子供の足が強烈に臭い
何このニオイ!可愛い子供の足から信じられないくらいの悪臭…経験した人は多いでしょう。納豆のようなニオイに驚いて慌てて靴や靴下を洗っても、すぐにニオイが復活します。
足のニオイの対策は、簡単にできることばかりです。仕事で1日中足がムレているパパも、ブーツやパンプスで足のニオイを気にしているママも、家族みんなで足のニオイ対策にチャレンジしましょう。
子供の足が臭い原因3選
見た目はツルツルでキレイな子供の足が、信じられない悪臭を放つのはなぜなのでしょう。子供の足が臭い原因を探っていきましょう。
1.足の汗で雑菌が繁殖している
汗そのものにニオイはないのですが、洗わずに放置していると足に常在する菌によって汗が分解され、嫌なニオイを発生させます。
足の角質や汚れも雑菌のエサになります。子供は新陳代謝が激しいので、垢が出やすく汗もかきやすいので、雑菌が繁殖しやすく足が臭くなりやすいのです。
特に嫌なニオイの原因になっているのが「イソ吉草酸」。これは納豆のにおい成分で、雑菌が汗を分解したときイソ吉草酸という成分ができることで、足が納豆のようなニオイになります。
2.靴の汚れで雑菌が繁殖
足の汚れと同じく、靴が汚れているとどんなに足を毎日足をキレイに洗っても、靴で雑菌が繁殖していれば臭いニオイを放ちます。
汚れを放置した靴をはけば、途端に雑菌が足にうつり、足自体も臭くなるのです。
子供は足がすぐ大きくなるので、何足も洗い替えを用意することが少ないうえ、子供は気に入った靴ばかりを履きたがります。
汚れを放置して同じ靴を履き続けることで、靴では雑菌がどんどん繁殖してしまい、足の臭いの原因になってしまいます。
3.足が臭いのは水虫や多汗症の可能性も
家族に水虫の人がいると、お風呂のマットやカーペットなどから子供にもうつるケースや、銭湯や温泉のマットからうつる可能性もあります。
子供の足に水虫の原因になる白癖菌がつくと、角質層に浸透し繁殖しまし、白癖菌の排泄物もニオイの原因になります。
また、どんな対策もあまり効果がない場合、多汗症の可能性も考えられ、汗を人より多くかけば、それだけ雑菌が増えやすい足になります。
遺伝やストレスなどでも多汗症になる可能性があるので、子供の足が気になるときは一度皮膚科を受診してみてください。
子供の足が臭いと感じたら清潔習慣を
どんなに可愛いわが子でも、足の臭いニオイは可愛くありません。そこで、子供でも今日からできる、子供の足の臭いへの対処法をご紹介します。
子供の足を清潔に保つ
汗や汚れで雑菌が増えることが足のニオイの原因になるのですから、できるだけ足を清潔にし、下記の3つのことを心がけるだけで、足の臭いは軽減します。
- 帰宅したらすぐ足を洗う
- 汚れたら除菌シートでこまめに拭く
- 清潔にしたあとはしっかり乾かす
学校や遊びから帰ってきたら、お風呂に直行して足の汚れや汗を流す習慣をつけておくと、ニオイがなくても足を清潔に保つことができます。
足を隅々洗う習慣をつける
子供はお風呂に入っても、足をしっかり洗うことはほぼありません。適当に洗って済ませると足に雑菌が残り、ニオイの原因になります。
しっかりと指や爪の間まで洗う習慣をつけさせ、洗うのが楽しくなるように、子供が好きな形やキャラクターがついているスポンジを使うと、積極的に洗ってくれるようになります。
爪の間は雑菌が溜まりやすいので、専用のブラシを使うと洗いやすくよりキレイになります。また、足の爪も常に短くカットしておくと、雑菌の繁殖を防ぐことができます。ケガ防止にもなるので、爪は伸ばさずに短く切りそろえておきましょう。
あまりニオイや洗い方に神経質になりすぎると、子供の心を傷つけてしまうことになりかねませんので、あくまでも楽しく、足がキレイになることに喜びを感じるように工夫してあげてください。
足を洗う石鹸は殺菌力のあるものを選ぶ
足の洗浄に使用する石鹸に殺菌力の高いものを選ぶと、足の雑菌を効率的に落とせます。体全体に使えるものや足専用のものなどが販売されているので、好みのものを探してみましょう。
殺菌効果の高いものは石鹸自体のニオイが独特な場合もあるので、最後に好きな香りの石鹸で仕上げると、殺菌効果のある石鹸のニオイが気にならなくなります。
親ができる子供の足の臭い対策7選
足を清潔にしたり、しっかり洗うことは子供自身でもできる対策ですが、子供が小さい場合は親が対策してあげなければいけません。
足を清潔に保つのはもちろんですが、それ以外にもニオイ対策がいくつもありますので、ぜひ効果のある方法を見つけてください。
1.普段履いている靴を清潔にする
子供は成長が早いので、何足も靴を買う家庭は少ないでしょう。また、ニオイ対策のためだけに、すぐにサイズアウトする靴を何足もそろえるのはもったいないです。
靴を洗うのが理想ですが、消臭・防臭スプレーを使ったり、新聞紙を丸めて詰めて、湿気を吸い取ったりなど、今ある靴をできるだけ清潔に保つ工夫をしましょう。
2.消臭効果のある中敷きを使う
中敷きは、靴が洗えない日でもこまめに取り換えて洗うことができるので便利ですが、消臭効果のあるものを選ぶと、より効果的にニオイ対策ができます。
100円ショップにも消臭効果のある中敷がありますので、数枚用意しておくと、汚れやニオイが気になったときにどんどん洗えて常に清潔な中敷を使えます。
3.重曹で安全に靴のニオイ対策
重曹は弱アルカリ性で、汗に含まれる雑菌のエサになる脂肪酸は酸性です。中和させることで靴のニオイが軽減されるので有効に活用しましょう。
重曹は口に入れても安全ですし、100円ショップで購入すると、惜しげもなく使えますので、子供の足の臭い対策にはもってこいです。
簡単な方法は、重曹の粉を靴の中に直接まいて、そのまま履くことです。子供の靴はすぐ蒸れ始め汗となじむので、粉っぽさはすぐになくなります。
片方の靴に、小さじいっぱい程度の重曹をできるだけ足先の方にまき、軽く靴をゆすって均等にならすとOKです。靴を洗うときに洗剤代わりに重曹を使うのも、ニオイ対策になります。
4.素足で靴を履かせない
通気性の良い靴下や、ニオイ対策がされているものを選んで履かせるとニオイ対策に効果的ですので、せめて靴を履くときだけでも靴下を履く癖をつけてくれるようになると、靴に直接雑菌が付きにくいので、ニオイがしにくくなります。
子供に靴下を選ばせたり、好きなキャラクターのものを選んであげると、喜んで靴下を履いてくれるようになります。帰宅後は、足が蒸れないように素足で過ごさせてあげましょう。
5.消臭クリームで足のニオイを予防
消臭クリームは、悪臭を放つ物質とイオン結合することで、無臭化させられます。子供の足に使うものは、汗を抑えるものより、無臭化できるものがいいでしょう。
朝と夜に使用する消臭クリームは、子供とコミュニケーションを取りながら楽しく続けられます。
忙しいママの場合、手軽に使えるデオドラントスプレーに頼りがちになってしまいますが、汗を強制的に抑えることは、汗をかきやすい子供にとって、使いすぎると逆効果になることがあります。
6.ミョウバン水を使う
焼ミョウバンを水で薄め、スプレー容器にいれて足に吹きかけると殺菌効果があるので足の雑菌を分解し、繁殖を抑えてくれます。
ミョウバン水の作り方はとても簡単です。市販されている焼ミョウバンを15~20g、500mlのペットボトルに入れた水に溶かすだけです。
ミョウバンは数回に分けて溶かしながら入れて1~3日程度置き、ミョウバン水の濁りがなくなれば完成です。
ミョウバン水を作るのが面倒な人は、ミョウバン石鹸などのミョウバンが使われた商品も出ているので、探して試してみてください。
汗を抑えるときの注意
ミョウバン水には汗を抑える効果がありますが、体は汗と一緒に老廃物も流しています。汗をかかないようにすると老廃物の排出までストップさせてしまうため、子供に長時間、または長期間使い続けるのはやめましょう。
7.アロマオイルを使った足の消臭
アロマオイルを使って足のニオイを解消する消臭方法もあります。ティーツリーや、サイプレスなどが、足のニオイ対策によく使われるアロマオイルです。
簡単な方法は、ティーツリーをティッシュに数滴たらし、その日履いた靴にいれておくだけで、靴のニオイがかなり軽減します。また、無水エタノールと水にオイルを数滴混ぜたアロマスプレーを自作する方法も便利です。
子供の足が臭い!6人のママの体験談
子供の足が臭いと気づいたママ6人に、どんなニオイ対策をしたのかリサーチしました。体験談から、参考になるものを試してみてください。
清潔と乾燥を心がけること
海苔茶(30代後半)
息子が小学三年生のころです。お友達の家に何人かの子と行った際「誰の靴が臭いか」という話になったそうです。
家に上がった時に何だか臭かったらしく、男子特有の馬鹿話で、みんなで靴嗅ぎっこしようぜ~となったそうです。
結局、みんな靴くせー!と笑って終わったらしいのですが、話の後に息子と私で靴を嗅いでみたら本当に臭い!裸足で靴を履くことを禁止していたのですが、男の子は言うことを聞かないもので、裸足でそのままはいていたようです。
納豆をさらに臭くしたニオイがし、自分でも臭かったことにショックを受けていたようでした。
まずしたことは、靴を息子と一緒に洗って天日干しにしたこと。そして、汗でぬれていたら雑菌が悪さをするから臭くなるということを説明しました。
裸足では靴を履かないこと、濡れたら靴乾燥機で乾かすこと、住宅展示場でもらった木片チップを帰ってきたら入れるようにすることを約束しました。
約束を守っていたおかげで今は臭くはありません。洗うのが大変な時は、消臭スプレーをして天日干しするだけでも違います。
足は清潔にと優しく教えてあげる
主婦代(40代前半)
小学校も高学年になると学校にいる時間が長く、6年生の時の長女の脱いだ靴下がとても臭いことに気が付きました。
靴下だけでなく、足のニオイも臭いことに気が付いたので、女の子ですし、本人が足のニオイで傷つかないように、すぐに対策を行いました。
帰宅後は、汗をかいているとフローリングがべたつくので、すぐにお風呂に行って足をよく洗うことを伝えると、本人も自分が臭かったら嫌なので、優しく重点的に洗うようになりました。
靴にはニオイが取れる消臭剤を入れたり、汗をかいた日の靴は自分で洗う、帰ったらすぐに足を洗うように伝え続けると、本人も傷つくことなく、足が臭くならないように気を付けてくれるようになりました。
ある程度の年齢の子供には、足は清潔にしなければ臭くなることを伝えると、誰でもそれは嫌なので、自分で対策してくれるようになります。
靴にアルコール除菌スプレーを
タニマン(35歳)
私の息子は11歳になるのですが、最近家に帰ってくると足が臭います。最初の頃は対策として、消臭スプレーなどを試していました。
ニオイが消えたように感じるのはほんの一瞬だけで、時間がたつと消臭スプレーと足の変な匂いが入り混じり、余計に臭くなる事が多かったです。
その後も色々と試したのですが、消臭スプレーには効果をあまり感じられなかったので、アルコール濃度の高いお掃除用のスプレーを毎日帰ってきたら靴にかけてみました。すると日に日にニオイは消えていきました。
やはりその場かぎりで一瞬だけ匂いを消すスプレーよりも、毎日アルコールで除菌した方が良いという事がわかりました。
実際に子供の足の匂いがきつい時に、私は子供に対しては正直に「足の匂いがきつい」と言っていました。
事実を隠してコソコソするより、本人にも自覚をさせた方が良いと思ったからです。本人も友達から言われるより、家族が教えてあげた方が良いと思うので、私の場合はハッキリと本人に告げました。
常に清潔を心がける
あいる(31歳)
私の子供は、2歳になったころから足が臭くなりました。原因は公園に行くようになったからです。
砂場が大好きで、スニーカーでもサンダルでも砂が足に付着してしまいます。おまけに、夏場でしたので汗もかき、付着した砂が足の指と指の隙間にごっそりたまっていました。
公園から出るときに足を払うのですが、靴を脱ぐとむれていて異臭がしていました。子供でも男の子だと臭いんだと、仕方なく思いましたが、砂のままだと衛生的にもよくないので、家に着いたら玄関から抱っこで風呂場に直行する習慣をつけました。
なんでも異臭には原因があります。公園に行ったら、汗もかくし、汚れも付く。ということを踏まえ、清潔にする。それを保つことが臭い対策だと思います。
まだまだ幼かった子供には、ストレートに「このままじゃ臭いからきれいにしよう」といって洗うようにしました。
臭い、汚いは洗えばきれいになるということを早く教えてよかったのではないかと感じています。
足のニオイに対してやれること
ロンスプ(49歳)
子供は16歳ですが、スポーツをやっており、シューズを履く機会が非常に多く、汗や熱気で足から非常に気になるニオイが出ていました。
一緒にいるだけでニオイを感じてしまい、他の方にも迷惑になると思い対処法を考えました。
息子の場合、スポーツをしているせいで足が臭くなってしまうので、原因は明らかでした。しかし、スポーツは息子自身、非常に熱心にやっていますので、それをやめさせたり、活動時間を少なくすることはできませんでした。
なので、靴下が蒸れるのを防ぐため、短時間での靴下の交換をさせました。すると、靴の中が蒸れなくなり、足のニオイがなくなったわけではありませんでしたが、他人にまでにおうほどではなくなりました。
息子自身、足のニオイが気になり始めていて、私に臭いか聞いてきたので、正直に伝えることができました。しかし、少しショックを受けているようでした。
なので、靴下を履き替えると衛生的だし、ニオイもなくなるしやってみない?と、提案するように話しかけました。
市販のクリームで対策
4兄弟ママ(30歳)
小学4年生と2年生の長男・次男ですが、暖かくなってくると足のニオイが大人並みに臭くなります。
家では家族揃ってお互いの足の匂いを嗅いで、クサーイ!と笑いあっていますが、私は内心この臭いはヤバイ…。と思っていました。
お友達の家に遊びに行って臭いと思われたり、そのことでおちょくられたりして傷ついてしまうのでは?と思い、対策をしようと考えました。
靴は毎日の消臭スプレーと、週末に洗うことでどうにかなるのですが、足自体の臭いをどうにかして元を絶たなければ…と思い、お風呂で足の指の間を丁寧に洗うこと、爪ブラシで足の爪を洗うという事を徹底させました。
それでもやはり蒸れて臭くなるので、通学前・出かける前に市販の足用クリームを塗って対策しています。
上記の4点をすることで足の匂いがかなり改善されました。特にクリームは効果があり、我が家ではもう手放せません。
子ども達も臭いを気にせずに思いっきり遊び、楽しく過ごしています。男の子なのでこれからも臭いには気をつけていければと思います。
子供の足が臭いときは気持ちのサポートも!
子供ではなくても、足が臭いと言われたら傷つきます。神経質に足を洗うように言われたり、自分の靴を汚いものを触るように扱われるとショックを受けます。
家族みんなで足のニオイ対策に取り組めば、子供も「自分だけ」という気持ちがなくなります。家族みんなで、嫌なニオイのしないキレイな足を目指してください!
小さい子供だと、足を清潔にする以前に、お風呂が嫌いな場合があります。足が臭いだけではなく、体や頭も臭うようになってしまいます。
子供がお風呂を嫌がる!お風呂嫌いを克服する4つの方法を参考にお風呂嫌いを克服し、いつも清潔を心がけましょう。