暖房費を節約して冬を温かく乗り切ろう!
暖房費の節約に悩んでいませんか?冬になるとクリスマスやお正月などイベントも多く、衣料費も夏と比べると高めで出費がかさみますが、冬の寒さで暖房費があがると更に出費が増えて、家計にのしかかります。
主婦にとって、どれだけ暖房費を抑えることができるかが、家計に負担をかけない決め手になりますが、暖房費を節約するあまり無理をしすぎても、家族が体調を壊すことにつながります。
暖房費を節約できても、医療費が増えては意味がありませんし、子供のいる家庭ではそれだけは避けたいものです。暖房費を節約しながら部屋や体は暖かく、上手に寒さを乗り切る方法を考えていきましょう。
暖房器具を使用しながら暖房費を節約するためのポイント術
煖房費を節約しながら暖房器具を使用して、温かく冬を過ごすためには、必ず押さえておきたいポイントがあります。暖房器具に無駄なエネルギーを使わせないこと、冷気を部屋へ入れないことなど、毎日の簡単な心掛けで節約に繋がりますので、取り入れていきましょう。
暖房器具は窓際に設置すると効率が良い
暖房費を節約するには、ストーブなどの暖房器具を窓際に置くことです。外と部屋との境目になる窓から冷気や隙間風が入り、部屋の温度は下がります。暖房器具を窓際に設置することで、部屋を冷やす原因の冷気を計画的に暖めることができるので、暖房器具を使用した時に効率よく部屋全体が暖まります。
暖房器具を掃除することで無駄な電力をカットする
本格的に冬が来る前に暖房器具の掃除をしましょう。エアコンを夏に使用してそのままになっていませんか?エアコンを暖房でも使う場合やストーブは、本格的に使う前に掃除をしましょう。
暖房器具がほこりやゴミで汚れたままだと、暖房器具を使用する時に余分なエネルギーを使うことになり、同じものを使っていても暖房費が上がってしまいます。
暖房器具の周りのフィルターの掃除も含め、暖房機具は定期的に掃除をしましょう。
部屋を出る15分前には暖房機具のスイッチを切る
暖房費の節約を考えて、部屋を出る時間の15分前には暖房機具のスイッチを切りましょう。暖房機具のスイッチを切っても、残っている温かさで充分部屋を出るまでの時間を過ごすことが出来ます。暖房器具は15分早めに「スイッチを切る」を徹底して、使用している時間を少しでも短縮しましょう。
暖房器具を有効に使用するためにドアの開けっぱなしをしない
子供がいると出入りが激しく、気がつけばリビングのドアが開けっ放しになっていたりしませんか?暖房器具を使用してリビングを温めても、廊下へ続くドアが開いていては暖かい空気が逃げて、冷気が入ってしまいます。冬は家族全員でドアの開け閉めを徹底しましょう。
リビングのドアにカーテンを設置すると、ドアの開け閉めの際に冷気は入りにくく、暖気が外に流れにくくなります。
暖房費を節約するには暖房器具の特徴をおさえて自宅に合うものを使おう
暖房費の節約を考えると暖房器具は1つにしぼった方が良いのではないか?と思う人も多いのではないでしょうか。寒さ対策を考えると1つの暖房器具を使い続けるのではなく、暖房器具の特徴をおさえて暖房器具同士を複数上手に併用することで、効率よく部屋や体を温め、暖房費をおさえることができます。
サーキュレーターで部屋に空気を循環させる
最新のエアコンは電気代を抑えるように設計されていたり、人を感知する機能が付いていて暖かさを感じやすいように進化していますが、従来のエアコンでは体感温度が上がりにくく、外から帰宅した時に体が温もるのに時間がかかります。
エアコンの温風を部屋に回す意味で、サーキュレーターを付けている人もいます。サーキュレーターを付けることで暖かい空気を部屋全体に行き渡らせることができ、より早く部屋が暖まります。
サーキュレーターを使用する時は天井に向けて回しましょう。冷たい空気は足元に、暖かい空気は天井に上がりますので、空気を循環させることができます。
暖かい空気は上にあがります。エアコンだけではなく、他の暖房器具を使っていてもサーキュレーターは有効です。
我が家は壁置きのポット式の大きめな石油ストーブですが、リビングにはサーキュレーター、家族の各部屋には高い位置の小さめの扇風機を設置し、空気が循環するようにしています。あるとなしでは部屋の暖かさが全然違います。
ガスファンヒーターは部屋が温まるまでの使用で止める
速暖性に優れているものがガスストーブです。部屋をすばやく暖めるには最適の暖房器具です。ガスの差込口がない家もありますので、確認してから購入しましょう。
エアコンの暖房とは違い、ガスストーブの芯から暖まる感じが筆者は好きですが、付けっ放しにしていると暖房費は安くありません。帰宅してガスストーブを付けて部屋が暖まったら電源を切り、エアコンなどの違う暖房方法へ切り替えるのがベストな使い方です。
電気ストーブやハロゲンヒーターはスポット煖房として利用する
電気ストーブやハロゲンヒーターの販売価格は割とお手頃ですが、消費電力は他の暖房器具と比べると高めです。暖房費の節約を考えると長時間使用するのには適していません。
また、電気ストーブやハロゲンヒーターは、部屋全体を暖める暖房機具として使用するのには威力が足りません。脱衣所やトイレに使用したり、座っている時に足元を温めたりと、ピンポイントで使用するようにしましょう。
オイルヒーターはエコ運転機能を味方に付ける
オイルヒーターの特徴は部屋が乾燥しにくいことです。音も静かで臭いもなく、空気を汚さないので子供のいる家庭では人気のアイテムです。しかし、オイルヒーターはファンが付いていないので温風が出るわけではなく、部屋全体を暖めるには時間がかかります。
暖房費を節約するには、エコ運転などのオイルヒーターについている機能を活用することと、エアコンとの併用が必要です。
こたつを上手に使えば節約の鍵になります
意外に使う電力が少ないのがコタツです。こたつの下にも断熱シートを引き、熱を逃がさないようにしましょう。こたつの中が暖まったら電源を切り、余熱でぬくもることが可能です。
どうしても上半身の冷えが気になるという方には、はんてんがおすすめという声もあります。はんてんと言えば従来の和柄の物を想像しますが、近年は女性向けのもこもこ素材の物や、ダウンはんてんなど種類も豊富に出ています。子供も温かく、かわいい和柄のはんてんに喜んでくれるのではないでしょうか。
こたつが部屋の雰囲気に合わないという人も、最近はマルチカバーを使っておしゃれにアレンジしたこたつに見えないこたつも多く、こたつとして使わない夏場でも、おしゃれなテーブルとして利用できる猫脚のこたつもあります。自分の好みにアレンジでき、経済的なので暖房費節約にはおすすめです。
寒い地方ではポータブルストーブではなく、大きめのポット式やFF式ストーブを使っている家庭が多いですが、こたつを併用すると灯油代を抑えることができます。
こたつを使えばストーブはある程度部屋が暖まったあとは微小運転で十分です。灯油代とこたつの電気代を比べると、断然灯油代の方がかかるので、我が家ではこたつを併用して、冬場の灯油代をかなり抑えることができました。
ホットカーッペットはピンポイント使用を使いこなそう
ホットカーペットの下に断熱シートを引くことで、温めた熱を逃がすことなく、ホットカーペットを使用することができます。全体が温まると電源を落としても暖かさを維持してくれますので、長時間つけっぱなしにすることもありません。
ホットカーペットには使う位置だけ暖める機能もありますので、自分や家族が座っている場所だけピンポイントで暖めることができ、余分な電力を使わずに済むので経済的です。
暖房器具以外で暖房費を節約する方法を考えましょう
暖房器具以外で体を温め、暖房費を節約する方法を試してみましょう。ストーブなどの暖房機具を使用しなければ暖房費はかかりませんが、暖房機具を全く使用しないで冬を過ごすことは難しく、体調を壊してしまう可能性もあります。暖房機具のパワーを全力で使わずに済む方法として、服装や部屋の環境を変えてみましょう。
暖房費の節約に部屋着を工夫して寒さ対策をしよう
暖房費の節約になるのが寒さ対策をすることです。部屋を暖める前に自分の体を温めて、体感温度を上げましょう。薄着で過ごしていると体が冷えきってしまいますし、わざわざ暖房器具を使っても体感温度が上がりにくかったり、すぐに熱が逃げてしまうことになります。
部屋で過ごす時は服装に工夫をして、暖房器具の使用が最初減になるように心掛けましょう。
- ヒートテックを着る:肌に密着したものを着ることで熱を逃がしにくく、体を温めることができます。
- スリッパやルームシューズを履く:冷たい空気は下に、温かい空気は上へ上がるため、足元から体が冷えるのを防いでくれます。
- スカーフやマフラーを首元に巻く:首には太い血管があり、全身に血液が流れていますので首もとを暖めると体も温もります。大げさなマフラーではなくても、軽くストールを首に巻いておくと体の温度が上がります。
暖房費の節約に冬の防寒グッズを利用する
毎年冬になると防寒グッズがたくさん出ます。衣料品店や雑貨屋、100均でも多くの商品が揃っています。防寒グッズと暖房器具を上手に併用して、体を冷やさないようにしましょう。
- ブランケット:座っている時は膝にブランケットをかけましょう。長時間動かずにいると体の冷えが気になります。何か膝から下にかけておくだけで身の冷えが変わります。
- ダウンレッグウォーマー・ダウンブランケット:ダウン素材のレッグウォーマーやブランケットが販売されています。アウトドア用の物が多いですが、寒い部屋でも役に立つアイテムです。
- 着る毛布:部屋での防寒として注目されているのが着る毛布です。腕が出せるようになっているものもあり、日中家事をする時にも邪魔になりません。
- カイロ:部屋の中でもカイロを体に貼っておくと体感温度を上げることができます。
- 湯たんぽ:寝る前に布団の中に入れておくグッズですが、日中も足元に湯たんぽを置いて過ごせば温かく過ごすことができます。熱を逃がさないために上からブランケットをかけるなどの一工夫加えると威力も増します。
- フットウォーマー:椅子やソファーに座っていることが多いのであれば、フットウォーマーがおすすめです。もこもこのフットウォーマーに足を入れているだけで、足元の冷えを防いでくれます。
暖房費の節約をするには部屋の環境を変える
部屋の環境を変えることは、暖房費の節約に効き目があります。ホームセンターや100均から煖房費の節約グッズが多く出ていますので、冷たい空気を入れない、暖かい空気を逃がさないためにできる環境作りを行いましょう。
窓に断熱プチプチバブルシートを貼り付ける
窓に梱包用の緩衝材、プチプチを貼るのはメジャーな寒さ対策ですが、プチプチを利用しても良いのですが貼り付けたあとの見た目が気になります。無理やり貼り付けて窓の周りにテープの跡が残ってしまったり、貼り付けても貼り付けてもプチプチがすぐにはがれ落ちてしまうのはストレスです。
最近は同じプチプチでも、可愛い絵柄が入ったものや水で簡単に貼り付けることができる断熱バブルシートが出ています。断熱バブルシートの貼り付け方は窓に付いたほこりや汚れを拭き、霧吹きで水を付けて貼り付けるだけです。使用しているのは水だけですので、簡単に貼り付けや取り外しが可能です。
筆者が実際に100均でバブルシートを購入して窓に貼り付けてみました。リビングの見栄えが気になる人も多いですが、全面ではなく下半分に貼り付け、レースカーテンをしてしまえば日中も見た目が気になりません。気になっていたドアの開け閉めもスムーズに行うことができ、ストレスなく使用できています。
隙間テープで窓のサッシの隙間から入る冷たい風を塞ごう
窓のサッシの隙間から、冷たい風が入ってきていることに気が付いていますか?長年住んでいるとパッキンやゴム部分の劣化により、窓に隙間が開いていることがあります。窓のサッシの隙間は断熱してくれる隙間テープを利用して塞ぎましょう。普段なかなかチェックすることのない場所ですので、この機会に窓のサッシの掃除も兼ねて、隙間をチェックしてみましょう。
厚手のカーテンで冷気をシャットアウトしましょう
冬は厚手のカーテンに取り換えましょう。外からの冷気をシャットアウトするためには、断熱カーテンや遮光カーテンのように、気密性の高い生地の物を選ぶようにしましょう。
カーテンのサイズ丈が合っていなければ、隙間から冷気が部屋へ入ってしまいます。カーテンのサイズ丈は必ず窓に合ったものにしましょう。
暖房費の節約には体が温まる食事をしよう
冬はなるべく体が温まる食事を心がけましょう。お鍋は部屋も体も暖まり、暖房費節約にはおすすめです。普段の食事に使用する食材も、体を温める効き目ののあるものを選びましょう。
体を温める食材
- 発酵食品:納豆、味噌、漬物、チーズ、ヨーグルト
- 土の中で育つ野菜:生姜、人参、ゴボウ、山芋、レンコン、カブ
- 寒い時期に旬の食材:ねぎ、南瓜、カリフラワー、りんご
体感温度をあげるのなら加湿器をセットしよう
部屋を加湿することで体感温度が上がります。冬はどうしても部屋の中が乾燥してしまいます。暖房器具を使うことによって更に乾燥も進みますので、加湿器などで部屋の加湿をしましょう。
加湿器は電気を消費するものもありますが、最近では珪藻土で出来たエコ加湿器などもあります。エコ加湿器は加湿機能だけですので、空気清浄機の付いたものやアロマ機能の付いたものなど、部屋の広さや用途に合わせて選びましょう。
加湿器を使用して部屋を加湿した状態にすれば、エアコンの設定温度を低くしても暖かく過ごすことができ、暖房費の節約に繋がります。
給湯器は冷めないうちに計画的に使おう
煖房費の節約で気を付けたいのが給湯器です。一度温めた給湯器を再度暖めることで、エネルギーをたくさん消費してしまいます。給湯器を温めたら、お湯が必要な用事は給湯器が冷めることがないように、続けて順番に行うことを心がけましょう。
給湯器が冷めないうちにお湯が必要な油物の食器を洗う
給湯器が暖かいうちにしておきたいことが食器を洗うことです。しつこい油汚れはお湯がないと綺麗に洗い流すことが難しいので、お風呂を用意する前や後に続けて洗い物も終わらせるようにしましょう。
余分な汚れはキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗うとお湯を使う時間が短く済みます。給湯器を一気に使って一気に終わらせることで、光熱費をおさえることが可能です。
お風呂は家族が同じタイミングで入ること
給湯器が冷めないうちに、お風呂は家族が途切れることのないように順番に使用しましょう。家族の揃う時間が合わない場合など、平日に行うことが難しい場合は、休日、家族が揃っているときは必ず同じタイミングにするように心がけておきましょう。
1人で湯船に浸かる時は蓋を半分かぶせたり、誰かが湯船に浸かっていない時は必ず蓋をして、お風呂の熱を逃がさないようにしましょう。再度お湯を温め直すことを避けることができます。
お風呂に入ったら体が暖かいうちに布団へ入ること
お風呂あがりに暖房器具を使う人もも多いのではないでしょうか。お風呂は寝る前に入ること、お風呂に入ったら体が温かいうちに布団へ入ることを徹底しましょう。お風呂上がりは体が急激に冷えます。体や髪をしっかり拭いて乾かし体の冷えを防ぎましょう。
体が冷えきらない、暖かいうちに布団へ入ることで余計な暖房費を使わずに体が温かいまま眠ることができます。
暖房費の節約はコツコツと積み重ねることが大切です
暖房費の節約はすぐには結果が分からないものですが、毎日いろんな方法をコツコツと試し、節約していくことで冬の暖房費の節約になります。結果的に数千円の差が出ることもありますので、冬は毎日の習慣を少し変えて暖房費の節約に取り組んでみましょう。
暖房費の節約のコツは、体も暖房器具も再度暖めることのないようにすることです。冬は何かと出費がかさみます。暖房費を節約しながら暖かい部屋で健康に春を迎えることができるように、冬を乗り切りましょう。