なぜなぜ期の適切な対応

なぜなぜ期がきた!子供の質問にイライラしないために

なぜなぜ期がきた子供の質問攻めはとどまることを知りません。その対応にイライラしたり困ることもありますが、無視をしたり適当に対応するのではなく、子供の質問にちゃんと向き合ってあげることが必要です。やってはいけないNG対応もありますので、きちんと把握しておきましょう。

なぜなぜ期がきた!子供の質問にイライラしないために

なぜなぜ期とは?

子供達が成長していく為の課程の1つとしてなぜなぜ期と呼ばれる時期があります。なぜなぜ期とは「これなに?」「どうして?」「なんで?」と子供がありとあらゆる物に対して疑問を抱き、質問をしてくる時期の事を指します。

例えば「ご飯はなんで食べないといけないの?」と子供が聞いてくるとします。それに対して大人は「それはお腹が空くからだよ」と答えます。しかし、その後にまた子供から「なんでお腹は空くの?」と質問が返ってくる。こうして答えに対してまた質問をしてくるといった繰り返し質問を何回でも投げかけてくるのがなぜなぜ期の特徴です。

この時期の子供たちは「どうして?」「なんで?」と様々な質問をしてくるので、大人は毎回その質問に答えなくてはならない為、イライラしてしまったり、答えを考えるのに困ることもあります。

なぜなぜ期はいつから始まる?

なぜなぜ期は2歳から6歳くらいまでが多い

なぜなぜ期は何歳からという決まった年齢ではなく、2歳から6歳位までの子供にかけて多く見られます。この質問期は年齢によって2つの時期に分けられます。

 第一質問期

別名では「命名期」とも呼ばれる第一質問期は個人差がありますが、主に2歳から3歳頃にかけて現れることが多いです。

身近にあるものに対して「これは?」や「あれなぁに?」と名称を質問してくる時期の事です。話すのが上手になるにしたがって訪れるなぜなぜ期です。

 第二質問期

第二質問期は4歳から6歳頃にかけて現れる事が多く、これまでは「何?」だったものが、「なんで?」や「どうして?」などといった、物事に対する意味、原因、結果などについて質問をしてくる時期の事です。

なぜなぜ期の子供達は様々なものに対して興味や関心を持つ為に、その物事を知りたいという気持ちが溢れてきて、その気持ちが「なに?」「どうして?」と沢山の質問になり、身近な大人へ質問を投げかけてくるのです。

なぜなぜ期への適切な対応

子供のなぜなぜ期による多くの質問に、大人はついイライラしてしまうことや、あまりのしつこさにうんざりと感じてしまうことがあるでしょう。

しかし、子供にとっては知的好奇心や、学習意欲を伸ばすことのできる非常に重要な時期なので、大人が子供からの質問に対して適切に受け答えをすることは、子供の成長を促す為には必要不可欠な事です。
質問をしてくる子供に対して、大人はどの様に対応するのが望ましいのかを年齢別にみていきましょう。

2~3歳頃の子供への対応

2~3歳頃の子供への対応ですが、言葉を覚えたてで語彙も少ないため、答えを上手く伝えるには、一番大変な時期でもあります。

この頃はちょうど第一質問期にあたりますので、この時期の質問に対しては、まだ物事を理論的に答える必要はありません。子供は答えが知りたくて質問をしてくるのではなく、質問を投げ掛けた際に、大人が悩んでいる時の表情や仕草、そして自分の質問に対してちゃんと大人が答えてくれるという言葉のやり取りに対して興味を抱き、楽しんでいるからです。

この頃の質問の特徴として、どれだけ丁寧に答えたとしても何度も同じ質問をしてくる、延々に「なんで?」と繰り返し聞いてくるなどがある為、大人はその度、答えるのが面倒になってきてしまいがちですが、とにかく子供の質問には根気よく付き合って、言葉のコミュニケーションをとりながら楽しくやり取りをする事が大切です。

対応する際のポイントとしては、ザアザアやキラキラなどといったオノマトペを答えの中に交えてあげるとのがおすすめです。

オノマトペの使い方

子供が夜に星を見て「あれはなぁに?」と聞いてきた場合に「お星さまだよ、キラキラ光って綺麗だね」などとオノマトペを上手く答えの中に入れながら答えるという感じです。

4~6歳頃の子供への対応

第二質問期にあたる4~6歳頃の子供は、多くの語彙を獲得しているので、ある程度の言葉の理解力もあります。その為、大人が理論的に答えを説明しても、子供は自分なりに上手に解釈して学ぶことができる様になっています。

対応する際のポイントは、大人にも分からない様な難しい質問や、すぐにちゃんと答えてあげられない様な質問の場合には、絵本や図鑑などを活用するなどして、子供が初めて出合う様な言葉や、難しい言葉などを、子供が理解しやすい様な言葉へ変えて簡単に説明をしてあげると良いです。

単純に言葉だけで説明するのではなく、もし子供が「植物はどうやって芽を出すのか?」などといった身近にある物事に疑問を持った場合には、実際に外に落ちている植物の種を拾ってきて、種を半分に割って中身が本当はどうなっているのかを子供と一緒になって確認してみせます。

実際に目で見る、触ってみるといった「体験」を通して学習をしてみることで、子供の好奇心や探究心をグングン育てることに繋がるのです。

子供によって理解力や成熟度の進み具合はそれぞれ異なる為、全てのなぜなぜ期に共通して言える対応には、その子の性格や成長の具合などを考慮しつつ、1人1人に適した受け答えをする為に大人は努力することが大切であると言えます。

子供に対してやってはいけない対応3つ

なぜなぜ期にやってはいけない対応

子供から質問をされた際に大人がしてはいけない不適切な対応があります。なぜなぜ期の子供に対し、自分がしてしまっていないか振り返ってみましょう。

1.質問を後回しにする

子供が質問をしてきた時に、忙しかったり面倒だからと「今は忙しいからまた後にしてね」などと対応する事は避けましょう。子供は常に様々なものに興味や関心を持つので、それまで何に対して疑問を持っていたのかを忘れてしまいます。

物事に対して興味や関心があるうちに、質問に答えてあげる必要がありますので、出来る限りその場で答え、疑問はすぐに解決してあげる事が大切です。

2.質問を笑う

子供の質問の中には大人にとって予想外のものや、突拍子のないものがあり、つい笑ってしまう事もありがちですが、子供は大人が思う以上にナイーブで繊細です。

大人は質問を笑ったりして子供の心を傷つけてしまわない様、注意しましょう。

一度笑われてしまったが為に、また質問をしたら大人に笑われてしまうのではないのかという恐怖や不安で、質問ができなくなってしまう恐れがあります。

3.怒ったり適当に答える

子供は自分の質問したいことが上手く言葉にできない事がありますので、大人が「なに?早くしてよ!」と発言を急かしたり、適当に質問をあしらったりせずに、ゆっくりと質問を聞いて優しい気持ちと誠意をもって子供からの質問に答えてあげる様に心掛けましょう。

なぜなぜ期における子供への質疑応答に関しては、子供の学習意欲や勉強への興味、また親子の関係性においても大きく関わってきます。成長の芽をグングン伸ばす為にも、子供の質問には丁寧にしっかりと答えてあげましょう。

なぜなぜ期到来!わが子への対応体験談

我が家のなぜなぜ期体験談

実際に子供がなぜなぜ期を迎えた方々の一例をまとめました。これから子供がなぜなぜ期を迎える方や、現在、子供がなぜなぜ期のまっ最中の方は、子供からどんな質問をされて、どのように答えを返しているのかなど、参考にしながら役立ててみて下さい。

それぞれ答える側の親御さんは子供からの質問に対して、いかに簡単で分かりやすく、そしてできるだけ子供が聞いて楽しくなるような答えを考えて答えているのかが伺えます。

ファンタジー風に答えてみる!

らんちょす(20代後半)


我が家の次男は「どうしてマン」でした。もともと生き物や花といった自然に対しての興味が強かった為か、「どうして空は青いの?」と聞かれました。

その時に、2歳児に科学的に返事をしてもわからないだろうと思ったので、ファンタジーな想像を頭の中で思い巡らせて「妖精さんが絵の具をこぼしたからだよ」と答えてみたらどうも納得してくれたようでした。

今はいいけれど、ちゃんと説明しておけばよかったといまさらながら思っています。

年齢に合わせ簡単に分かりやすく答える

みらんじぇ(30代後半)


子供がなぜなぜ期になった時は「何でご飯を食べるの?」「何で歯みがきをするの?」などといった日常生活に関する質問をされる事が多かったです。

ある日、寝る時間になってもおもちゃで遊びたがる子供から「何で夜になるとねんねするの?」と質問され、子どもに難しく説明しても分からないだろうと思い、「おもちゃもお休みしないと疲れるし、明日も元気に遊べるようにねんねするんだよ。自分もちゃんと寝ないと早く起きられなくて、遊ぶ時間が短くなっちゃうよ?」と言い聞かせてみたら、納得しているようでした。

質問に質問で返す

さつき(30代)


子供からの質問に私は「なんでだと思う?」と聞き返すことがあります。こうすると子供なりの面白い考えを聞くことができて楽しいです。

以前も、4歳になる子供から「今日は何で寒いの?」と聞かれた際に「何でだと思う?」と聞き返してみたら「太陽さんが焚き火してるんだ、だから雨の日は焚き火を消してるから寒いんだ」と答えてきました。

息子の答えを取り入れながら、四季の説明をしてあげました。理解はしていないと思いますが、適当だったり嘘は教えられないので、これでよかったと思っています。

丁寧に答える

こころ(30代)


子供のなぜなぜ期が始まったのは2歳を過ぎたころからです。子供の質問は保育園にお迎えに行くと「何で今日もお仕事なの?」「何で今日も遅かったの?」といった質問をしてくる事が多く、こういった質問が来た時には「美味しいご飯を食べたり、楽しい所へ行ったりするために、お母さんは頑張って働かなければいけないの」と丁寧に答えるようにしていました。

毎日仕事で忙しくて、子供の質問を聞き流してしまう事もありましたが、この質問には丁寧に答えていました。

延々と続くなぜなぜ

ゆゆ(40代)


娘が小さいころ、延々と続くなぜなぜに本当に困ってしまいました。フォークを使わせていると、なんで先が分かれているのか、車に乗っていてウインカーはどうしてついているのか、果ては、指はどうして5本なのかまで。

すべてにおいて質問攻めだったので、イライラすることもありました。でも、子供にとって分からなくて不思議なことばかりなのですから、聞いてきて当たり前だと考えるようにしました。

適当に答えることはせず、指が5本あることを説明するのに、娘にミトンをつけさせました。ミトンをつけている状態で上手に箸を持ったりクレヨンを持つことができる?と。ミトンをはずすと上手にできることから納得してくれました。

実体験として、やらせてみたり、見せてあげるといいと思います。

なぜなぜ期がこない場合

子供のなぜ?という気持ちを引き出してあげよう

なぜなぜ期は全ての子供に表れるという訳ではありません。3歳を過ぎているのになぜなぜ期がまだ来ない…発達障害ではないのかと心配する親御さんも沢山居ます。

もしも、なぜなぜ期がこない場合には、出来る限り子供が物事に対して「なぜなんだろう?」と疑問を持つように促してあげると良いでしょう。

例えば、散歩中に見つけた花や虫などを指差しして「これなんだろ?」と聞いてみたり、食事中に「なんでご飯はこんなに美味しいのかな?どうしてだと思う?」と質問を投げ掛けてみる、そして子供が何も答えられない様だったら大人はちゃんと答えをあげましょう。

大人が「なんでだろう?」と物事に対して、疑問を持つことを意識して接っしていくことにより、子供から自然と物事に対して「なんで?」と興味を抱くようになる事があります。

絵本や幼児教材などを使って「これは何かな?」「どうなるかな?」と質問を投げ掛けるのも良いでしょう。大人は上手に子供のなぜ?という気持ちを引き出してあげてください。

なぜなぜ期を大切に!

なぜなぜ期とは子供にとって、言葉が理解できてきたという大事な成長の一部です。なぜなぜ期に大人がちゃんと対応していると、成長するにつれて自分で物事を調べられる子供になります。大人はこのなぜなぜ期を大切にしてあげましょう。

早い子供では2歳を過ぎるとなぜなぜ期がやってきますが、同時期にイヤイヤ期を迎えることもあります。イヤイヤ期はいつまで?第一次反抗期が終わる時期と対処法を参考にし、なぜなぜ期と同時にやってくるイヤイヤ期を乗り切りましょう!

おすすめコンテンツ