だるまさんが転んだの遊び方
だるまさんが転んだルールは簡単!誰もが楽しくなる遊び方
だるまさんが転んだという遊びは、世代を問わず昔から遊ばれてきました。ルールが簡単なシンプルゲームですが、実は子供の心身の成長に良い影響を与えてくれるのです。さて、それは何でしょうか。今回は、だるまさんが転んだのメリットやアレンジ方法をご紹介します。
だるまさんが転んだ!昔ながらの遊びは素晴らしい!
「ママ―!ゲームしたい」と筆者の4歳の息子は、よく言ってきます。スマートフォンのゲームアプリや、テレビのdボタンを使ってゲームがしたいらしいのですが…私はちょっと反対です。30代前半の筆者の幼児期の遊びといったら、外で駆け回る・虫を捕まえる・鬼ごっこ・かくれんぼでした。ゲームをするようになったのは、中学生くらいになったころでしょうか。
鬼ごっこやかくれんぼ、そしてだるまさんが転んだなどの昔ながらの遊びは、子供のからだとこころの発達に良い影響を与えてくれるのです。そこで「だるまさんが転んだ」について、徹底リサーチ!
だるまさんが転んだの基本的なルールや特徴、子供達の成長をサポートするメリットについてまとめてみました。
だるまさんが転んだの特徴~小さな子供なら部屋の中でもできる!
「だるまさんが転んだ」という遊びについて、あまり深く考えたことはないでしょう。でも、今日はだるまさんが転んだについて、よく考える日です。子供の頃は、ただ楽しいという気持ちだけで遊んでいた筆者も、2人の子供の母親となって、遊びについて良く考えるようになりました。むしろ、ゲームばかりしたいという息子に、ちょっと不安があります。さて、だるまさんが転んだには、遊びとしてどのような特徴があるのでしょうか。
特徴1.男女も人数も関係なく楽しく遊べる
幼い頃は性別関係なく遊んでいますが、成長と共に男の子と女の子で、遊び方に違いがでてきます。男の子は、サッカーやドッジボールなどの体を動かす遊びが多くなり、女の子はおままごとや絵本などの遊びが多くなってきます。でも、だるまさんが転んだなら、男の子でも女の子でも一緒になって楽しめます。
鬼ごっこや氷鬼など体を動かすものは、男女の体力差が比較的出やすいですが、だるまさんが転んだは性別関係なしに遊べます。人数も関係なしに、楽しめるのがだるまさんが転んだの魅力です。楽しいかどうかは別としても、最低でも2人で出来ますし、大人数であればもっと楽しめます。
特徴2.遊びに使う道具が必要ない
遊びには、道具を必要なケースと、道具が不必要なケースな場合があります。だるまさんが転んだは、道具が不必要な遊びになります。ですから、どこでもいつでも、だるまさんが転んだができるのです。コストもかかりませんし、子供でも気軽にできる遊びです。
特徴3.思いついたときにある程度の場所さえあれば遊べる
サッカーやバスケットボールなどは、ある程度の広さの場所が無いとできません。でも、だるまさんが転んだなら大きく走り回る必要がないので、公園の片隅などちょっとした場所でも遊べます。広めのリビングなら、家族で楽しむこともできるでしょう。
特徴4.だるまさんが転んだのルールは簡単で分かりやすい
だるまさんが転んだのルールは、とても簡単です。カードゲームのように複雑なルールもありませんし、誰もが知っているであろう遊びです。例え分からなくても、一度説明すれば覚えられる遊びでもあります。ルールが難しいと、子供達は考えながら取り組んでしまうので、思いっきり遊べない場合があります。しかしながら、シンプルなだるまさんが転んだは、ルールが自然と頭の中に入っているので、思いっきり遊べるのです。
だるまさんが転んだのルールは覚えやすいので小さな子供でもできる
だるまさんが転んだは、ルールがとても簡単です。でも筆者は、突然息子から「ねぇ、ママ!だるまさんが転んだをしよう」と言われると、「あれ?ごめんルールをど忘れしちゃったわ」という状況になりました。そこで、「だるまさんが転んだのルール」を再度確認していきましょう。
さっそくだるまさんが転んだ遊びを始めましょう!
だるまさんが転んだをする際には、どんなに人数が多くても少なくても、必ず「鬼」を決めなければなりません。「鬼役」と「その他」という役割を決めた上で、ルールに沿って行っていきましょう。
- 立候補、またはジャンケンなどで鬼を決めていきます。少人数の場合は1人をおすすめしますが、大人数の場合は鬼を2~3人にしても面白いです。
- 鬼とその他の人達が、反対方向に分かれます。鬼は壁側に、その他の人達は鬼からできるだけ離れましょう。
- 鬼は壁に頭を付けて、「だーるーまーさーんが、こーろんだっ!」と言います。
- その間に、その他の人達はできるだけ今いる位置から、鬼の居る場所まで近づいていきましょう。
- 鬼は「転んだ」の「だ!」で、振り返ります。
- 鬼の掛け声に合わせて、その他の人達は動きをストップします。この時、バランスを崩して動いてしまった人などは、失格です。
- 失格になった人は、鬼と手をつなぎます。
- それを何度か繰り返します。
- その他の人は鬼に近づいていき、鬼と鬼と手をつないでいる人の間に手を入れて、離してあげます。その時に「切った!」と言いましょう。もしも、失格になる人がいなかった場合は、鬼にタッチしましょう。
- その他の人達は、鬼から逃げます。そして、鬼は誰か1人をつかまえます。
- つかまった人が、次の鬼です。
「だるまさんが転んだ」のルールは、地域や人によってそれぞれです。私はこんなルールではなかったわ…という人もいるでしょうが、それでもOKです。アレンジしていくとさらに楽しい遊びでもあるので、仲間同士でオリジナルルールを作ってみてはいかがでしょう。
「だるまさんが転んだに強くなりたいの!」という子供へのアドバイス
「だるまさんが転んだに強くなりたいの!」と、子供がだるまさんが転んだに並々ならぬ意欲を燃やしているのなら、ぜひ親としてアドバイスをしてあげてください。私も幼い頃、両親が真剣に遊びのアドバイスをしてくれて、何だか嬉しかった記憶があります。勉強以外のことを聞いても、真剣にアドバイスをしてくれる親の姿は、いいものです。
アドバイス1.難しいポーズはバランスを崩しやすいので敢えて取らない
難しいポーズを取って、周囲の人達を盛り上げようとする気持ちは、素晴らしいです。でも、だるまさんが転んだで最後まで生き残りたいのなら、難しいポーズはしないことです。バランスを崩さないように、普通のポーズをしておけば、たいていの場合失格にならずに済みます。
でも、ちょっとつまらない!あくまでも遊びですから、そんなに神経質にならずに、子供にはのびのびと楽しんで欲しいです。子供には「難しいポーズを取らなければ、失格にはならないけど、そんなの気にしないで楽しくあそんだらどう?」とアドバイスをしてみてはいかがでしょうか。
だるまさんが転んだをすると、積極的に前にぐんぐんいく子と、大人しく周りに合わせていく子の2つに分かれます。どちらが良いとは言えませんが、積極的にぐんぐん進んで行く方が、楽しいでしょう。
アドバイス2.歩幅は大きめに出して進む
鬼が「だるまさんが転んだ」と言っている間だけ、その他の人達は動くことができます。ですから、できるだけ歩幅を大きめにして、限られた歩数でできるだけ前に進むようにとアドバイスしてあげてください。
アドバイス3.失格になってもゲームの状況から目を離さない
頑張っても、失格になってしまうのはよくあることです。もしも、失格になったとしても、そこで、終わりではありません。今度は鬼につかまらないように、ゲームの状況から目を離さないようにするのです。
もう自分はつかまってしまったからと、ボーっとしていると、鬼から逃げるタイミングを逃してしまいます。そこで、ゲームの状況をしっかりと把握して、誰かが鬼にタッチした時にすぐに逃げられるようにしましょうとアドバイスをしてあげてください。
だるまさんが転んだの遊びが子供に与える良い影響
だるまさんが転んだや鬼ごっこなどの昔ながらの遊びは、単純に楽しいだけではなく、子供の成長に良い影響を与えます。いったいどのような影響があるのでしょうか。
良い影響1.インナーマッスルが鍛えられる
だるまさんが転んだは、動いている時間と止まっている時間を繰り返す遊びです。鬼が背中を向けている間にどんどん進んでいき、鬼が振り向くと動きを止めなければなりません。一瞬にして動きを止めなければいけないので、活躍するのはインナーマッスル。つまり体幹が鍛えられていなければ、動きを止めたままキープできないのです。だるまさんが転んだという遊びを通して、インナーマッスルが鍛えられるので、子供達の成長にはとても良い影響を与えるというわけです。
良い影響2.先を予測する力が自然と身に付く
「あと2回で鬼にタッチできそうだ」「次は、このくらいまで行ってみよう」と、だるまさんが転んだの最中に自分の動きを予測して、行動できる力が身に付きます。最初はなかなか予測出来ませんが、何回もしていくうちに、歩幅や歩数の感覚が自然と身についてくるのです。
良い影響3.バランス力がアップするので体幹が鍛えられる
鬼が振り向いた瞬間、どのようなポーズをしているのか分かりません。もし変なポーズを取っていたとしても、それをキープする必要があるのです。ですから、バランス力が無いと、だるまさんが転んだで生き残れません。
良い影響4.体を移動させるための筋肉を動かすタイミングが分かる
だるまさんが転んだの醍醐味は、動く・止まる・そしてまた動くです。動きに合わせて、筋肉をタイミングよく動かさなければいけないので、遊びを通して少しずつそのタイミングを筋肉が覚えてくれるのです。どんなに筋肉トレーニングを頑張っても、筋肉を動かすタイミングを自分で身に付けようとするのは大変です。だるまさんが転んだは、子供達にとって楽しい遊びであることが一番です。それにプラスして、自然と筋肉を動かすタイミングがつかめるようになり、体力や運動能力アップにつながっていきます。
良い影響5.一度に体中のさまざまな筋肉を使える
筋肉トレーニングは、ある1つの筋肉を鍛えるための動きですが、だるまさんが転んだはさまざまな腹筋を使う活動です。実は動いているときだけではなく、鬼が振り向いて止まっているときの方が、さまざまな筋肉を使っています。腹斜筋・腹横筋などの筋肉を使って、バランスをとっているので、一度にいくつもの筋肉を使えるだるまさんが転んだは、とても効率の良い遊びなのです。
良い影響5.だるまさんが転んだの遊びを通してさまざまな筋肉が鍛えられる
子供の筋肉を鍛えようと思っても、なかなか難しいと思います。子供は楽しみが無ければ継続して続けることができませんし、筋力トレーニングに黙々と取り組むのは難しいでしょう。でも、だるまさん転んだは違います。とても効率的に筋肉を少しずつ、確実に鍛えられる遊びなのです。運動神経が悪い子供でも、楽しみながら知らず知らずのうちに体が鍛えられます。
子供が外遊びを嫌がる時の対処法
「寒いから、ぼくは外で遊びたくない。アプリのゲームしたい」と、我が息子の口から飛び出したこの言葉に、親としてはビックリしました。4歳でお外遊びが面倒だなんて、これはまずい!何とかしなければ!と焦った記憶があります。
ここまでご紹介したように、だるまさんが転んだは子供の体と心の成長を促す、とても効率的な遊びです。体育館の中でも出来ますが、子育て中のお父さん・お母さんにとって身近なのは、公園です。さて、外遊びを嫌がる我が子には、どのような対応をすべきなのでしょうか。
親も本気で子供と一緒に遊ぶ!これが一番!
子供を公園に連れてきたことで満足をして、あとはベンチで子供が遊ぶ様子を見学していませんか。砂遊びなどは黙々と楽しめますが、1人でかけっこをしても何も楽しくないでしょう。ぜひお父さん・お母さんも外遊びに混ざって下さい。一緒の景色を見ながら走って、汗をかいて楽しむことが、親子の関わりには必要です。
我が家は子供と一緒に本気のだるまさんが転んだをします
友達親子と公園に行く時には、みんなで本気のだるまさんが転んだをします。親も子も、鬼が背中を向けている間に本気のダッシュ!そして、鬼が振り向いた時には、1人1人がここぞとばかりの変なポーズをして大笑いをします。
みんなで盛り上がった後は、みんなでランチ。「○○パパのポーズ、すごく面白かったよね!」「いやいや、汗をかくって楽しいね」と言い合いながら、思い出話に花を咲かせるのです。大人になっても、だるまさんが転んだは、最高に楽しい遊びです。
だるまさんが転んだは昔ながらのステキな遊び!
昔ながらの遊び「だるまさんが転んだ」について、お話しました。だるまさんが転んだは、とても簡単なルールの遊びなので、男女関係なく楽しむことができます。何より、遊びを通してバランス力や筋肉のアレンジ力が身に付くのは嬉しいポイントです。
シンプルなだるまさんが転んだも楽しいですが、鬼が振り返るたびに変な顔やポーズを決めて、鬼を爆笑させるのに徹するのも面白い方法です。何事も、思いっきり楽しむべしです。是非、子供達と一緒にだるまさんが転んだを楽しんでみてください。