お風呂掃除を楽にするコツは汚れを予防すること
湿度の高い時期、憂鬱になるのがお風呂掃除です。浴槽の水垢やパッキンのカビ、ボトルの裏側のぬめり…。湿気の多い場所なだけにカビやぬめりが発生しやすく、触るのもイヤ!という方も多いのではないでしょうか。
汚れが気持ち悪いから触りたくないので見て見ぬふりをしてさらに汚れが悪化…という悪循環にならないためにも、汚れを「予防」して、お風呂掃除を楽にしましょう。
お風呂掃除が楽になるコツは?掃除の工夫6つ
浴室が汚れてから徹底的にお風呂掃除する方も多いですが、それだとお掃除が憂鬱になってしまいます。日ごろからちょっとした一工夫をすることでお風呂の汚れを防ぐことができるので、実践してみましょう。
1.お風呂場には毎日使わないものを置かないようにする
お風呂場に物が多ければ多いほど、掃除するのが大変になります。シャンプーボトルをどけながら浴室の壁や床を掃除するのって大変です。
お風呂で使うものを浴室に置きっぱなしにするのはやめて、毎日使うもの以外はお風呂の外に収納しておくとお掃除が楽になります。
2.浴室の床にものを直置きしない工夫をする
浴室の床にシャンプーボトルやせっけんケースなどを直置きすると、接着面がぬるぬるしたり、カビたりした経験はありませんか?
床との接着面は菌が繁殖しやすく、ぬめりやカビが発生しやすくなります。菌を繁殖させないためには、置いている物を乾燥させておくことが大切です。
例えば浴室の壁に磁石や吸盤でつけれるタイプの水切りカゴを利用して収納したり、壁にバーがついている場合、シャンプーボトル等のボトル類は引っ掛けて使うようにしましょう。
簡単なのは、お風呂に入る都度、カゴにシャンプーなどをいれて浴室に持ち込むという方法です。毎回使うものをカゴにまとめておき、それを持ち込むだけなので一度用意してしまえば簡単です。
風呂桶やイス
お風呂の桶やイスを浴室に直置きしたままの方も多く、見落としがちな箇所ですが、桶の裏側やイスの足の裏はカビやぬめりが発生しやすいです。
入浴後に風呂桶やイスを軽くすすぎ、浴槽の淵に水がたまらないようにかけておくようにすると、カビが発生することを防ぐことができます。
3.24時間換気を行って空気が通るようにする
カビなどの菌の繁殖を防ぐには、換気が必須です。温度が高く、湿ったお風呂場は菌の繁殖には好条件な場所なのです。換気扇はお風呂から出た直後につけるだけでなく、常に回しておくか、浴室のマドとドアを開けて空気を循環させると、菌が繁殖しにくくなります。
浴室のドアの下に空気が循環するよう隙間が作られている場合は、ドアを閉めて換気扇をまわします。
隙間がないドアの場合は、少し開けておくといいでしょう。
ドアを全開にしておいた方が空気の通りがよさそうと思われがちですが、空気の通り道が狭いほど空気の流れが強くなり、浴室の水気をすばやく切ってくれるのです。
4.掃除したあとやお風呂場を使ったあろは高温のお湯を壁や床にかける
カビを発生させないために予防として行えるのが、50度以上の高温のお湯を壁や床にかけることです。
カビは50度以上の高温で死滅するので、入浴後に壁や床にサッとシャワーでお湯をかけるだけで、黒カビを予防してくれる効果があります。
熱湯シャワーはぬめりの原因でもある石鹸かすを洗い流す効果もあるので、カビもぬめりも簡単に予防できる方法です。
5.浴室の床や壁を拭いて水分を残さないようにする
入浴後にひ行ってほしいのが、拭き取りです。高温のお湯で浴室内を流したあと、体を拭いたバスタオルなどを利用し、お風呂のゴムパッキンなどの水気が飛びづらく、カビやすい箇所をさっと拭きましょう。たったこれだけで、カビが繁殖しにくくなります。
ゴムパッキンだけでなく、水垢が付きやすい蛇口や鏡などをふき取ると、いつでもピカピカの状態をキープすることができます。浴室の壁や床にカビが繁殖しやすい場合は、お湯で石鹸かすをしっかり洗い流してからバスタオルでふき取ってください。
使い終わったバスタオルを利用することで負担なく、毎日気軽に実践できます。
6.排水溝のふたを撤去して敢えて中が見えるようにする
賛否両論分かれるところですが、排水溝のふたを撤去してしまうのも、カビを防ぐためには効果的な方法です。
排水溝のふたをつけないと、抜けた髪の毛などが丸見えになるため見栄えは最悪になるため、毎日髪の毛やごみを取ることを怠らなくなります。
排水溝のふたの裏側は、密閉された中にお湯や石鹸かす、髪の毛などが集積して湿気がこもり、非常にカビが発生しやすくなり、ふたを開けるのが怖くてついつい放置してしまいがちになります。
ふたを外した排水溝に、カビが発生するは殆どありません。湿気がこもらないだけで菌の発生を防いでくれるのです。ふたを撤去するだけでお掃除が楽になるので、ぜひ試していただきたい方法です。
頑固な水垢を台所にあるもので簡単に落とす方法
お風呂掃除をしっかりしていないと厄介な水垢がついてしまいます。水道水のカルキ成分が蒸発した跡で、堆積するとなかなか落ちなくなってしまいます。
水垢はアルカリ性のため、酸性の洗剤を使って落としましょう。軽い水垢なら、お酢をしみ込ませた布で拭くだけできれいに落ちます。
なかなか落ちない水垢は、クエン酸スプレーをしたあとラップで覆い、2~3時間放置したあとに磨くときれいになります。
イライラする浴室の鏡の汚れをきれいに落とそう
浴室の鏡、水垢と石鹸カスで見えにくくなっていませんか?曇ってなにも見えないとイラつくこともあるでしょう。水垢と石鹸カスでは酸性とアルカリ性で汚れの種類が違うので、掃除の方法も別になります。
軽い汚れの場合は、鏡と新聞紙を濡らし、新聞紙で鏡をこすって最後に乾いた新聞紙で水分を拭き取るだけです。
鏡にこびりついた水垢をきれいに落とす
水垢落しにはお酢かクエン酸水を使います。お酢やクエン酸を布につけ、鏡を拭いた後、濡れた布で拭き、最後に乾いた布で拭き取ります。頑固な水垢にはキッチンペーパーを使い、クエン酸パックをしましょう。
クエン酸を使う際の注意
- 「混ぜるな危険」と書かれている洗剤と一緒に使わない
- 曇り止め加工をしている鏡には使用できない
- サビの原因になるので金属につけないように注意
鏡についた頑固な石鹸カスを落とそう
鏡の石鹸カスには重曹を使いましょう。水100mlに重曹を小さじ1杯入れてしっかりと溶かし、重曹水を作っておきます。
重曹を使った鏡の掃除法
- 鏡にたっぷりと重曹水を吹き付ける
- キッチンペーパーを貼り付け、さらに上から重曹水を吹き付ける
- 重曹水が乾燥しそうであれば二重パックにする
- 1時間程度放置する
- はがしたキッチンペーパーで鏡を磨く
- シャワーで洗い流して乾いた布で拭きあげる
たまにやるべきお風呂掃除のスペシャルケア
毎日浴室のケアを行えば、お風呂掃除は劇的に楽になります。しかし、たまには普段手が回らない箇所のお掃除や、スペシャルケアを行うことも大切です。
億劫なお風呂の天井の掃除はしていますか?
浴室の天井をどうやって掃除していいか困っている人もいるのではないでしょうか。天井に手が届かないため、手付かずの方も多いでしょう。
パッと見、あまり汚れていないように見える天井ですが、実は目に見えないだけで、カビが繁殖している場合があります。放置しておくと、無意識のうちにカビが胞子を巻き散らかしていることもあるのです。天井のお掃除は、家にあるお掃除グッズを使えば簡単にできるのです。
浴室天井の掃除方法
- カビ取り剤を天井に吹き付け数時間放置する
- 掃除ワイパーのシートにカビ取り剤を吹き付ける
- 天井を拭き、シャワーで洗い流す
お掃除ワイパーは一家に一本あるお掃除用具ではないでしょうか。床掃除だけではなく、浴室の天井掃除に活用しましょう。
カビ取り剤を天井に吹き付ける際や最後にシャワーで洗い流す際、カビ取り剤が目に入らないよう、メガネやゴーグルを利用しましょう。
煙剤を1~2か月に一度使用してカビを予防する
排水溝などにカビ用漂白剤を使うのは仕方がないけれど、天井に吹きかけるのには抵抗がある…という方にお勧めなのが、お風呂用のくん煙剤の利用です。銀イオンを浴室内に充満させ、カビを予防してくれます。
使い方は簡単です。くん煙剤を開封して浴室のドアを締め切り、二時間ほど放置するだけです。
たったこれだけで、換気扇の裏や天井、手が届かない浴槽の裏まで銀イオンの力で除菌してくれるのです。
子供のお風呂のおもちゃや、ウォッシュタオルもそのまま浴室においておけば除菌してくれる優れもので、1~2か月に1度の使用で、浴室にカビが生えにくくなるのでお勧めです。
常に清潔なお風呂であるために!
大掃除としてまとめて行うとイヤなお風呂掃除も、毎日少しずつ工夫してお手入れすれば、綺麗をキープすることができます。
- とにかく換気をして浴室を乾燥させること
- 浴室の床にモノを置かない
上記を徹底してみてください。お風呂を出た後、5分ほどの汚れ対策でお風呂の掃除は劇的に楽になります。どれも簡単にできることなので、家族で協力し合ってママのお風呂掃除の負担を軽減させましょう。
浴室のゴムパッキンに発生したカビは落としにくいので、ゴムパッキンの悩み解決!掃除と予防をしっかりと!を参考にし、ピカピカの浴室を目指しましょう!