幼児が体操教室に通うメリット
幼児が体操教室に通うメリット・運動の内容や費用は?
幼児の体操教室に子供を通わせたいと考えている方にスクールに通わせるメリットや運動の内容、月謝や入会費用をご紹介。身体が丈夫になり健康でいられる。鉄棒ができるようになったなどの嬉しい効果も期待できる幼児の体操教室。スポーツが苦手な子供も体験してみてはいかがでしょうか?
幼児の体操教室はどんなことをするの?
子供の幼児期に習い事をさせたいママやパパの中には、体操教室に通わせたい方も多くいらっしゃるでしょう。幼児の体操教室ではどんなことを教えてくれるのでしょうか?体操教室で習うことや月謝の相場、幼児が体操教室に通うメリットなどを確認していきましょう。
体操教室で教わることは?
まず体操教室には大きく分けて「器械体操」「新体操」「体育教室」の3種類あります。それぞれどんなことをするのか詳しく解説していきます。
器械体操
オリンピックでも常に注目され続けている器械体操を習わせたい親は多く、とても人気がある教室です。器械体操とは鉄棒や平行棒、平均台、跳び箱などを使う体操のことです。
器械体操と聞くと技の難度で競い合うイメージがありますが、子供向けの器械体操の場合はプロのような危険な技は行いません。マットや平均台を用いながら楽しく体操して、学校の体育の授業にも活かせる内容を学んでいきます。
美しさや安定性、反射神経や動体視力を養うことができる器械体操。子供でも次第に技のレベルを上げていき本格的な器械体操ができるようになることもあります。
新体操
器械体操とは違い、床で行う競技が中心の新体操。リボンやボール、フープなどの手具を用いながら音楽に合わせて体操を行います。
動きや表現の仕方がバレエに近く、ジャンプや投げた手具のキャッチなど技の難度だけでなく美しさや表現力で競い合います。新体操を行うことでしなやかな体や表現力、瞬発力が育まれます。
体育教室
体育教室は幼児期の子供向けに開講されることが多いです。子供たちの基礎体力作りを中心にしたレッスンが中心になります。内容はマット運動や跳び箱などで、ストレッチやトランポリンなどの運動を行うこともあります。
幼児の体操教室の選び方
幼児の体操教室は、器械体操を中心にした教室、新体操を中心にした教室、体育教室に分かれています。何を基準に選べば良いのか、3つのポイントを確認しましょう。
プロを目指す?苦手を克服させたい?
幼児の体操教室選びで押さえておきたいポイントは、プロを目指したいのか、それとも苦手な体育を克服させたいのか考えることです。
子供の運動嫌いを克服させることが目的なのに、プロを目指すための教室に通うのはおすすめできません。上達するどころか、「自分は運動が苦手」と意識してしまう可能性があるからです。
運動神経が良く素質のある子供なら、レベルの高い器械体操や新体操の教室に通わせるのもいいでしょう。幼児期からしっかりサポートしてもらうことで、将来プロを目指せる可能性もひろがります。
体操教室の雰囲気
教室の雰囲気が子どもに合っているかも確認しておきたいポイントです。プロを育成する能力がある教室でも、厳しい指導が子供の性格に合わない場合は行きたがらなくなることもあります。
通っている子供の人数が多ければ、競争が激しくなる可能性もあるでしょう。他の子と競争させることでやる気を出す子供もいれば、不安になったり窮屈に感じてしまう子もいます。
教室の雰囲気は指導員だけでなく、教室のプログラムも一緒に確認することが大切です。子どものやる気を発揮できるような体操教室を選びましょう。
施設の広さや設備
幼児の体操教室は体育館で行うものと想像している方も多いですが、ショッピングモールの一角で体操教室を行うことや、マンションの部屋を改築している体操教室もあります。
そのため教室によって設備が異なります。丈夫で新しい練習器具が揃っているところや体育館のように広い教室、小さい部屋で行う教室など、子供が楽しく学ぶことができる体操教室を選びましょう。
体操教室は何歳から通えるの?
幼児を体操教室に通わせたいけれど、何歳から通えるのでしょうか?体操教室に通わせるのに最適なタイミングを確認しておきましょう。
1歳未満でも通うことができる!
体操教室によっては1歳未満から通える教室もあります。1歳〜2歳の場合はママやパパと一緒に体を動かすことやコミュニケーションをとる遊びが主なレッスン内容になります。
体力を持て余す3歳~4歳ころがおすすめ!
体操教室に通わせるなら、体力を持て余している3〜4歳ころが特におすすめです。先生の言葉の意味を理解できる年齢ですし、自立心が出てきて「1人でできる」という喜びを感じる年頃なので、しっかりと体操を学ぶことができます。
体操教室の費用の相場
幼児の体操教室は、週1回1〜2時間程度のレッスンが主流です。平均的な月謝金額は5,000〜8,000円程度。幼稚園や保育園で行なわれている延長保育や長期休暇の際に開かれている体操教室であれば3,000円程度が相場です。
体操教室の月謝はわりとリーズナブル。さまざまな習い事がありますが、費用面と実用性を考えて体操教室に通わせる親は多いです。
月謝以外にかかる費用
初期費用として10,000〜20,000円ほどかかる教室もありますので覚えておきましょう。
保険代
体操教室では怪我をした場合のために保険への加入を行っている教室があります。費用は500〜2,000円程度です。万が一のために保険に加入できるのであれば、入っておいた方が安心できます。教室に通わせる前に、保険に加入できるかしっかり確認しておきましょう。
ユニフォーム代
体操教室によっては専用のユニフォームを購入する場合もあります。ユニフォーム代は上下合わせて5,000円程度のところが多いです。
幼児を体操教室に通わせるメリット
幼児を体操教室に通わせると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
運動が好きになる
幼児のころから体操教室に通うことで、運動が好きになる子はたくさんいます。幼い頃から通っていれば、そのぶん身体を動かす楽しさに早く気付くことができるでしょう。
幼稚園や小学校で体を動かす遊びが嫌いな子供も、体操教室に通わせるうちに、楽しく運動ができるようになります。
幼児期に「運動は苦手」と感じてしまうと、大きくなっても体を動かす習慣がつかないまま大人になることも多いです。「運動は楽しい」と感じさせるためには、幼児のうちから体操教室に通わせることが効果的です。
体が強くなる
体操教室に通うことで体が鍛えられるので、自然と体が強くなります。体が強くなると風邪の菌や感染症にもかかりにくくなるでしょう。
適度な運動をすることで体調管理ができるため、健康状態が良くなる子も多くいます。体が弱く、風邪をひきやすい子供なら、体操教室で体を動かす習慣をつけてみるといいでしょう。
バランス感覚・柔軟性が養われる
体操を行うことで、バランス感覚が養われていきます。体操教室ではストレッチを入念に行ってから体操を始めるので、柔軟性も育まれるでしょう。
幼い頃から身体のバランス感覚や柔軟性を養っておくことで、体操以外のスポーツでの活躍も期待できます。
バランス感覚が鍛えるうちに、体幹も整ってきます。当たりに強くなったり、ぶれない身体に成長していくので、サッカーやバスケットなどのスポーツも上達しやすくなります。柔軟性が鍛えられることで、ダンスやバレエなど身体を使って表現する競技にも挑戦しやすくなるでしょう。
チャレンジ精神が養われる
幼児のうちから体操教室に通わせることで、たくさんの達成感を味わうことができるでしょう。体操教室では跳び箱や鉄棒などあらゆる体操を習うことができます。
「跳び箱を跳べるようになりたい」「前回りができるようになりたい」などたくさんの目標ができ、目標達成のために努力するようになります。
ひとつクリアするごとに達成感を味わうことができるので子どもは自分に自信をつけていきます。もっと上のレベルに挑戦したいというチャレンジ精神を引き出すこともできるでしょう。
運動会でも、徒競走で順位をつけないなど競争心を煽らない教育が増えつつあります。競い合わない時代だからこそ、自分で目標を立てて達成感を覚えることが大切なのです。
子供がいつか困難にぶち当たったときも、チャレンジ精神を養っておくことで、折れない心を持ち挑戦し続けることができるようになるでしょう。
ぐっすり眠れる
子供がぐっすり寝てくれなくて、困っている方も多くいらっしゃるでしょう。3〜4歳になると家や保育園、幼稚園の遊びだけでは体力を持て余すことがあります。
じゅうぶんに体力を発揮できないと、夜になっても眠くならない、夜中に起きて泣いてしまうといった問題が出てきます。
体力がついてきた3〜4歳の子供も、体操教室に通うことで適度な運動ができ、ストレスや体力を発散することができます。昼間たくさん運動しておくことで、夜はぐっすり眠れるようになるでしょう。
はじめのうちは体操教室から帰って来たらすぐに眠ってしまい、夕食をちゃんと摂れないこともでてきますが、だんだんと体力がついてくるので心配しすぎる必要はありません。
親や先生の言うことを聞くようになる
体操教室に通わせる目的のひとつに、礼儀を教わることがあります。ほとんどの体操教室は幼稚園や保育園と同じように、挨拶や規則正しく整列すること、順番を守るといったレッスンも兼ねています。
当然、言うことを聞かない子やレッスンとは関係のない遊びをしていると注意されることもあります。たくさんの子供たちの中に入っていくことで、先生の言うことをしっかりと聞けるようになっていき、親や周りの大人の言葉にちゃんと耳を傾けられるようにもなるでしょう。
協調性が身につく
体操教室では指導してくれる先生と子どもの1対1ではなく、何人かの子供たちと一緒に行動することになります。年齢の近い子供たちの中に入って集団行動を行うようになるのです。
集団行動で行ううちに協調性が身についてきます。順番を守ることや相手に譲ることも覚えていくので、思いやりを持って友達と接することができます。
まずは体操教室の体験に行こう!
体操教室では跳び箱やマット運動など多くの運動を覚えることができ、運動が嫌いな子供も少しずつ運動が楽しいと感じられるようになります。
3〜4歳で元気いっぱいな子供も、運動が苦手な子もまずは体操教室の見学や体験に行ってみてはいかがでしょうか?子供が「楽しそう」「行ってみたい」と言ったら習わせてみるといいでしょう。
子供の運動不足や寝つきが良くないことで悩んでいるなら、トランポリンで遊ばせるのも効果的です。子供にトランポリンをおすすめする理由では、バランス感覚が養われ運動神経が良くなったという体験談を紹介しています。