2歳児とのお出かけは大変
幼児を連れてお出かけする際には「持ち物はこれで大丈夫かな?」「お出かけ中にグズらないで大人しくしてくれるかな?」「ベビーカーは持っていくべき?」など、パパやママにとって気になることが沢山あります。
まして足腰がしっかりしてくる2歳児は「魔の2歳児」「イヤイヤ期」とも呼ばれるころで、走り回ったりすることもありますし、癇癪を起こしたり、お昼寝がまだ必要でお出かけ中に眠ってしまったり…大変なことがたくさんあります。
できれば帰宅するまでなんのトラブルもなく過ごしたいと、誰もが考えます。やんちゃ盛りの2歳児をつれたお出かけがスムーズになるよう、工夫をしておきましょう。
2歳児は行動範囲が広がる
子供は2歳になると、歩行が安定してきて、運動能力が飛躍的に向上してくる時期になります。また、足腰の筋力が発達してくる為に走ったり、跳んだり、登ったりと様々な動きが出来るようになるため、突然走り出してしまうことがあります。
お出かけの際には手を繋ぐ、目を離さないようするなどして迷子や事故などにはならない様、気を付けてあげなければ、迷子や思わぬ事故の原因になってしまいます。
お出かけの持ち物
2歳児とのお出かけの際には、必要最低限としてどんな物を持っていくと良いのでしょうか?実際に2歳児を持つ親御さん達の意見を参考にしながら、基本的によく持っていくアイテムを以下にまとめました。
基本の持ち物
その子に合わせて必要なものを必要な分だけ忘れずに持ち運べると、パパママの荷物が少なくて済むので一度、持ち物のチェックリストなどを作ってみるのもオススメです。
- 着替え
- タオル、ガーゼ、ハンドタオル
- おしりふき
- ゴミを入れたり、濡れたものや汚物などを入れる用のビニール袋
- 除菌用のウェットティシュやジェル
- オムツ
- 飲み物やおやつ
- 食事用エプロン
- 母子手帳
最低限、これだけ持ち歩いていると2歳児とのお出かけを乗り切ることができるでしょう。
外出用おもちゃを選ぶポイント3つ
買い物や外食など長時間お出かけする場合や、バスや電車などの公共の乗り物を使って移動する時などで、パパとママが一番気になる事は「いかに子供に大人しくしていてもらうか」という事です。
公共の場で子供に泣かれてしまい、周囲からの視線が痛かった…と感じた事のあるパパとママは少なくありません。
そんな時に役立つのがおもちゃです。では、どの様なおもちゃを用意したらいいのでしょうか。ここでは外出用のおもちゃについて、選ぶポイントをご紹介します。
1.子供にとって新鮮なおもちゃ
初めて渡すおもちゃなら、子供は「これはなんだろう?」と興味津々です。その為、いつものおもちゃよりも長時間遊んでくれます。
ただ、毎回新しいおもちゃを用意するのは難しいので、外出の時だけ遊べるおもちゃを用意するというのもオススメです。お出かけのときしか遊べないという特別感がありますので、子供も喜んで遊んでくれます。
2.持ち運びがしやすいおもちゃ
大人は子供とお出かけをする際、おもちゃ以外にも沢山の持ち物があります。大きくてかさばってしまう物や、重いおもちゃを持ち歩くのは大変です。
子供が自分で持って遊べるくらいのコンパクトなサイズの、軽いおもちゃが持ち運びも非常に楽です。
3.音が鳴らないおもちゃ
特に公共の場で気を付けたいのが音です。音の大きいおもちゃでは周囲の人に迷惑をかけてしまいます。
おもちゃから音が出たり、子供が音を鳴らして遊ぶようなおもちゃではなく、見たり、読んだりといった静かな動作で子供が楽しめるようなおもちゃにしましょう。
オススメのおもちゃ3つ
具体的に、お出かけするときに持ち歩くおもちゃでおすすめのものを3つ紹介します。子供が興味を持たなければ意味がありませんので、日ごろどんなものに興味を示しているのか把握しておく必要があります。
外出が大人も子供も気軽に、そして楽しくなる様、その子にあった外出用の特別なおもちゃを見つけてみましょう!
1.絵本やミニサイズの図鑑
2歳頃になると子供は指で絵本のページをめくれる様になり、1人で読めるようになります。ただ、絵本の物語を読んで楽しむにはまだ難しいので、絵が大きく描かれた絵本やミニサイズの図鑑などを渡せば、絵や写真を眺める事で楽しむ事ができます。
また、その際に大人は「これは何かな?」や「まるはどれかな?」といった言葉掛けをすると子供はより一層、本を楽しめる様になるのでオススメです。
2.お絵描きボード
お絵かきボードは磁石でできたペンで簡単に絵が描け、つまみをスライドすればすぐに絵を消すことができ、何回も繰り返し使えるのが特徴で、外出時には役立つおもちゃです。またクレヨンや鉛筆のように机や手、服などを汚す事もないのでとても便利です。
まだ絵がうまく描けない子でも、線を引いたり、ボードを塗りつぶしてみたりと親子でも一緒に楽しむ事ができます。
3.シールブック
シールを何回も貼ったり剥がしたりして繰り返し遊ぶ事ができる上に、シールを貼り終わった後でも絵本や図鑑の様にして楽しむ事もできるシールブックは、音を出さずに遊べるので静かな場所で使用するのにオススメです。
また、種類が人気のキャラクターから乗り物、動物、食べ物など、種類がとても豊富にあるのも魅力的です。
お出かけはお昼寝時間を活用しよう
バスや電車といった公共の場で、子供がなるべくグズらない様に移動する方法はおもちゃ以外にもあります。それは移動時間をお昼寝の時間に当てるという方法です。
そこで、実際にどの様な方法でパパやママは子供のお昼寝の時間を移動中に当てているのか調べてみましたので、簡単にご紹介します。
- 朝早くにお出かけするようにして、午前中は思い切り遊んでもらい、昼にはしっかりごはんを食べさせて、帰りの車でぐっすりとお昼寝できるようにする。
- 移動する時間を調整して、電車の中で寝てもらえるようにする。また、ベビーカーで寝かせる場合、電車が混んでいる様な時間帯は避けて、なるべく電車が空いている時間帯で利用する。
上記2つの様な方法でお昼寝の時間を上手に移動に当てている意見が多かったです。
いつもと同じようにしっかりお昼寝できれば、外出先で子供に無理をさせる事がない上に、パパとママにとっても移動が効率的になるので、是非お昼寝の時間を上手に使いましょう。
外出にベビーカーは必要?
外出の際には、荷物やおもちゃなど何を持っていくべきか悩みますが、それ以外にもパパやママがどうするか悩むもの、それはベビーカーです。
2歳ともなるとベビーカーを持って行っても使わないという事もあり、移動中に邪魔になってしまうことが多いです。
そこで、ここではベビーカーのメリット、デメリットについてと外出時に必要か否かを判断する際のポイントについてお話します。
メリットについて
2歳児をつれてお出かけする際、ベビーカーを持って行くメリットがあります。メリットを考慮し、お出かけの目的に合わせて持って行くかどうか決めましょう。
荷物を掛けられる
ベビーカーにはフックや座席の下に設置されているカゴなど、手荷物を掛けたり置ける場所があります。ベビーカーを使うと大人は荷物を持って移動しないで済むので、身体的な負担も減らす事ができ、長時間の買い物も楽になります。
お昼寝が楽にできる
外出中に眠り込んでしまう子供を抱っこしながら移動するのは非常に大変ですが、ベビーカーがあれば子供を乗せながら、スムーズに移動する事ができます。
落ち着ける場所になる
子供がどこにも座れる様な場所がなかったり、おやつや飲み物などを落ち着いてあげたい時など、ベビーカーは椅子代わりになるので便利です。
デメリットについて
ベビーカーは重い上に使わなければじゃ間になるという最大のデメリットがあります。車で移動する場合は問題ありませんが、電車で移動する場合、お出かけの目的や時間帯次第では、持ち歩かないのが無難な場合もあります。
持ち運びが大変
ベビーカーの使用は、混雑している場所ではかなり移動範囲が狭まる上に、周囲の人に迷惑を掛けるので、場所をちゃんと選んで使用する必要があります。
階段の移動が大変
様々な施設で移動する場合に、エレベーターを利用しないと大変になってしまうので、エレベーターがある場所を探す手間と移動に時間がかかってしまいます。
また、階段でしか行けない様な場所では大変な思いをすることもあります。
運動量が減る
ベビーカーにばかり乗せていると、子供の歩く機会を減らしてしまいます。夜、ぐっすりと寝てもらう為にも、適度な運動をする事は必要不可欠です。
なるべく歩かせたい場合などでは、ベビーカーの使用はできるだけ最小限に留める様にしましょう。
ベビーカーを使う判断ポイント
判断ポイントを参考に、お出かけの際にベビーカーを利用するか、しないかの判断を上手にできる様にしましょう。近場のスーパーに買い物に行くときには使わない場合でも、いつもと違った環境の場合は子供が疲れてしまい、ぐずりだしたりしないか考えましょう。
お出かけから帰宅までシミュレーション
家を出て、目的地に着き、帰宅する迄を事前に頭の中でシミュレーションしておきましょう。その時にどんな乗り物で移動するのか、ベビーカーだと大変になる階段を使う場所はあるか、目的地の混雑具合はどんな感じか、ベビーカー置き場の有無や持ち込みが可能な場所なのか、などを想像した上で外出にベビーカーは必要であるのかを考えてみましょう。
生活リズムや体調の考慮
お昼寝をする時間や、グズってくる時間など、普段の子供の生活の行動パターンに合わせてベビーカーが必要かどうか考えましょう。
また、体調が少しでも悪そうだったり、病気をした後などは、子供の体調面をしっかりと考慮した上で判断するのが大切です。
持っていると便利なもの体験談
ここでは、紹介してきたお出かけグッツ以外に、実際にこれは役に立った!という便利な外出時のアイテムについての様々な体験談をご紹介していきます。
レジャーシートは必須!
まろん(30代前半)
ベビーカーを使わずに外出する時は、必ずレジャーシートを持ち歩いてます。子供が抱っこ!と駄々をこねだしたら公園やちょっとした広場などですぐ座らせる事ができるからです。
おやつや飲み物もそこで落ち着いてあげられるから、我が家ではレジャーシートが大活躍してます。
外遊びグッズ
ニコママ(20代後半)
私はいつ外出先で子供と外遊びしてもいいように、シャボン玉やボール、お砂場遊び用のグッズなどを網状の袋に入れて、外遊び用のおもちゃバックとしていつも持ってます。
しかも、こういったアイテムは100円均一ショップで手軽に手に入るのでオススメです。
ジップロック便利
さち(30代前半)
我が家ではジップロックを数枚、常にカバンに入れてます。これがあれば、出先でも子供が食べてる途中のお菓子やジュースなんかを密封できるから安心して持ち歩きできます。
急に子供の具合が悪くなって、嘔吐をしてしまった時にも汚れた洋服やハンカチなどを入れておくのにとっても便利!
ストローキャップを常備
なな(20代後半)
ペットボトル用のストローキャップは我が家のお出かけ必須アイテム!かなり優秀です!ちょっとした外出でもペットボトルを買えばすぐに飲ませる事ができるし、旅行などではマグの代わりになるし、また飲み終わった後のペットボトルにちょっと水を入れれば、子どもの即席おもちゃに変身させて遊ばせたりできます。
外出先では子供にいつ、何があっても大丈夫なよう、上記の体験談を参考にして各家庭に合わせたお出かけ便利グッズを探してみて下さい。
楽しいお出かけにしよう!
魔の2歳児、イヤイヤ期と呼ばれる時期のお出かけには大変な事が多く、ついイライラしがちですが、せっかくのお出かけですので事前にしっかりと準備して、楽しいお出かけにしましょう。
2歳児というとトイレトレーニング真っ最中の子もいるでしょう。トイレトレーニング中の外出時に必至の持ち物を参考にして、お出かけ中に困る事のないようにしましょう。