子連れで国内旅行を楽しむためには事前準備が必須
せっかくの連休だから家族で旅行に行こう!と思っても、子連れでの旅行はなかなかハードルが高いものです。大人、子供と共に楽しめる旅行にするためには、事前に計画を練ることが大切です。
子連れでも満喫できるような国内の旅行スポットを人気の観光地ごとに紹介します。また、旅行の行き先にあった交通手段や、あると便利な持ち物を提案します。
子連れに大人気!国内旅行のおすすめ観光地
大型連休といえば海外旅行を連想する方も多いのではないでしょうか。しかし、子連れの海外旅行は金銭面や精神面にとってハードなものです。子供が小さいうちは、国内の観光地を満喫するのがおすすめです。人気の旅行先ランキング上位に常にランクインしている、大人も子供も楽しめる観光地を紹介します。
綺麗な海がリゾート気分を盛り上げる!沖縄県
子連れ旅行でも、国内でリゾート気分を味わいたい方におすすめなのが沖縄です。沖縄本島だけでなく、宮古島や石垣島など、離党も人気の高い観光スポットです。海水浴やショッピングもいいですが、普段はなかなか体験することが出来ない海の生き物とのふれあい体験などに挑戦してみてもいいでしょう。普段見ることができない沖縄特有の魚と触れ合うことが出来ます。国内最大級の洞窟である「玉泉洞」や、国内でも人気の高い水族館「美ら海水族館」に行くのもおすすめです。
子連れで満喫できる豊かな自然とグルメが最高!北海道
冬は札幌で有名な雪まつりが楽しむことができ、夏は本州と違って湿度が高くないので過ごしやすいです。北の大地で育まれた農作物や生乳は絶品で、普段食べている食べ物との違いに感動する人が続出しています。生乳を使ったスイーツが大好きな子供にはたまらない地です。
また、有名なのは食べ物だけでなく、多様な温泉や広大な大地にびっしり咲き誇る富良野のラベンダー畑、いくつもある湖など、雄大な自然も満喫することが出来るのです。「円山動物園」や「旭山動物園」など人気の動物園もあるので、大人、子供と共に楽しめる観光スポットとなっています。
北海道は本当に広いです。距離感がないため、無謀なスケジュールを組まないようにしましょう。朝、函館の朝市でいくらやうにを食べ、旭山動物園で遊んで札幌で夕食…というスケジュールは不可能です。函館から旭山動物園までは車で6時間以上、旭山動物園から札幌までは2時間以上かかり、ほぼ移動時間で終わってしまいます。
レジャーからショッピングまで!千葉県
子連れで国内旅行と言えば、「東京ディズニーリゾート」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。近隣の人は日帰りで、遠方でも宿泊しながら子供を連れて国内旅行!という家族も多いでしょう。
実は、千葉県はディズニーランド以外にも遊園地が多数ある県なのです。都心からのアクセスも良く、地方からでも車で行きやすい土地柄なので、子連れの観光にはもってこいの地域です。レジャー施設だけでなく、子連れにも優しい大型アウトレットモールやショッピングモールなども多数あるので、思う存分ショッピングを楽しむことが出来ます。
雄大な富士山と綺麗な海を見に行こう!静岡県
ゆっくりしたい子連れの国内旅行には、都心からのアクセスも良好な静岡県も、おすすめの観光地です。伊豆や熱海などの有名温泉地をはじめ、世界遺産の富士山や三保の松原、韮山反射炉と、いろいろな観光地があるのです。
また、静岡といったらお魚がおいしい県というイメージがある方も多いのではないでしょうか。静岡県の東部から西部まで、それぞれの漁港で水揚げされたばかりの新鮮なお魚を堪能することが出来ます。特に清水区でとれる駿河湾のシラスは有名で絶品です。
子供も大人も大満喫!笑いと食いだおれの街!大阪府
子連れの国内旅行で人気がある楽しいイメージしかない都市といえば、大阪ではないでしょうか。お笑いの劇場や、ユニバーサルスタジオジャパンなどのレジャー施設が豊富にあり、子供も大人も楽しめる都市です。串カツやたこ焼き、お好み焼きなど名物グルメの食い倒れ旅行が楽しめます。
ショッピングと名所めぐりなら!東京都
東京都も真新しいショッピングモールや人気店が常にオープンしており、子連れで楽しめる都市となっています。渋谷区にあるNHKホールで子供番組のセットを体験したり、お台場でお買い物やレジャーを楽しむのも良いでしょう。東京タワーや東京スカイツリーなど、一度は登ってみたい名所に行ってみるのも、子供にとって良い経験になります。
日本の伝統を学べる古都!京都府
日本の伝統を感じる建築物と四季折々の植物が美しい京都も、子連れの国内旅行におすすめのスポットです。清水寺などがある東山エリアのお寺や古民家カフェもめぐりたいけど、子供受けするスポットも行きたいという方におすすめなのが、「京都鉄道博物館」です。実物の車両が展示されており、それに基づいた体験やイベントが行われています。電車や新幹線が好きな子供には、たまらない博物館となっています。
快適に子連れの国内旅行の移動をしたい!乗り物別にメリット・デメリットを紹介
夏休みや年末年始子連れの国内旅行で一番の心配事といえば、長時間の移動です。特にゴールデンウィークなどの大型連休や、年末年始などの帰省時期は、交通機関も大変混雑する上に渋滞なども生じて快適に過ごすのは難しいといえます。
長時間に及ぶ移動時間は、子供にとって退屈なものです。新幹線などの公共交通機関では子供が他人に迷惑をかけてしまうかもしれない、自家用車での移動では渋滞にはまってしまうかもしれない、そんな心配が尽きない人は、移動方法のメリット、デメリットを知ってから選択すると良いでしょう。
子連れの国内旅行を車で移動する場合のメリット・デメリット
国内での子連れ旅行に自家用車やレンタカーを利用する方も多いのではないでしょうか。車を交通手段に選んだ時の最大のメリットといえば、周りに気兼ねなく自分たちのペースで楽しむことができるという点です。車で旅行する際のメリット、デメリットを紹介します。
車で旅行する場合のメリット
- 人数が何人いても交通費が変わらない
- 荷物を好きなだけ積むことが出来るので、旅先で荷物が増えても安心
- 周りに気兼ねなく、家族水入らずで過ごすことができる
- 自分たちの状況やタイミングをみながら旅行を楽しめる
- 乗り継ぎなどがないので気楽
- ペットとも一緒に旅行できる
車で旅行する場合のデメリット
- 渋滞にはまると時間がかかる
- トイレに自由にいくことができない
- ドライバーに疲労が蓄積する
- ナビがないと厳しい
- 都心だと駐車場が少なく、値段が高い
- 行き先が雪の降る地域だと、スタッドレスタイヤなどの事前準備が必要
電車で旅行する場合のメリット・デメリット
電車を見たり乗ったりすることが好きな子供におすすめの交通手段です。普段近場へのお出かけは車で済ませている家族にとって、電車でのお出かけというのは非日常を感じるものです。電車で旅行する際のメリット、デメリットを紹介します。
電車で旅行する場合のメリット
- 運賃が安い
- 未就学児(6歳未満、小学校入学前の3月まで)なら無料で乗車できる
- 各駅で停まるので利便性が高い
- 当日に切符を買うので、キャンセルなどの心配がない
電車で旅行する場合のデメリット
- 鈍行だと時間がかかる
- 指定席などがないため、座席の確保ができない
- 荷物の置き場所が確保しにくい
- トイレ付き車両がないこともある
- 乗り継ぎがあるので気が抜けない
新幹線で旅行する場合のメリット・デメリット
ちょっと羽を伸ばして遠方に旅行する際や、旅先が都心部の場合に選択肢として挙がるのが新幹線です。電車に比べて少し値段が高いですが、小学生になるまでは子供料金が無料だったり、早く目的地に着くというメリットもあります。新幹線利用時のメリット、デメリットを紹介します。
新幹線で旅行する場合のメリット
- 席なしの未就学児(6歳未満、小学校入学前の3月まで)なら無料で乗車できる
- 指定席を選択すれば、家族まとまって座ることができる(この場合、子供の運賃は有料となる)
- JRと宿泊施設のパッケージプランだと割安
- 好きなタイミングで席やデッキに移動することができるので気分転換になる
- 座席によってはボックス席にすることができる
- トイレを我慢せずに行くことが出来る
- おむつ替えシートや多目的トイレがあるので、赤ちゃん連れや車いすでの利用も安心
- 市街地中心に駅があるので、利便性が良い
- 指定券の場合、ご利用の列車の乗車駅発時刻前であれば1回限定で手数料なしで変更できる
新幹線で旅行する場合のデメリット
- 運賃が高め
- 荷物の保管場所が少ないので、大荷物だと不便
- 乗車券使用予定日二日前からキャンセル料がかかる
- 未就学児でも指定席の場合は有料となる
飛行機で旅行する場合のメリット・デメリット
遠方に旅行する場合や空港からの利便性が良い場合は、飛行機が一番移動時間を短縮する乗り物といえます。しかし、子連れでの搭乗はしたことがないから不安、という方も多いのではないでしょうか。子連れで搭乗した際のメリット、デメリットをご紹介します。
飛行機で旅行する場合のメリット
- 国内線で、席なしであれば3歳未満の搭乗は無料
- 格安のLCCや「早期割引運賃」を利用すれば割安で搭乗できる
- 航空会社によってはおもちゃのプレゼントがある
- 手荷物を預けることが出来るので、機内では身軽に過ごすことができる
飛行機で旅行する場合のデメリット
- 運賃が高い
- 出発前にチェックインや検査があるため、時間の余裕が必要
- 乗り遅れてしまったら、航空券の買いなおしが必要
- 「シートベルト着用サイン」が出ているときは席から離れることができない
- 荷物の受け渡しに時間がかかる
- 空港によっては市街地へ行くまでの移動時間が予想以上にかかる
- キャンセルすると航空券1枚につき払い戻し手数料と取消料がかかる
- 格安航空利用などの場合は変更不可、キャンセルしても払い戻しされないこともある
子連れで国内旅行をする場合どの交通手段が自分たちに合っているのか
子連れで国内旅行をする場合、コスト面や移動時間、急な予定変更に寛大…どの点に重きを置くかで、交通手段が変わります。行き先や利便性、家族の人数、年齢によってベストな交通手段を選ぶことが、子連れレジャーを楽しむためのコツといえます。旅行計画の際に家族とよく話し合って、自分たちに合った交通手段を選択しましょう。
これがあると便利!子連れの国内旅行の持ち物
旅行の準備を万全にしたはずなのに、「あれを持ってくればよかったな。」と思ってしまうようなイレギュラーなことが起こるのが子連れでの旅行です。出先で購入できるものであれば問題ありませんが、子供がいると突発的に必要になってくるものもあります。
旅行を快適に過ごす準備を!長距離移動に備えて持っていくべき持ち物
子連れで国内旅行となると、観光スポットについてからより、それまでの移動時間に恐怖を感じている親も多いのです。渋滞など、慣れない長時間の移動に子供がストレスを感じて不機嫌になったり、飽きてしまって兄弟同士でけんかをしだしてしまうという、最悪な事態を避ける努力をしましょう。子供が楽しく快適に移動時間を過ごすために、これから紹介するお役立ちアイテムを持っていくといいでしょう。
- エチケット袋
- 乗り物酔い止め
- 座席の汚れ防止シート
- 携帯トイレ
- マスク
- 耳栓
- お菓子
- 耳抜き用の飲み物
- ブランケット
- 絵本
- お絵描きセット
- シールブック
- タブレットPC
- 移動用充電器
- DVD
- ポータブルDVDプレイヤー
- イヤホン
長距離の移動時間のお供であるタブレットPCは、子供が好きなアプリやゲームをあらかじめダウンロードしておくことをお勧めします。充電が切れてしまった時のために、充電器やタブレットPCを使わない遊びの準備もしておきましょう。
子連れの日帰り旅行に持っていくべき持ち物
服を汚してしまったりけがをしたりと、イレギュラーなことが起こりがちなのが子連れでの旅行です。そこで子連れでの日帰り旅行にあったら便利なものをまとめてみました。旅行の行き先により持ち物は異なりますが、あると便利な持ち物をご紹介します。
- ウエットティッシュ
- 消毒用アルコールジェル
- 日焼け止め
- ぼうし
- 虫よけスプレー
- 虫刺されの薬
- ビニール袋
- レジャーシート
- エコバッグ
- タオル
- 健康保険証
- 絆創膏などの応急処置グッズ
- レインコート
- ジッパー付きビニール袋
- 上着
- 替えの靴
- ビーチサンダル
- 着替え
動物や自然と多くふれあえる施設には虫が多くいるので、肌を露出しない服装をしたうえで、防虫スプレーなどの対策グッズを持っていくといいでしょう。
子連れでのお泊り旅行に持っていくべき持ち物
ホテルで「添い寝プラン」を選択する場合は、子供にぴったりの枕や布団が用意されていない場合や、貸出有料の場合があります。持ち物に不安がある場合は事前にホテルに問い合わせたり、子供が寝具にこだわりがある場合は、自宅から慣れ親しんだ物を持参していくと安心でしょう。持っていくと安心のお泊りグッズをご紹介します。
- おねしょシーツ
- 子供用歯ブラシ
- 子供用歯磨き粉
- 子供用爪切り
- バッグハンガー
- タオルケット
- 子供用の枕
- 子供用のスリッパ
- 旅行用圧縮袋
子連れ国内旅行ではファミリー向けのホテルを利用すれば楽しさ倍増
泊りがけの旅行で悩むのが、宿泊施設です。落ち着いた雰囲気の旅館だと周りに迷惑をかけそうで心配、でもシンプルすぎるホテルだと子供が飽きてしまいそう…。そんな場合は、子供のための施設が充実している宿泊施設を利用しましょう。
例えば、成田空港から無料のシャトルバスが出ていてアクセス良好な「ラディソンホテル成田」には、子供が楽しめるキッズルームやキッズプレイグラウンド、屋外プールなど、子連れ向けの施設が完備されています。価格帯もリーズナブルな上にホテル内でも楽しく過ごすことができるので、子供にとっても大人にとっても嬉しい施設といえるでしょう。
子連れの国内旅行を楽しむために
個人ブログに旅行記を記録している方も多くいるので、旅行前にチェックしておくとイメージがわきやすいでしょう。なかなか思い通りにいかない子連れでの旅行ですが、事前の準備とシミュレーションをしっかりして、楽しい思い出を作りましょう。
お盆や年末年始に遠方の実家に帰省する場合は、帰省時の持ち物リスト・子連れママ必須のお役立ちアイテムを参考に、家族皆が慌てない旅をしましょう。