防犯ブザーのGPSつきを持たせるメリ
防犯ブザーにGPS機能付きは必要?子供に持たせるならコレ!
防犯ブザーでGPS機能がついたものを探してみると、意外と少ないことがわかります。ランドセルにつけられる防犯ブザーで、GPSつきを選ぶのはどういったママが多いのでしょうか。小学校によっては持っていけないキッズケータイとは違う、防犯ブザーにGPS機能がついたものの魅力についても調べてみました。
防犯ブザーでGPSつきは少数?小学校へ進学するタイミングで考えたい!
防犯ブザーにGPSがついているものが普通だと思っているママはいませんか?実は防犯ブザーにGPSの機能がついているものは少数です。
保育園や幼稚園の通学時には、常にお見送りもお迎えも保護者が必要でした。小学校に入学すると登下校は1人だったり、集団登下校でも小さい子供だけで行動することが増えるので、親として不安がつのります。小さい子供を狙った犯罪が増えるのもこの登下校のタイミングです。
子供が犯罪に巻き込まれないように、注意しないといけないと感じるパパやママも多く、子供を守るために防犯ブザーを持たせる親も多いです。万一に備えて、どんな防犯ブザーを持たせればいいのか考えてみましょう。
GPSって何?どんな意味?
GPSは、Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)の略語のことです。自分がいる現在の位置を人工衛星からの電波ではかる装置のことで、全地球測位システムとも言われています。
カーナビやスマホのほか、スマホで撮影した写真にもGPSがついていて、Instagramやfacebookで投稿する時にも写真に附帯した位置情報から、詳細な位置をアップすることができるようになってきました。
防犯ブザーにもGPS機能がついている商品がありますが、安価なものだとGPS機能なしのものがほとんどです。
防犯ブザーを選ぶ時のポイントは?小学校で配布される?
防犯ブザーは不審者に会った時に周囲に音で危険を知らせることで、犯罪を予防できる効果があります。防犯ブザーの種類も多いため、どのような商品を選ぶといいのか分かりにくいため、上手な防犯ブザーの選び方のポイントを紹介します。
防犯ブザーにGPS機能がついていたいものを小学校の入学時に新入生全員に配布される例もあるため、購入のタイミングは小学校に入ってからの家庭も多いです。
防犯ブザーは操作方法から選ぶのが大切!誤作動しないような商品を
防犯ブザーの操作方法は、大きく3つあります。小学校1年生の6~7歳児には難しいことも多く、誤作動が多いことも問題視されています。防犯ブザーを購入しても、1度は実際に作動してみないと子供が理解できないことがあります。
防犯ブザーの操作方法3種類
- ストラップをひっぱる
- スイッチを押す
- ピンを抜く
防犯ブザーは、ストラップをひっぱって音を鳴らすもの、スイッチを押している間ブザーが鳴るもの、ピンを抜いて音を鳴らし続けるものがあります。スイッチを押すものは強く押さないと音が出ないことがあります。逆に手が触れるだけで音が鳴ってしまう誤作動もあります。
商品によっては胸ポケットに入れて満員電車に乗ると音が鳴ってしまったケースも見られました。購入してから、どうすると音が鳴るのかを試してみることが重要です。
電源は何で作動するか確認!電池切れをしていないか定期的に点検も必要
防犯ブザーの電源は何なのかも注意したいところです。ボタン電池のほか、単4電池や単3電池が使われていることもあり、電池切れに注意が必要です。
電源は何か確認!
- ボタン電池
- 単4電池
- 単3電池
- USB充電式
普段は防犯ブザーを鳴らさないため、使いたいと思った時に音が鳴らなかったケースがあります。春休みや夏休み、お正月休みやゴールデンウィークなど、長期休暇の間に防犯ブザーが鳴るか、電池切れをしていないかを確認しましょう。
安価な防犯ブザーは電池が破裂する恐れがあるため注意を!
今や通販でも購入できる防犯ブザーですが、国民生活センターが「電池が破裂する危険性がある」と発表した防犯ブザーがあります。電池が破裂する恐れのある防犯ブザーは、全国の自治体の教育委員会から小学校の新入生に配られたものが対象です。
現在でも全てが回収されていないため、危険性が叫ばれています。海外製の電池を使用しているもので、単4のアルカリ乾電池を使用していて型番も発表されています。配布された商品が対象ですが、購入した商品も、念のため防犯ブザーのカバーを開けて乾電池の確認をしておいた方がいいでしょう。
防犯ブザーはGPSつきを選ぶ?基本的な選び方はこれ!
防犯ブザーを選ぶ時に、GPS機能がついているかどうかを選ぶのなら、選択肢が狭まります。GPS機能がついている方が安心であれば、キッズケータイを選ぶ選択肢もあります。
防犯ブザーでGPSつきにするかは個人の感覚にもよる!
- ほとんどの防犯ブザーはGPSなし
- GPSつきだと月額の使用料がかかる
- 防犯ブザーではなくてキッズケータイを選ぶ選択肢もある
- 格安SIMを選び格安スマホを子供に持たせる
GPSがついている商品がいいとこだわりがある場合、GPSつきの防犯ブザーを選ぶか、キッズケータイでGPS機能がついている商品、通常のスマホを持たせることもできます。
GPS機能あり・なしの防犯ブザーを選ぶ時のポイント
防犯ブザーにGPS機能がないものを選ぶ時は、ポイントがあります。キャラクターものをはじめとして、電車やハート型、ドーナツなどかわいい形をした商品が多いので、見た目で防犯ブザーを選ぶ人も多いですが、防犯ブザーは使うことが目的なので、機能性もチェックしておきましょう。
防犯ブザーを選ぶ時の基本とは
- 音は80~90デシベル以上のもの
- 小さく持ち運びしやすいもの
- 子供に使いやすいもの
- GPSつきかついていないものか
防犯ブザーの音の大きさは重要です。音の大きさはデシベルではかられるのですが80~90デシベル以上のものを選ぶようにし、中には100デシベル以上の「爆音防犯ブザー」も販売されています。
また、使いやすさや小ささは子供にとっても重要で、インターネットでも購入できるものの、実際手に取って見ることができる大型文房具店や大型雑貨店、デパートなどで商品を見て確かめるのがおすすめです。
防犯ブザーにGPSがついているのは大手警備会社が提供するサービスが主流
通常の防犯ブザーにはGPS機能はついていないため、GPS機能つきの防犯ブザーを子供に持たせたい場合は種類が少なく、デザインも選べません。
大手警備会社が提供する防犯ブザーにGPS位置情報サービスもついています。そのほか、格安のサービスで新参入する企業も増えています。
防犯ブザーにGPS機能付きのメリットは現場急行サービス!
防犯ブザーにGPS機能がついた商品のメリットは、月額の料金がかかる代わりに、現場急行サービスがあることです。防犯ブザーだと周囲に音を放つことができますが、周囲の人が対応しないことも考えられます。
大手警備会社と連携しているGPS機能つきの防犯ブザーは、ブザーを鳴らすと、直接警備会社に連絡が通知され、現場急行サービスにより通知位置まで警備員が急行してくれます。
防犯ブザーでGPS機能つきのメリット
- 警備会社がレンタルや販売していることが多い
- GPS機能がついているのでどこにいるのかわかりやすい
- 設定地点に到着したらメール通知するサービスがある場合もある
- 現場急行サービスがある
- 小学校ではキッズケータイは禁止でも防犯ブザーならOKなこともある
キッズケータイは禁止されていても防犯ブザーはOKなことも
防犯ブザーにGPS機能がついている大きなメリットは、小学校によってはキッズケータイが禁止されていても防犯ブザーなら許されていることもあることです。
キッズケータイでもGPS機能が使えますが、通話が可能なことから授業中は電源をオフにするか持ち込みを禁止する小学校が多く、電源をオフにしているとGPS機能は使えません。登下校の際も電源をオンにし忘れているとGPS機能が使えないままで、持っていても意味がないこともあります。その点、通話機能がない防犯ブザーは常にGPS機能を使うことができます。
防犯ブザーによっては通話機能がある場合があります。通話機能があると防犯ブザーも小学校で持ち込み禁止のこともあるので、その点は確認してから購入したいものです。
防犯ブザーのGPS機能付きを持たせるデメリット
防犯ブザーにGPS機能がついているもののデメリットは、価格の高さです。GPS機能なしだと500円程度から購入できます。GPS機能付きではない商品を選べば安価な商品があるため、端末料金や月々の料金をかけなくてもいいと考える親もいます。
デザインも選択肢が狭まります。子供が持つには大きすぎてランドセルにつけにくいため、持たせる時にランドセルの中に入れなくてはいけないこともあります。
防犯ブザーでGPSつきのデメリット
- デザインが選べない
- 子供にとって大きいものもある
- 月額の料金がかかる
- 機種によって機能の違いがある
防犯ブザーのGPS機能つきを持たせる金額の比較は?
防犯ブザーとして購入する時、端末料金や初期費用はいくらくらいするのでしょうか。大手警備会社他のGPS機能つき防犯ブザーの価格を調べてみました。
A社では加入料金は5,000円、位置情報提供を確認するのは1ヶ月あたり無料回数もあります。超過分は1回あたり100円、電話確認は200円/回、現場急行料金10,000円/回で月額900円からのサービスです。申込時には初期費用がかかり、現場急行料金もかかりますが、月々あたりは1,000円ほどのサービスでした。
B社では本体が0円、電池パックなど諸費用で1万円以下、完全定額制の1,490円、GPSサポート62円/月の防犯ブザーもあります。C社では端末料金が4,800円、月額480円のプランもあり、価格幅が大きく違うことがわかります。
防犯ブザー以外のGPS機能がついたキッズ携帯を持たせる!
防犯ブザーにGPS機能がついているものは高額になるので、子供に防犯のために持たせるため、小学校に進むタイミングでキッズケータイを選ぶ人もいます。キッズケータイは、大手携帯会社が販売している携帯電話やスマホの一種で、それぞれの携帯会社によってジュニアケータイ、キッズフォンと呼ばれたりもします。
共働きの両親だと小学校1年生から学校から学童保育へ歩いたり、塾など習い事に行ったりすることから持たせることがあります。場合によってはスマホを持たせることもあります。キッズ携帯でできることは、位置の確認、通話の2つです。
キッズケータイでのGPS検索のやり方とオプション機能
位置の検索では、子供の帰りが遅く心配になった時に、子供の位置を親のスマホやパソコンから、インターネットやWebページを利用して検索することができる機能です。子供がどこにいるのか確認することができるので、親が安心して過ごせます。
キッズケータイによっては、設定した地点に到着したタイミングや時刻で、親にメール通知できる機能があります。子供の行動をリアルタイムで確認することができるので、親としては安心して過ごせる機能です。
通話機能がついていることがメリットでありデメリット
キッズケータイには基本的なサービスで、通話機能があります。キッズケータイでは家族間の通話が無料です。通話機能がない機種もありますが、親が発信して子供の端末のバイブ振動で子供の応答を確認できる機能や、一定時間ごとにバイブ振動で応答を確認できる通信機能がある商品もあります。通話ができることで小学校や塾への持ち込みが制限されることもあるため注意しましょう。
キッズケータイの価格は携帯電話会社によって違います。ただ、親が契約しているサービスの家族割引を使用すると安く利用でき、端末代金や月額料金に大きく差があります。
キッズケータイを持たせる際の料金比較をしてみた!
キッズケータイはGPSつき防犯ブザーを持つよりも価格が高くなります。D社のキッズケータイでは、端末代金10,368円、契約手数料3,000円、月額料金500円(2年契約)、位置確認の月額料金200円が発生するため、初期費用は15,000円ほどと月々の費用もかかります。
A社のジュニアケータイでは、端末料金16,200円、契約手数料3,000円、月額料金500円(2年契約)で、位置確認の月額基本料金300円(場合によっては無料)で20,000円ほどの予算です。
S社のキッズフォンでは、端末代金18,200円、契約手数料3,000円、月額料金490円(2年契約)、位置確認無料で20,000円ほどの初期費用がかかります。
防犯ブザーをランドセルにつけて持たせるルールにして
防犯ブザーは、GPSつきでもなしでも、できればすぐに使える位置に持たせるのがおすすめです。ランドセルにつけて防犯ブザーを持ち歩くのなら、ショルダーベルト部分に防犯ブザーが下げられるフックがあります。
ランドセルの側面につける方法もありますが、側面につけると小さい子供は手が届かないので、とっさの時に困ります。使いやすさを考えて、利き手と逆の肩かけベルト部分につけて使いやすくしておきましょう。制服の胸ポケットやブレザーのポケットに入れておくように、ルール化している家庭もあります。
防犯ブザーにGPS機能がついたものを購入したママの体験談
防犯ブザーでGPSつきを購入した人は、キッズケータイなどと迷わなかったのでしょうか。実際にGPSつき防犯ブザーを購入した人の体験談を集め、どんな経緯から購入したのかを紹介します。
きっかけは保護者会の人が犯罪者だった事件から!
はやとママ(38歳)
小学校に入学するので、防犯ブザーを買おうと思っていました。でも、ある事件をきっかけに怖いと思って、高くてもGPS機能つきの防犯ブザーを契約しました。
ある事件は、ニュースにもなった見守り隊の保護者会の要職だった人が、連れ去りの犯罪者だった事件です。小学校に行く途中で旗を振ってくれている人たちは近所にも当番制でいますが、あの事件後は誰が信用できて誰が信用できないかわからなくなってしまいました。あの事件の時には警察も犯人を捕まえられずに数週間経過していましたし…。防音設備のあるキャンピングカーを犯人が保有していたそうですが、防犯ブザーを鳴らしても車内だと音が聞こえないと思います。
GPS機能がついているのなら、警察だけじゃなく警備会社がGPS解析をして位置を確認できるので守れる可能性が高くなると思っています。自分の子供は自分しか守れないので、一定期間はお金を払うことにしました。
私立小学校だからこそ防犯ブザーが必要!
べーこんさん(32歳)
小学校は公立ではなく、私立小学校に進学しました。最初はシッターさんを雇って送ってもらっていたのですが、半年ほどして慣れてきたので、ママと通勤時間を合わせて途中までは一緒に、その後は1人で行動してもらうことにしました。
シッターさんの料金と比較すると防犯ブザーの方がGPS機能つきでも低価格です。インターネットの口コミを参考にしつつGPS機能つきを選びました。
小学校に到着したり民間の学童保育に到着したら、ボタンを押して居場所を知らせることができるので、ママも安心して仕事ができ集中できます。時々ボタンを押し忘れてしまうものの、防犯ブザーとして使えるので持たせている安心感もあります。もう少し大きくなってきたらGPS機能つきのスマホを使ってもらうのもいいかなと思っています。
友人に聞くと、通話できるスマホ禁止の小学校がとても多いです。通話できるタイプのGPS機能つき機器を持たせようと考えるなら、持たせることができるかどうかを確認してからの方がいいと思いますよ。
スマホは禁止だけどGPS機能つき防犯ブザーなら!
はるか3939(30歳)
先輩のママ友に聞いて、小学校でキッズケータイが禁止されていることを聞きました。調べていくとGPS機能がついた防犯ブザーに行きつき、これなら小学校に持たせることができると言われました。ママ友に相談すると大手警備会社の防犯ブザーは高くて、こだわらなければ安い月額料金もあるとのことでした。
紹介してもらって月額1,500円ほどの定額制GPSサービスに加入することにしました。警報ブザーが鳴ると、登録ケータイに緊急通報をしてくれるので、私のほか夫、義理の父、義理の母、私の母の5台に登録しました。
夫婦で働いているため、緊急時には近距離に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんから現地にかけつけてもらおうかと考えています。月額1,500円で利用できるのなら納得の価格です。
子供が大きくなってからも便利!
たけちゃんママ(35歳)
小学校進学のタイミングでGPSつきの防犯ブザーを購入したのは、学童保育までの道が怖かったからです。本来なら学校内の児童クラブやトワイライトに入らせたかったのですが、定員数がオーバーで学校外の学童保育になりました。
学童保育だと1人で道路を渡って通うことになります。低学年のうちは学童保育に親がお迎えは必要なものの、登下校も基本的に1人なのでお守りのようにGPSつきの防犯ブザーを持たせています。
学童保育は4年生の時にやめてくもんや塾に通うようになったのですが、GPS機能つき防犯ブザーの設定で、目的地につくとお知らせしてくれるので、習い事をサボっていないことがママのスマホにメール着信でわかります。この点もよかった点です。
GPS機能付きが便利だった!
バリキャリママ(34歳)
郊外の住宅地に住んでいて、外で働いています。防犯ブザーを購入することも考えたのですが、近くに大型緑地公園があり、怖いことからGPS機能付きの防犯ブザーにしました。
防犯ブザーは音を鳴らす効果はありますが、警察がかけつけてくれることはありません。その点、GPS機能付きだと音を鳴らすことで警備会社がかけつけてくれます。
危険だと思ったのは、防犯ブザーを使えたとしても近くの緑地公園に連れ込まれてしまっては、小さい子供がどこにいるのか探すのも大変なこと。音も鳥退治音として気づいてあげられないと子供の命に係わるので、お金をかけてGPS機能付きにしました。
小学校までの行き帰りの道の途中でも大型公園に行ける道があるので、寄り道せずにまっすぐ帰宅することを言い聞かせ、子供にはGPSつきの防犯ブザーを持たせることでいつでも位置確認できるようにしています。
防犯ブザーのGPS機能は必要?不要?
一般的な防犯ブザーは、GPSがついていないものが大半です。GPSつきの商品になると価格が高くなり、本当に必要かどうかと悩むことがあります。しかし、警備会社が提供するGPSつきの防犯ブザーは現場急行機能があるため、いざという時も安心です。
防犯ブザーにGPS機能がついていることで犯罪の抑止力になったりする商品があるため、親が安心できるなら、必要経費として導入してもいいのではないでしょうか。