子育てを楽にするにはどうしたらいい?
子育てを楽にできる方法があれば、やってみたいママはたくさんいるでしょう。子育て以外にも毎日の家事や、働いているママには仕事もあり、一生懸命頑張っているママ達の意見には「大変だけど子育ては楽しい!」という意見もあれば、「大変な事ばかりで子育てが辛い…」という意見もあります。
子育てが楽になると子供の成長も楽しくて気持ちに余裕ができますが、多くのママは、育児や家事に必死で、「子育てが大変」「家事や炊事が大変」と、自分ばかりが大変な思いをしているという、ネガティブな気持ちが生まれてしまい、育児を楽しむことができません。
子供の成長はとても早いです。子育てが楽になるということは、気持ちにも余裕が生まれているということなので、今しかない育児を楽しむために、多少の手抜きと気持ちの切り替えが必要になります。
子育てなんて楽じゃないと感じるのはこんなとき
子育ては楽なものではなく辛いという意見のママは、子育てのどんなところが辛いと感じるのでしょうか。下記のような例が挙げられますが、夫があまり育児に対して協力的ではない事や、完璧な子育てをしないと…という自分へのプレッシャーを感じている部分もあるでしょう。
- 子供が言うことを聞いてくれない
- 突然かんしゃくを起こす
- 子供中心で自分の時間が作れない
- 不安や孤独を感じる
- 自分以外に頼れる人がいない
子育てが辛いと感じる人は、楽しいと感じる人と比べて性質も環境も違う中、どうしたら子育てを楽にすることができるのでしょうか?子育てが楽しいと感じているママはどんな心構えなのか見てみましょう。
子育てが楽しいと感じられるのはどんなときだろう
子育てが楽しいと感じる人は辛いと感じる人と比べ、元々の持っている性質的な違いの他にも、身近な人からの支援があることや、ママ友との交流を楽しむといった、肉体的にも精神的にも「楽になる子育て」をしていることが伺えます。
- 子供の成長が一番の楽しみ!
- 子育てに充実感を得ている
- もともと、子どもが好きだから子育てが苦痛じゃない
- 旦那や祖父母からの育児協力がある
- 仲の良いママ友との交流があるから楽しい
子育てが楽になるのは3歳前後から
子育ては子供がいくつ位になると手をかける事が減ってきて、子育てが楽になった!と感じる事ができるのは、子供が3歳前後になったころが多いです。理由は以下のような内容になります。
- 沢山の言葉が話せるようになる
- 1人で食事を摂る事ができる
- おむつが外れてくる
- イヤイヤ期が終わる
上記のように、大人が手を貸さなくても1人でできる事が沢山増えてくるのがこの年齢のため、子育てが楽になったと感じるママが多いです。
しかし、3歳になればすぐに子育てが楽になるかというと、子供が1人で沢山の事をできるようになる時期には個人差があるので、あくまでも目安となります。
子育てを楽にする方法はあります
いつ楽になれるのか分からない子育てを、今からでも楽な方へ変えていけるよう「楽になる子育て」についての方法や、育児負担を少しでも減らす事のできる様な便利グッズ、そして先輩ママ達が子育てを楽にする為にどんな事をしたのか、という体験談なども含めて紹介していきましょう。
子育てを楽にするには家事で適度な手抜きをする
子育てが辛いと感じているママの中には、家事にも育児にも完璧さを求めているママが多くいます。しかし、どちらも完璧に両立させるのはなかなか難しいです。そこで子育てを楽にするために、どちらも適度に手を抜く事をおすすめします。
手抜きと聞くとあまり良くないイメージに聞こえがちですが、ここでいう手抜きとは、「手を抜けるところは手を抜きつつ、家事や育児を行うこと」を言います。
自分にとって頑張りすぎない、適度にできる子育てと家事の楽なスタイルを是非、見つけてみて下さい。
家事を手抜きする=ズボラじゃない
子育てが楽になりたいのなら、洗濯や掃除といった家事を毎日頑張ってやっているママは、その頻度を減らしましょう。洗濯は毎日しなくても、洗濯物が溜まってからしても問題ないです。掃除も、何かのついでで掃除する癖をつけると掃除は楽になります。
手を洗ったついでに洗面台を磨いてみたり、トイレを使ったあと、便器や床をさっと拭いてみたり、テレビを消したときに画面を拭いたり、モップ付きスリッパを履きながら家事をして床を掃除する手間を省く様にするなど、掃除時間の短縮方法はいくらでもあります。
料理はあらかじめ下準備を整えておけば楽ができる
食事に関しては、ちょっと手が空いた時間などを利用して野菜をまとめて切っておき、ジッパー付きの保存やラップに包んで冷凍保存しておいたり、煮物や日持ちが可能な料理に関しては、一度に沢山作っておいて常備菜にしておくことで、食事の準備をする手間を省く事ができ、ご飯作りがとても楽になります。時にはレトルトや出来合いの惣菜、食卓サービスなどに頼よってみるのもいいでしょう。
育児はちょっと知恵を働かせれば楽ができる
ママがずっと側でお世話しなくても、子供が自分で様々な事ができる様に工夫していきましょう。例えば、ストロー付きのコップで飲み物を与えているなら、ストローを使わずにコップから直に飲むことで、ストローを準備する手間もありませんし、洗うのも簡単です。
また、ご飯も子供が食べやすいように掴み食べのメニューにしてあげる事で、親が見ていなくても子供はパクパクと食べてくれますし、片付けもスムーズにいくでしょう。
他にも保育園の一時保育や、お住まいの地域の子育てサポートシステムなどを利用してみて、ママが自分の時間を少しでも持てるようにして、気分をリフレッシュしてみるのもいいでしょう。
子育てを楽にするために便利グッズを活用しよう
子育て中の家事の手間を減らすことで育児の負担を軽減でき、100円ショップや安価でも購入できるおすすめグッズの一部を紹介します。
掃除機の代わりにミニほうきでこまめに汚れを掃除する
ちょっとした部屋のホコリや、ご飯やおやつなどの際に出る食べこぼしなど、見つける度にわざわざ掃除機を使うのは大変です。ミニほうきがあれば、サッと使って仕片付けることができますので、こまめに部屋を掃除する事ができてとても便利ですし、頑張って掃除しなくても部屋を綺麗に保つことができます。
食材を切るなら包丁を使わずキッチンバサミを使う
食材を切る時に毎回まな板と包丁を出し、使い終わったらまた洗う、というのは大変な手間です。ちょっとした食材やまな板を汚してしまう様な食材などは、キッチンバサミで切るようにすると、包丁やまな板を汚すこともなく、また、洗い物にかける時間が省かれる為、調理時間の短縮にもなります。
子供の濡れた髪の毛には吸水性の高いタオルキャップを使う
子供が水遊びした後やお風呂から出た後で、髪の毛が濡れていても忙しくてすぐに乾かしてあげられない時に、濡れた髪の毛をすっぽりと包み込み、水分をすばやく吸収してくれるタオルキャップがあると便利です。
最近では様々な柄や形、子供達に人気のキャラクターなどがプリントされたものなど沢山の種類がありますし、100円ショップで吸水性の高いタオルが販売されていますので、手作りをする事もできるアイテムなのでとても魅力的です。
子供の持ち物の名入れ作業にお名前スタンプが便利
保育園や幼稚園の入園や、小学校に入学する際、新しい持ち物を持っていくときなどには必ず名前を書かなくてはいけませんが、自分の字に自信がなかったり、忙しくて名入れに時間をかけたくないという方には名前スタンプがお勧めです。
スタンプを一度作っておくと、インクをつけて名前を入れたい所に押すだけで名入れする事ができますし、インクが内蔵されていて、押すだけでOKのものもあります。
子育てを楽にするには心構えが大切
子育てに対する不安や悩みといった内面的な問題は、なかなか解消させる事は難しいです。気持ちの持ち方しだいで楽になりますので、割り切ることも必要です。
育児は気楽に割り切りも必要!大事なことは子供が元気に育つこと
育児を完璧にしようと、あれこれと気合いを入れて頑張りすぎてしまうと、親も子供も疲れてしまいます。子育ての中で一番気を付けたいのは、子供が大きな怪我や事故に遭わない様に親は目を離さない事です。
この事以外は、親が心配せずとも子供はちゃんと成長していきますので、大体の事はなんとかなる!と割り切り、少し肩の力を抜いて気楽に育児を楽しみましょう。
他人の目や意見を気にしない!育児の正解は1つではない
子育ての方法はその家庭によって様々あります。どの方法ならよくて何がダメかなど誰にも分かりませんし、絶対にこれが正解というのありません。
しかし「いいママ」を目指すあまり、他人のやっている育児法を色々と取り入れようとして親子で大変になり、最終的にはやる事が沢山になってしまい子育てに余裕がなくなり精神的に辛くなる…というママもいます。
そんな事にはならないよう、自分の家庭にあった育児スタイルを持つことが大切です。育児は他人と比べたりせず、しっかり自分と子供にあった育児スタイルを確立させましょう。
ママだって休んで大丈夫!お休みすることが次への活力になります
子供がいると気持ちは安まらないし、なかなか自分の時間が作れない、予定だってスムーズにはいきません。疲れきってしまい、毎日の子育てが辛くなってしまう前に、主婦業をちょっとお休みましょう。
掃除や洗濯、ご飯作りを毎日しっかりやらなくても、たまには子どもたちと楽しくケータリングのご飯を食べて、一緒に遊んで、お風呂に入って寝る。それだけの日を作っていいのです!そして明日からはまた子育て、家事を頑張れる様にすれば大丈夫です!
これで私は育児が楽になりました!体験談3つ
実際の子育て中にこんな事をしてみたら、またはこんなグッズを使ってみたら楽になったことがあるよ!といったママ達の様々な体験談を集めましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
しっかり休む!
ぴよぴよ(30代後半)
私は、自分の体力が子どものペースについていけなかったり、周りのママさん達が私より年下で上手く話掛けることができず、ママ友もできなかったりで…体力的にも精神的にも育児が辛くなってしまい、ゆっくりと休む時間が欲しい!と毎日思っていました。
そんな時に支援センターのスタッフさんから「ママだって休んでいいんだよー!ゆっくり休む日を一週間に一回でも持つと違うよ!」とアドバイスをもらってからは、夜の家事は全部次の日にまわして、一週間の内の1~2回位は子どもと夜、一緒に寝るようにしました。それで次の日は子育てを頑張れました!
外出先でも安心グッズ!
おかめさん(20代後半)
我が家の子ども達はお出掛けが大好き!でも、静かにしてて欲しいレストランや病院でも、構わずはしゃいじゃって…もー大変です!そこでオススメなグッズがシールブック!夢中になってシールを貼ったり、剥がしたりして静かに遊んでてくれます。100均とかでも売ってるし本当に便利です!
時間が少しずつ守れる様に
みるく(30代前半)
うちの子はTVやスマホの動画などを1人で観るようになった為、時計を見せて「ここになったらおしまい」と言っているのですが、なかなか分かってくれなくて困っていました。
そんな時に、砂時計を使って時間の感覚を教えるといいと聞き、実践することに。歯磨きやおやつを食べるときなどに「この砂が落ちたらおしまいだよ」と言って使ってたら、ちょっとずつ時間が分かるようになってくれました。
これらの声の他にも、一時保育を利用して自分の趣味を楽しむ時間を作るようにしたり、夫へ積極的に育児参加をする様に促してみた、などといった声もありました。
子育てを楽にすることで体力的にも精神的にも、ママにとって様々な面で「余裕」が生まれて、もっと子育てを楽しめるようになれます。その為にも、子育て支援事業における様々なサービスや、家事や育児の負担が軽減されるグッズなども是非、利用してみましょう。
子育てを楽にして今しかない育児を楽しもう!
誰しも同じ子育てをするなら辛い育児よりも、楽しい育児をしたいと思うものです。最近、ちょっと子育て辛いな、疲れてきたなぁ…と感じてきたら、気持ちに余裕が持てる様に肩の力を抜いて楽をしましょう。
そしてたまには、子育て支援事業を利用して自分の時間を持ってみたり、毎日の家事や炊事の手間を大幅に省いてみたり、頑張らない日を決めて子供とゆっくり過ごす日を設けてみましょう。
子育ての息抜きは何がしたい?ママの疲れを癒す23の方法を試してみるのもおすすめです。毎日の育児が辛いものにはならない様に自分で息抜きをして、子育てをもっと沢山楽しんでいきましょう!