ブランコ乗りの教え方

ブランコ乗りの教え方7つ子供の怖がりを克服するには?

ブランコは公園でも人気遊具の1つであり、子供の体と心の成長に大きなメリットがあります。安全に楽しむことが第一ですが、親としてはメリットを知っておきたいものですよね。今回はブランコのメリットと安全に遊ぶための教え方をご紹介します。

ブランコ乗りの教え方7つ子供の怖がりを克服するには?

子供たち、ブランコで元気に遊んでおくれ

親なら誰だって、わが子にはたくましく元気に育って欲しいと願うものです。おうちの中で1人ゲームばかりをしているのなら、外に出掛けてお友達と公園で思いっきり体を動かして欲しいと思います。そこで、注目すべき遊具が「ブランコ」です。

ブランコは子供たちの体と心の成長に、プラスの影響を与える要素がたくさん詰まっています。いったいブランコには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ブランコの乗り方を教える方法と合わせて、ご紹介していきます。

ブランコ乗りの教え方

ブランコを怖がる男の子

「ブランコが怖い!」とわが子が言い出す気持ち、筆者は分からなくもありません。なぜなら、アラサーの私もいまだにちょっと怖いからです。そんな私が、ブランコが苦手な息子にブランコを教えることにしました。さて、いったいどうしたらよいのでしょうか。

子供がブランコを嫌いな原因はこれだ!

子供がブランコを嫌いな原因は何なのでしょうか。苦手な子供に教えて行くためには、ブランコが
嫌いな原因を親が理解して寄り添っていくのが一番です。参考までに、以下にまとめてみました。

  • グラグラする不安定なイスが怖い。
  • 高いところがイヤ。
  • ブランコが浮いた時に、心臓がフワフワするのが嫌だ。
  • ママと離れるのがイヤ。
  • 足を伸ばしたり、曲げたりするタイミングが分からないから、ブランコが動かない。
  • うまく出来ないから、苦手。

手順は?ブランコ乗りの教え方7つ

ブランコに乗ってる女の子

子供がブランコを怖がっている。でも、親としてメリットがたくさんあるブランコに乗れるようになって欲しいです。このような場合、どのようにして子供にブランコを教えればよいのでしょうか?

1.お父さん・お母さんがお手本を見せる

「ブランコに乗るとは、こういうことよ」と、お父さん・お母さんが子供に、お手本を見せてあげましょう。筆者はブランコが苦手でしたが、息子の前ではブランコを楽しんでいる姿を徹底的に演じました。「ほら~!こんなにも高いよ」「楽しいから、○○もやってみたら?」と、とにかくブランコに興味を持たせるようにしたのです。

最初は不得意だったブランコも、いつの間にか平気になっていた筆者。アラサーになって、ブランコを克服いたしました。すると、4歳の息子の目が少しずつ大きくなって、キラキラモードになりました。「ママ、僕もやってみたい!」というワードが彼の口から発せられたときには、筆者は心の中でガッツポーズ。ここからが、本番です。

2.大人の補助のもと、子供を座らせてみる

ゆらゆらしているイスが怖いという理由で、ブランコに乗れない子供達も少なくありません。日常生活を送る中で、グラグラと不安定なイスに座る機会などないでしょうから、怖いという感情が芽生えるのも仕方のないことです。

そこで、大人の補助ありきで、子供を座らせてみましょう。背中を押させてあげたり、子供がブランコのくさり部分を握っている手の上に、お父さん・お母さんの手を重ねてあげるだけで安心感が増します。

子供としては、体のどこかに親のぬくもりが感じられるだけで、安心するのです。「大丈夫、ママが押さえているからね」「ママ、背中を押さえているよ。離す時教えるね」と声掛けをしてあげるだけで、子供は安心してブランコ乗りにチャレンジできます。

3.親が少し揺らしてあげる

男の子の乗ってるブランコを押してあげる母親

子供がゆらゆらしたイスに乗るのに慣れてきたら、今度は少し揺らしてあげましょう。揺れを怖がる子供達も多いので、筆者が息子に試してみて大成功した方法をご紹介します。最初に試してみたのは、揺らす前に「じゃぁ、これから揺らしてみるねー」と息子に伝える方法です。

ちょっと予想はしていましたが「だめー!!揺らさないで」と揺らすのをストップされてしまいました。次にやってみたのが、歌をうたいながら揺らす方法です。私は、息子が大好きなどんぐりころころの歌をうたうことにしました。

「どんぐりころころ~どんぐりこ~」と歌いだすと、息子も歌に気を取られて、いつの間にか揺れも気にならなくなったようです。歌うのをストップすると「ちょっと揺れすぎー!怖い」となっていました。

4.ブランコの仕組みを教える

教える行程の中で、一番難しいのがここです。ブランコの仕組みが分からないと、いつまでたっても上達しないので、お父さん・お母さんは分かりやすく教えてあげてください。子供がブランコに乗った状態で少し引き上げて、こう教えてあげましょう。

「ブランコが前にぐいーんと上がったときは、足を伸ばそうね。そして、ブランコが後ろに下がった時にはひざを曲げてみようね」です。子供が体で覚えるまでは、子供の動きに合わせて「伸ばす~」「曲げる~」と声に出してあげると良いです。

5.とことん褒める

子供が少しずつ動きを覚えてきたら、子供のテンションを引き上げて、反復練習をさせていきましょう。子供のやる気を引き出す一番の方法は「とことん褒める」です。褒める時の言葉にもバリエーションをもたせてあげると、子供達もきっと喜んでくれるはずです。

  • 上手だね。
  • さっきより、高く焦げるようになってきた。
  • もう少し!1人でできるようになるね。
  • タイミングが合ってきたよ。
  • 足の伸ばし方が上手!

このように、具体的に褒めてあげることで、子供も喜びます。

6.大人が補助をしながら、少し高いところまで引き上げてあげる

最終段階です。大人が補助をしながら、少しずつ高いところまで引き上げてあげましょう。高い位置までブランコがいくと、反動で漕ぎやすくなります。

7.ひたすら褒めて、ブランコを好きになってもらう

能力は叱って伸ばすものではなく、能力は褒めて伸ばすものです。

ブランコのメリットを知ろう

ブランコには、子供の体と心の成長を助けるメリットがあります。ただの遊びと捉えるのはもったいないので、一緒に確認していきましょう。

1.背筋を伸ばして座る力が身に付く

ブランコに乗りながら桜を見てる女の子

日常生活を送る中で、ブランコのような安定感ゼロの椅子に座ることは、なかなかないです。グラグラと安定感のないイスに座るということは、腹筋や背筋が自然と鍛えられていきます。安定感のない状況の中で、何とかしてバランスを保とうとするのです。筋肉が発達してくると、体を支える力も増してきて、背筋を伸ばして座ることができるようになります。座った姿勢で筋肉を鍛えることは、日常生活の中ではあまり機会がないので、子供達にはぜひブランコで遊んでいただきたいです。

2.協調性が身に付く

ブランコは台数が限られているので、子供達は順番を守って使うことになります。次に使いたい人がいるのなら、限られた時間の中で楽しむこと、そして他の人が使っていたら、順番を待って遊ぶことが大切です。自分の思いのままに遊ぶのではなく、周りのお友達のことを考えて少し我慢することも、子供の成長には大切なのです。息子は異年齢児の子供達の交流が盛んな幼稚園に通っているのですが、年下の子にブランコの乗り方を教えてあげたり、そこは危ないよーって教えてあげる姿も見られます。ブランコ遊びを通して、子供達は順調に体と心を成長させているのです。

3.コントロール力が身に付く

子供達はブランコの揺れに合わせて、膝を伸ばしたり、曲げたりと動かしながら、動きをコントロールしていきます。

息子はタイミングがわかりませんでした!

筆者の息子も最初はどのタイミングで足を伸ばしたり、曲げたりしたら良いものか全然分かりませんでした。そこで、筆者は息子の動きに合わせて掛け声を掛けることにしました。息子のブランコが前にいったときには「はい~!足を伸ばしてー」、ブランコが後ろに下がるときには、「次は膝を曲げてー」と伝えて息子には体で動きを覚えてもらいました。そのうち、息子自身が体の動きをコントロールできるようになっていました。

4.危険に対する意識が高まる

ブランコはとても楽しい遊びです。しかしながら、不安定なイスに座って、スピードが加速していき、空中をまるで飛んでいるような動きをするブランコは、危険と隣り合わせの遊びでもあります。楽しいだけが遊びではない、そこには危険もあるんだということを、しっかりと子供が理解できるように親が教えるのが務めです。お友達が遊んでいるときに、どこまで近づいてもよいのか?どんな体勢が危険を伴うのか?など、子供達が自分で考えて、行動を起こしていけるようにしていきましょう。

5.新しい感覚を身に付けられる

ブランコに乗って笑顔ではしゃいでる女の子

いつもと違う景色、頬にあたる風、フワリと浮く感覚など子供達は、ブランコを通していくつもの新感覚を覚えていきます。ブランコのワクワクは脳に刺激を与えて、子供の成長にきっとよい影響を与えるはずです。スリルの中に生まれる「もっと高いところまで漕いでみよう!」というチャレンジ精神も大切です。

ブランコにはこんなにもたくさんのメリットがあるのです。ただ楽しいだけの遊びではなく、さまざまな動きを通して、子供達の成長をサポートしてくれるのですから、親としても嬉しいです。

公園遊びをさせていますか?

世の中のお父さん・お母さん。「寒いから、外に出たくない」「休日くらいゆっくりしたい」と思いますよね?0歳と4歳の2人の子供の母である私は、もう毎日のように平穏な日々が訪れることを、願っています。先日夫婦で「休日くらいゆっくり自宅で過ごしたいね」と話になり、子供達とお家遊びを楽しむことにしました。でも、これが大失敗!

おうち遊びには限界があり、子供達は思いっきり騒げない状況に、イライラが募るばかり!おもちゃは床に散らかっているし、気が付くと0歳の娘がティッシュをあちらこちらに巻き散らかしているしで、もう地獄絵図。結局、公園に連れて行くことにしました。

公園で思いっきり体を動かし始めたら、子供達のイライラも無くなって、私達のイライラも少なってきました。夫とは「やっぱり子供は、外で思いっきり体を動かした方がいい!」という結論にいたりました。さて、公園遊びのメリットはいったい何なのでしょうか?

公園遊びのメリットは?

公園遊びには、メリットがたくさんあります!ぜひ子育て中のお父さん・お母さんたちは知っておいてください。

1.思いっ切り体を動かせる

ただ走ることもできますし、遊具を使って思いっ切り体を動かすことも公園であれば可能です。0歳の娘と4歳の息子を育てていて痛感するのが、車が走らないところで遊ばせることの楽ちんさです。筆者1人で、よちよち歩きの娘と爆走ヒーローの息子の手を引きながら、道路わきの道路を歩くときのおそろしさ・・半端ないです。でも、公園なら車に引かれる心配もなく、思いっきり体を動かせます。

2.お友達と楽しい時間を共有できる

友達同士でブランコに乗ってる女の子たち

約束をしなくても、誰かしらいるのが公園の良さです。幼稚園や小学校以外で、お友達との楽しい時間を共有できるのが嬉しいです。協調性・社会性などが身に付くので、ぜひ公園に出掛けて楽しい時間を一緒に過ごしましょう。

3.遊具で遊べる

ブランコ・シーソー・滑り台などの遊具で遊べると、子供達は楽しみが増えますし、体と心の成長につながります。

4.ママ友とコミュニケーションが図れる

「正直、ママ友なんて面倒くさい」という人もいますが、筆者は結構ママ友付き合いが好きです。でも、気の合う人としか仲良くしません。子供同士、親同士で仲良くなると、普段はなかなか話せない子育ての悩みや夫の不満をぶつける相手ができるので、おすすめです。

5.子供達の集中力が持続する

遊具やお友達との時間を通して、1つのことに集中できるようになります。遊びを通して集中力の持続が身に付くと、勉強や工作、音楽などさまざまな分野でも集中力を身に付けられるようになります。

公園遊びには、こんなにもメリットがあります。ゲームセンターでお金を使ってゲームをさせたり、お家の中でDVDを見て過ごす日もあって良いでしょう。でも、公園遊びはお金をかけずにこんなにもたくさんのメリットがあるのです。だからこそ、親子でたくさん公園遊びをしていきたいものです。

親子でブランコを楽しもう!

今回は「ブランコ」をテーマにお話をしました。ブランコは新しい感覚を身に付けられるオススメの遊びです。公園の遊具として人気があるのも納得ができます。ただし、危険を伴う遊具でもあります。お父さん・お母さんがブランコは何が危険なのか、どのように危険なのかを熟知した上で、子供と一緒に楽しんでいきましょう。子供の体と心の成長をサポートしてくれるブランコは、きっとこれからもたくさんの子供達を楽しませてくれるはずです。