居心地のいい家にするコツ

居心地のいい家はどんな家??家族がくつろげる空間作り

居心地のいい家とはどんな家かわかると、自宅で改善すべき点が見えてきます。間取りやインテリアではなく、家族がリビングでくつろげるということが大切です。疲れているとき、早く家に帰りたいと思えるのが居心地のいい家です。夫も子供も、家族皆が笑顔で過ごせる家が、居心地のいい家でしょう。

居心地のいい家はどんな家??家族がくつろげる空間作り

居心地のいいで家族がくつろげる空間作りをしよう

家は家族みんなで過ごすための大事な場所です。その家は居心地のいいものでしょうか。家の間取りやインテリアがどんなに良くても、パパの帰りがなんだか遅い、子供が部屋にこもってしまう…そんな時は家の居心地がよくない場合があります。

家族がリビングに集まり、笑顔でくつろいで過ごすことができる居心地のいい家つくりをしてみましょう。

パパにとって居心地のいい家ってどんな家?

パパにとって居心地のいい家

パパにとって「家」とは帰る場所です。仕事で疲れた体と心を癒す場所です。この家の居心地が悪いとなかなか帰りたいとは思えなくなってしまいます。逆に居心地が良ければ、疲れれば疲れるほど早く家に帰りたいと思えるものです。

パパが早く帰って家族の顔を見ながらくつろぎたいと思える家

どんな家だとパパがすぐに帰りたくなるのでしょう。パパが家に帰りたくなる理由には次のようなことがあります。

  • 家にいると落ち着く
  • 家族が笑顔でいてくれる
  • おいしいご飯がある

仕事が終わって疲れて家に帰ったときにおいしいご飯があり、子供の寝顔を見ることができてホッと一息つくことができる落ち着ける場所がある…家がそんな場所であれば早く帰りたくなります。

贅沢なことではなく、おいしいご飯や家族が待っているという小さいことを毎日積み重ねることができる場所が、パパにとって居心地のいい場所になります。

パパが帰りたくない理由は?なるべく家にいる時間を短くしたくなるわけ

反対にパパがなかなか家に帰りたくなく、用もないのに本屋で立ち読みしたり、コンビニに立ち寄ったり…まっすぐ帰らない理由には次のようなことがあります。

  • 常にママの愚痴を聞かされる
  • ママが子供にしか興味がない
  • 居場所がない

帰宅早々、夫に愚痴ってしまうことや、会話の中身が子供のことばかり、なんてこと身に覚えがあるという人も多いのではないでしょうか。帰ってくるなり妻の愚痴で始まったり、話すことは子供のことばかりで家の中も荒れていると落ち着くことができないし、なんだが自分の居場所がないみたいで落ち着かない…そんな場所では早く帰りたいと思えません。

早く帰りたくない気持ちが続いてしまうと家に帰ることが苦痛になってしまう「帰宅恐怖症」になってしまう場合があります。「なんだか最近帰りがずっと遅い」などおかしいなと感じたら普段のパパの様子や自分の態度を見直すようにしましょう。

帰宅恐怖症

家に帰るのが怖い、家に帰りたくないと感じてしまい、実際に家に帰ることが苦痛になってしまうことです。仕事が終わってもあえて残業をしたり、すぐに帰らずにどこかで時間をつぶしたり、少しでも家にいる時間を削ろうとします。会社が終わっているはずなのに帰宅時間が連日遅い、休日出勤が多い、お酒を飲んで帰ってくるようになった、などの行動が見られたときは気を付けましょう

パパが居心地のいい家だと思える家にするための4つのポイント

パパが居心地のいい家だと思える家にするには

パパにとって居心地のいい家にするためのポイントには、次のようなことがありますので参考にしてみてください。

1.家族が必要としていることで家にパパの居場所がある

居心地がいい家にするためには、やはり自分の居場所があることが大事です。たとえ自分の家であっても居場所がなければリラックスすることが出来ずに、家にいることが苦痛になってしまいます。

パパが居心地がいい、リラックスできると感じられるようにするには、家庭の中で存在価値を感じる場面があることが必要です。存在価値を感じることには次のようなことがあります。

家族が笑顔で帰宅のお出迎えをする

仕事を頑張って家に帰ったとき、お出迎えもなく一人寂しく家の中に入るのはなんだかがっかりしてしまいます。とくにパパは家族のために頑張っているという意識が強いため、家に帰ったときに温かく出迎えてもらえると嬉しくなります。

特別なことをする必要はありません。笑顔で「おかえり」の一言があるだけで頑張ろうという気持ちにもなり、家に帰ってくることで癒され、また自分の頑張りを認めてもらえる場所であれば存在価値を認めることができるのです。

感謝をしっかり伝える

人には認められたいという気持ちがあります。ママもパパからありがとうと言われるとうれしいと同じように、パパもありがとうはうれしいのです。家族だとついいろいろなことが当たり前になってしまい、何かしてもらっても感謝の気持ちを伝えることを忘れがちです。

ありがとうとたった一言いうだけでうれしくなりまた頑張ろうとなりまです。また、「ありがとう」が日常にあふれている家は気持ちがいいものです。

家の中で何かをするときにはパパを頼る

誰かに頼られることは、存在価値を認めてもらえることにつながります。簡単なことでもいいので、たまにはパパに頼るようにしましょう。何かするときや決めないといけない時にはママが決めてしまうのではなく、パパにお伺いを立てるようにするとパパも頼られていると感じます。

ママが頑張りすぎて一人でなんでもできてしまうとパパの居場所がなくなってしまうことがあります。ママが自分は頑張っているのに、パパが何もしてくれないとイライラしてしまいパパもいづらく感じることがあります。

パパを蚊帳の外にせず家族皆で楽しく会話する

普段の会話の中にパパはきちんと参加できているでしょうか。毎日外で仕事をしているパパは、日中のママと子供のことで知らないことも多いです。知らないことをママと子供だけで楽しそうに話されてもパパは疎外感を感じてしまいます。パパの知らないことを話すときは経過もさりげなく教えてあげるようにし、会話にしっかり参加できるようにしてあげてください。

たまにはパパのこともしっかり聞いてあげるようし、親としての会話だけでなく夫婦としての会話もするようにしましょう。

2.家はパパがくつろげて甘えられる場所

毎日仕事を頑張り緊張を強いられているパパは、家では甘えたいものです。緊張した体で家の玄関を開けるとフっと緊張がほどけることができる場所があれば、外でも頑張ることができ、疲れたときほど帰りたくなります。パパが甘えるために次のことがあります。

パパからの話を遮らないでちゃんと聞いてあげる

ママはパパの話をちゃんと聞いているでしょうか。帰ってきたパパにママも話したいことがたくさんあることでしょうが、同じようにパパにも家族と話したいことがあるでしょう。仕事の愚痴やささいなことなど、家族に聞いてもらいたいことをちゃんと聞いてもらえると居心地がいいと感じることができます。

話を聞いてもらえないうえに、ママの話ばかり聞かないといけない状態では、少々うんざりしてしまいます。

パパに多くを求めずに手伝ってくれるように上手にしむける

家に帰るなりゴロゴロしているパパを見ると、イライラして手伝ってほしいと思ったり、口を出したりすることがあるでしょう。また、ついほかのパパと比べてしまうことあるでしょう。

外で仕事を頑張ったパパが家でもこまめに動かなければいけないのでは、心身ともに休む間がありません。手伝ってもらいたい気持ちもありますが、あまりに多くを求めないようにしましょう。

手伝ってもらった時は結果をみないようにすることも大事です。ママのやり方と違ってイライラして「ちゃんとやって」ではパパもやる気を失うものです。ありがとうの気持ちを伝えると、パパも気持ちよくお手伝いしてくれるようになります。

3.家の中を整理整頓して雑然とさせない

疲れて帰宅したときに、家の中が散らかっているのを見ると余計に疲れてしまいます。完璧にきれいにする必要はないですが、適度に片づけられていることで、家でものんびりくつろげるようになります。

ママが働いている場合は、ママだけでなく、パパにも少しお願いして二人で協力し合いながら適度に片づけるようにしましょう。

4.自由な時間や空間があって自分一人の時間を作ることができる

パパは家の中に居ても一人の時間が欲しいものです。家族で過ごすだけでなく、自分一人の時間を持てるようにしてあげましょう。

パパの部屋を作る必要はありません。大きな空間でなくてもリビングのソファでも寝室などの小さいスペースでいいので、自分だけの空間で趣味など自分一人の時間を過ごす場所や時間があることが必要なのです。あれもこれも束縛や干渉するのではなくパパにもプライバシーがあることを忘れずにいましょう。

子供にとって居心地のいい家は子供の心の成長にも影響する

子供にとって居心地のいい家は家族仲の良い家

子供にとって「家」とはいくつになっても必ず自分を受け入れてくれる場所です。将来の自分の家や家族のお手本にもなります。その家を居心地がいいと感じるためには、まず、何より家に居ることに安心安全を感じることが必要です。

家いると家族が自分のことをちゃんと受け止めてくれる、家族のことを信頼することができ、家族の役に立っていると感じることができる家は、子供が安心して過ごすことができます。

子供が居心地のいい家と感じるには次のような特徴があります。

  • おいしい食事がたべられる
  • 温かい布団でぐっすり眠れる
  • 適度に清潔に過ごすことができる
  • 自分のことを大切にしていると感じられる
  • 両親が仲良しである

おいしい食事や安心して眠れる環境で生活送ることは、子どの成長にも大事なことです。また、子供の話をしっかり聞くことや、いつでも家族が笑顔で接してくれ、褒めてくれる家族がいれば、自分のことを認めてくれる、大切にしてくれると感じ、自分の居場所を持つことが出来ます。

何より子供はパパママが大好きです。その大好きなパパママが仲良く過ごしている姿をみることで安心して過ごすことができます。ママとパパがケンカばかりではその姿を見るのは嫌になってしまい部屋に引きこもることや家にいること自体が嫌になるものです。

小さい子供でもママとパパの雰囲気を感じることができ、気を使ってしまうのです。ママとパパが笑顔でいることが子供の笑顔につながるのです。

子供が居心地のいい家と思える家にするコツ

居心地のいい家にするためのコツには次のことがあります。難しいことではありませんので、日ごろから実践しましょう。

家族と会話しながら摂る食事が楽しい

家での食事がおいしくて楽しいものであれば、自然と家に帰りたくなります。レストランのような食事を毎日作る必要はありません。食事は家族が楽しく摂れることはとても大事なことですし、コミュニケーションと取る時間でもあります。

家族みんながお互いを思いやることを忘れない

仕事が忙しいときや子供がなかなかいうことを聞かないと、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。そんな時に怒鳴ってしったり、パパや子供にに八つ当たりしていないでしょうか。

ケンカや怒鳴り声がする家の中は居心地のいいものではありません。リラックスできない雰囲気が続くと家族が一つのところに集まろうとも思えないものです。

子供にもパパにもそれぞれの考えや気持ちがあります。家族だからと甘えてしまうこともありますが、親しき仲にも礼儀ありです。お互いに相手を思いやり尊重し、感謝の気持ちを忘れないようにすることで仲良く過ごすことができ一緒にいても居心地がいいと感じるようになります。

家の中が適度に整理整頓されて清潔な空間になっている

家に帰って散らかしっぱなしの状態をみると、ママもうんざりして疲れてしまうのではないでしょうか。また、ものが散らかっているだけでなく、ほこりがたまって汚れが目立っているとくつろぐこともできません。

パパや子供もそれは同じです。きちんとし過ぎる必要はありませんが、適度に整理整頓され清潔な環境ができているようにしましょう。

トイレやお風呂、キッチンなどの水回りは特に念入りに

キッチンやお風呂、洗面所やトイレは汚れやすく、掃除ができていないと家の中が汚い印象になります。使った時に、ついでに掃除するだけでもキレイに見えます。

パパや子供が家の中の片付けを手伝えるようにする

小さい子供がいる場合は何かとものがあふれがちですが、パパや子供自身でも片づけられるようにしましょう。どこに何かあるのかわかるようにすると子供やパパも片づけやすくなり、ママの負担も減らすことができます。

また、子供にママが楽しそうに片づけている様子を見せて一緒に片付けをすると、片付けを覚えやすくなるだけでなく、コミュニケーションをとることにもつながります。

家の中を視覚で工夫するだけで居心地が変わります!

部屋の中のぱっと見の変化だけでも落ち着くことができます。変化の参考にして取り入れてみてください。

インテリアに温かみのある色調を取り入れてみる

家に帰るとき温かい家の明かりを見るとホッとするものではないでしょうか。温かみのある色調は優しい雰囲気を持ち、気持ちを癒してくれます。家の照明やインテリアの色味を工夫してみると落ち着きます。

インテリアなどの色味でも印象はガラッと変わります。家族みんなが集まる場所は暖色系のものを多く取り入れると、安心感を得ることができホッとする空間になります。寒色系のものは気持ちを落ち着けるのに役立ちますので勉強部屋などにおすすめです。家族で過ごす場所は柔らかい雰囲気にできるようにしてみましょう。

光や風・植物などの緑を取り入れてみる

自然の光や風が部屋の中に入り込むとリラックスできるます。お天気の良い日などは窓を開けて日差しや風を感じられるようにしてみましょう。

また、家の中に植物などの自然の緑を置くのもおすすめです。緑色には気持ちを落ち着かせる効果があるのでリラックスにつながります。

居心地のいい家は暮らしやすい家でもあります!

居心地のいい意エア家族が笑顔で暮らしやすい家

ママの家族にとって居心地のいい家とはどんなものなのか、考えてみるようにしましょう。ものがなくすっきりしている家がいい人もいれば適度にものがある家がいい人もいます。居心地の良さはその家族ごとによって違うものです。

暮らしやすい家はモデルハウスのような世間の理想の家ではありません。大事なことは家族が暮らしやすい家にすることです。

家は誰かに見せるためにあるのではなく、家族が過ごすためにあるものです。理想のために無理をするのではなく、家族の笑顔のための家が出来るように、ママも少し肩の力を抜いたくらいで頑張るようにしましょう。

居心地がいい家は家族みんなが笑顔になってリビングに集まる家

ママが笑顔の家は自然とパパも子供も笑顔になるものです。居心地よくしようと頑張りすぎて笑顔がなくなっては、家族も不安になってしまいます。まずはママが笑顔で過ごすことができるようにしてみてください。

汚れている家は居心地のいい家とはいえませんので、掃除嫌いを克服しよう!今日から帰る意識と生活習慣を参考にして、片付けや掃除を習慣づけましょう。