友達に悪口を言われた子供の対処

友達に悪口を言われたときと言ってしまったときの解決策

友達に悪口を言われると子供が相談してきたとき、子供が友達の悪口を言って相手を傷つけたとき、親はどのように対処するといいのか悩むことでしょう。親としてできることや、子供への対処などを紹介します。子供が悪口を言われた体験談は、とてもためになる対応をしているので参考にしてみましょう。

友達に悪口を言われたときと言ってしまったときの解決策

友達関係と悪口

子供の世界では頻繁に「悪口を言われた」「自分が言った悪口を友達に聞かれた」というトラブルが起きます。

年齢の低い子供の場合、相手に直接悪口を言いがちですが、学年があがるにつれ、陰で悪口を言ったり、表面上は仲良くしていても、裏では悪口を言っているということも起きてきます。

悪口を言った方が悪いとは限らず、言われてしまった方に非がある場合もありますので、一概にどちらが悪いと決め付けられませんが、悪口は言ってはいけないことと、子供に理解させてあげる必要があります。

子供が友達に悪口を言われたときの対処法

子供が友達に悪口を言われたと相談してきたら、どう対処していいのか悩むでしょう。悪口を言われた理由が分かりませんので親が出て行けば余計にややこしくなることもあります。かといって悪口を言われたままの子供を放っておくのも心配です。

このようなとき、親がどう対処すべきなのかみてみましょう。

友達に真実を聞くように促す

真偽を確認させる

子供の世界では、耳に入ることが必ずしも真実ではないことがあります。Bちゃんから「Aちゃんがあなたの悪口を言ってたよ」と聞かされても、実はBちゃんの嘘なんてこともあります。

悪口を言っていたことを他の人から聞いた場合は、直接本人に聞いてみるように促しましょう。相手を責めずに、冷静に話すよう子供に伝えてあげてください。

誰から悪口のことを聞いたか言わないように言っておくと、トラブルが大きくなるのを防げます。

「気にしなければいい」はできるだけ避ける

「気にしないで」は、避ける

子供に「悪口なんて気にしなければいいのよ」という一言で流すのはできるだけ避けましょう。多感な子供の世界では、友達から悪口を言われることはとても気の持ちようでは解決できないほど大きな問題ですし、親から突き放され、相談できる人は誰もいないと感じるでしょう。

子供がひどく傷ついているようなら、じっくりと話を聞きアドバイスしてあげた方がいいでしょう。大人になると他人の悪口を流せるようになりますが、子供はそれが難しいので軽く流さないようにしてあげてください。

子供が悪いと分かったら謝るよう促す

子供の話しを聞いていて自分の子に非があると分かったら、素直に謝らせるように促すことも親の対処法のひとつです。我が子の味方になってあげたい気持ちが大きくなりますが、そこは冷静にジャッジする方が子供のためには良い結果を生みます。

どうして我が子が悪いのか、相手の立場に立ったらどう感じるか、といったことを優しく話してあげましょう。子供を責める必要はありません。中立な立場の見解を話し「その点ではあなたが悪いから素直に謝りなさい」と教えてあげてください。

悪口の内容から反省点を見つける

悪口は絶対にいけないことですが、内容によっては子供にも非があると思えることもあります。例えばこのような内容は、子供の反省材料になります。

  • 自慢話ばかりする
  • いつも約束を破る
  • 人の悪口ばかり言っているから遊びたくない
  • 嘘つきだから嫌い

子供に事情を聞いて、子供自身も思い当たることがあれば、それを反省し改善するように促しましょう。子供の内にこうした経験をしていれば、今後の人間関係の役に立ちます。

子供が悲観的にならないよう、親が前向きに考える術を教えてあげましょう。「ここを改善すればきっとみんな○○を好きになってくれるよ」という風に言ってあげると、子供も前向きに悪口をとらえられるようになります。

親は味方であることを言葉で伝える

友達に悪口を言われた子供は、心細さを感じていますので、親は常に味方で、何かあればいつでも守ると伝えてあげましょう。それだけで、子供はとても安心し若干でも冷静になれます。

悪口がひどいときは先生へ相談を

先生へ相談を

中にはひどい悪口を言う友達もいます。悪口がひどすぎるとクラスで孤立しかねないため、目にあまるようなときは、先生に遠慮なく相談しましょう。相談するときは、できるだけ冷静に事実のみを話すようにすると、解決がスムーズになります。

「わたしはこう思った」「子供の口調でこう感じた」という感情は、できるだけ入れないように注意してください。また、我が子の肩をばかり持つような発言も、解決を遅らせます。中立な大人の立場で話を進めてください。

どんなに怒っていても「相手の親に文句が言いたい」などとヒートアップしないようにしましょう。子供の学校生活を余計に窮屈にする危険があります。

子供が悪口を言ったときの対処法

自分の子供が友達の悪口を言ったり、悪口を聞かれてトラブルになっていることを知ったら、どのように対処するといいのか紹介していきます。ここでも、親の冷静な対応が必要になります。

素直に謝らせる

悪口を言ったことは、どんな理由があるにせよ良いことではありません。まずは相手に素直に謝るように促しましょう。友達を傷つけたのですから許してもらえるように謝るしかありません。

前後でどのようなことが起きているのかも把握した上で、子供が正しいと思った場合は、それを相手に素直に話すように促してもいいでしょう。ただし、友達の悪口が陰口だった場合は、前後で何があろうと一度謝るようにしましょう。

罪悪感があるので親は叱りすぎない

娘に怒る親

友達に悪口を言われる方は当然ショックですが、悪口を言った方も大きな罪悪感を抱えています。あまり叱らずに、事実を聞いて適切なアドバイスをしてあげてください。

悪口を言った方であっても、親は味方であることは伝えてあげると、子供は安心して相手に謝ることができるでしょう。

子供が悪口を言ったことに対して罪悪感を持っていない場合、悪口は人を傷つけるものだということ、自分が言われたらどんな気持ちになるかという、相手の気持ちを考えられるように導いてあげなければいけません。

手紙を書かせる

年齢によっては上手く言葉が見つけられないことで誤解を招き、余計にトラブルが大きくなることがあります。確実に正しい気持ちを伝えるためには、手紙を書くように促してもいいでしょう。

子供と一緒に何を書くといいのか考え、相手に素直な気持ちと謝罪を書きます。手紙なら読み返して書き直しができるので、余計なことを言って後悔することを回避できます。

また、手紙の場合は、謝ることへのハードルが下がるので早めに相手に気持ちを伝えられます。直接謝ろうとモジモジして数日経ってしまったら、謝る機会自体を逃してしまいます。

ひどい場合は親が直接頭を下げる

子供にとって親に叱られることより辛いのは、親が頭を避ける姿を見ることです。わが子が悪口で人を傷つけたと分かり、その内容が卑劣だった場合は親が直接相手の家へ行って謝る姿を見せましょう。

お友達とトラブルになることは良いことではありませんが、逆に考えれば子供に善悪を教えるのには良い機会にもでるのです。

人を傷つけることで自分も辛い気持ちになるということを教えるには、とても良いきっかけになります。子供はそれほど悪意がなく悪口を言います。それを放置していると、善悪が曖昧なまま成長してしまいます。

子供がママに友達の悪口を言うときの対処法

子供がママに「Aちゃんって本当にキモい」「Bちゃんは嘘つきで嫌い」などと、友達の悪口を言ってくることがあります。そんなとき、どう対処するといいのかチェックしておきましょう。

友達の悪口は自分に返ってくることを教える

友達と話す小学生の女の子

子供にも分かるような例を出して、友達の悪口を言うと自分が損をしたり、辛い状況になることを教えてあげてください。

例えば「友達の悪口を言うと、必ず自分に悪口になって返ってくるよ」などと、悪口を言うことで自分にマイナスのことが起きると伝えます。子供は案外信じやすいので、悪口が減っていきます。

他の友達には絶対に言わないように伝える

子供たちの世界では、大小さまざまなトラブルが日々起きています。子供たちも人間関係で悩み、多少なりストレスを抱えています。

子供から悪口をある程度聞いてあげて、子供が悪いのか友達が悪いのかジャッジする前に「それが嫌だったんだね」と一度共感してあげましょう。

その上で、ママに友達の悪口をいうのはいいけど、絶対にお友達には言ってはいけないと教えてあげてください。

友達の悪口をママに言うのは、自分が正しいことを知って欲しい気持ちと、ストレス発散であることがほとんどですから、頭ごなしに「悪口は言ってはダメ!」と禁止すると、子供はストレスを発散する場所を失ってしまいます。

子供に考えさせる

親としては子供が悪口を言っていると、わが子が悪いのか、友達が悪いのか善悪をジャッジしたくなりますが、親がそれを決めてしまうのはいけません。

悪口を聞いてあげた後は、「その子はどんな気持ちだとおもう?」「友達は本当にあなたを傷つけたいのかな?」などと、いくつか質問して自分で考えさせるきっかけを与えてあげましょう。

頭ごなしに「それは友達が悪いわね」などと決めつけず、子供と一緒に起きたトラブルについて考えてみましょう。

子供が親に友達の悪口を言うのは、私たちが友達に愚痴を言うような感覚です。嫌なことを信頼している人に吐き出し、また学校生活を送れるようにする防御策でもあります。あまり悪いことと決めつけず、どっしりした気持ちで聞いてあげてください。

我が子の悪口克服体験談

娘の肩に手お置いて説得する母親

子供が悪口を言われていた体験談を紹介します。親として親身に考え、皆適切な対応を取っていますので、参考にしましょう。

人の身になって考えられる子供に。

華子(50代前半)


子供は14歳中学生女子です。うちの子は「貧乏」などの言葉を言われました。一応それ以上にならないように、当時担任の女性の先生宛てに子供に手紙を持たせました。担任の先生も、何かとこまめに連絡を取り合える人で、信頼できる先生でした。

子供なので、言った方はそれほど罪の意識を持たないまま事が大きくなることもあります。この時の対処は、先生による導き方がうまくいったと思います。

私が家で子供に接するときは、まずは全面的に子供の言うことを受け止め、共感してあげることと、全力で守ることを伝えます。その上で、一番よい解決法を一緒に考えます。将来に渡って苦しんだり、同じことで悩むようにしないためです。

子供が悪口を言っていたとしたら、それを少しでも耳にした時は一緒に考えます。友人同士でそういう会話をしないことを真っ先に言いますし、子供は悪気がないままに、自分の感情を仲の良い友人たちと共有しようとしてしまいます。

「可哀想に。その子、暗い顔していなかった?」とその子の身になって考える習慣付けも大切です。

しっかりと話を聞いたうえで叱ります

ゆい(20代後半)


私の娘は今年5歳になる年中です。幼稚園にも入り、お友達が増えたこともあって最近は友達の話を聞くことも増えてきました。

会話の中でふと、意地悪をされているという話を娘から聞くことがあったのですが、その時にはまずは娘の話を聞くようにしました。

まずは何があったのかというのを聞きました。するとお友達から「太っている、豚だ」と言われると。私自身も子供のころ少しぽっちゃりしていて言われる辛さは分かっていたので、「太ってないよ。大丈夫だよ」ということをこの時はしっかりと伝えてあげました。また悪口を言っているというお友達には「娘と仲良くしてあげてね」と伝え、その後はあまり言われなくなったようです。

娘も「○○ちゃん嫌い」などと言ってしまっていたこともあったようで、それはだめだよという風にきつく叱りましたし、その点も含めてお友達には「ごめんね」ということも言いました。

相手のお母さんとももともと連絡を取り合うような間柄だったので連絡を取り合ってお互いに子供同士謝る場を設けました。

対処が難しい

かなた(31歳)


私の子供は現在8歳なのですが、8歳にもなると女の子同士や、クラスでも悪口を言った言われたと、ちらほらと耳にする事があります。

我が子もたまに〇〇ちゃんに悪口を言われたといって帰って来たことがありますが、私は基本的に悪口を言われても聞こえないふりをしなさいと伝えています。言い返したところで解決策にはならないですし、自分が言われて嫌だった事は人にはしてはダメだと言っています。

しかし、それがどうしても辛く、長引くようならお母さんかお父さん、先生に相談してね。解決策を見つけてあげるからと言い聞かせています。子供自身も理解しています。

逃げ道は作ってあげておかないとダメだと思いますが、子供同士の事ですのでなるべく子供たちで解決をして欲しいと私は考えています。子供同士の事なので難しいところもありますがとりあえずは見守る様にしています。

仏の顔も三度まで

海苔茶(30代後半)


娘が小学2年生の時のエピソードです。クラスの気の強い女の子同士がタッグを組み、周りの子を言葉の暴力で攻める、と言った嫌がらせがありました。女子の悪口がどんなに嫌なものかはわかりますが、これを乗り切らないと世の中をわたっていけません。

ふっくらしていた娘は「ぶた」と、気の強い女の子達から言われていたそうです。「そんなことないから無視すればいいよ」と娘へ話すと、「わかった!」と最初は気にしなかった娘も、何度も言われるうちにだんだん打ちひしがれてきたので「嫌だから止めて」とはっきり言ってごらん、と話しました。

「嫌だからやめて」と言った娘に対し、泣かなかったことが気に入らなかったようで、小突いてくるようになったそうです。小学生同士の喧嘩に親が口出すのはいかがなものか、と三回までは我慢しました。

その間も、できるだけ娘に寄り添い、気にしないこと、嫌だと伝えること、自分で解決できる方法を考えることを話したうえで三回目の行為があった時点で先生に報告しました。

悪口を跳ね返すには

もこ(30代前半)


うちの子どもは10歳になる女の子です。昨年、うちの子どもが友達に悪口を言われているということを、ママ友から知らされました。とても心配だったのですが、子どもが自分から私に相談をしてくるまでは私からは何も言わないように心がけていました。

しばらくたってから、子どもから相談を受けました。どのような内容の悪口なのかを聞いてみると、うちの子どもが体育が苦手でドッジボールなどのグループで行う競技の時に、足手まといになるという内容でした。

そのことを知ってから、まず子どもに「体育がもっとうまくできるようになりたいか」を聞きました。すると、うまくなりたいとのことでしたので、翌週から家族でドッジボールの練習をするようにしました。時間をとるのは大変でしたが、苦手なことを克服する良いチャンスだと思ったので、夫と協力して行いました。

また、子どもが私に友達の悪口を言ってきたときに、自分が悪口を言われた時にどう思ったかを聞きいてから、自分が言われて嫌だと思うことは、人にも言わないように話しました。

クラスの男子の悪口

ころ(34歳)


14歳のうちの子の場合は、本人が学校で男子に悪口を言われると教えてくれました。具体的には、「きもい」や「ぶす」という言葉の暴力や、陰で笑われていたりです。

今はいじめが非常に問題になっているので、私も軽はずみに相手のご両親に電話をしたりなどは出来ず、しばらく見守っていました。ですが治まらないため個人懇談の時に担任の先生にお話をしました。先生も気づいていたようですぐに男子生徒の方には注意をして頂けました。

すぐ悪口がなくなることはありませんでしたが、エスカレートすることもなく、定期的に先生には様子をお話するようにしています。

やはり、信用できる先生の場合、母親が出て行くより先生に任せた方がいいと思います。

娘の気持ちもわかるような内容には共感しますが、その後にその子にも色々事情があったのかも、と様々な角度から考えられるように助言するようにしています。

友達の悪口は子供と絆を深める良いきっかけ!

友達への悪口や、友達からの悪口は、子供にとって大きな問題です。しかし親が一緒にそれと向き合い、一緒に解決してあげれば親子の絆は一層深まります。

また、問題はマイナスのことばかりではなく、子供を成長させるきっかけになります。親が子供に、目の前の問題の乗り越え方を教えてあげれば、子供は次に同じような問題が起きても楽に乗り越えられるようになります。

子供同士で解決できない場合、子供の喧嘩で親が仲裁に入るべきタイミングとメリットを参考にし、仲裁に入るべきかどうか判断してみましょう。

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