子供の喧嘩の仲裁には親が出るべき?
どんなに仲が良くても喧嘩してしまうことは大人でもあります。ましてや子供の場合は、友達同士で喧嘩しちゃうことは当たり前にありますし、兄弟や姉妹の場合は日常茶飯事という家庭もあるでしょう。
「子供の喧嘩に親が口を出すな」と昔から言われていますが、本当に一切口を出さないほうが良いのでしょうか。仲裁に入ったり親同士で話し合った方が、早く仲直りできたり子供のために良いということは無いのでしょうか。
手が出るまでは仲裁に入らない
子供同士の喧嘩について、今回伺った幼稚園入園前から小学生のお子さんをお持ちの全ての親御さんから、「口喧嘩程度なら見守る」という解答をいただきました。
ちょっとした喧嘩は子供同士で解決させるのが一番という人が多く、実際すぐに仲直りしているという体験談を教えて頂きました。
しかし、多くの方が「手が出そうになったら止める」と仰っております。加減を知らない子供の場合、じゃれ合っているように見えても思わぬ怪我や事故に繋がる可能性があるため、大人が間に入って話を聞いた方が安全にその場を納めることができ、結果的には子供同士も早く仲直りできます。
姉弟喧嘩は手が出ても止めない?
喧嘩でも兄弟となると話が違います。手が出たとしても多少のことなら、殆どの親御さんは止めないとのこと。武器となる物を使って叩こうとしていたり、明らかに怪我に繋がりそうな場合のみ止めるという人が多く、兄弟喧嘩で慣れているからかある程度の加減もできますし、素手の喧嘩の場合は小さいうちなら大きな怪我もしないので、たくましく育てるという意味を込めて仲良く喧嘩させるのも良いかもしれません。
どちらかが泣いたら終了というのも、兄弟がいる人なら思い当たりますよね。「お兄ちゃんなんだから!」「お姉ちゃんなんだから!」と、つい言ってしまう人もいるかもしれませんが、年齢に関係なく双方の話を聞いてあげるのは大切です。
ただ、部屋の中の喧嘩の場合は、物を壊したり、大きな声が時間帯によっては近所迷惑となる場合もあるので、あるレベルまでは許しても止める時にはしっかりと止めないと、子供以外に被害が及ぶ可能性があります。
親同士が揉めると子供同士も疎遠になりがち
どちら家の子供に喧嘩の原因があったかは関係無く、子供から事情を聞いた後に親同士で話をする場合に揉めてしまう可能性が高くなります。必ずしも「自分の子供は悪くない」という頑固な人が絡んだからという訳ではなく、双方正論でぶつかりあうことでも和解できずに、疎遠となってしまうことがあります。
かといって親は一切口出ししない方が良いのかという訳ではなく、子どもの言い分をシッカリと聞いて、子供だけで解決するのは難しいと判断できる場合や、仲間はずれなどに繋がりそうな喧嘩の場合には、早めに対処する必要があります。
幼稚園や小学校での喧嘩は先生に任せる
親の目の届かない幼稚園や小学校の中での喧嘩だと、親が出ていくのは難しくなります。それでも小学生ともなると人間関係がこじれる可能性があるので、シッカリと話を聞いて先生に一旦伝えても解消しない場合は、学校に行って他の先生も巻き込んで対応してもらう必要があります。
小さな喧嘩の場合は、親が出ることで話がややこしくなってしまうことも考えられるので、先生に様子を見てもらって対応してもらうのがオススメ。幼稚園の場合は特に、先生の目の届く範囲で喧嘩が行われることが多いので、子供の話だけではなく先生が目で見た実際に起きた内容、先生が感じたことを連絡帳などで教えてもらうことができ、その場で仲裁に張って話を聞いて、ちゃんと仲直りさせてくれるので安心です。
同じ理由で喧嘩を仕掛けられたり、嫌がらせを受けた場合は、先生だけに任せておいても解決しないかもしれません。一度諭されたにも関わらず、似たようなことが続いた場合には、先生と相手の親も交えて話すほうが解決が早くなります。
親同士で話をすると、ヒートアップしがちですから冷静に判断してくれ、子供の幼稚園や学校での過ごし方を普段見てる先生がいることで話をすすめることができます。
悪い方を叱るのか、お互いを諭すのか
喧嘩両成敗という言葉がありますが、明らかに一方が悪いと判断できなければ、喧嘩をしてしまった双方に喧嘩はいけないことを諭してあげることで子供は学ぶことができます。
そもそも叱るまでもなく、仲裁に入ることで喧嘩を止めさせ、双方が思っていることを親が聞く体で話させることで、喧嘩が収まり仲直りするというパターンが多くなります。一時の感情の高ぶりのために喧嘩をしてしまったとしても、普段は仲良く遊んでいる子供同士なら、冷静になるだけで仲直りできるのも納得です。
勘違いしてはいけないのが、喧嘩と嫌がらせや意地悪は全く違います。他人の子供を叱ると後々角が立つと考えがちですが、目の前で明らかに一方が悪い時には、仲裁に入ってちゃんと叱ってあげることが、叱られた子にとっても良いことです。
子供が叱られたからと言って文句を言ってくる親は少なからずいます。それでも、あなたが実際に見た喧嘩の内容から、「その子が悪いから叱った」と自信を持って言えるなら、冷静に話をすれば理解してもらえます。親同士が冷静さを失うことで、子供同士の小さな喧嘩が大きな揉め事に発展してしまうのです。
子供の喧嘩に対する親の対応とは
実際に子供同士の喧嘩に遭遇して、どう対処したのかを体験談として教えていただきました。自分のお子さんの年齢を考慮して、喧嘩に巻き込まれてしまった時の参考にしてください。
保育園や幼稚園での喧嘩
おもちゃの取り合い
みか(20代前半)
2歳半になるうちの子は、児童館などに連れてって遊ばせていると、どうしても他の子供とおもちゃの取り合いになったり、喧嘩になることがあります。私の子供はどちらかというと取られる側でいつも泣いて戻ってくることが多かったのですが、最近になって他の子供のおもちゃを奪ったり、取ったりするような行動が見えるようになってきました。最初は見守っていたのですが、さすがに叩いたり相手の子供を傷つけるような行為をした時は、自分の子供が泣こうがしっかりと叱って止めるようにしています。
またまだ2歳ということもあって相手の気持ちをよく理解できないので、「おもちゃは取ってはダメなんだよ」ということをしっかりと伝えるようにしています。
子供の喧嘩にはあまり口出しをしなくても大丈夫
ねぎころ(40代後半)
周りで子供の喧嘩に口出しをした結果、親同士も子供同士も気まずくなりその後の交流が無くなるという状況を何度か見聞きしたことがあり、できるだけ子供の喧嘩には口を出さないようにしようと決めていました。
ただ特に小さいうちは手が出て危険な場合もあり、その時は子供達に軽く注意し安全面から物理的に引き離したことはあります。喧嘩の最中は子供も感情的になっているので、悪い方が明らかな場合を除いて、どちらが悪いと言う判断は簡単にしないようにしていました。
うちの子が幼稚園年長の頃、あだ名で呼ばれたという些細なことから大きな喧嘩になったことがありました。どちらにも言い分があり、お互い手は出さない感じだったのでどちらが悪いとも言わず、いずれ又仲直りするだろうと見守っていました。自分の子供には注意するのではなく、相手はこういう気持ちじゃないかなと話したりしていましたが、案の定1ヶ月もしないうちに仲良く遊んでいました。
あまり親が口を出さなくても、子供は喧嘩を通じても何かを学んで成長していくんだと思っています。
怪我をする恐れがある場合は止めに入ります
あみりく(40代前半)
子供が幼稚園で顔に傷を作ってきた時は、先生に伝える事にしています。5歳になる息子ですが、戦いごっこが苦手で虫探しなどが好きという、おとなしめな性格であることを理解したうえで先生に確認してもらってます。
息子の口から「やめてと言ってもやめてくれない」といった言葉を聞いてから、先生に相手の子に注意してもらうようにしています。髪を引っ張っぱられることがあるらしく、それは私もいる時に息子から先生に「髪をひっぱられた」と伝えるようにさせてます。まだ一人では言えないので私がついていき、息子が一人でもきちんと先生に言えるようになる練習も兼ねてやらせてます。
喧嘩をしても「手は出したら駄目」といつも言っているので、息子は約束を守って我慢しているみたいですが、言っても聞かないならやり返しなさいと最近では伝えてます。基本的には小さな問題でも先生に伝えて、先生経由で相手に伝えてもらうようにしています。
幼稚園の先生にお任せしました
きりん(30代後半)
子供が幼稚園年中の時に子供同士の喧嘩があり、その時どうやって対処したら良いのかとても困りました。
年中の時にすごく大好きな友達に「○○ちゃんがせかいでいちばんだいきらい」言われて、泣きながら帰ってきた時があったのです。その子のお母さんとは個人的に仲良くしているので、直接そういうやりとりがあったことを言うべきか悩んだのですが、あまり親があれこれ口出しをすると余計こじれると思ったので、幼稚園の先生にお任せすることにしました。
先生には連絡帳でことのいきさつを話し、そこからは全て先生の対処にお任せしました。その日のうちに先生から連絡があり、「○○ちゃんにはこういう話をしました」とか「これからも注意深く二人の様子を見ていきます」というお言葉をもらい、数日の間に二人は仲直りすることが出来たので、先生にお任せして良かったと今でも思ってます。
必ず仲介に入ります。
みあ(34歳)
幼稚園年中の娘がいます。平和主義な娘なので、幼稚園では大きな揉め事はありません。ですが、幼馴染の女の子とはよく喧嘩をしています。その子とは、ケンカが始まると誰も止められなくなる程の大げんかになるので、すぐに止めに入ってます。止めに入って、何があったか二人の話を聞いて解決するよう促しています。
もう少し大きくなったら口出ししませんが、幼稚園の間は親も一緒に遊ぶのでしっかり仲介に入り仲を取り持つつもりです。
幼稚園の中で、お友達に何かされた時にその子のお母さんが誤ってくる事は有りませんでしたが、それでいいと思っています。仲の良い子ほど喧嘩になるので、心配になることもありますが喧嘩をして成長していくのはとても良い事だと思っています。
子どもの喧嘩はできるだけ黙って見守りたい
みつこ(35歳)
3歳の息子がいます。保育園の帰り道、よく近所の1歳上の女の子と一緒になるのですが、ときどき喧嘩をします。だいたいは物(拾った枝など)の取り合いや、お話をしている時に互いに主張の違いで起きるぶつかり合いです。
そのお友だちの母親とは何でも話せる関係なので、喧嘩が起きても危なくない限りは黙って見守るようにしています。手が出て怪我に繋がりそうになったらすぐ止められるよう、お互い近くで見守っています。日によってはその場で仲直りできないこともありますが、無理に謝らせたりはせず、家に帰っても気持ちが消化できていないようなら話を聞いたりしています。
保育園でもクラスのお友だちと喧嘩することがあるようですが、家で自分から何か話してきた時にしっかりと受け止めるようにするのみで、特に私が口出ししたことは今までありません。
小学生の喧嘩
身体的に危険だと判断した時は口を出しました。
はる(30代後半)
1年生になったばかりの息子は、同じ登校班で同級生の男の子と親しくなり、一緒に登下校するようになりました。喧嘩をする事も度々ありましたが、人付き合いを学ぶためにも必要な事だと思い放っておきました。
しかしある日、登校中のケンカで息子がお友達に道路側に突き飛ばされているのを目撃してしまいました。お友達のお母さんに伝えようかとも思いましたが、そのお友達のお母さんは精神病を患っていて家から出てこられないと伺っていたので考え直し、翌朝登校班が出発する前に息子とお友達2人に「登校中は車が危ないから、ケンカをして突き飛ばしたり歩道から押し出したりしてはいけないよ。もしそういう事が増えたら学校の先生に相談しないといけなくなるよ。」と話してみました。ちゃんと話したら二人共納得してくれて仲直りもできたし、その後は口喧嘩のみで身体的な小競り合いは起こらず平穏な毎日を過ごしています。
同じ相手から2回目があったので電話で猛抗議しました!
こにたん(43歳)
娘が小学校一年生の時、仲の良い男子の友達と遊んでいるうちに、関係のない男子児童が調子に乗ってトイレに閉じ込めるという嫌がらせに遭いました。仲の良い男子児童と遊んでいる際は娘も嫌ではなかったものの、よっぽど答えたのか娘は登校拒否にまで発展してしまいました。
父親として私は、関係児童の親の家に家内から電話をさせました。次の日、謝罪に親子で来ましたが私は対面しませんでした。「所詮、子供のこと。悪ふざけも小学校一年なら普通にあるだろ」と本気で怒るつもりもなかったから。「向の親御さんが事情を知ってくれれば良い」ということで完結しました。
それからしばらくは問題なかったのですが、謝罪に来た内の一人が小学校三年の時にも、うちの娘に嫌がらせを働きました。2回目はさすがにスルー出来ず、夜9時ごろに電その家に電話して最初は冷静に事情を説明しました。それでも向こうは「子供のことだから」「そんなに悪いことじゃない」など、まともに話を聞くそぶりをみせないので、大激怒して文句を言いましたが、謝罪の欠片もなく逆ギレする始末。こっちも負けずに大激怒を繰り返し、電話をガシャン!その次の日から、その男の子は娘に近寄らなくなり解決はしました。程度にもよりますが、2回以上続いたら相手の親を交えてシッカリと対応した方が良いと思います。
口出しするのは小学校低学年まで
三上真奈美(30代後半)
小学3年生の娘には、1年生の頃から特に親しくしているお友達がいます。クラスも学童クラブも一緒で、関わりが多く仲も良い分ちょっとしたトラブルが元々多かったです。親同士も最初は親しくしていたため何かあればやりとりしていました。
しかし年齢とともにトラブルの質も変わってきて、相手の親子との価値観の違いや、自宅で預かる機会も多かったため少しずつ負担と感じるように。そのため、ちょっとしたトラブルが増え始めた頃、最初は気が合うと思っていたお友達でも段々とお互いの違いに気づいてくることもあるし、絶好とまではいかずとも少し距離をおけば別のお友達と遊ぶ機会も増やせて、お互いによいかなという風に考えていました。
特に娘も気にしていなかったので放置していたら先方から呼び出しを受け、お詫びと共に「他に仲良くできるお友達がいないからこれからも仲良くしてほしい」と言われました。
今後一切遊ばせたくないとまでは思っていた訳じゃなく、少し距離を置きたいくらいだった所で言われたので少し困りました。
喧嘩をして、もし自分の子供が危害を加えてしまった方ならばお詫びはしますが、その後の付き合いに関しては3年生くらいになれば子供同士のやりとりに任せたい気持ちです。
小学生までは様子を見て介入することが必要
まるる(40代前半)
昔から「子供の喧嘩に親が出るな」と言いますが、私自身、やはり小学生くらいまでは様子を見つつも親が介入してあげることが必要だと思います。
例えば、私の子供が小学校3年生の時、お友達から洋服にマジックで落書きをされたことがありました。これに対して私の子供は「やめてって言ったんだけど…」とゴニョゴニョして、正確なところがはっきりと分かりませんでした。このまま放置しておくとそのままうやむやになってしまうと思い、私は結局そのお友達が家に来たときに「どうしてこういうことをしたのか?私の子供と何か揉めたのか?」ということを聞いてみました。そうすると、どうやらちょっとふざけている間に軽く言い争いになり、お友達が冗談半分で私の子供の洋服に落書きをしてしまったとのことでした。結局そのお友達は反省してくれて、今でもとても仲良しです。
小学生くらいまでは、子供はまだお友達への対応がきちんと出来ないこともあると思うので、喧嘩の程度にもよりますが親というか大人が仲裁に入ってあげて「こういう気持ちだったんだね」と受け止めつつ「今後はこういう風にしたほうがいいね」というアドバイスというかサポートしてあげた方が良いと感じました。
自分の子供は悪くないスタイルの親とは付き合えなかった
漫画オタク子(40代前半)
娘が小学4年生の時に、幼稚園から一緒のお友達に悪口を言われ喧嘩となって、親も子供も疎遠となってしまったことがあります。
お友達はとても気が強い女の子でしたが、近所だったこともあり親子で仲良くしていました。その子は自分の言うことを聞かない友達は許さない性格だったので、娘が頼みごとを断ったり遊びを断られたりするのが許せなかったらしく、学校で娘の悪口を言っているのを別の友達から娘が聞き、揉め事から発展し喧嘩になりました。
娘から聞いた話ではその子から、「嫌なら遊ばなくていいよ」と言われたらしいのですが、お友達は「そんなことは言っていない」と主張したそうですが、その話を知った先生に「人が誤解するような言い方をしてはいけない」とお友達は注意を受けたそうです。
納得できないお友達の母親が、「娘に謝ってほしい」と私の自宅まで文句を言いに来ましたが会話にならず、結局「悪いからもう遊んでくれなくていいよ」と言ったら諦めて帰りました。
その子は友達が段々と減っていき、結局卒業と同時に引っ越してしまい会うことがなくなりましたが、もう少し親同士で話をできれば仲直りできたかもと思います。でも、「自分の子供は絶対に悪くないから」というスタンスでは、最初から話ができる雰囲気でもなかったので、結局は相手によるんだろうなと。
親同士の会話にならない会話で完全に関係が切れてしまったので、学校での出来事はある程度は先生に任せるべきだとも思いました。
兄弟喧嘩
年齢や力の差を見て対応
嶋田恵子(40代前半)
兄弟げんかは、年齢さや言葉、体重などを考慮して、上の子に対して手加減するように口を出します。これは何歳になっても変わりません。しかし、これが友達同士になってくると変わってきます。
小学生低学年は、ちょっとしたことで喧嘩が起きます。親が口を出すと揉めるので、相手の親から子供にどうしたらいいか聞いてもらいました。この時は、息子が一方的に仲間はずれにされたからです。うちの子が何かしたかもしれないので、本心が聞きたかったのですが特に理由はありませんでした。
兄弟げんかでは、3歳以上になると言葉を理解できるようになるので、しっかりと理由を聞いて下の子も叱ります。上の子ばかり叱らないように気を付けています。
喧嘩中の口出し
佐藤 弘子(30代前半)
我が家は上が年中の女の子、下が2歳の男の子です。弟がお姉ちゃん大好きでどこへ行くにもついていきます。おもちゃでお姉ちゃんが遊び始めると、横から手を出したり叩いたりして喧嘩が始まります。最初は何もせず、とりあえず上の子の対応を見たり、下の子がどこまで手や足が出るのか確認します。どちらが泣いてもまだ口は出しません。どちらかが「ママ助けて」とヘルプを出すまでは様子を見ています。
ほとんどが息子が悪いので、最初に息子に諭します。まだ2歳なのでどの程度理解しているのか分かりませんが、申し訳なさそうな顔は一応しています。娘には一緒に遊んであげてと声をかけて終わりにします。娘が嫌だといった場合は部屋を移動し、別々で遊ばせます。たいてい娘が負けるので、息子に毎回言い聞かせるようにしています。
いざとなったら
モカマンマ(40代前半)
私は3人子供がいます。長女、長男、次女で、それぞれ3歳ずつ違います。兄弟喧嘩をみていると、やはり女の子は口が達者です(笑)。
長男と次女の喧嘩では、長男が次女の言葉に勝てず泣いてしまうことが度々あります。長女と長男の喧嘩は、もちろん長女の言葉に長男は勝てないのですが、そうなると長男は口で勝てない悔しさから、長女に手を出してしまいます。
子供たちには「先に手を出してはイケナイ」と教えつつ、「もし頭を叩かれら同じように頭を叩いていい」と教えてます。
長女は言いつけをちゃんと守って、長男に手を出されたら同じことを仕返します。そこから喧嘩がエスカレートしていくのですが、私は子供たちの喧嘩に殆ど口出ししません。怪我に繋がるような凶器となるものを持ったりした時にはちゃんと止めるようにしてます。
大人が仲裁に入ることで、どっちが悪いと決めなければいけなくなると私は思ってます。喧嘩になった時点でどっちも悪いのに、どちらかを悪者にするわけにはいかないと思うからです。
でも一人じゃつまらない。
鈴木ふみか(45歳)
小学6年生と2年生の男の子がいます。4歳差ですが、兄が高学年になってもまだまだ兄弟げんかは現役。うちは基本的には口出ししない方針なのですが、お互いケガをしそうな時、物や家を壊しそうな時、集合住宅なので隣近所の部屋に迷惑になるくらいの大声や音を出す時は注意します。
大抵上の子が下の子をからかったり、馬鹿にしたりすることが多いので、余りにも度が過ぎる場合には下の子をかばうこともあります。喧嘩するなら傍にいなければいいのに、いつの間にかお互いくっついていってはぶつかっただの、触っただのと揉めるので「部屋の両端に離れていなさい!」と言うんですが、一人でいるのはつまらないんでしょうね。結局どっちかがちょっかいをかけに行っては、また喧嘩の繰り返し。まあ、「兄弟ってこんなもんかな~」と笑いながら見ています。