で使用しているシーリングライトと同じものか、似た雰囲気のものを採用すると良いでしょう。
玄関で足元を照らしたいという場合は、造作壁やインテリアを利用して足元に間接照明を設置することで一気におしゃれな雰囲気を作り出すことができます。玄関とは別にシューズクロークを設けており、玄関にインテリアが何もない場合はアクセントとしてペンダントライトを使用してもおしゃれです。一番人に見られる場所である玄関を、照明で華やかに彩りましょう。
照明はおしゃれで利便性の良いものを選ぼう!廊下の照明
廊下の照明は、主張しすぎないデザインの小さめのダウンライトをいくつか設置している家庭が多いです。全体的に廊下を照らしてくれるダウンライトは実用面も優れており、埋め込み式の場合が多いのですっきり設置することができます。
夜、廊下を通るときに足元を明るく照らしたい場合は、壁面に設置するタイプの照明であるブラケットライトを取り入れると良いでしょう。廊下に設置する場合は足元や曲がり角など、特に照らしたい場所に設置する場合が多く、中には人感センサーで察知して電気がつくタイプの足元灯もあり、スイッチいらずの照明で非常に便利です。
照明でおしゃれな雰囲気に!デザインと安全性を兼ね備えた照明
階段はどの部屋よりも安全性を重視した照明を選びましょう。階段の壁面やコーナーにブラケットライトをいくつか設置すると、照明が一つのときよりも足元を明るく照らしてくれるので、安全性を確保することができます。邪魔になりづらい小さめのサイズのものが多いので、階段をよりすっきりと広く見せてくれます。
デザインにこだわった大きめのペンダントライトを設置する場合も、足元やコーナーにブラケットライトを併設するようにしたほうがいいでしょう。ペンダントライトでも十分明るくなりますが、足元など細かい部分を明るく照らすことができないこともあるので、ブラケットライトは必ず取り入れると良いでしょう。
照明でおしゃれアピールを!吹き抜けにおすすめの照明
照明のおしゃれさを一番アピールできるのが吹き抜けですが、どのような照明を取り入れればよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。吹き抜けの形状や梁の有無で、合う照明は変わってきます。それぞれの形状に合う照明を紹介します。
梁のないタイプの吹き抜け
梁がなく、天井まで遮るものがない天井の場合、そのすっきり感を活かしてペンダントライトを設置しましょう。小さめのデザインのものをいくつか吊るしても、シャンデリアのような大きめのデザインのものをアクセントとして吊るしても良いでしょう。
ペンダントライトだけでは部屋全体の明るさが心配な場合は、壁面にライン状の間接照明を仕込み、天井からのバウンド光で照度を保つことで全体的に明るく、優しい光で包まれた印象の部屋になります。
開放感を活かす!吹き抜けの壁面照明
吹き抜けの開放感を最大限に活かすため、天井に照明をつけたくない人におすすめなのが壁面照明を駆使した方法です。壁面に造作壁を作り、その上下に照明を埋め込み、間接照明が作り出すやわらかな明かりで全体を照らします。
間接照明だけでは明るさが足りない場合はスポットライトをいくつか壁面に配置することで手元の明るさを確保することができます。壁面照明を駆使することによって、吹き抜けの広さと高さを全面的にアピールすることができるのです。
梁があるタイプの吹き抜け
梁がある吹き抜けの場合は、梁の下にダクトレールを設置してスポットライトを取り付けましょう。スポットライトは自由自在に向きを変えることができるので、主張したい家具や、明るく照らしたい場所などに光を集めることができます。
また、梁の上にも照明を設置することで天井部を明るく照らし自然な陰影を作ることができ、おしゃれな雰囲気と実用面でも役に立つ明るさを備えた空間演出を気軽に施すことができます。
照明をおしゃれにして部屋をもっと好きな空間に変えよう
部屋のテイストやインテリアに合わせた照明を取り入れることで、部屋を今まで以上におしゃれにすることができます。ひとくちにシーリングライトやペンダントライトといっても、そのデザインや大きさは無限大にあり、自身の部屋に合うものを探すのは至難の業です。時にはインテリアのプロに相談しながら、部屋に合ったおしゃれな照明をコーディネートしていきましょう。