家事が嫌いになる心理・克服術

家事が嫌いでもいい!気が楽になる手抜き家事テクニック

家事が嫌いでもいいのです!でも嫌いなことを毎日し続けるのは、とても大変ではありませんか?完璧にする必要はないので、時短・手抜きテクニックを身に付けましょう。ママ達が家事にイライラする理由を共有しつつ、家事嫌いを克服するための方法をや考え方のヒントをご紹介します。

家事が嫌いでもいい!気が楽になる手抜き家事テクニック

家事が嫌いでもいい!気が楽になる手抜き家事テクニック

夫や姑の前ではあまり大きな声では言えないけれども、実は家事が嫌いという子育て中の女性は多いはずです。例え専業主婦だとしても、むしろ家事が好きでたまらなくて、1日中家事だけをしていたいという人の方が珍しいのではないでしょうか。

今回は気楽に家事を楽しむことができる手抜きテクニックをご紹介していきます。ポイントは、いかに手を抜き、時間を短縮するかです。

また、家事が嫌いになってしまう心理や克服するために大切なことをご紹介します。
家事が嫌いでも、効率化はできます。ですが、家事を少しでも好きになりたいと思っている方は、少し考え方を変えてみましょう。

家事が嫌いな人こそ実践してほしいテクニック5選

毎日ギリギリのところで家事と子育て、そして中にはお仕事を両立しているママたちは、ある日プツンと糸が切れてしまうリスクを抱えています。ですから、すでに頑張っている世の中にママたちに、声を大にして言います。さぁ、手抜きをしましょう!

家事が嫌いになってしまう前に、どんどん手を抜いてしまえばよいのです。ここからは、是非試して欲しい家事の手抜きテクニックを5つご紹介していきます。

1. 平日のお風呂掃除は適当に。週末はアイテムに頼って

平日のお風呂掃除

平日は子育てと家事の両立で忙しいでしょうから、お風呂掃除も手を抜いて良いでしょう。平日はササッと日々の汚れや水垢を落とすだけで良いので、週末にガツッとお掃除していきましょう。

でも、ママたちが頑張る必要はありません。さまざまなメーカーからお風呂の防カビや、水垢対策アイテムが販売されていますので、頑張って掃除をしなくてもそれらに任せておけば大丈夫です。

浴槽に入れると、ボコボコとたくさんの泡が出てきて、勝手に汚れを落としてくれるというアイテムはお掃除の手抜きができる上に、時短も可能です。毎日全身全霊を込めて、お風呂掃除をする必要などありません!

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2.レトルトにチョイ足しで、豪華な手作りメニュー

レトルトのミートソース

忙しい時に面倒くさいと感じたり、疲れていて料理をするのが嫌だなぁと思う時もあるでしょう。そんな時に大活躍するのが、レトルト食品です。インスタント食品よりも手作りの味に近く、さまざまな使い方ができるとあって、味方に付ければ家事の時短&手抜きに最適です。

オススメなのは、レトルト食品にチョイ足しするオリジナルアレンジメニュー!筆者はよく、耐熱皿に輪切りにしたナスと薄くスライスしたジャガイモを敷き詰めて、レトルトのミートソースをかけて、その上からチーズを乗せて焼く「ミートグラタン」を作ります。
5分あれば完成しますし、子供達も大好きなので、忙しい日の晩御飯の定番メニューです。

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3.洗濯物はハンガー→クローゼットへ直行

家事の負担を軽減しようと、多くの家事の時短テクニックを調べて実践した筆者が「これはいい!」と思ったのが、シャツやズボンなどの洗濯物は基本的にハンガーにかけて乾かして、乾いたらそのままクローゼットへいれるという方法です。

洗濯の工程で一番時間がかかるのが、洗濯を取り込み畳むという作業です。この方法なら、洗濯物を畳まずにハンガーのまま整理整頓できるので、とても効率的です。

4.大掃除は業者に依頼するものだと割り切る

大掃除は業者に依頼

ホコリやちょっとした汚れなどは、掃除機や水拭きをご自身で行うことができますが、しつこく頑固な汚れはあなたがどう頑張っても、どうにもならない時があります。

そのような場合に市販の洗浄剤や防カビ剤などを使って、必死に掃除をしても家事ストレスがたまる一方です。ですから、大掃除は業者に依頼するものだと割り切りましょう。

最近はお手頃価格で、家庭内のお掃除を請け負ってくれる業者がたくさんあります。共働き家庭で夫の協力が見込めない場合、生活上の必要経費として掃除などの外注を提案・交渉するのも1つの方法です。

5.メニューを決める手間をカット!夕食の材料宅配セットに頼る

家事の中でも、料理が嫌いというママは意外と多いです。調理工程が面倒と感じる人もいれば、メニューを考えるのが苦痛だという人もいます。

そこでオススメするのが「夕食の材料宅配セット」です。すでにメニューが決められていて、簡単なレシピを見ながら作るだけで良いので、料理が苦手な人でも美味しく作ることができます。メニューに悩む時間、材料調達の時間、下ごしらえの時間、調理の時間を短縮できるので、忙しいマママにはピッタリです。

人数に応じた食材が届きますので、材料が無駄になりませんし、自分ではあまり作りにくいジャンルの料理にも挑戦できます。

家事嫌いになる心理~子育て中の家事のイライラポイントは?

子育て中のママに暇な時などありません。家事、子育て、夫のサポート、ママ友との付き合い、働いている方はもちろん仕事など、家の内外でこなすべき業務は多方面にわたっています。そのような中で、しっかりと完璧に家事をこなしていくのは、容易なことではありません。

中には「家事と子育て(人によっては「仕事」)との両立にイライラして仕方ない!」と悩むママも少なくありません。世の中のママ達はどのような理由で、家事にイライラしてしまうのでしょうか?

家事の量は多いのに、時間が足りない

洗濯の途中で一休みする女性

「一人暮らしの時、子供が生まれる前は、そこまで家事が嫌いではなかった」という方もいらっしゃるでしょう。それもそのはず、大人一人、二人が生活していて汚れるものや場所、洗濯の量はたかが知れています。しかし、子供がいると話はまったく変わってきます。

以下のように思うことはありませんか?

  • 子供に時間を取られて、家事が思うように進まなかった
  • 子供の世話に夢中になると家事が雑になり、それがストレス
  • 子供の洗濯物の多さに毎日ウンザリしている
  • 仕事と子育てで必死の毎日。子供が寝てから家事をして、体力の限界

家事の量は増えるのに、子供がいると他にも日常のお世話など、こなすべき仕事は山積みです。自分がやりたいと思ったことを達成できず、気持ちの悪い状態が続く。これも家事嫌いになる要因です。

家事は終わりがなく、褒められる機会もないのでむなしい

「主婦だから家事ができて当たり前」「ママは家事をなんでもこなしてしまう」など、家族から勝手にイメージを付けられていませんか?家事は、まわりには苦労や成果がわかってもらいにくく、達成感が味わいにくい仕事です。

  • 子供から、家事を邪魔される
  • 掃除や洗濯をしても、子供や夫がすぐに汚す

家族のために家事をしているのに、子供達からは「ママが構ってくれない」といわれてモヤモヤする。せっかくキレイにしても、子供や夫が散らかして、なんだか台無しになったように感じてイライラする。

例え予定通り家事をこなせたとしても、こうした状況や精神状態では、家事にネガティブなイメージばかりが付きまとってしまいます。

0歳と4歳のママである筆者も、毎日イライラしています

料理する傍で食材を散らかす子供

筆者も、0歳と4歳の現役ママです。子育てと家事、そしてお仕事の3つを何とかこなしているつもりですが、実際には家事が大打撃を受けて、中途半端になることが非常に多いです。

「今日こそ、洗濯を全部片づけて、クローゼットを整理するぞ!」と朝に誓っても、結局は0歳の娘が離乳食の度に着替えることになり、幼稚園から帰宅した4歳の息子が泥だらけの洋服を何枚も持ってくるので、結局洗濯物の山は消えることはありません。

自分で家事のスケジュールを決めているのに、子供のお世話に追われて思い通りに行かないときや、散らかった部屋を見た時に、どんどん胸の中からイライラが込み上げてくるのです。

家事がきちんと出来ない自分にイライラしているのか、手のかかる子供達との時間にイライラしてしまうのか、正直分かりません。けれども、子育てと家事の両立は本当に難しいものだと、毎日痛感しています!このままだと、心から家事をすることが嫌いになりそうな私。そこで、筆者は「家事に対する考え方」を改めることにしました。

家事嫌いを克服するために大切なこと

もし家事が嫌いなら、本当は無理に好きになる必要もありません。「嫌いだけど、最低限やること」を決め、家事の負担を軽減するテクニックを実践すれば良いのです。

ですが、「家事が嫌い!」という心理状態から抜け出したい方は、まずは少し考え方を変えてみましょう。

「完璧主義」は家事嫌いの最大の要因

「子供達に振り回されて、家事が思うように出来ない自分にイライラする」というママには、完璧主義者の傾向があります。

ピカピカの床、キレイに整理整頓された洋服、栄養バランスバッチリの料理、ピカピカのお風呂など、パーフェクトな状態を常にイメージしているのなら、その理想は早く捨て去ってください。

常にパーフェクトな状態を求める完璧主義ママは、どうしても出来ない自分と散らかった部屋に、人一倍ストレスを募らせ、どんどん家事嫌いになってしまいます。

完璧主義者の口癖

完璧主義なママの口癖の1つに「○○しなければいけない」「○○しなければいけなかったのに」という言葉があります。こうした言葉を口に出したり、頭の中で思っているママは、無意識に自分を追い詰める傾向にあり、要注意です。
家事や子育てに、必ず今日しなければいけないということは滅多にありません。

ハードルは低く!1日の家事は目標の半分に届けば合格です

子供を抱きながらアイロンがけする主婦

子供が家の中にいる以上は、なかなか片付かないのも当たり前のことですし、子育てに追われて家事に影響が出てしまうのも当たり前のことです。

ですから、家事と育児の両立は50~60%できれば、それで合格!80%近くこなすことができたのなら、大満足するべきです。なぜなら、子育ては常に予想外のことばかり。予定通りに進むほうが、驚くべきことだからです。

完璧主義なママは頑張りすぎて限界を迎えて、家事が嫌いになってしまう傾向があるので、肩の力を抜いて「まぁ、これくらいでいいか」と気楽に考えることが大切です。ほどほどの家事でも生活に支障が出ることなどありません。

家事嫌いのママこそミニマリストになるべし

家事嫌いのママにオススメなのが、ミニマリストになることです。洋服がたくさんあるから洗濯が面倒に感じるのでは?調理器具がたくさんあるから、整理整頓に苦労するのではないですか?

荷物を極力少なくすることで、掃除もしやすくなりますし、食器や洋服を洗う量もグンと少なくなるはずです。もちろん、家事の時間の短縮にもつながっていきますし、無駄な工程が省けることから家事ストレスも軽減するでしょう。

家事が嫌いなのは当たり前かも…1人で家事も子育ても仕事もする必要はなし!

今回は、家事が嫌いなママに真似して欲しい時短&手抜きテクニック、「家事と子育ては完璧に出来なくて、当たり前」という考え方をご紹介しました。

共通しているのは、1人で何でも完璧にしようと思わないことです。共働きはもちろん、専業主婦だとしても、日々人間が暮らしている以上、モデルルームのような部屋というのは無理ですし、本当に居心地がいいかといわれたら疑問も残ります。キレイな家は理想的ではありますが、自分自身が疲れ切ってしまっては、その家で家族と楽しく過ごすことはできません。

時間が足りない中、たくさんのことに追われていれば「家事が嫌い」という思いが強くなるのはある意味では当然です。アイテムやプロのテクニック、サービスを利用して、少しでも楽できる方法を探していきましょう。