子連れ海外旅行でのチェック項目

子連れの海外旅行で気を付けること・おすすめスポット4選

子連れで海外旅行をするのは、大人だけで行く海外旅行よりもハードルが高いと思う人も多いですが、パスポートの取得料が安いので子供が12歳以下で行くのが狙い目です。子供も抵抗なく行くことができそうな海外旅行先のおすすめスポットや旅行にあたっての注意点を徹底紹介します。

子連れの海外旅行で気を付けること・おすすめスポット4選

子連れの海外旅行は安心して楽しみたい

子連れで海外旅行をするのは、旅行好きなパパやママにとって、いつか実現してみたいと憧れる人も多いです。ただ、気になるのは渡航料金や、子供が無事に長時間、機内での時間を過ごせるかではないでしょうか。

夫婦2人だけだった時と違い、子供の渡航料金を含めると金額も高くなる海外旅行は、行きたい気持ちはあっても、実行まではいかない人が少ないです。子連れでも安心で、大人も子供も楽しめる旅行先について調べてみましたので紹介します。

子連れの海外旅行で気になること・気を付けること

子連れの海外旅行をしたことがない場合、不安なことも多いでしょう。初めて子連れで海外旅行をするのはいつが絶好のタミングなのでしょうか。小さな子供をつれた長時間のフライトでは、どんなところに気をつければいいのか、みていきましょう。

子供の海外旅行は周りに迷惑がかからず記憶が残る2~3歳からがベター

子供のはじめての海外旅行は、いつから挑戦させるかは親の判断にもよります。2歳以下だと飛行機代が安くなるものの、観光のために子供を海外に連れていくのなら、海外旅行をしたと記憶が残る2~3歳以降の子供を連れていく家族が多いです。

12歳未満の子供のパスポート発行費用は安い

子供のパスポート

節約の観点から見ると、子供のはじめての海外旅行のおすすめは12歳未満です。その理由は、12歳未満であればパスポートの発行手数料が少し安いからです。

2歳以上の航空運賃は大人運賃と同じになるため、子連れ海外旅行だから飛行機代が安くなるとは限らず、パッケージツアーを利用して安くする方法しかありません。もし、節約旅行をしたいのなら、パスポート発行費用を抑えるのがおすすめです。

パスポートの発行費用は、12歳未満なら6,000円、12歳以上なら11,000円の発行費用になるため、差額が5,000円あります。子供2人が12歳未満なら12歳以上の時と比較して、5,000×2=10,000円の節約ができます。3人なら15,000円の差額なので、子供が多いほど、12歳未満の頃に行くのがおすすめです。

子供が長時間のフライトの時間に耐えられるか考える

CAと旅行中の子供

飛行機に乗るにあたって、子供がフライトの時間に耐えられるかどうかも問題です。飛行機内では映画を上映していたり、食事の時間を取っていたりしますが、小さい子供だと長時間飛行機の中で過ごすのが飽きてしまう場合もあります。

大人でも飛行機の時間が長いと、手持無沙汰になって退屈さを感じます。離陸時には気圧差で耳が詰まったり、気持ちが悪くなったりすることもあり、子供だと、はじめての飛行機に怖く感じたりすることもあります。搭乗時間が長すぎると時差ボケもあるため、はじめての飛行機はできるだけ短い搭乗時間の方がいいでしょう。

フライト中の子供の時間つぶしのおすすめ

塗り絵や絵本、おもちゃ、お菓子などを持参することで暇をつぶすことができるようにします。飛行機会社によっては飛行機のペーパークラフトをもらうことができるので、作成時間にあてると長時間のフライトも過ごせます。夜のフライトであれば、飛行機内で眠ることができるようにあらかじめ日本でシャワーやお風呂に入っておく工夫も必要です。

耳ぬきのために飴やラムネを持参する

離陸時に飛行機の気圧差で耳がキーンと鳴ることがあります。耳抜きを上手にできない子供には、耳鳴りの症状をよくするため、飴やラムネを持っていき、唾液が出るようにするといいでしょう。飛行機会社によっては、飴を配ってくれることもあります。

滞在先での犯罪に注意する

財布を盗まれる旅行者

子連れでの海外旅行で気をつけたいのは、日本とは違って、海外では犯罪に遭う確率が高くなることです。海外旅行先の国や治安によっても違いますが、日本人とわかると金銭目的で犯罪に巻き込まれる可能性も0ではありません。

例えば、日本では当たり前のようにしている、子供がトイレに行ってくる時に「行ってらっしゃい」と親が見送るケースもとても危険です。ある程度大きい子供でも、それぞれが別の買い物をしにショッピングセンター内で違う店に入るのも子供から目を離す行為になり、場合によっては条例違反で警察に捕まる可能性もあります。

海外旅行に行く前に滞在国の法律を把握しておく

子供の放置が違法になるハワイ

子連れで海外に行く時に、海外での条例を気にしておかなくてはいけないケースが出てきます。ハワイ州法では「未成年の福利を危険にさらした罪」と呼ばれるものがあります。12歳以下の子供を保護者なしで放置することで、親や保護者が逮捕されるという内容です。

日本では、子供を車内に残して親がコンビニでジュースを買うこともありえますが、ハワイでは違法になり、逮捕されることも考えられます。ハワイではホテルの部屋に1人で子供を残し、マッサージを受けにいくこともできません。子供のアクティビティに参加させるほか、小さい子供は託児サービスを利用します。

また、公共の場での飲酒や喫煙もハワイでは禁止です。このように海外のルールがあるので、日本とは違う条例も把握しておきましょう。

ハワイでの条例

12歳以下の子供を1人残して親や保護者が行動するのは、最悪逮捕されることがあります。児童虐待だと思われてしまう危険性があります。

子供の国際線の飛行機代はいくらくらいかかる?

子連れで海外旅行をする時、気になるのが飛行機代がいくらかかるかについてではないでしょうか。飛行機料金は2歳以上から大人と同じ料金になることを知らない人も多いでしょう。

2歳で変わる!海外旅行でかかる飛行機金額の例

ある飛行機会社の国際線の飛行機代を調べてみました。国際線では2歳以上であれば大人運賃と同額が必要です。2歳未満だと安くなるものの、物心ついた子供と行くのなら、大人1人分がかかると思っていいでしょう。

国際線でかかる飛行機代

  • 保護者、2歳未満の子供2人→1人は大人運賃の10%運賃(保護者のひざ上抱っこ)
  • 座席利用をするのであれば大人運賃の75%運賃が必要
  • 2歳以上なら大人運賃と同額

子供のパスポート発行料金の詳しい内訳~早めの申請を!

パスポートを持つ親と子供

海外旅行をするには、親だけでなく子供もパスポートが必要です。未成年の場合は、パスポートを親権者か後見人が代理申請し、申請書の署名欄には子供が書けるのなら書いてもらうようにします。文字が書けない場合は親権者が代理で署名をします。

子供のパスポート代金は、12歳未満であれば手数料が少し安くなります。都道府県収入証紙が2,000円で収入印紙4,000円の計6,000円。12歳以上だと収入証紙が2,000円で、収入証紙2,000円、収入印紙が9,000円で11,000円。比較すると、12歳以上だと差額は5,000円もあり、パスポート申請にも倍近い金額になってしまいます。子供が多いと、この5,000円の差額が大きくなってしまいそうです。

パスポート申請には必要なもの

  • パスポート申請窓口で入手できる一般旅券発給申請書
  • 戸籍謄本(戸籍抄本)
  • 住民票の写し
  • 写真
  • 申請者本人を証明できる書類

上記が必要になりますので、全てを揃えて、発行窓口に行きます。申請をしてから受け取りまでは1週間程度かかるので、海外旅行を控えている時は早めに申請しましょう。

子連れで海外旅行をする時のおすすめの渡航先4選!

子連れで海外旅行をするなら、渡航先はどこがいいでしょうか。目的地の時差と移動時間を調べ、できるだけ子供に負担のない渡航先を挙げてみました。

子連れ海外旅行におすすめ1位!時差が少ない「グアム」

グアム

日本との時差は1時間で時差ボケしにくいため、小さい子供にもおすすめの海外旅行先がグアムです。移動時間は3時間30分。ハワイよりも近い楽園として人気のリゾート地です。

治安もよく、気候もいい土地のグアムは親日家も多く、日本語を話せる店員も多いです。ホテルプールで遊ぶほか、小学生くらいだとアクティビティでシュノーケリングをしても楽しく過ごせます。

ビーチの美しさが人気のリゾート地「サイパン」

グアムと比較して検討されるのがサイパンです。グアムよりも直行便が少ないためグアム経由で行くことが多いものの、日本との時差は1時間で人気の旅行先です。

サイパンはのんびり過ごしたい人向けの海外で、ビーチの美しさに定評があります。子供がショッピングを楽しみたいと希望するならグアムがよく、ビーチを中心に遊びたいというならサイパンがおすすめです。のんびり過ごすか、お買い物も楽しみたいかで目的地が変わってきます。

人気急上昇中!B級グルメが楽しめる台湾(台北)

台湾

子連れ海外旅行の穴場と言われているのが台湾です。日本との時差はマイナス1時間で、時差ボケの可能性が少なく、B級グルメが満喫できる台湾は、グアムやサイパンとはまた違った魅力があります。

夜市と呼ばれる出店はお祭り気分で食事を味わえ、小龍包やエッグタルト、台湾かき氷は子供も喜ぶ食べ物です。

親日家が多いので日本語が通じる観光地もあり、子連れでも安心して行ける衛生的な環境と、日本食に近い食事も安心感があります。

GWや年末年始の海外旅行に不動の人気!芸能人もハマる「ハワイ」

子連れの海外旅行で憧れている人も多いハワイは、フライトは5時間程度で時差はマイナス19時間です。フライト時間が多少長いものの、ハワイのファンは、海外に行くなら子供と一緒にハワイに行きたいと考えているのではないでしょうか。

ワイキキビーチ、大型ショッピングセンターもあり、エッグベネディクトやマラサダなどハワイ名物の食べ物も多いです。地元の雰囲気を味わうためにファーマーズマーケットと呼ばれる市場に訪れたり、シェイブアイスと呼ばれるカラフルなかき氷を食べたりと、観光スポットも多く、ハワイならではのビーチアクティビティもあり、ホエールウォッチングなど日本ではできないこともできます。

我が家の子連れ海外旅行の体験談5つ

子連れで海外旅行をした家族の体験談を集めました。みなさん、どの海外旅行先に行き、どんな工夫をしたのか参考にしてみましょう。

憧れのハワイへ!

Makana(35歳)


ビーチに並ぶパラソル

子連れで海外旅行をするなら、絶対にハワイと決めていました。独身時代からハワイは何度か訪れています。
10歳の小学生と訪れ、海でのアクティビティやセグウェイなども満喫。日本ではできない体験もいっぱいできました。子供と一緒に行ったからこそお買い物も子供服や学校で使う文房具をたくさん買い込んできました。
ハワイの条例では、12歳以下の子を1人にすると罰金、最悪逮捕になることがあります。日本では部屋にお留守番させて親が買い物したりすることも普通です。でも、ハワイでは禁止なのだそう。
このことはツアーガイドの人が教えてくれたのですが、公共の場で飲酒したり、喫煙したりするのも条例違反なのだと聞きました。

グアムでビーチリゾート

たぶれっと(43歳)


パパの提案で、子連れで海外旅行をしました。場所はグアムです。ハワイも行きたかったのですが、旅行代金からグアムにしました。
幼稚園児の子供なのですが、調べるとパスポート代金も中学生になると割高になります。ホテルも添い寝でよかったので幼稚園児との海外旅行は割安で行けたような気もします。気になっていた飛行機の中ですが、グアムまでは3時間程度でごはんを食べていたらあっという間でした。一応、ゲームやぬりえ、飴を用意していったものの、CAさんからグッズももらい、遊びながら機中の時間を過ごすことができました。

台湾で映画のロケ地へ!

じーぶ(38歳)


台湾

子供と一緒に台湾へ旅行しました。台北からバスで1時間の場所にアニメ映画の舞台になった場所があり、親子で見にいきたかったからです。
子供は小学生になったばかりで、中学生になると受験勉強もあるため海外旅行のため学校を休みにくくなります。チャンスは小学生のうちと思い、決行しました。小学生にもなると、ある程度分別もつくため、飛行機で静かにしていられるようになります。
台湾は食事も日本食に近く、過ごしやすいです。時差ボケもありませんでした。

香港へ観光してきました

Izawa(35歳)


香港に子連れで海外旅行をしてきました。決め手は親が行ったことがない観光地で、子供と一緒に行っても値段がそこまで高くない場所です。上海よりも香港の方が安いくらいでした。
夜景がきれいで親子で見惚れたり、船に乗って観光したり、日本にはない金魚の屋台を見たりもできました。

何もしないプーケットの旅

みきぽん(35歳)


プーケットの港

普段、仕事をしているので、海外旅行はリゾートが希望でした。タイのプーケットにしたのもそんな理由で、ビーチリゾートで徒歩5分に海があり、何もしないでぼんやりできることが魅力でした。
滞在中はパパが家族を連れて海に行き、その間はママがマッサージを受ける至福の時も過ごせました。
子供たちはゾウに乗る体験もできて、のどかなプーケットの自然を満喫できたように感じます。

旅を満喫!子連れで海外旅行にでかけよう!

海外旅行が好きな親だと、いずれ子供と一緒に海外に行きたい憧れが強いです。子供をはじめて海外に連れていくのは幼稚園、小学生の頃が初海外のチャンスです!時差があまりなく、初心者でも抵抗がない旅行先であれば子連れでも充分楽しむことができます。

逆に、子連れでの旅行は子供が何歳くらいまで行けるものなのでしょうか。家族旅行はいつまでできる?意外に短い子供との時間を参考に、家族での旅行を楽しみましょう!