お子様ランチは離乳食が完了していれば与えてOK
お子様ランチは家族で行くファミレスでも子供に大人気のメニューです。お子様ランチがいつから食べられるかですが、食べる年齢は具体的に決められていません。店によっては2歳~3歳とメニュー表に記載していることもありますが、離乳食が完了して、お子様ランチのメニューが完食できるタイミングであれば大丈夫です。普段、家で食べているメニューと似ているのなら親が判断して1歳後半から食べている家庭も多いです。
離乳食完了期は1日3回の食事ができるようになる頃で、1歳児を過ぎたパクパク期と呼ばれる時期です。ごはんも大人と同じかたさで食べられるようになり、子供によっては生え始めた歯を使って上手に食べられるようになります。
お子様ランチを食べさせる時の注意点
親子で外食をする際、お子様ランチを注文する場合に気をつけたいことがあります。子供が食べやすい内容になっていますが、すべての子供に当てはまるとは限りません。
お子様ランチの量が子供が食べきれるかを確認
これまで親の料理を取り分けていた子供が、一人でお子様ランチを食べる時には食べきれる量なのかを確認します。
お子様ランチに使われている素材がアレルギーの食品ではないか注意
ファミレスによっては、アレルギー対応の低アレルゲンメニューのお子様ランチを出していることもあります。低アレルゲンメニューは、卵や牛乳、小麦、そば、落花生、えび、かにの7大アレルゲンの食材を使わないメニューで、アレルギー対応のお子様ランチの場合、アレルギー体質の子供でも安心です。
お子様ランチについているものに誤飲するものがないか気を付ける
お子様ランチには、飾りとしてごはんの上に旗がついていたり、ピックでくだものを留めていたりするものがあります。その場合は、子供が誤飲してしまうことで喉につかえてしまうことも考えられます。
お子様ランチが来たら、ケガのもとになるようなものは取り除いてあげるようにしましょう。ごはんの上に挿してある旗を持ち帰りたいという場合も、ご飯を食べている時には親が預かっておくのが無難です。
子供が食べられるメニューかを確認
せっかく注文しても子供が食べられないのなら意味がありません。お子様ランチが2種類以上メニューに載せているファミレスもあります。メニューを見て、子供が好きそうで食べきれそうなメニューを選んであげてください。
ファミレスでも、カレーがメインなのか、うどんやパスタがメインなのかで、子供が食べられる量が変わってきます。いつも食べている好きなメニューだと食べ残しもなくもったいなくありません。
個室があるなら予約する
小さい子供と一緒に外食をするとなると、急に泣き出したりしないか心配になります。レストランによっては個室が予約できることもあります。ソファ席や座敷だと、マットを敷いてその上に眠った子供を寝かせておけます。小さい子供が外食をする時にも、他の席の人に迷惑にならないように個室をあらかじめ予約しておけると安心です。
お子様ランチを食べる時はスタイやウエットティッシュを持参する
お子様ランチを食べる時に気になるのは食べこぼしです。お子様ランチを食べる予定があるなら、家で使っているビニールのスタイのほか、使い捨てができる紙でできたスタイ、口を拭くウエットティッシュを持参するといいでしょう。
ファミレスには子供用のスプーン、フォークがありますが、小さい口の子供なら家で使っているスプーンやフォークを持参するのもいいでしょう。
テーブルや床に食べこぼしたり、子供が散らかしてしまったものはそのままにせず、きちんと片付けるのがマナーです。
子供がまだお子様ランチを食べられない時はどうする?
離乳食完了期が1歳ごろになりますが、いつからお子様ランチが食べられるかは個人差があります。1歳を超えていても、離乳食じゃないと食べてくれない子、お子様ランチの量は食べきれない子もいますし、上の子供はお子様ランチを食べられても、下の子供がまだ離乳食の場合など、事前のチェックが必要です。
離乳食メニューがあるか確認
ある回転寿司チェーン店では、お寿司が食べられない子供のために、瓶入りの離乳食を販売しています。ファミレスでも瓶入りの離乳食がメニューに載っていることもあり、1人前のお子様ランチメニューが食べられない子供にも対応しています。
こうしたメニューがあると、上の子供はお子様ランチを、下の子供は離乳食を注文できるので、親としても外食が気兼ねなくできて便利です。
食べ物を持ち込みができるかどうか確認する
アレルギーがある場合や、ママ友会でメニューを選べない場合だと、お店にアレルギー対応メニューや離乳食がないことがあります。その場合は、自宅から持ち込みをして食べることができるかを確認します。黙って持ち込むと、持ち込み禁止の場合は後でトラブルになってしまうこともあるので、注意しましょう。
大人の食べ物を取り分ける子供用の器があるか確認する
子供が1人前の食事を食べきることができない時は、大人と一緒のメニューをとりわけて食べてもらう「とりわけメニュー」をしましょう。その場合は、子供用の取り皿を用意できると助かります。プラスチックのお皿やフォークがない場合もあるので、その場合は子供用の食器を持ち込みができるかどうか聞いておきます。
あらかじめ外食場所がわかっているのなら、子供用の器があるか問い合わせておきます。ママが食べる分もあるので、とりわけする料理が大盛りになるかどうか確認しておけるといいでしょう。
ビュッフェを利用するのも一つの案
大人と子供で食事をする時に、ビュッフェレストランを利用するのも考えてみましょう。お子様ランチデビューするタイミングの1~2歳であれば、大人料金だけがかかり、幼児は無料か格安で食べることができる場合があります。
ビュッフェであれば、子供のお腹のすき具合によって量の増減ができます。お腹がすいていればたくさん食べてもらい、そこまですいていなければ少しの量で、ご飯の廃棄がなくなります。また、野菜や惣菜などいろいろな食材やおかずを食べてもらうためにも、ビュッフェレストランは活躍します。少量のおかずを1口ずつ挑戦してもらうこともできます。
ファミレスでお子様ランチデビューをする前に自宅で作ってみよう
ファミレスでお子様ランチデビューをする前に、自宅でお子様ランチを楽しんでもらうのはどうでしょうか。子供がどのくらいの量を食べられるのかも把握できます。
自宅でお子様ランチを楽しむなら
子供用のプレートが1つあればお子様ランチが楽しめます。主食、おかず、デザートの3つに仕切られていることが多く、それぞれの仕切りにおかずやごはんを乗せるとメニューが完成します。
基本はごはん+肉+デザート
お子様ランチのメニューはファミレスのメニュー表を参考にしてみるのがおすすめです。基本は、ごはん、肉のおかず、デザートであることが多いです。ハンバーグだったりから揚げだったり好きな肉のおかずを盛ってください。ごはんは100均に売っている型ぬきで、山の形にして上に旗を立てるだけでお子様ランチになります。
メイン料理の人気はカレー
子供の人気メニューなのがカレーですので、お子様ランチにも登場させてみましょう。プレートにカレーを盛るのが難しい場合は、小鉢を使って盛り付けて、プレートに置くだけでお子様ランチ風になります。
カレーのお子様ランチは手抜きメニューでもあり、キャラクターのレトルトカレーを常備しておくと、わざわざカレーを作らなくてもお子様ランチを仕上げることができます。レトルトカレーはシールもついているのでおまけつきのようになります。キャラクターのレトルトカレーは箱の裏に塗り絵がついている場合もあり、食べた後も遊べます。
ラーメンやパスタだってお子様ランチに使える
ラーメンやパスタのような麺類が好きな子供なら、主食をしっかり1食にしてお子様ランチにしてみましょう。ラーメンのような汁ものは深い器に入れてプレートにのせて出すようにします。
ラーメンならおかずは餃子やチンジャオロースにすると中華ランチになります。パスタと言っても、ミートソース、カルボナーラ、あさりの入ったボンゴレ、トマトソースと種類も多く、違う種類のパスタであれば数日続いても子供も飽きません。
自宅でお子様ランチを作る時にあるといい食材
ファミレスのお子様ランチメニューを自宅で作りたい時に、活躍する食材があります。冷蔵庫、冷凍庫に保管しておくことでお子様ランチに大活躍できる食品を紹介しますので活用してみましょう。
ポテトフライ
お子様ランチのプレートの端に、隙間を詰めるためにも使えるのがポテトフライです。カラフルなお弁当カップにケチャップを入れて出すほか、マヨネーズやお好み焼きソースなど、数種類のソースを添えて出すことができます。ポテトフライは細いもの、太いもので食感が違うので、冷凍食品として何種類か揃えておくと助かります。
冷凍から揚げ
冷凍から揚げも隙間を詰めるための食品として活躍します。自宅で作るお子様ランチは、できるだけ食べきることを目標にして、好きなメニューを詰めてあげましょう。子供が好きなおかずを、お子様ランチに入れておけば、あっという間に完食してくれて「ぴかぴかになったね」と親が褒めてあげられます。
ウインナー
ウインナーは長期保存ができるので、忙しいママも助かる食材のひとつです。お子様ランチに入れる場合、飾り切りをして見た目もかわいい姿にしてみましょう。
カニさんウインナーの飾り切り
- ウインナーを縦半分に切る
- 端に4本の切れ込みを入れて足にする、反対の端にも4本の切れ込みを入れる
- 焼くと足が広がってかにのようになる
タコさんウインナーの飾り切り
- ウインナーを1本、2/3部分まで縦に切る
- 90度回して2/3部分まで縦に切る。4本足のできあがり
- たこの足部分4本を更に2等分して8本足にする
- 焼くとタコの足部分が広がる。ゴマで目をつけてもOK
ゼリー
お子様ランチのデザートによくついているのがゼリーです。一口ゼリーをはじめとして、スプーンですくう小さいサイズのゼリーは買って揃えておくと、自宅でお子様ランチをする時に助かります。
お子様ランチ風のお弁当にする時にも、保冷剤代わりに冷凍しておいた一口ゼリーをお弁当箱に入れておくと、夏場のお弁当も傷みにくくなります。
お子様ランチを彩るにはピックがあるといい
キャラクターのピックはお弁当の時はもちろん、プレートでお子様ランチをする時に使えます。皮を剥いた枝豆を3個ほどピックに挿すだけで、色鮮やかなおかずになります。野菜に挿したり、おかずに挿したりすると、フォークやスプーンを持つのが苦手な子供も、手で食べることができるのでスムーズにごはんを食べることができます。
お子様ランチをいつから体験させている?体験談
子育て中の3人のママに、お子様ランチをいつから体験させたかを聞いてみました。ファミレスのお子様ランチだけではなく、お子様ランチ風になっているお弁当も活用しています。
お子様ランチは安い!
Minato(35歳)
ちょうど1歳の誕生日にお子様ランチを体験させてみました。ファミレスのお子様ランチは500円以下で食べさせられます。そして、新聞のチラシにはクーポンがあって、お子様ランチが定価の半額で食べることができました。
1歳記念だったので、食べるかわからずにドキドキしながらあげたのですが、好きなおうどんは食べてくれて、ポテト、から揚げは食べてくれませんでした。お子様ランチを食べると、アンパンマンのキャラクターグッズをプレゼントしてくれるお店だったので子供も喜んでくれていました。
お弁当屋さんのお子様ランチ!
でんたく(43歳)
幼稚園児の子供は、お弁当屋さんのお子様ランチが大好きです。その理由は、ケースがキャラクターだから。男の子はドラえもんのお弁当箱、女の子はドラミちゃんのお弁当箱に入れてくれるもので、中はおにぎり、ウインナー、ハンバーグにからあげ、プリンが入っています。
週末には一家で大きな公園におでかけをすることが多いのですが、その時は2人ともお弁当。アスレチックでしっかり汗を流した後は、キャラクターのお弁当をあっという間に平らげます。「ドラえもんのお昼だ!」なんて、ママの作ったお弁当よりもテンションが高くなってくれます。
ママ会もあるお子様ランチ
ぱなま(40歳)
住んでいる地域では、赤ちゃん講習会として離乳食の講座があり、その時から子連れで外出することが多かったです。誘われないと外でお昼を食べることもしなかったかもしれないですが、ママ会があるおかげで外出頻度が高くなりました。
紙でできたスタイ、使い捨てができる哺乳瓶のほか、100均で買えるスプーンやフォークもママ会で「便利だよ」と言われたアイテムでママバッグに用意していました。子供と一緒に外食はハードルが高いような気もしますが、個室を取ったり、便利グッズを用意していればできるものです。
お子様ランチで楽しく食事をしよう!
おでかけした時はもちろん、家でもプレートを使って手作りお子様ランチをするのも楽しいものです。子供が好きなカレーやうどんをメイン献立にして、プレートを色鮮やかに盛ることで、普段以上に食べてくれるのがお子様ランチのいいところです。
好き嫌いが激しい子供の場合は、見た目が楽しく、かわいく、興味をそそるお子様ランチなら食べてくれる場合があります。2歳の子どもが偏食!食わず嫌いや好き嫌いを直す方法を参考に、自宅でお子様ランチを作ってみましょう!