子供服のセール買いはお得?
子供の成長は著しいので、せっかく服を買ったのに数回しか着ないでサイズアウトしてしまうことも珍しくはありません。出来るだけお得に子供服を手に入れたいという気持ちは、子育て中のママなら誰でも、持ち合わせているのではないでしょうか。
そこで、注目してしまうのが子供服のセールです。もちろんお得に購入されている方も多いのですが、中には子供服のセール買いで思わぬ失敗をしてしまったという人も、少なくありません。バーゲンになると目の色を変えて子供服をセール買いしてしまい、あとから失敗した…となることもあります。
せっかく安く購入しても、失敗してはセール買いの意味がありません。すぐにサイズアウトする子供服のセール買いで、失敗なしでお得に手に入れましょう!
子供服のセール買い成功談と失敗談
子供服のセール買いでは、「子供服のセール買いって、最高!」という意見もあれば「セールだからと言って油断した…すごく後悔」という残念な声もあります。
子供服のセール買いのポイントの前に、子育て中のパパ・ママたちの「子供服のセール買い成功談・失敗談」をまとめてみました。子供服を購入するときの参考にしましょう。
子供服のセール買い成功談
失敗なく、子供服を安くたくさん買えたり、日ごろ手の出ないブランド物でも安く購入できたり、満足度が高くなっています。成功しているママ達は、バーゲンのポイントをおさえているのでしょう。
- 普通に購入するより大分安く購入出来た
- セール品だからこそいつもは買えない高級ブランドの商品が買える
- セール買いでたくさん購入してストレス発散している
- 毎年セール買いで購入してお得に済ましている。
- アウターは高いので、セール買いするようにしている。
子供服のセール買い失敗談
いつもよりお得な値段で購入できるセール品ですが、買い方を間違えると損をしてしまうこともあるのです。安物買いの銭失いにならないようにしましょう。
- たくさん購入したけど、結局子供のお気に入りはなかった
- セールという言葉につられて必要以上に買ってしまった。
- 冷静になってみれば、買わなくて良いものまで購入してしまっていた
- セール品で来年着る分をたくさん買いすぎて、クローゼットの中に入らなかった。
子供服のセール買い【準備編】
子供服のセールというチラシを目にしただけで、何も考えずに今すぐに行かなくちゃ!と自宅を飛び出した時が、運命の分かれ道です。飛び出したママは、セール買いで失敗してする確率も高まるでしょう。
セール買いで失敗してしまう人に共通しているのが
- 無計画
- テンションアップ
- 失敗してもどうせセール買いだからいい
いう気持ちの持ち方です。
セール会場に行ってからが勝負だと思っているママもいるでしょうが、勝負は自宅での準備段階から始まっていることを頭に入れておきましょう。
準備1.クローゼットの中を確認!
普段の買い物と同じように、セール買いも「現時点で足りないものを購入する」というルールは変わりません。ですから、クローゼットの中をしっかりと確認したり、保育園や幼稚園のお着替え袋の中も確かめた上で、現状で何が足りないのかを把握しておくようにしましょう。
子供の成長はとても早く、今年着たものを来年にも…などと、大人のように何年も着まわすことはできません。今年購入したものを、来年も同じように着られるのかというと、決してそうではありません。
子供の成長はとても嬉しいことですが、さまざまな物を買い足さなければなりませんし、子供服を買ってもすぐにサイズアウトするか、汚したり破けてしまい、すぐに着られなくなることも少なくありません。分かってはいるけれども、時々ため息をつきたくなる気持ちが起こってしまいます。
そのような状況で「子供服のセール」というワードを見てしまうと、「お得」という2文字が頭の中に駆け巡り、買い物スイッチがONになってしまうと失敗につながります。
大人は同じものを数枚持っていても、洗い替えや着回し用として何年も着られますが、子供の場合は同じタイプの洋服を何枚持っていても翌年にはサイズアウトしてしまうわけですから、無駄になってしまいます。
準備2.予算を決めて範囲内で購入
1つ1つの商品は通常価格よりお得な値段になっていますが、必要のないものまで購入していたり、タンスの肥やしになってしまっては、決してお得な買い物をしたとは言えないため、子供服のセール買いに出向く時には、予算を決め、その範囲内で購入しましょう。
事前に予算を決めておくことで、買い物をしていく過程で自然と「優先順位」が付けられるようになります。「予算オーバーするから、この服は止めておこう」「予算内におさえるためには、どちらの洋服を選べばいいのかな?」と予算を決めておくことで、適度にお財布の紐が締まります。
予算をいくつかのパターンに分けて決めておくと失敗が少なくなります。
- 今日1日で予算10,000円と決める
- A店で5,000円、B店で5,000円と決めておく
- 事前に購入すると決めたものに5,000円
- その場で買いたくなったものに2,000円
このように、1日で使うお金、お店ごとに使うお金、セール会場でその場で欲しくなった時に使うお金別に予算を立てていくと、無駄遣いするリスクが少なくなります。
セール会場に行くと、いつもより賑やかな店内と周りの熱気に、どうしても自分のテンションもアップしてしまいます。独特の雰囲気に影響されて、ついつい買いすぎてしまうこともあるのです。
子供服のセール買い【実践編】
準備が整ったら、実際に子供服のセール会場に足を運びましょう。その際に、気を付けるべきポイントは以下の通りです。
冷静な気持ちをキープする
商品に群がる人たちを見ると購買意欲が急上昇してしまい、とりあえず手にした物をすべてキープしてしまいがちですが、一呼吸おいて冷静になることが大事です。
冷静に商品を判断できなくなるのは、お店の戦略にはまっている証拠です。どんなに周りの人達が子供服の取り合いをしていても、不必要なものは、不必要なものとしてきちんと見極めていきましょう。セール会場に行く前から、精神をフラットな状態にしておくことが大切です。
「セール」や「バーゲン」、「激安」というワードは、どうして私たちの心を踊らせるのでしょうか。しかもセール会場に出向くと、同世代の子供を持つママ達が目の色を変えてワゴンの中の子供服を物色している姿を見ると「私も負けない!」という気持ちになってしまうのですから、不思議です。
来年の分まで買わない
子供服のセール買いをする時に、来年の分まで購入するのはおすすめできません。子供の成長スピードはそれぞれ違い、来年の成長を見越したサイズの子供服を購入しても、ジャストサイズのころでは季節合わなかったり、予想以上に子供が成長し、1度も着ないままサイズアウトする可能性があります。それ以外では、以下のことがあげられます。
セール買いしたことを忘れる
来年着せようと思って購入した服は、間違いなくしまいこんでいます。1年前に購入したものを忘れてしまう可能性があります。
セールで購入したのに、また同じような子供服を買ってしまうダブル買いになる恐れもあるので、来年の分までは購入しない方が良いでしょう。
子供の服の好みが変わる可能性
特に女の子は、ファッションへの興味が強く、幼稚園の年中さんには好みがハッキリと出てきます。今年は好きなデザインでも、来年好きなデザインであるかどうかは分かりません。
せっかくセールで購入しても、着てもらえないのであれば問題外です。
収納場所に困る
購入したのは良いけれども、結局収納場所に困ってしまうケースも珍しくありません。クローゼットやたんすに入れず、袋のまま紙袋に入れて押入れに入れ、そのまま忘れてしまう可能性があります。
来年も新しい子供服を買いたくなる
人間の物欲は、簡単に抑えられるものではありません。今年たくさん買い物をしたから来年は何も買わなくて良いかというと、そうではありません。
結局翌年も新しい子供服を買いたくなるのですから、セール買いで購入するのはあくまでも今足りないものを買うようにしましょう。
子供服のセール買いで失敗しない物
子供の服をセール買いするとき、失敗が少ないアイテムを見ていきましょう。普段はあえて購入せず、セールを待って購入するのもおすすめです。
値が張るアウターをセール買い
冬物のコートやダウン、秋に着るジャケットなど、ちょっと値が張るアウターは、セール買いがお得です。アウターの場合、普段着ている洋服よりも少し大きめのサイズを購入しても問題ありませんし、翌年まで着用できます。
Tシャツやズボンはワンシーズンでサイズアウトしますが、アウターは数年着られるアイテムも多いので、セール買いに適しています。
プレゼント用に
友達の子供へのプレゼントも、セール買いで購入すればお得に準備できます。中古品や欠陥品でなければセール品の子供服も、通常価格で購入した時の商品とクオリティに差はありません。
出産祝いやお誕生日プレゼントなどは、少し大きめのサイズを選んであげることも多いですし、プレゼント包装が有料の場合でも、お得に購入できているので問題ないでしょう。
通常価格だと手の届きにくい高級ブランドの子供服も、セール買いだとお手頃価格で購入できますし、包装しなくてもブランドの袋に入れてくれるのでそのまま渡すことができます。
水着・浮き輪などの季節アイテム
季節の商品は、お値段がグンと下がるのでおすすめです。水着や浮き輪などの季節の商品なら、1年後も購入したことを覚えていますし、季節のグッズだと翌年も使えますのでセール買い向きだと言えます。
ハンカチやマフラー手袋などの小物
マフラー・ハンカチ・手袋などの小物も、セール買いにはちょうど良いです。フリーサイズのものや、サイズが分かれていてもS・M・Lと大雑把なくくりになっているので、ワンサイズ上を購入すれば翌年も十分使えるでしょう。
肌着や下着
毎日必ず使うものは消耗品ですから、いくつあっても重宝します。特に子供の頃は、1日に何度か下着を交換しなければいけない状況にもなることもあり、お得に購入できるのであればセール品でも十分でしょう。
レジに行く前にカゴの中をチェック
買い物が終了したと思ってからレジに行くまでの間に、もう一度カゴの中をチェックしましょう。ワゴンの中にたくさんある子供服の中からお気に入りのものを見つけた時にラッキーだと感じても、数十分経過して改めて商品を見返すと、似たような洋服を持っていることに気づくこともあります。
セール会場で興奮してしまっても、その興奮をレジまで引きずらないで、一度冷静になってカゴの中を見返すことでムダ買いを少なく出来ます。
子供服のセール買いに失敗しないためには、セールに行く前の準備とセール買い上での両方のポイントを意識することが大切です。セールというせっかくのチャンスをムダにしないで、お得に買い物を楽しみましょう。
子供服のセールに行くときの注意点
最後に、子供服のセールに行くときの注意点についてご紹介します。
できるだけ1人で行くこと
子供服のセール会場には、できるだけママ一人で出向くようにしてください。一番の理由は、洋服選びに夢中になっていると、子供に目が向かなくなってしまう恐れがあるからです。
混雑している会場の中、ちょこまかと動き回る子供達は、数秒目を離しただけで見失ってしまうこともあります。反対に子供に手がかかり、ゆっくりと選べないことによって、不必要な洋服まで購入してしまったり、買いたいものが買えないという事態も招きます。
子供の身の安全、そして予定通りに買い物を済ませるためにも、できる限り一人で会場に行くようにしましょう。
お財布の中に余分なお金を入れないこと
セール会場に行くと気分が高揚して、何でも買ってしまいたい気持ちになります。お財布にお金がたくさん入っていると財布の紐も緩くなってしまいがちですが、使う分しかお財布に入っていないと、余計な買い物もしなくて済みます。
また、クレジットカードも自宅において出かけましょう。現金が足りなくてカード払いをするということも避けられます。
コツを掴んで賢く子供服のセール買い
子供の洋服は本当に何枚あっても足りないです。保育園から小学校時代は、ストックのお着替えや汚してくることを考えて、出来るだけお得に子供服をたくさん揃えておきたいものです。
イメージとしてはお得に思える子供服のセール買いも、手当り次第に購入すると後悔する事態を招いてしまいます。クローゼットの中をもう一度確認し、何が足りないのか、本当に必要なのか、を良く考えた上で、買い足していきましょう。
友人や身内の子供に服をセール買いする場合、サイズが分からなかったら子供服のサイズ年齢別の目安・安全で動きやすい服の選び方を参考にして選びましょう。自分の子供が来年、どのくらいのサイズになるかの目安にもなります。