部屋干しの臭い対策
部屋干しのイヤな臭いを防ぐ対策を15人に聞いてみた
部屋干しのイヤな臭いを防ぐ対策をご紹介しています。イヤな生乾きの部屋干し臭を抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。部屋干し臭に悩んでいる人に参考になる臭いを抑える洗剤や干し方がママたちから寄せられました。ぜひ試してみてください。
部屋干しのイヤな臭いはどうすれば防げるの?
誰にも経験がある洗濯物のイヤな部屋干し臭。外干しすると洗濯物がカラッと乾くので気持ちがいいのは分かっているけれど、外に洗濯物を干せない理由がある家庭もあります。
毎日家族の衣類を洗濯している親たちは、イヤな部屋干し臭を防ぐためにどのような対策をしているのでしょうか。今回は、部屋干しの気になる臭いを防ぐ方法を考えます。
部屋干ししないとならない家庭は多い
寄せていただいた体験談では、以下のような理由で洗濯物を外に干せない事が分かりました。他にも防犯上の理由や、急に雨が降ってせっかく洗った洗濯物が濡れてしまったり風で洗濯物が飛ばされてしまう心配がないことなど、部屋干しには外干しには無いことがあります。
- 洗濯物を干す場所が道路側にあるから
- 洗濯物を干せる場所は日当たりが悪い
- 近隣に問題があり窓が開けられない
- 花粉症だから
- 黄砂が飛んでくるから
- 共働きで陽が落ちる前に洗濯物を取り込めない
- 家の前は土埃が舞っている
- 虫が多く飛んでいる
部屋干しで臭う原因は洗濯物につく雑菌がどんどん増えること
部屋干しするとイヤな臭いがする原因は、洗濯物につく雑菌です。濡れた服は雑菌の繁殖がしやすい絶好の環境なので、洗濯物の乾きが遅ければ遅いほど雑菌がどんどん増え、イヤな臭いが出てくるのです。
部屋干しを冠して売られているトップなどの洗濯洗剤には、イヤな臭いのもととなる雑菌の繁殖を抑える成分が含まれています。それでも、すべての菌を取り除けるわけではないと注意書きがありますので、雑菌を完璧に失くしてしまうのは難しいことなのかも知れません。
部屋干しのイヤな臭いを防ぐ対策はこれ!
部屋干しのイヤな臭いの原因が取り除きにくい雑菌なら、できるだけ雑菌を繁殖させないような対策をするといいでしょう。部屋干しすることで洗濯物が臭うのを防ぐ方法を、いつも洗濯をしているママたちに聞きました。気になる臭いを防ぐポイントは、どうやら早く乾かすことにありあそうです。
- 干すときは、洗濯物の間隔を十分にあける
- 洗濯物に扇風機やサーキュレーター、エアコンなどをあてる
- 除湿機を稼働させる
- 窓を開けて風の通りをよくする
- 洗濯槽を定期的に掃除する
- アロマオイルをスプレーする
- 両端に丈の長いもの、真ん中は丈の短いものを並べる
- 洗濯前に漂白剤で浸け置きをする
- 洗濯するときに重曹を入れる
- 洗濯するときに漂白剤を入れる
- 洗濯するときに部屋干し用の洗剤を使う
- 長めに脱水する
- 干している洗濯物の下に新聞紙を敷く
- 日当たりのいい部屋に干す
部屋干しの臭いを防ぐ対策体験談
ここからは、寄せていただいた体験談をご紹介していきます。洗濯物の生乾きのイヤな臭いを防ぐために、いろいろな対策をしていることが分かります。やってみたい対策はあるでしょうか。部屋干し臭に悩んでいるならぜひ試してみてください。
洗濯物の量は最低限にする
みかん(30歳)
38歳の主人と30歳の私、5歳の娘と3歳の息子の4人暮らしです。毎日1度は洗濯機を回します。うちは庭に屋根がないので、雨の日は外に干せず室内干しになります。また洗濯物を干すスペースが道路に面しているので、下着などは絶対に室内干ししています。
3LDKの一軒家で、普段はあまり使っていない和室に洗濯物を干します。和室で主人が作業をする場合には、リビングに干します。
私が室内干しをしていて気づいたのは、洗濯物の量が多いと乾きにくく、部屋干しの臭いも強くなるということでした。そこで雨の日は、洗濯物の量をいつもよりも少なめにして、衣服と衣服の間隔を十分にあけられる量を心がけています。
洗濯物の量が多く、ギュウギュウの状態で干してしまうと乾きにくいですし臭いもキツくなってしまいます。
洗濯物の量を最低限に調整して、さらに扇風機も回して風をあてながら干すと、部屋干し独特のイヤな臭いがかなり解消できます。必ず室内干ししている下着類も、間隔を十分にあけて干すといいですよ。ぜひ雨の日や外に干せない下着類には試してみてください。
アロマオイルで手作りリネンスプレー
いづく(40代)
おじいちゃん、おばあちゃん、小学生2人と夫婦という構成です。洗濯は毎日2回します。というのも、おじいちゃんは農作業大好きで、小学生は毎日山のように洗濯物を出すということで、ほぼ一日1回から2回の洗濯をしています。
外に干せないのは地域的な問題で、黄砂や梅雨時期などはどうしても室内干しになります。干す場所はお風呂場。(物干しを2本設置)サンルーフの2か所に干すのが定番です。
サンルーフに干した時には、扇風機やサーキュレーターを使いできるだけ換気を心がけます。部屋干しの嫌なにおいを防ぐためには、アロマオイルを使うようにしています。
オイルはラベンダーとユーカリが多く、殺菌作用の強いものを無水エタノールに1滴から2滴いれたリネンスプレーを作り、干した後にスプレーします。
臭いには好みがあるので、ミントなどは小学生は嫌いなので避けています。あとペットを飼っている方には使えないのでお気をつけください。
干す時の並べ方を工夫
のすけ(25歳)
旦那と息子の3人で暮らしています。基本的には1日一回の洗濯です。シーツなど大型なものがでたときは2回です。
賃貸アパート暮らしなのでベランダが狭く、干すスペースが狭いという事と、日当たりが悪く日の当たる時間が少ないため、外に干しても完全に乾くことが難しいので、最初から室内に干すことにしています。
浴室と収納部屋になっている部屋を締め切って室内干しコーナーにして、除湿衣類乾燥機をフル稼働させています。どうしても部屋干しをすると嫌な臭いがしたり、苦痛なこともでてきます。
干し方を考えてみることで臭いを改善することができました。両サイドから長いものを並べます。真ん中にいくにつれて短いものになるように均等にハンガーを並べます。そして真下から衣類乾燥機で風を送るようにします。風の通り道を作ってあげることで臭いが改善されました。
扇風機と除湿器で
きこ(20代後半)
私は旦那さんと子供2人の4人暮らしです。洗濯は1日に2回します。洗濯物を外に干したいなと思うのですが、アパートで近隣問題があってからは極力窓を開けないようにしています。
なので、寝室に上からロープを吊るして上に洗濯物を干せるようにしています。部屋干しなので、寝室には扇風機と除湿器のダブル使いで乾かしています。あとは洗剤を部屋干し用の洗剤を選ぶようにしています。
冬は特に扇風機と除湿器が必要だなと感じました。夏は暑さで乾いてくれるので助かります。最初は扇風機1台だったのですが、半年たってから2台使いにしました。首ふりにして交差するように洗濯物に風が当たってくれるので、2台にしてから大分助かります。梅雨の季節でも半乾きで悩む事は無くなりました。
洗濯前のつけ置き
つやこ(40代後半)
夫婦と子供2人の4人家族で、子供達はスポーツ系の部活に入っているので洗濯は毎日しています。ママ友の中には1日2回以上という人もいますが、私はほとんど1日1回です。
ただ家族が花粉症のため、花粉が飛んでいる時期は外に干すことができません。スギ以外にもブタクサなどにもアレルギーがあるため、夏と冬以外は室内干しです。室内干しをしている場所は日当たり、風通しが良くエアコンの風がよく当たるリビングです。
室内干しを始めた当初は嫌な臭いに困りました。洗剤を変えたり、柔軟剤でごまかしたり色々な工夫をしましたが、一番効果があったのが洗濯の前に洗濯機に水をためて漂白剤を溶かしそこに洗濯物を30分位つけ置きする方法でした。
この方法でかなり改善されたので、嫌な臭いの原因は衣類の奥に残った雑菌かなと思いました。あとは、風通しをよくしてエアコンの風を当てたり早く乾かすようにしています。
エアコンを終日除湿に
りょう(30代前半)
夫婦と小学5年生男児・小学2年生女児の4人家族ですが、洗濯機は毎日回しています。体操服や休職着を洗わないといけない日は2回洗濯する日あります。
洗濯物は天気に関係なく、ほとんど室内干しです。夫婦共働きで、子供も習い事で帰りが遅いと、外に干しても日が落ちる前に取り込む人手がないんですよね。
我が家では、空いている6畳の和室を洗濯物部屋にして、終日エアコンを除湿運転にして洗濯物を干しています。薄手の物だと、夜干して翌朝には乾いているので、翌朝学校に必要な物でも、慌てることなく処理できます。
乾きにくい物は、エアコンの風の当たる方向に干しておくと、よく乾きます。速く乾かすことで、臭いも抑えられます。エアコンを付けっ放しだと、電気代は月に1500円程は上がってしまいますが、天気を気にしながら洗濯するストレスからは解放されます。
万能な重奏
まりお(30代後半)
我が家は、旦那さん、私、息子、娘の4人家族です。洗濯は毎日しています。家の周りが畑だらけなので、強風のときなどは土埃がすごく、洗濯したのにほこりだらけになってしまうため、部屋干しをしています。
洗濯物は、2Fに洗濯物を干すスペースがあるので、そのベランダの手前に洗濯物を干すスペースにしています。
臭いは気になるので、そのベランダに続く、窓をあけたまま干して、風通しをよくしています。あとは、洗濯の時に重曹を一緒に少し入れると、生乾きの臭いは全くないです。
重曹には消臭効果もあるので、100円均一やドラッグストア、スーパーで気楽に手に入るので、ぜひ試して欲しいと思います。白さを保つためにも重曹はいいみたいです。
部屋干し用の洗剤を使う
ひろこ(30代後半)
私、40代の夫、4歳娘、1歳息子の4人暮らしです。洗濯は毎日やっています。雨の日で外干しが出来なかったり、洗濯物が多い時、またシーツなど大きなものを洗ったときはベランダでの干す場所が限られているため、一部部屋干しになることもあります。
部屋干しする際は2階の空き部屋です。ここには、部屋干し用の物干し竿を吊るしてあるので、そちらを使っています。部屋干しすると独特の臭いが発生することがあり、それを防ぐために工夫していることがあります。
まず、洗剤は部屋干し用の物か臭いの元となるものをしっかり洗えるタイプのものを使います。もちろん消臭をうたった柔軟剤も使用します。更に洗濯機内のカビなどが臭いの原因になることを防ぐために定期的な洗濯漕の掃除は必須です。
また、洗濯物が濡れている時間が長いと臭いやすくなるため、除湿器を使用したり、お風呂場の乾燥機能を利用したり、窓を開けて風通しをよくしたりすることを心がけています。
長めの脱水
おさく(30代前半)
我が家は主人、小学1年生の男の子、幼稚園年少の女の子、私の4人家族です。基本何でもかんでも洗うので、洗濯は1日に2回から3回洗濯機を回します。一回に回す量はまちまちですが、洗濯機自体は8キロのものを使用しています。
雨の日や、洗濯の量が多い時は部屋干しをします。また、花粉の飛ぶ時期ももちろん部屋干しです。部屋干しする場所は、基本リビング隣の洋室です。そこに干しきれない場合は浴室に干します。
部屋干しの嫌な臭いを防ぐためにまず、部屋干し専用の洗剤をつかいます。そこにプラスで消臭剤をいれます。そして、洗濯の脱水を外で干す時より長めにします。また乾燥機付きの洗濯機なら温風モードをつかいます。
干す時にタオルなどはパンパン30回ちかくたたきます。干し終わったあとは、扇風機の部屋干しモードで風をあてます。そうすると嫌なにおいがしません。
洗濯物の下に新聞紙を広げる
まいこ(42歳)
我が家は、私、夫、息子の3人家族です。息子はまだ幼稚園生で洗濯物はそれほど多くないので、二日に一度の頻度で洗濯をしています。
雨の日や、朝から晩まで外出するときなどは、洗濯物を外に干せません。そのような時は、家のリビングに洗濯物を干しています。しかし、部屋干しをすると、洗濯物が嫌な臭いになることが多いものです。そこで、干すときに工夫しています。
洗濯物を洗濯ピンチに干すときに、きっちり詰めて干すのではなく、一枚一枚の間を広く開けるようにして、空気の通りを良くします。そして、リビングに干した洗濯物の下に、新聞紙を敷きます。
そうすることで、新聞紙が洗濯物から出る湿気を吸い取り、乾きやすくしてくれるのです。そうしますと、嫌なにおいの原因である雑菌が洗濯物に繁殖することを抑えられ、臭いを防ぐことができます。
粉末の漂白剤も一緒に入れる
黄色ママ(39歳)
夫、私、子供(生後7ヶ月)の3人家族です。子供がまだ赤ちゃんなので、寝てるだけでも大量の汗を掻くので洗濯はマメにしています。
住んでいる場所は特定の虫がたくさん飛んでいて、ベランダで干すと何匹も洗濯物にべったりとついています。害虫ではないので、ついていても問題はありませんが、なんとなく気持ち悪いので、天気が良くても室内干しをしています。
リビングに室内用の物干竿が設置しているのでそこに干しています。最初はいつも使っている洗剤と柔軟剤で洗って干していましたが、生乾きの臭いがあり、いろいろ洗剤を試して見ました。
いろいろ使っていて、今使っているのは粉末の洗剤です。汚れは液体洗剤より粉末洗剤の方がよく落ちるそうです。あと、気になるときは、粉末の漂白剤も一緒に入れるとより効果があると感じます。
洗濯槽を定期的に掃除
にこ(36歳)
夫と娘の3人家族です。娘はもうすぐ3歳になりますが、他の子達と比べてとにかく汗っかきで、よく着替えるので朝とお出かけから帰宅後の午後と、2回洗濯をします。
しかし、夫も私も花粉や黄砂などが強い時期はアレルギー反応が酷いので、ほとんど部屋干ししています。我が家は賃貸アパートなのですが、リビングとなりの一部屋の天井に、室内干しようの物干しがついているのでその部屋に干しています。西日が差し込むので午後に洗濯しても乾きやすいです。
部屋干しだと嫌な臭いが気になりますが、菌を繁殖させないためにできるだけ早く乾く工夫をしています。
まず、洗濯槽を定期的に掃除しておきます。洗濯洗剤と一緒に除菌ができるよう酸素系漂白剤をいれます。梅雨や洗濯物が多い時期は、洗濯機についている風乾燥を2時間ほどし、さらに、干す時タオルなどは重なる部分をずらし、しばらくは扇風機を当てておきます。これで臭うことはほとんどありません。
エアコンの前に干す
ゆーき(27歳)
家族構成は夫と私と娘一人と犬が一匹です。洗濯する頻度は二日に一回くらいです。洗濯物が干せないのは、日中に二人とも仕事があって帰ってくるのが夕方だからです。しかも外は砂埃と虫が多くいて服についてしまうからです。
洗濯物が干している場所は、リビングのエアコンの前です。私が部屋干しで洗濯物が臭わないようにしている対策は、夜寝る前に洗濯をしてエアコンの前に干して、寝ている間にクーラのおかげで朝起きた時にはすっかり乾いている感じです。
しかも冷房でクーラを動かすのではなく、除湿にしていたほうがいいです。夜涼しくして寝られるし、電気代も抑えることができ、なおかつ湿度も下げることができるので、いろんな面でとてもいいことになります。
サーキュレーターで空気を循環させる
ぶたこ(30代前半)
我が家は、夫婦2人、子供1人の3人家族なのですが、子供が小さいこともあり、2日に1度は必ず洗濯をしています。外で洗濯物を干すのは、室内干しよりも乾くのが速くて、太陽による殺菌もできたりと望ましいと思うのですが、夫婦揃って花粉症のせいもあって、外ではなく室内で干すようにしています。
以前はお風呂場で浴室換気乾燥機を使って乾かしていたのですが、家族が増えたことでお風呂場だけではスペースが足りず、今はリビングで干しています。
リビングで干すことで、景観や部屋干しの嫌な臭いが気になっていたのですが、うちでは、サーキュレーターを使用してそれらを防いでいます。サーキュレーターは空気を循環させてくれるので、部屋干しの嫌な臭いがする前に洗濯物を速く乾かせることで、臭いを防いでいます。
部屋の空調を良くする
たまねぎ(30代)
私は夫と二人暮らしです。洗濯は、お互いの仕事の関係もあり、週に二回程です。日当たりや風通しは悪くないのですが、去年の秋ごろから、家の隣で新築工事が始まりました。
カバーやブルーシートのようなものはありますが、やはり臭いや砂ぼこり、木くずなどが着くので、外では干せなくなりました。現在、空き部屋が一つあるので、そこで部屋干しをしています。
嫌な臭いや部屋干し特有のクセを防ぐ工夫は、部屋の空調を良くすることです。いくら、いい洗剤や柔軟剤を使用してもこの時期は特に湿度が高いので、厳しくなってしまいます。
そこで、洗濯物が乾きやすい環境にすることが一番だと気がつきました。空気清浄機やエアコンを使用しますから、多少の電気代はかかりますが、どなたでも安心して出来る対策だと思います。
部屋干しするならイヤな臭いがしないように対策をしましょう
部屋干しで洗濯物がイヤな臭いを放ってしまってはせっかくの洗濯が台無しです。部屋干ししなければならない環境の人は、イヤな臭いがしないしないようにぜひ紹介した工夫を試してみてください。