挨拶できない子供への接し方

挨拶できない原因は何?挨拶できる子供になる育て方

挨拶ができない子供に「挨拶しなさい!」と怒鳴ったり、「ちゃんと挨拶するのよ」と言い聞かせているママはいませんか?子供が挨拶しない原因を知って、挨拶する子になる育て方をご紹介します。親の育て方が悪いは間違い!大きな声で挨拶したり、お礼が言える子になる接し方をみてみましょう。

挨拶できない原因は何?挨拶できる子供になる育て方

挨拶できないのはなぜ?「こんにちは」が言える子供になる子育て法や接し方

子供が挨拶できないと、ママはヤキモキしたり相手に申し訳ない気持ちになったりと大変です。お友達に「おはよう」と挨拶されても挨拶を返せない、近所の人に「こんにちは」と言われてもできない…こんなことが続くと育て方が悪いのかと、親である自分を責めてしまうこともあるでしょう。

しかし、子供が挨拶しないのには原因や理由があり、それは親の育て方のせいではありません。中学生や高校生になっても挨拶ができないのでは問題ですので、子供が挨拶しない原因や挨拶できるようになる子育てを小さなころから取り組んでいきましょう。

子供が挨拶できない理由や原因6つ

子供が挨拶できない理由や原因

挨拶できない子供には、どんな挨拶をしない原因や理由があるのでしょうか。挨拶できないからダメと決めつけず、親が子供の性格や行動パターンを把握し、理解してあげる必要があります。何が理由で挨拶しないのか分かれば、早く解決策が見つけられます。

1.人見知りをする子供もいるので年齢次第で挨拶は難しい

大人が思っているより、挨拶というのは子供にとって難しいものです。特に1~3歳の子供は人見知りがある子供もいるので、挨拶したくても上手くできないことが多いのです。

4歳を過ぎたころになると、自我が芽生えてきます。この年齢になると、恥ずかしさや言われたことを素直にしたくないという気持ちが出てきて、挨拶をしなくなることがあります。ママが「挨拶しなさい」と言えば言うほど、子供は頑なに口をつぐむこともあるのです。

小さいときは挨拶できていたのに、自我が出てきた途端できなくなる子もいれば、成長するにつれてできるようになる子などさまざまです。それぞれ個性もありますし、親が躾をしているかどうかは関係なく、その子の挨拶できるようになるタイミングは違うのです。

2.親が挨拶をしないのを見ているので子供が挨拶できない

子供は親の写し鏡と言われます。親が挨拶しないと、子供も挨拶することを学べず挨拶が苦手になります。挨拶は他人に対してするばかりではなく、家族間でも大切なコミュニケーションです。外では挨拶をできている親でも、忘れがちなのが家での挨拶です。

パパに何かしてもらったら「ありがとう」と笑顔で挨拶する。子供に手が当たってしまったら「ごめんね」と謝る。こうした家庭内のことは、できているつもりでも案外できていないことがあります。もちろん、ママだけではなくパパが挨拶しているかどうかも重要です。

3.引っ込み思案な性格で挨拶するための声が出せない

引っ込み思案な性格の子にとって、大きな声で挨拶することは勇気が必要です。知らない人に挨拶するのはもちろんですが、仲の良いお友達でも「ありがとう」が言えないことがあり、周囲の挨拶できる子供と比べて叱ってしまいがちです。

しかし、引っ込み思案も素敵な個性です。子供の性格を理解して、大人が優しく見守ってあげることも必要です。周囲の元気な子と比べると、つい「劣っている」と思いがちですが、それは間違いです。大人しい性格や思慮深い性格も、理解して尊重してあげなくてはいけません。

4.状況や環境が変わると対応できないので挨拶もできない

緊張するようなシチュエーションや眠くて機嫌が悪いなど、子供にとって自分の周囲の環境や体調は、挨拶に大きく関わってきます。大人になると、自分の感情を隠して周囲に適応できるようになりますが、子供にはそれがとても難しいことなのです。

挨拶にムラがある場合はどんな時に挨拶しないのか観察してあげると、その子の挨拶しない原因が見えてきます。

5.他のことに集中していて周囲が見えなくなっている

子供の集中力はとても素晴らしいものです。好きなことに熱中していたり、何か気になることがあると、周囲のことが見えなくなり周りの声も耳に入ってこなくなります。こんな状態の子供は、挨拶を無視しているのではなく聞こえていないだけで、悪意など全くありません。

集中しているときだけ挨拶できない場合は、「○○くんがさよならって言ってるよ」と、挨拶を促してあげるだけでいいでしょう。成長するにつれて、周囲にも気配りできるようになってきます。

6.警戒心が強くて挨拶すべき人に挨拶できない

子供は知らない人に対して警戒し、言葉を上手く発せなくなることがあります。また、近年怖い事件も多く、親も周囲の人を警戒しなくてはいけない世の中です。「知らない人と話しちゃダメだよ」「ついて行かないようにね」と日頃から言い聞かせていると、挨拶することも難しくなります。

子供は、挨拶していい人としてはいけない人の区別が上手くできません。この人には挨拶しないのに、あの人には挨拶しなくてはいけないという違いを、器用に判断できないことがあるのです。そうなると、誰にも挨拶しない子供になることがあります。

子供の警戒心が強いのは、反発心や悪意があるわけではありません。自分を受け入れてくれる人なのかどうか分からないだけなので、親が教えてあげたり率先して挨拶して、警戒を解いてあげる必要があります。

挨拶できない子供にしないための8つのコツを実行してみよう

挨拶できない子供には親がお手本になるのも大切

自分の子供がなかなか挨拶しないと「育て方が悪いのかも」「うちの子はどうしてできないの!?」と自分を責めてしまうママは多いです。しかし、原因を見て分かるように、親の育て方ばかりが挨拶しない理由ではありません。

挨拶できない子を元気に挨拶する子に育てるには、少しの工夫や思いやりが必要なだけです。子供が挨拶するようになる方法や接し方を8つご紹介します。お子さんの性格を考えながら、できそうなことは取り入れてみてください。

1.親が積極的に挨拶をする姿を子供に見せる

親が笑顔で挨拶することを心がけましょう。この時、子供に同じようにしなさいと強要する必要はありません。散歩をしているときにすれ違った近所の人に挨拶する、買い物をしてお釣りを受け取るときに、ありがとうと言うことを意識してやり続けるだけです。子供は親の真似をしたがるので、続けていれば自然と子供も挨拶するようになります。

引っ込み思案な性格のパパやママにとっては、少々難しいでしょう。しかし、子育ては親の成長につながります。子供のためと思ってやっていれば、親自身も子供と一緒に成長できます。

相手が挨拶を返さなくても気にしないでください。必要なのは、こちらが挨拶の言葉を発することであって、返してもらうことではありません。気持ち良くハッキリとした声で挨拶すると、大人でも気持ちいいものです。

2.家族間でも挨拶を忘れない習慣をつける

家族でも挨拶をする習慣を!

「おはよう」「いってきます」などの基本的な挨拶に加えて、何かしてもらったら「ありがとう」いけないことをしたら「ごめんね」など、家族間でも挨拶を忘れないようにしましょう。特に忘れがちなのは、夫婦間の挨拶です。パパとママの間でも、積極的に挨拶するようにしましょう。

また、パパやママが自分の親に対して、挨拶を忘れることもあります。子供にとっては、おじいちゃんやおばあちゃんに対しても「いつもありがとう」「またね、おやすみなさい」といった挨拶を忘れずにやり続ければ、子供もちゃんと挨拶するようになります。

3.子供が挨拶できたときはたくさん褒めてあげる

子供が挨拶できたときはたくさん褒めましょう

子供が挨拶できたときは、しっかり褒めてあげると子供は挨拶が好きになります。子供が挨拶できたら、こんな声掛けをしてあげてください。

  • 挨拶が上手になったね
  • 挨拶するとみんなにっこりしてくれるね
  • 挨拶すると気持ちがいいね
  • おはようって言うとママ嬉しいな
  • パパが挨拶できて凄いねって言ってたよ
  • お友達にごめんなさいが言えて偉かったね

できたことを褒めてあげることは、その子が成長するキッカケになります。褒めるのは、挨拶した直後の方が効果的です。後からではなく、挨拶したすぐ後に「凄いね」「上手になったね」と褒めてあげましょう。

また、間接的に褒めるのも有効です。ママがパパに「今日ね、先生にちゃんと挨拶できたんだよ」と、子供に聞こえるように言います。子供は親の会話をしっかり聞いているので、とても誇らしい気持ちになってくれ、それが次の挨拶につながっていきます。

4.挨拶できないことを叱りすぎない

親は子供をしっかり育てようと一生懸命で、挨拶できる子にするというのも親が重視することのひとつですから、厳しくなってしまうのは当然です。しかし、あまりに挨拶に関して叱りすぎると、子供は挨拶に苦手意識を持つようになります。

例えば、下記のような言葉はできるだけ子供に言わないようにしましょう。

  • これから行くところの人には絶対挨拶しなさいよ
  • どうして挨拶できないの!
  • ごめんなさいって言いなさい!
  • 〇歳なのに挨拶できないなんて恥ずかしいわよ
  • ありがとうって言えないならあげない!

親なら一度は言ったことのあるセリフではないでしょうか。今まで、子供にこれらのことを言っていても大丈夫です。今後、挨拶に関してこのように強要したり、できないことを恥ずかしいと言わないようにすればいいのです。

子育てに一生懸命な親ほど、挨拶には厳しくなります。とても素晴らしいことですが、子供の性格によっては逆効果になることもあるので、進んで挨拶したくなるような声掛けをしてあげましょう。

5.他の挨拶できる子供と比較しない

「○○ちゃんは挨拶できるのに、どうしてあなたはできないの?」などと、他の子と比較してはいけません。傷ついた子供は、余計に挨拶するのが嫌になってしまう可能性があります。

大人でも、他人と比較されると意地になってしまうことがあります。「○○さんの奥さんは料理上手なのに、お前は…」なんて言われたら、素直に料理を頑張る気にはなれません。それより「今日の料理は、今までの中で一番美味しいよ」と言われた方が頑張りたくなります。

子供も同じで他人と比べられると、ヤル気が削がれてしまいます。他人ではなく、過去の我が子と比べてあげましょう。昨日より挨拶できるようになったら、たくさん褒めてあげてください。

6.親がいないときのこともチェックしてみよう

子供は、親と一緒にいるときは恥ずかしかったり甘えたりして、挨拶しないことがあります。しかし、親から離れるとちゃんと挨拶できる子は多いです。保育園や学校の先生に、挨拶ができているかどうか聞いてみましょう。

また、お友達のご両親と話す機会があれば、家に遊びに行ったとき通常の挨拶や「お邪魔します」が言えているか聞いてみてください。案外、外ではしっかり挨拶できていることがあります。その時は、一緒にいるときに挨拶について叱るのは程ほどにしておきましょう。

親と一緒でないときもできていない場合は、子供に挨拶の大切さや楽しさを教えてあげてください。すぐにできるようにならなくてもいいのです。親が何度も教えてあげることで、すぐに表現できなくても、しっかり身についています。

7.子供が挨拶できるようにサポートしてあげる

子供が挨拶できるようにサポートを

引っ込み思案な性格の子や恥ずかしがり屋の子供も、心の中では挨拶したいという気持ちを持っていますが、勇気が出ないことが多いのです。挨拶したくてもできないのは、子供ながらに辛いことです。そんな時に、追い打ちをかけるように「挨拶は!」と強く言われると、余計にできなくなってしまいます。

親が子供の性格を判断して、恥ずかしがってできないだけなら、挨拶がスムーズにできるようにサポートしてあげましょう。「一緒におはようって言ってみようか」「ママの真似っこして言ってみて」という具合に、子供が挨拶しやすくなるような声掛けをしてあげてください。

勇気を出して挨拶できなら「凄いね!挨拶できて偉かったね」と大げさに褒めてあげると、徐々に進んで挨拶できるようになります。このとき「もっと大きい声でしようね」「ハキハキ挨拶した方がいいよ」などと言わないようにしましょう。

8.挨拶できるようになるまで長い目で気長に待ってあげる

大人になると当たり前になる挨拶ですが、子供にとっては難しいものです。状況を判断して、即座に的確な言葉を発するということは、なかなかすぐにできるものではありません。子供が挨拶できない場合、色々試してすぐに結果がでることを考えず、気長に待ってあげましょう。

子供の性格によっては、まずは朝の「おはよう」だけ頑張ってみてもいいでしょう。それが言えるようになったら、次に「さようなら」にするなど、段階を踏んで挨拶に慣れさせるのもひとつの方法です。

子供は親をよく見ています。親が外でも家の中でも、笑顔で気持ち良く挨拶していれば、いずれ子供も挨拶が当たり前になっていきます。

挨拶できない子には挨拶の気持ち良さを教えよう

挨拶できないことを叱るのではなく、挨拶をすることでお互いが気持ちよくなるメリットを教えてあげることで、子供は自然と挨拶できるようになります。

親が笑顔で挨拶する姿勢を見せ、子供の性格を考慮して上手くサポートしてあげると、子供はどんどん挨拶が好きになり、いずれ大きな声で、元気な挨拶を聞かせてくれるようになるでしょう。

パパやママも、これを機に挨拶の大切さを再確認し、周囲の人に笑顔で挨拶してみましょう。きっと周囲に笑顔が溢れるようになります。

引っ込み思案な性格で、いつまでたっても挨拶ができない場合、挨拶をさせるのではなく、少しでも活発になれるよう、サポートが必要です。引っ込み思案な子供の性格を直す5つの方法を参考に、引っ込み思案の子供への接し方を見直してみましょう。

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