洗濯機のコースを賢く使って汚れを効率よく落とそう!

洗濯機のコースをどのように選んでいますか?洗濯コースの選び方次第で洗濯時間が短縮されたり、しっかりと衣類の汚れが取れ、ドライクリーニングに出さなくても自宅で洗うことができます。スピードコースでは水道と電気代の節約にもなりまので、上手に洗濯機のコースを使いこなしましょう。

洗濯機のコースを賢く使って汚れを効率よく落とそう!

かしこくきれいに選択するなら洗濯機のコース選びが重要!

以前と違い、洗濯機は二層式よりも全自動洗濯機を使用している家庭が増えました。全自動洗濯機には二層式と同じ、洗いのみ、すすぎのみ、脱水のみなどの他に、洗い方のコースがいくつかあります。

ですが、洗濯機にいくつもコースがあるのに使いこなしている人はどれだけいるでしょう。通常のおまかせコースだけで洗っていませんか?

洗濯機のコースを生地や汚れに合ったものにすると、これまで落としきれなかった汚れをきれいに落とすことができるでしょう。

リアルな洗濯の悩みはこれだ!洗濯機のせいにしていない?

汚れが落ちないのは洗濯機のせい?

料理や掃除、お風呂掃除、洗濯など、主婦の毎日の家事はいくつもあります。その中でも、やれているようで、なかなか出来ていない家事が洗濯ではないでしょうか。

汚れた衣類を洗濯機の中に放り込んで、おまかせコースを押せばよいというわけではないので、洗濯はなかなか奥が深いのです。

あるある!洗濯や洗濯機の悩みや疑問

洗濯機の性能が良くなると選べる洗濯のコースも増えるので使いこなせない…という人は少なくありません。

子供が小さいころは洗濯物が多く、なによりも汚れています。泥遊びをしてきた日の幼稚園のお着替えバッグの中は、泥や砂、泥だんごまで一緒に入っている始末です。また、給食にミートソースが出た日も、顔全体を使って食べて、袖口で拭いているのが分かります。

  • おまかせコースに頼りきりでコース選択をしたことがない
  • 泥汚れがきれいに落ちない
  • 洗濯機のコースの使い分けがわからない
  • お気に入りの洋服はクリーニング?
  • 説明書を読む気持ちになれない。
  • 洗濯機コースの使い分け、実は知らない。

上記のような場合、出来ることならしっかりと洗濯機にあるコースの特性を理解して、洗濯機を上手に使いこなしていきましょう。

洗濯機に搭載されているおすすめの洗濯コースを紹介

多くの洗濯機に搭載されているおすすめ洗濯コース

子供がいると汚れ物が多くなり、毎日タイプの違う洗濯物が大量に出ると、何をどうやって洗い分ければよいのか分からないというママも多いです。

食べカスや飲みこぼしの跡がべったりついているお食事用エプロンや洋服、外で遊ぶと葉っぱや石ころ、砂などジャリジャリした物質が大量に出てくることもあるでしょう。

洗濯物の汚れの種類が違うので、洗濯機コースを目的やアイテムに応じて選ぶことによって、とても効率的に洗濯をおこなえます。どのようなモードが付いているのか、しっかりと洗濯機のコースの内容を確認することが大切です。

早く洗濯を終わらせたいときは「スピードコース(お急ぎコース)」

スピードコースは節水にもなる

時間が無い、暇がない、とにかく早く終わりにしてしまいたいという人におすすめなのが「スピードコース」です。

働いているママの場合、常に時間が無くて焦ってしまいます。朝は子供を幼稚園に遅れないように登園させ、夜は夕食を作って家族に食べさせ、子供をお風呂に入れて寝かしつけをこなした頃には、もう既にクタクタになっていることもあるでしょう。

洗濯を回したはいいけれども干すのを忘れ、洗濯漕の中で生臭くなっている洗濯物を目にしたことはありませんか?

洗濯機のスピードコース

洗濯機のコースの中でも、比較的利用されることが多いのが「スピードコース」です。標準コースよりも洗いとすすぎの時間が共に短いのが特徴です。

洗濯機の種類にもよりますが、洗濯時間が10~20分ほど短縮出来たり、電気代や水道代も幾分か節約できるなどのメリットがあります。

比較的汚れの少ない衣類やタオル、肌着やパジャマなど厚手の生地ではなく、汚れも軽度のものが良いでしょう。また洗濯機によっては、すすぎが1回の場合もあるので、スピードコース専用の洗濯用洗剤を使用することをおすすめします。

汚れの少ないものに向いている

比較的汚れの少ない肌着や靴下、タオルやハンカチなどを別の洗濯かごに入れておき、スピードコースで洗うなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。
全てをスピードコースで洗うと時間は短縮できますが、汚れが落ちにくいアイテムが出てくる場合もあるので、自分達で見極めていきましょう。

標準コースでも水の量を設定できる

水の量を指定できます

多くの人が、普段洗濯をするときに一番選ぶのが「標準コース」です。標準コースはすすぎ2回がほとんどのため「洗い→排水・脱水→すすぎ1回→排水・脱水→すすぎ2→排水・脱水2回」となっています。

しかしながら、時間を短縮したいときや洗濯物の量に応じて、水の量や洗いやすすぎの回数などを減らすことができるのです。水の量を指定するボタンがあるので確認してみましょう。少し時間がかかってもキレイに洗えるのは、標準コースです。

「おしゃれ着コース・ドライコース」は型崩れしにくい

硬くすれが心配なときはおしゃれ着・ドライコースで

子供のお気に入りの洋服が洗濯でケバケだってしまったり、ニットを洗濯機で洗うと、どうも長持ちしないと感じているママも少なくありません。

保育園や幼稚園に着ていく服は汚れてもいいものがほとんどですが、旅行や親戚同士の集まりなどには、いつもよりも少し値段の張るお出かけ用の洋服を着せるママも多いでしょう。

数少ないおしゃれ着だからこそ、型崩れすることなく長持ちさせたいという時におすすめなのが「おしゃれ着コース」です。洗濯機によっては、ドライコースとも言います。

おしゃれ着コース、ドライコースの特徴

ニットやセーター、ワンピースやフリフリレースの洋服、スカート、制服など、型崩れしやすく、普段はクリーニングに出しているような、洗濯によるダメージが大きそうな洋服を洗うのに向いているのが「おしゃれ着コース」です。

最大の特徴としては標準コースやスピードコースに比べて、やさしい水流にしたり、脱水を軽くすることでデリケートな衣類を優しく洗い上げてくれます。

おしゃれ着コース・ドライコースを使用する時のポイント

おしゃれ着コース・ドライコースを使用する時には、必ず衣類についている洗濯表示を確認しましょう。

おしゃれ着コースと表示されているものは、素直におしゃれ着コースを選んで洗濯すべきです。その際には、おしゃれ着用洗剤を使うようにしてください。おしゃれ着用の洗剤は、通常の洗濯用洗剤よりも、色あせ・型くずれ・テカリを防いでくれる効果があります。

洗うときはそのまま洗濯漕の中に入れるのではなく、必ず洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。洗濯ネットに入れて洗うことで、洗濯の布傷みを防いだり、他の衣類と絡まらなくなります。

毛布や肌がけ布団などは「大物洗いコース(毛布コース)」

毛布などの大きなものもコースを洗濯して洗えます

子供を保育園に預けている場合、お昼寝の時間があるのでお昼寝布団や毛布、タオルを持参しなければならず、毎週末にサイズが大きめのアイテムを洗わなければなりません。このようにかさばる洗濯物を洗うのに適しているのが「大物洗いコース」です。

子育て家庭の場合は、お昼寝布団や毛布の他にも、子供がおねしょをして洗う機会が多いベットパッドやおねしょパッドも洗うことになるでしょう。

大物洗いコースの特徴

大物洗いコースは洗うアイテムが大きいので、洗濯をする時の水量も時間も多くかかります。標準コースに比べて洗濯漕がゆっくりと動いたり、適宜停止をして、布傷みを最小限に留めながら洗ってくれるのがオススメのポイントです。

大物アイテムは、ついクリーニングにお願いしてしまいそうになりますが、洗濯機のコース次第では自宅でも洗い上げることもできるのです。

槽洗浄コースは12時間前後かかるので事前にかかる時間をチェック!

槽洗浄コースがついている場合、塩素系漂白剤や洗濯槽クリーナーを使い、洗濯槽の掃除をすることができます。少し熱めのお湯を入れ、塩素系漂白剤や洗濯槽クリーナーを入れて運転するだけで、あとは洗濯機に掃除をお任せできます。

基本的に、液体洗剤を使っている場合は2ヶ月に1度、粉状の洗剤の場合は1ヶ月に1度、槽洗浄コースで掃除をしましょう。

「乾燥コース」は乾燥方式によって乾きに違いがある

洗濯機に乾燥コースがついている場合、乾燥機のように乾かすことは難しいですが、早く乾かしたい場合、乾燥コースにしてから干すと、そのまま干すより早く乾きます。

縦型洗濯機と違い、ドラム式洗濯機の場合は、基本的に乾燥するまでが一通りの流れになっています。ドラム式では乾燥できますが、脱水までして乾燥しない場合、ドラム内が臭うことがありますので、空乾燥が必要になります。

お得に使うべし!正しい洗濯機のコースを選ぼう

洗濯機には標準コース、スピードコース、おしゃれ着コースなどさまざまなコースがありますので、汚れ具合やアイテムの大きさ、洗濯物の量によって、使い分けをおすすめします。

今まで洗濯機のコース選びなんて気にしていなかったという人もいるでしょうが、少しの心掛けで時間の短縮や手間の削減に結び付きますので、これからは洗濯機のコースをしっかりと吟味しながら使っていきましょう。

セーターやサマーセーターを衣替えする前にクリーニングに出さず、セーターって洗濯できる?自宅でできるニットの洗い方を参考にし洗濯コースをうまく使って自宅で洗ってみましょう。