内弁慶な子供の原因と育て方

内弁慶な子供の心理を理解した子育て~内弁慶は克服できる

内弁慶な子供は学校では大人しく、家に帰ると元気になったりうるさいほど騒いだりします。二面性があるので、親としては心配になります。そこで、内弁慶になる心理や原因、子供との接し方、内弁慶を治すための克服テクニックをまとめました。外でも元気に振る舞えるよう、サポートしてあげてください。

内弁慶な子供の心理を理解した子育て~内弁慶は克服できる

人見知り?知らなかった!内弁慶な子供の性格が発覚!

子供の担任の先生から「〇〇君は学校ではあまりみんなと話しません」と言われて驚き、そこで子供が内弁慶なことを知ったママは、子供の性格について悩み始めます。家ではうるさいくらいお喋りで活発なのに、学校では豹変したように大人しいと分かれば、心配するのは当然です。

どうしてうちの子が?と思うと不安ばかりが大きくなりますが、内弁慶な子供が多いことを理解しておきましょう。どんな子でも内弁慶な部分は持っていますし、他のママと話してみると「うちもね」「私も昔はね」などと、同じような話が多く聞け、それほど多い性格です。

あまり深刻になる必要がないことを理解した上で、内弁慶な子供の心理や原因、接し方と克服テクニックを見ていきましょう。内弁慶は成長過程で変わることも大いにあるので、心配しすぎず、軽い気持ちでチェックしていきましょう!

内弁慶な子供の心理と原因を把握して理解してあげよう

内弁慶な子供の心理と原因

内弁慶になる子供には、どんな心理が隠れているのか、まずはそこから理解してあげましょう。子供の心理や原因が分かれば、克服させたいママにとってヒントになります。あなたの子供がどのタイプなのかを考えながら見てください。

内弁慶の心理や原因を見てみると、誰にでもひとつやふたつが当てはまることばかりです。それほど深刻にならず、内弁慶の子供に接しましょう。内弁慶の原因がどれか分かれば、改善策も見えてきます。

臆病になってしまい人との衝突を避けようとしている

幼少期に他者と接したとき傷ついた経験や、喧嘩をして嫌な気分を味わうと、その後内弁慶になることがあります。人と接すると傷つくので、外ではあまり話さないようになり、その反動で家のなかでは活発になります。

元々、大人しい性格の子なら、外の世界で自己主張するのが難しい場合もあります。本来持っている性格は、家で見せている性格ですが、外でその性格を上手く出せないだけなのです。そうなると、言葉としては内弁慶と括られてしまいます。

外では良い子でいようとするのでストレスを抱えていることもある

子供の場合、外で良い子でいなくてはいけないという心理から、学校や幼稚園では騒がず、家に帰ると活発になる子がいます。大人の場合は、良い人でいようとして、他人には弱気になり家で強気になるのと同じです。

良い子でいなくてはいけないという心理がどこからきているのか分かると、内弁慶克服のヒントにつながりやすくなります。この場合、外で大きなストレスを感じていることもあるので、家の行動をあまり制限しないようにすることが大切です。

本来の持って生まれた性格が子供を内弁慶にしている

元々内弁慶の性格の子や、親が内弁慶の傾向があると、子供もその傾向が強くなります。パパやママが、外で大きなストレスを感じていて、家に帰るとお喋りになるなら、遺伝的なものが考えられます。

家族の中に、外で起きた嫌なことを家で話す機会が多い場合も、子供は無意識に「外は嫌な場所」と思うようになりますので、できるだけ、子供の前で愚痴を言わないようにする配慮が必要になります。

自信のなさが自分を出せなくなって内弁慶につながる

育っていく過程で、自信のなさを感じたことがあると、外では上手く自分を表現できなくなります。意識的に切り替えている訳ではなく、自然と外での発言や人との交流が減り、ありのままでいられる家では自然体で過ごすようになるのです。

これが原因だと、何か自信のつくようなことができたりすると、ふとした拍子に内弁慶でなくなることがあります。小学生の時は内弁慶でも、中学生で友達が変わったら活発になった、といった例は珍しくありません。

年齢や時期的なものは内弁慶ではなく思春期特有のこともある

他人の目が気になり始める年齢や時期になると、自然と内弁慶になる子が増えます。例えば、中学生になった娘が、外では大人しいのに家ではママに「うるせー」と言ったりするようなケースです。この場合、子供が持っている性格ではなく思春期が原因です。

人の目が気になり始める時期は子供によって違うので、小学生であれ4~5歳であれ、内弁慶になる時期はやってきます。

家では親が何でもやってくれて楽なので外で他人と関わるのが面倒

親が何でもやってくれて、何の不満もなく過ごしていると、外で他人と関わるのが面倒になってきます。椅子に座れば飲み物やおやつが出てきて、何をしてもそれほど叱られなければ、外にいるより家で自由に過ごした方がいいと思うのも当然です。

この場合は、親が過保護になりすぎないように気を付ける必要があります。他者との関わりで学ぶことも多いので、あまり子供の世話を焼きすぎないようにしましょう。

内弁慶な子供への上手な接し方と育て方

内弁慶はあたたかく見守ってあげましょう

内弁慶でも、親子共にストレスを感じていなければ、特別何かをする必要はありません。温かく成長を見守ってあげましょう。しかし、子供の性格が不安定になったり、親がストレスを感じるようなら、まずは接し方を変える必要があります。内弁慶の子供との接し方を見てみましょう。

日々の親の接し方で、子供も徐々に家の中と外の差がなくなっていきます。人の性格はすぐに変化することはありません。結果をすぐに求めず、ゆったりした気持ちで成長を見守ってあげましょう。

内弁慶であることを子供に指摘しない

子供に「あなた内弁慶ね」とレッテルを貼ってしまうと、子供は自分がそんな性格なのだと決めつけてしまいます。本人にその意思がなくても、信頼している親から言われると自然に内弁慶な性格になってしまうことがあるのです。

私たち親にも経験はありませんか?「あなたって大人しいよね」の一言で、大人しくしていなくてはいけないという心理が働きます。「君って明るいね」「面白いね」なども同様で、明るいのが私の性格、何か面白いことを言わなければ…と自分にレッテルを貼ってしまうのです。

子供にレッテルを貼るなら、できるだけポジティブなものにしましょう。内弁慶より「あなたって気が利くね」と言ってあげた方がポジティブです。「お家では自然体だね」という言葉も、内弁慶と同じ意味ですが、ポジティブで受け入れやすい言葉です。親が子供の内弁慶を気にしすぎて、子供に間違ったレッテルを貼らないよう注意しましょう。

内弁慶は気にせずに子供の家での態度を見てあげる

内弁慶といっても、家では活発でお喋りになるのなら、外での様子は気にせずその長所を伸ばしてあげましょう。外で静かでも、家の中で自分を主張できれば大丈夫でしょう。ただ、家では横柄になったり、暴力的になる場合は早めの対処が必要です。

家の中で暴力的になるのは、外で大きなストレスにさらされている心配があります。親からの愛情不足を感じていたり、自己否定や自意識過剰になりすぎていることも考えられる原因です。

できるだけ小さいうちに対処すれば、子供も素直な気持ちを話してくれます。しかし、中学や高校と成長して行くと、親に正直な気持ちを話し辛くなるので、できるだけ早めに対処しましょう。

根気よく子供に理由を聞き、パパやママが心配していることや愛していることを言葉で伝えてあげて、変化を見守ってください。あまりにひどい場合は、学校に相談してみてもいいでしょう。

ストレスを発散するために暴力的になっているのなら、頭ごなしに辞めさせるとはけ口が無くなるので注意しましょう。

内弁慶なことを含めて子供自身を愛してあげる

内弁慶は、外の顔と家の中の顔があり、その両面のどちらかは愛してあげるけど、片方はダメというのは子供の心に負担を感じさせます。外での大人しい面も、家での活発な面も、どちらのあなたも愛しているという気持ちを、子供に言葉で伝えてあげましょう。

「もっと外でも元気にしなさい」「学校にいるときみたいに静かにしててよ」などと、片方の面を褒めるようなことはやめましょう。どちらも可愛い子供のありのままの性格だと受け止めてあげてください。

子供が失敗しても結果にこだわらずに経過を褒める

内弁慶の子供は、失敗を極度に恐れる傾向があります。子供が失敗しても結果はどうでもよく、そこに行き着くまでに頑張ったことが素晴らしいと褒めてあげましょう。親が失敗を責めなければ、子供も徐々に失敗することが怖くなくなります。

逆に成功したとしても、プロセス次第では褒めない選択も必要です。頑張っていないのに、運よく成功した場合などは、結果ではなく経過について指導してあげるといいでしょう。

親が家の中で話す内容を変えて子供の刺激になることは言わない

親が外であった嫌なことを話したり、テレビを見ながら「怖いわね~」などと言ってしまうと、子供は外の世界は怖い場所と思うようになります。子供の前では、人との関わりがどれほど楽しいものか、学びになるのかを、意識して話すようにしてあげましょう。

子供が内弁慶だということをあまり気にしないことも大切

ママが神経質になりすぎると、子供も余計に不安やプレッシャーを感じて、自分らしく振る舞えなくなります。日常生活に支障がなければ、内弁慶でもあまり気にせず接してあげることも必要です。

家で元気に振る舞っているのは、外のストレスを発散しているからでもあります。多少の甘えは過保護にならない範囲で受け入れてあげましょう。抱きしめたり頭を撫でてあげるといった、体のふれあいも大切にしてあげてください。

内弁慶を克服させる子育てテクニック6つ

内弁慶でも少人数だと自我を出しやすい

内弁慶が、本人や親が気になるような状態であれば、克服させなくてはいけません。家の中でも外でもストレスなく自然体でいられるよう、内弁慶の克服テクニックをご紹介します。あなたの子供に合いそうなものを見つけて挑戦してみましょう。

1.少数の友達から仲良くさせて自我を出せるようにする

学校や保育園で大勢の中に入ってしまうと、自分の意見を言えなくなることがあります。お友達との関わりが苦手なら、少数の子と遊ぶ機会を増やしてあげてください。一番身近なところでは、いとこや親戚の子と会う機会を増やすといいでしょう。

また、気の合うママ友に相談して、ママ友家族と遊びに行くのもいいでしょう。1対1の状況なら、しばらく遊んでいると自我を出せるようになります。少数のお友達で慣れることができれば、そのうち大勢の中でも物怖じせず、自分らしく話せるようになっていきます。

2.習い事などでほめる事で自信をつけてあげる

内弁慶の子供の心理に、自信がないというものがあります。自分に自信がないと、外で目立つ行動を避けるようになり、大人しい子になってしまいます。学校とは関係ない場所でいいので、子供に自信をつけてあげましょう。

例えば、以下のようなことが子供の自信につながります。

  • 子供が興味を持っている習い事をさせる
  • 得意なことに関するコンクールなどに応募する
  • したいと言うことが何であれ挑戦させてみる
  • 親と一緒にできる習い事をスタートする
  • お手伝いをさせて褒める機会を増やす

小さいことからでいいので、得意なことを伸ばしてあげて自信をつけさせましょう。習い事をしなくても、家で褒める機会を意図的に増やしてあげるだけでもいいでしょう。

3.外との関わりを親子一緒に増やしていく

子供に「お友達と遊んできなさい」というのは、外で自分を上手く表現できない子供にとって、少々残酷な話しです。それより、親と一緒に外との関わりを増やす方が、子供は自然と外に出ることにストレスを感じなくなります。

私たちが、言葉の通じない国に海外旅行に行ったとしましょう。そこに一人で放り出されても、何もできず帰るしかありません。しかし、その国に詳しい人と一緒に外で過ごす機会が増えれば、そのうち一人で散歩や買い物に行けるようになります。

子供次第では、大人の海外旅行ほど外の世界に不安を感じている可能性もあります。そう考えると、外で大人しくなる気持ちが理解できます。親が一緒に外との関わりを増やすことで、子供も不安が解消され、どこにいても自分らしく過ごせるようになります。

4.親が他人と関わっているところを見本として見せる

子供は親の背中を見て育つと言いますが、それは本当で、子供は見ていないようで、親の行動や表情を見ています。内弁慶を克服させたいなら、親が他人と笑顔で接する機会を増やしましょう。仲良くならなくても、子供と一緒にいるとき挨拶をする程度でいいのです。

ママの方から近所の人に挨拶したり、話しかけたりするだけで、子供の気持ちは少しずつ変わっていきます。

5.身内に育児協力をしてもらって子供とたくさん関わってもらう

もし内弁慶の子供がいて、ママばかりが育児をしていたとしたら、パパや祖父母にもっと育児協力をしてもらいましょう。親や祖父母は、わがままを言ったり失敗しても、子供にとっては自分を見捨てない存在です。

子供が安心して接することができる人たちに協力してもらい、色んなタイプの人と接する練習をさせましょう。ママとばかり一緒に居た子供にとって、しばらくは不便を感じるかもしれませんが、その経験がお友達と接する良い練習になるのです。

6.子供だけではなく他の家族にも内弁慶がいれば相談する

例えばパパが内弁慶の場合、子供のことはパパに相談してみましょう。相手を責めるような言葉を選ばないよう注意が必要ですが、家族の内弁慶をそのままにして、子供だけ克服させるのは少々無理があります。

内弁慶を家族に相談できない場合は、できるだけ家の中でマイナスな言葉を使わないよう提案するなど、工夫してみましょう。パパの場合は、子供の前で仕事の愚痴や人の文句を言わないようにしてもらうといいでしょう。

内弁慶の子供はふとしたことでいつでも変われる!

内弁慶でも、子供は日々成長しており、何がきっかけで変われるかわかりません。転校してきた友達がきっかけになったり、先生に一言褒められたことがきっかけで、内弁慶を克服できることもあるのです。親は、あまり内弁慶であることを気にしすぎず、大らかな気持ちでいてあげましょう。

子供が内弁慶どころか、家でも外でもおとなしすぎる場合、おとなしい子の育て方は?子供の個性を伸ばす子育ての仕方を参考に、子育てのポイントをおさえておきましょう。

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