ワンオペ育児の限界を超える前に
ワンオペ育児に限界が来る前に!一人育児のママへの対処法
ワンオペ育児に限界を感じていませんか?ワンオペ育児はひとりで子育てや家事、仕事をしていることで、ママのストレスのもとにもなっています。パパが単身赴任や育児に非協力的なことが原因で、一人で育児をすることに限界を感じる前に、ワンオペ育児でも気持ちを楽にするための対処が必要です。
ワンオペ育児が限界!?自分を追い込まないコツ
ワンオペ育児に限界を感じていませんか?ワンオペ育児という言葉は、現在子育て中のママにとって馴染みのある言葉でしょう。ワンオペとは「ワンオペレーション」の略で、ひとりでお店を回している過酷で忙しい状態のことを言います。それを育児で使った言葉が「ワンオペ育児」で、ひとりで忙しく育児をこなしている状態を指します。
具体的に言えば、夫の単身赴任や、育児への非協力や、何らかの事情によってママ1人で子育てや家事、仕事やご近所付き合いをしている状態のことです。ワンオペ育児をしていると、子供と笑顔で接することが出来ないほど、精神的に追い込まれることもあります。
そんなワンオペ育児に限界を感じているママへ。ワンオペ育児に疲れたときの対処法と、周囲に理解してもらうコツを紹介します。
ワンオペ育児が限界にきたときの対処法8つ
ワンオペ育児は、専業主婦でも共働きでも本当に大変です。特にはじめての子供の場合、育児に慣れていないのもあり、単に寝られないという忙しさではなく、トイレに行く時間さえないのです。そんな過酷な状況に限界を感じた時、どのように対処すればいいのか、その方法をいくつか挙げてみましょう。
取り入れられそうなものがあればすぐにでも取り入れ、ワンオペ状態から少しでも早く脱出し、笑顔で育児ができる余裕を取り戻しましょう。
1.ワンオペ育児が限界になる前に我慢せず早めに助けを求める
ワンオペ育児が限界になる前に、早めに行動しましょう。人は我慢しすぎると視野が狭くなり、最善の解決方法が徐々に見えなくなります。また、疲れは判断力を鈍らせるので、子供やママにとってマイナスの選択をすることがあります。
柔軟性もなくなるので、人の意見を素直に聞けなくなってしまうため、疲れを感じたら早めに対処法を考えて実行するようにしましょう。
夫に話す際、疲れ果てている時には言葉に優しさがなくなり喧嘩が増えます。余裕が少しでも残っている時期に、早めに対処することで家族にとって最善の方法を見つけやすくなります。
女性は無理をしすぎる傾向があります。もう限界と思う時には遅いので、まだ笑える余裕があるうちに、自分が楽に育児できる環境を整えましょう。
2.夫とゆっくりワンオペ育児が限界に近い自分の気持ちを話す
まずは、夫とゆっくり話す場を作りましょう。子供が寝てからでもいいですし、どちらかの実家が近ければ、子供を預けて時間を作ることができれば理想的です。そこでしっかり、自分の今の気持ちや、これからの家族の在り方を話し合います。
冷静に、回りくどい言い方ではなく、現状と正直な気持ちを伝えてみましょう。男性には「相談がある」と持ちかけると、話し合いに乗ってくれやすくなります。感情的になりやすい人は、紙に書いて渡すと冷静でいられます。
できるだけ、お互いの疲れが最小限なときを狙って話し合いましょう。想い出の場所に出かけたり、思い切って旅行に行くと話す時間ができます。一度や二度であきらめず、何度も話し合う場を持ちましょう。
3.夫に具体的な育児のサポート方法を伝える
ワンオペ育児に限界を感じているママは、「どうせ、夫に手伝ってと言っても無理」「いつもゲームばかりで役に立たない」「居ない方が楽」「自分でやった方が早い」と、考えがちです。育児をしていると、このようなことを言ったり聞いたりした経験があるでしょう。夫は言っても分からないと諦めているママのよくある不満です。
しかし、本当に夫は言っても無駄なのでしょうか?それは間違いで、具体的な方法が分からないからやらないだけで、言えばちゃんとしてくれる人がほとんどです。
- コンビニにタバコを買いに行く夫に「子供も一緒に散歩がてら連れて行って」と頼む
- ゲームしている夫に「ゲームしてていいから子供を見ていてね」と伝えて家事をする
「手伝って」の一言では理解できない夫も、上記のように「〇〇して」と具体的に頼まれると、理解しやるようになります。
「手伝って」と言っても手伝う方法が分からず、何かとても大きなことをしなくてはいけないような気になり、パパは逃げてしまいます。分かりやすく具体的に頼むことを意識すると、徐々に何でもやってくれるようになります。
4.ワンオペ育児の限界前にママが頼れる場所を探す
ワンオペ育児でストレスが限界に来る前に、お住まいの地域で利用できる育児をサポートしてくれる施設やサービスを探してみましょう。地域の育児相談窓口や児童館などに行くと、それらのサービスを紹介してもらえたり、パンフレットを見ることができます。
そういった、無料もしくは低価格で利用できるサービスを活用して、育児を他の大人に協力してもらいましょう。
また、ネットでベビーシッターを探すサービスもあります。ネットを活用して情報を収集し、1人で頑張らず頼れる施設をどんどん探して検討してください。
人や施設に子供を預けることを、「楽をしているママ」「責任感のないママ」という目でみる風潮があります。しかし、そんな目に怯えていてはいけません。自分の家庭事情は自分にしかわかりません。子供と楽しく健全な生活をするためにも、使えるサービスはどんどん活用しましょう。
5.働くママがワンオペ育児に限界を感じた場合は働き方を根本的に変える
ワンオペ育児にもかかわらず、ママが家庭内の収入を上げるためだけに働いている場合、働き方を根本的に変えてみるのもワンオペ育児を脱する方法になります。
働き方を変えるステップは以下の通りです。
- 最低限必要な収入を出す
- 在宅や近所の会社、店舗に働く場所を変えてその額を稼げないか調べる
- 行動に移す。
これだけです。探していれば、きっと自分に合った場所が見つかります。例えば、最低15万円必要だとします。午前中だけ近所でパートの仕事をして、昼からは在宅の仕事を空いた時間にすると、子供に合せて仕事時間を決められます。
子供が小さい場合は、在宅で欲しい額だけ稼げないか調べてみると、何か自分に合った働き方が見つかることもあります。
ワンオペ育児に必要なのは、闇雲に頑張ることではなく、良い情報をつかんで利用することです。在宅の仕事は年々増えています。本当に今の仕事が最善の働き方なのか、一度じっくり考える時間を作ってみましょう。
6.将来設計や考え方がワンオペ育児につながっているなら見直す
将来設計に無理があると、生き方にまで無理が出て来て本来の幸せを見失ってしまうことがあります。例えば、数年後に家を購入するという目標に向けて夫も自分も仕事をし、結果あなたがワンオペ育児に悩んでいるとします。
家族の幸せのために家を買おうとしているのに、ママはワンオペ育児で笑顔もなく、夫とは喧嘩ばかり、子供は余裕のない環境でセカセカと育てられる…それで数年後に家を購入して、家族は本当に幸せでしょうか?
他の目標がある人も、無理をしている部分がないか、もう一度家族で話し合ってみましょう。そんなに無理して働く必要があるのか、根本的な考え方も一緒に見直してみるといいでしょう。
7.ワンオペ育児中は限界が来る前に手抜きする部分を増やす
ワンオペ育児は本当に大変で、子供の責任を一人で背負っている気分になりますが、家事の手抜き部分をひとつでも増やすことで、ママが息抜きをする時間ができます。以下のような手抜き方法を試してみましょう。
- 洗い物を出さないために紙コップや紙皿を使用する
- 掃除は毎日ではなく汚れが目立ってきたときにする
- 無理して夫の弁当は作らない
- たまにはプロにお掃除を頼む
- 託児所付きの美容室やショッピングモールをフル活用する
- 子供のお風呂は1日くらいサボってもいいことにする
他にも、手抜きできることはたくさんあります。手抜きするかどうかを考えるポイントは、あなたがどちらを選択した方が、笑顔になれるかと考えてください。
あなたが笑顔になれる選択をして、積極的に子供との時間や自分ひとりの時間を増やしましょう。
子供が一番嬉しいのは、整った部屋や完璧な料理ではなく、ママの笑顔です。ママの笑顔があれば、子供は毎日安心感に包まれて成長できます。少々怠けても、ママが笑顔になることを最優先で考えましょう。
8.住環境を変えるとワンオペ育児でも楽になる可能性がある
今の住まいが必ずそこでなくてはいけない理由がなければ、住まいから見直してみるのもいいでしょう。大がかりなことのように感じますが、何年もワンオペ育児で時間を無駄にすることを考えると、そう大変なことではありません。
単身赴任なら、どちらかの実家の近くに住む、夫の会社や勤務先の近くに引っ越す、児童館や保育園が近い場所に住まいを構えるなど、ママが楽になる場所を探してみましょう。
住み心地の悪さは意外と毎日時間のロスを生み出し、ワンオペ育児をより大変なものにします。今住んでいる場所にストレスや不便があれば、思い切って家族が楽に住める場所を探して引越しを検討してみるのもいいでしょう。
ワンオペ育児を周囲が理解し協力してもらうコツ
ワンオペ育児の辛さは、周囲の人にはなかなか理解してもらえません。少しでも楽をしようとすると「甘えている母親」という、心無いレッテルを貼られることさえあります。
ただ、育児の辛さを理解してもらうのは難しいということを、ママ側が理解しておきましょう。人の苦労は、誰も心から理解できるはずがないのです。
投げやりに「どうせ理解してくれない」と思うのではなく、自分も含めて人はそういうものと思っていれば、ストレスがかなり軽減されます。
理解されないということを前提に、どうしたらより他人に気持ちを分かってもらいやすくなるのか、そのコツを紹介しましょう。
ワンオペ育児で孤独にならない!言葉で周囲とコミュニケーション
ワンオペ育児は孤独になりがちです。そんなママに必要なのは、言葉のコミュニケーションです。自分の気持ちを積極的に周囲に話しましょう。そのとき、愚痴ばかりにならないよう、夫や両親には相談を、友達には情報の共有という形で話すようにします。
会話の時間を増やすと前向きでプラスになるコミュニケーションができ、愚痴を言う以上に現在の育児の状況を人に分かってもらいやすくなります。
親子でさえも、言葉で伝えなくては分からないことだらけです。夫に対してもそうで「言わなくても分かるはず」「見ていれば理解できるはず」という憶測での考え方をすると、揉め事にしかなりません。
保育園や幼稚園ともコミュニケーションを
保育園や幼稚園に預けたりベビーシッターを頼む際は、面倒でも預け先と密にコミュニケーションを取りましょう。しっかり言葉の交流をしておかなくては、あなたのことを周囲に分かってもらえません。
仕事の状況などを保育士さんに伝え、常に相談すると、施設側が配慮しやすくなります。保育士さんやシッターさんが、あなたの家庭の状況を知らないと、ルールに沿ってしか行動できません。
できるだけ自分の状況を話し、しかし甘えすぎないようにその都度対処していきましょう。
時間があれば他人の仕事を手伝う
ワンオペ育児で辛いことは、職場での冷ややかな目です。子供が熱を出したと職場に連絡があり「また早退?」という視線や心無い言葉に、辛い気持ちで職場を後にするママは多いでしょう。しかし、こんなことでめげていてもしょうがありません。
周囲に理解してもらうためには、まず仕事をしっかりこなすことです。プラスして時間に余裕があれば、人の仕事も積極的に手伝うことで、職場の人は大変さが理解できなくても、早退や遅刻に対して思いやりを持ちやすくなります。
仕事でもプライベートでも、結局は人間関係が重要です。嫌いな人に対しては、どんなに辛そうでも理解してあげようとはおもいません。あなたが周囲に理解してもらいたいと思うなら、職場での人間関係を良くしておきましょう。
具体的なことを話さなくても、あなたの頑張る姿勢を見せるだけで、職場には徐々に応援者が増えていきます。
ワンオペ育児に限界を感じないよう辛いと思わない方法
ワンオペ育児は、本来誰のせいでもありません。夫のせいでもなければ、職場のせいでもありません。もちろん、子供せいでもないのです。あなたは、もう少し自分が怠けることを許していいのです。頑張りすぎず、どんどん周囲に頼りましょう。
ワンオペ育児が限界だと思ったら、我慢せず自分が楽になれる方法をワガママに実践してください。ママの幸せが子供の幸せです。
ワンオペ育児がどうしてもつらいとき、育児が楽しいと思えないママと楽しめる母親の特徴を参考に、自分を今一度見つめなおしてみましょう。