子連れの外食はマナーを考えよう
子連れの外食はマナーをしっかり守って楽しく食事をしよう
子連れの外食はマナーを守って自分も周りも気持ちよく利用できるようにしましょう。迷惑とされていることは何か、子供のいる環境に慣れていない人がいることも頭い入れて行動しましょう。ママも無理な外食はせずに、事前に誰と何処のお店へ行くのかを考えることと、お店や子供への対策が大切です。
子連れの外食は場所とマナーを考えよう
子連れの外食マナーが指摘される中で、ママはどんなことに注意をすれば良いのでしょうか。外食をする場所を考えて、子供に慣れていない人もいることをママも頭に置いて、自分だけではなく、周囲の人が気持ちよく食事できるようにしましょう。
子連れ外食は何がマナー違反で迷惑とされているのか
子連れで外食をするならマナーを考えなければいけません。子供自体の行いは仕方がない事ですが、親がそれを見ていない、ほったらかしにしていることで、周囲から怒りを買うケースが多いです。
「子供だから仕方ない」と思うのは周りの意見で、親が思ってはいけません。迷惑をかけたらその後の謝罪やフォローが必ず必要です。
落ち着いたレストランやカフェではもっての外ですが、例えファミレスでも下記のような子供の行動は、周囲に迷惑をかける行為です。
- 騒ぎまわる
- 走り回る
- 泣きわめく
- 周囲が気を遣う
- 備品を壊したり汚れた手で触る
- 親が子供をほったらかしにしている
- 子供が何かしても謝罪しない
子育てに対して昔と今は見方が違う
子供があふれかえっていた昔とは違い、現在は少子化で子供の数も減っています。だからこそ子供に目が行く時代なのではないでしょうか。ママの目線で見ると「そんな事を言い出したら子育てが出来ない」と思ってしまうことも、迷惑と感じる人がいて指摘される世の中です。子供がいる人もいない人も、お互いに思いやりの気持ちが必要なのではないでしょうか。
子供に対して世間の目は冷たい?
「子供なんだから仕方がないよ」と言う目で見てくれている人がいる一方で、そう思えない人も多いのが現状です。「子供を連れてこんな所にくるな」「満員電車に乗るな」その人達もかつては子供だった時があるはずなのですが、子供を育てるママに対して、どうしても厳しい意見があります。
子連れの外食はマナーをふまえて場所を考慮しよう
子連れの外食はマナーが大事ですが、親がどんなに気を配っても、子供はある程度騒いでしまうということを前提に考えなければいけません。食事に行く先が、子連れで外食が可能な場所なのかを考えてみましょう。
子連れで外食するのはどんな基準でお店を選べばよい?
子連れの外食の場合には、ママ達はどんな基準でお店を選んでいるのでしょうか。子供も安全に食事が出来て、ママもストレスなく過ごせる環境のある、下記のようなお店が選ばれています。
- 個室がある
- 座敷がある
- オムツ交換スペースや授乳室がある
- エレベータ―完備(ベビーカー移動の時の為に)
- キッズメニューがある(ハーフサイズにできる)
- 席の間隔が広い
- 子供を連れた人が多く利用している
レストランは雰囲気を見て選ぼう
静かなレストランに子供を連れて行くことが可能でしょうか。ほとんどのママが遠慮するのではないでしょうか。もちろん行ってはいけない事はないのですが、ママの子連れでは厳しいなと言う判断なのでしょう。
個室があり、他の人に迷惑のかからない状態なら、ママもある程度、周囲に気を遣わずに利用する事が出来るのではないでしょうか。
ヴュッフェスタイルのレストレンの場合、ある程度騒がしさがあるので子連れで外食にきているケースも多いですが、周囲の人が歩き周るのが普通の状況ですので、くれぐれも子供が走りまわらないよう、注意が必要です。
家族で利用しやすいのはファミレス
ファミレスは子供用のメニューを取り揃えている所も多いですし、子供連れでも気兼ねなく利用できる場所です。主婦層が働いている事が多く子供への対応も慣れていて安心して利用出来ます。
注意しなければいけないのは、ファミレスだからある程度騒いでもいいだろうと考えないことです。食事をする場所ということを忘れないようにしましょう。また、ベンチシートになっている場合が多く、子供がイスに立ち上がって、後ろの席の人を覗く行為はさせないようにしましょう。
騒がしさをごまかせるのはフードコート
フードコートでは食べられるものが限られますが、元々ガヤガヤした雰囲気なので、奇声を上げて騒ぐなどでなければ、子供の声を敏感に気にする人も少ないのではないでしょうか。周りを気にせず食事をするならフードコートの利用も良いでしょう。
子連れOKとしているお店は安心
子連れで来ても食事が楽しめるようにというコンセプトのお店の場合、お店も快く迎えてくれるでしょう。キッズスペースが用意されていたり、安心して食事が出来る店内作りがされているお店もあります。
個室のキッズスペース感覚でカラオケBOX
意外とキッズスペースが充実していたり、子供が遊べるように対応している部屋があったり、カラオケをしに行くというよりも飲食ができる個室として利用するママが多いです。子供の声も気にせず過ごす事ができますし、天候にも左右されません。
子連れでの外食に向かないお店は別の機会にしよう
たまにはおしゃれなレストランでランチやディナーをしたいと思っても、子連れではなかなか難しいものです。そこを強行突破してしまうと親のエゴと言われてしまいますし、マナーが守れずに周りにも迷惑をかける事になります。
おしゃれなレストランは、子連れではない別の機会にしてみてはいかがでしょうか。そんな場所に誘われてしまった時も、子連れで行ける場所を提案してみたり、無理せずに気兼ねなく行ける場所に変更しましょう。
ただし、誘ってくれた相手が子供がいない人の場合、子連れを前提として誘っていない場合もありますので、無理に場所の変更を希望しないようにしましょう。
子連れで外食するには誰と行くのかで場所も変わる
子連れで外食する際のマナーをわかっていても、誰と食事に行くのかによって行き先も変わります。食事に行く人数でも場所を変えましょう。
子供がぐずっても助け合える家族だと心強い
家族や身内と外食する場合、もし子供がぐずってしまっても誰かがあやす事が可能ですし、酷い場合は外に出る事も出来ます。先に食べた人が交代して順番に食事を取る事ができます。おじいちゃん、おばあちゃんが一緒だとなお心強いでしょう。大人数になるので個室を予約したり、少し余裕をもって食事ができます。
子供の居ない友人の場合は事前に確認をする
子供の居ない友人と食事に行く場合は、必ず子供が一緒でもいいか、子連れでも大丈夫なお店でもいいか事前に聞いておきましょう。お店もピックアップして、事前に予約しておくと、入るお店を探し回ったりせず、スムーズに過ごすことができます。いつも出かける場所なら、お出かけの時に子連れで入れるお店を数店決めておくのも良いでしょう。
頼りになるのは子育て経験のある友人
子育て経験のある友人は、子連れで外食することに理解してくれる事が多いのではないでしょうか。関係のない友人を巻き込むのは気が引けますが、オムツ交換の場所を探すなど、子供がいて自分自身も経験している友人は、当たり前の事として見てくれます。自分が食事をとっている間も少し相手をしてもらう事も可能ですし、子連れの外食もサポートしてくれるでしょう。
お互い子供を連れてくる時は注意が必要
自分だけが子供を連れて外食をする場合と、お互いに子供を連れて外食をするのとは少し状況が変わります。子供同士一緒になるとテンションが上がってしまい、さらに騒がしくなってしまったり、走り回ったり暴れてしまい、マナーどころではなくなってしまうことがあります。子供の人数が増えることを考慮して場所を選びましょう。
周りに合わせてもらっていることを忘れずに!
結婚して子供が出来ると付き合う交友関係も変わってきます。自然と独身や、子供のいない友人とは会う時間や場所が合わなくなります。どちらかが時間や場所を合わせる形になりますが、子供がいる場合どうしても融通が利く友人側に合わせてもらうことになります。
子供がいるのだから、都合をあわせてもらって当然と思わないようにしましょう。毎回合わせてもらっている場合は、徐々にお誘いが減っていく可能性があります。
周囲に迷惑をかけない為の対策をしておこう
子連れで外食をする事が決まっている場合、できる限りの対策をしてからでかけるようにしましょう。まだお昼寝をする小さな子供の場合、眠くてぐずってしまうことも考え、外食にでかける時間を考慮する必要もあります。
お店が混雑する時間の来店は避けよう
お店の混雑時は避けて早めにお店に入る、少し遅らせて入る等、時間をずらしてみましょう。人が多いと子供も窮屈でしんどくなってしまいますし、待ち時間に退屈してしまいます。時間をずらして店内で快適に過ごせるようにしましょう。
子供に外食のマナーを伝えておこう
子供がまだ理解できなくても、外で食事する時のマナーを教えておきましょう。繰り返し伝える事によって子供も理解していきます。
- 走ってはいけないこと
- 騒いではいけないこと
- みんなが食べ終わるまで席で待っていて欲しいこと
- 大声を出さないこと
子供のグズり対策のおもちゃは必須!
音の鳴るものではなく、絵本であったり、普段お気に入りのおもちゃ等の何か子供の気を引けるものを持参しておきましょう。
中にはグズり対策に、音のでる絵本やゲーム機を与えている親がいますが、子供のグズりはセーブできても、絵本やゲーム機から出る音は、時には子供が騒ぐよりも耳につくものです。
お出かけの食事セットを持参しよう
子供用の食器が用意されている飲食店も多いですが、念のため食器やスプーン、フォーク、エプロン等のお出かけのセットを持って行きましょう。普段使い慣れたものの方が子供も食べやすく、スムーズに食事をとる事が出来ます。
周りの席に一言かける習慣をつけておこう
席を立つときに少し会釈するだけでも、「騒がしくて失礼しました」と伝えるだけでも印象は変わります。気持ちよく利用できるようにしましょう。
食事中に騒いでしまったときにも周囲への一言があるといいですが、子供に対して「お店の人に怒られるから静かにしよう」などの注意はいけません。怒られるから静かにするのではなく、静かにしないから周囲の反感をかうのです。
また、騒いだ子供に対し、親が子供以上の大声で怒っている場面を見ることがありますが、「怒る」と「叱る」では意味が違います。感情的になって子供を怒らないようにしましょう。
ゴミを持って帰るのは当たり前です
当たり前の事ですが、お店で出たゴミ以外は必ず持ち帰りましょう。子供が食べこぼしたものを備え付けの紙ナプキンをこれでもかと使い、汚れた紙ナプキンを丸めてテーブルや食器の陰に押し込めるということをやってはいけません。
子供連れの外食のマナーというよりも、これは親のマナーの問題です。テーブルの上を整頓してから帰る等、気持ちが良い行動を心がけましょう。
外食で気を使ってくたくたになった経験ありませんか?
子連れの外食で、お店に入るまでの順番待ちで疲れてきた子供をあやし、やっと席についてもなかなか出てこない料理に退屈する子供の機嫌を取り、なんとか食事をさせても、自分が食べる頃にはすっかり冷めているお料理をぐずる子供を抱きながら味も良く分からないまま食べる。
大変な場面に思われますが、こんな経験したことのあるママも多いのではないでしょうか。こんなことなら家で食べたほうが良かったと思ってしまうことでしょう。
外食で家事を楽するのが目的の時は他の選択肢も考えよう
家事に育児に、たまには外食して楽をしたいと思っても、結局気疲れしてしまっては意味がありません。お店での外食にこだわらずに、出先ならお弁当を持って行ったり買って行くなどして外で食べてみたり、飲食可能なスペースで食べてみたり、帰宅後の夕飯作りが憂鬱な時は、お弁当やお惣菜を買って家で食べても良いのではないでしょうか。
お弁当だと洗い物もなく、食べ終わると容器を捨てるだけで済みます。少し楽できるだけで気持ちも変わります。くたくたの外食より、効率の良いものがあれば試してみましょう。
子連れの外食を気持ちよくする為には?
お店を利用している人やお店の人が気持ちよく過ごせるようにすることと、今のママ達から次の世代のママへ、子育ての場面で肩見がせまく過ごさなくて良いように、繋げていかないといけません。
しっかり場の空気を読もう
子連れで外食を気持ちよくするには、子連れと言う状況を忘れて話に夢中になってしまったり、子供をほったらかしにしていてはいけません。お店の備品を壊してしまっても見ていなかったでは済みません。
料理をこぼしたり、食器を落としたり、しっかり見ていないと怪我に繋がる事もあります。子供が席を立たないよう、食事や話をしましょう。
子供が待っていることを忘れないようにしよう
子供にとって、食事を終えると、そのあとの時間は退屈なものです。お友達と静かに遊べる場合は良くても、友人と来ている場合はママが話をしているのをずっと待っているのですから、席を立って遊びだしてしまっても仕方ありません。
食事をした後、自宅にママ同士のおしゃべりの場を移すなど、周囲に迷惑をかけない配慮が必要です。くれぐれも子供が待っていてくれることを忘れないようにしましょう。
子供に慣れていない人もいることを頭に置いておこう
飲食店で夫と2人食事をしていると、隣の席の家族に帰り際に「子供がうるさくてすみません」と言われた事がありました。筆者は3人の子育て真っ最中なので「いえいえ。我が家の方がどれだけ騒がしいか」と思った程です。
騒がしさに慣れてしまっているのでしょか、免疫がついているのでしょうか、筆者は子供がいるのだからそんなものと思っています。しかし子供の居ない環境の人からすれば、ゆっくり食事をとりたい時、静かに食事がしたい時、子供の声や騒がしさは騒音になるのでしょう。
普段はそんな風に思っていなくても、とても疲れていたり、それぞれの状況も関係しているのでしょう。子供のいる状況に慣れていない人もいることを頭において行動できると、お互いが気持ちよく利用できるのではないでしょうか。