4歳児の遊びは世界が広がる!頭脳と体力を鍛える遊び
4歳児になると、3歳児の頃と比べて、我が子がとてもたくましくなったように感じるはずです。身体も大きくなりますし、語彙も増えてぺらぺらと話すことが多くなるでしょう。身体と心の発達が、目覚ましい4歳児!もちろん日々の遊びにも、大きな影響と変化を与えます。
パパやママが考えている以上にさまざまなことが出来たり、予想もしないような分野に興味を持ったりと、4歳の子供達の可能性は無限大!そこで今回は、大きく広がった4歳児の遊びの世界を一緒に見ていきましょう。頭脳と体力を鍛えながら、5歳へのパワーを溜め込むオススメの遊びをご紹介します。
4歳児ってどんな特徴があるの?
筆者には、0歳の娘と4歳の息子がいます。0歳の娘はまだ訳も分からず、1人ハイハイレースを自宅内のいたるところで開催しておりますが、4歳児の息子は大人顔負けの発言をしますし、アラサーの私は追いつけないほどの速さで走ります。
幼稚園の先生からも「4歳児は無我夢中で色んなことを溜め込む年齢だから、やんちゃで手が焼ける。でも、5歳になると何かから解き放たれたように、大人になっていきますからご心配なく」と言われました。1人1人のお子さんで個人差はあると思いますが、4歳児にどのような特徴があるのかをまとめてみました。
特徴1.仲良し友達ができる
4歳児になると、友達の中でネットワークが出来上がってきます。いつも一緒に遊ぶ子・あまり遊ばない子・喧嘩をよくしてしまう子など、クラス内において人間関係が構築されていきます。
仲の良い子ができることによって、大人との遊びでは味わうことのできなかった喜びや楽しさを感じられるのです。
筆者の4歳の息子も、年中さんになってから「○○くんと遊ぶ約束をしたの」と話してくれるようになり、今日遊んだお友達の名前を聞くと、いつも同じメンバーが揃っています。
みんなと仲良くしているようですが、その中でも自然と集まるメンバーが決まっているようです。
特徴2.喧嘩が増えるけれども、仲直りもできる
3歳児が多い年少さん時代は、自分の思い通りにならないことがあると、ギャーッと叫んだり、お友達を叩いてしまう子もいたでしょう。けれども、4歳児になってくると、喧嘩の数も増えてきますが、今度は口できちんと解決できるようになってきます。
自分はこう思う、こういうことをしたからダメなんだなどと、自分の状況や考えを相手に伝えられるので、自分達の話し合いの中で喧嘩も解決していくことができるのです。
特徴3.自分で作ることが大好き
4歳児はペン・色鉛筆・ハサミ・のり・セロテープ・ガムテープなどを上手に使いこなせるため、どんどん自作の作品が増えていきます。
筆者の4歳の息子は、幼稚園で毎日牛乳パックやペットボトルなどを使ったロボットや、戦うための道具を作ってきてくれます。正直、毎日大量の作品を持ち帰ってくるので、保管場所や捨てて良いタイミングにとても気を遣っています。
特徴4.言葉の発達がめざましい
4歳児になると、パパやママがビックリしてしまうほどに言葉の発達がめざましくなります。「どこでそんな言葉覚えてきたの?」と驚いてしまうような大人びた言葉遣いをすることもありますし、まだ言葉の本当の意味を理解していないので、おかしな表現になってしまうことも少なくありません。
しかしながら、言葉を覚えてきたことが嬉しくなり、言葉を使った遊びをし始めるようになります。しりとりや早口言葉などが子供たちの間ではブームになるのもよく見られる光景です。
特徴5.競争心がすごい
4歳児の遊びの最大の特徴は「勝ち負けがある」という点です。
年少さんと言われる3歳の頃までは自分のことに精一杯で、クラス内での自分の立ち位置や友達と自分の比較をするようなことはほとんどありませんでした。
しかしながら、4歳児になると「絶対に勝ちたい」「相手に負けたくない」という気持ちがグッと強くなります。運動会に参加すると、年中さんと年長さんの気迫と気合に驚かされるほどです。
もちろん、遊びにおいても同じです。誰かと競い合ったり、勝ち負けがある遊びが自然と多くなり、それに伴って喧嘩も増えていくというわけです。
特徴6.男女で遊びに違いが出てきます
4歳児は、好む遊びに男女の違いがハッキリと出てきます。男の子は、○○レンジャーや戦いごっこに夢中ですし、女の子はおままごと遊びに夢中な年齢です。
しかしながら、全然違うというわけでもなく、男の子同士、女子同士で集まって遊ぶ日もあれば、一緒に遊ぶ日もあります。
4歳児にオススメの外遊び5選
これまでは自由にお外を走り回ったり、自分が興味のあることだけをしていた子供でも、4歳になると自分1人だけで遊ぶよりも、お友達と大人数で遊びだします。かけっこも早くなりますし、ボールを使った遊びなども楽しめます。
そこで4歳児にオススメの外遊びをピックアップしてみました。
1.連帯感が生まれて、競争心を掻き立てる!リレー
ただのかけっこではなく、連帯感と競争心を生みだす「リレー」は4歳児になったらぜひチャレンジさせたい遊び。子供達を2つのチームに分けて、バトンパスやハイタッチなどでリレーをつないでいきます。
バトンをもらう時のドキドキ感、チームのために一生懸命走る気持ち、友達を応援する気持ちなど、リレーを通してさまざまな感情が芽生えていきます。
2.想像力豊かに!砂遊び
砂は、さまざまな触感を楽しめます。乾いた砂は指と指と間をさーっとすり抜けていきますし、少しお水を加えるとねちょねちょになり丸められます。
砂場ではパン屋さんやお寿司やさんごっこが始まり、いつの間にか店員とお客さん、板前さんと店員、お客さんなどと役割がきまっていくのです。砂遊びは五感を刺激し、子供の想像力を伸ばす効果が期待できます。
3. 遊具を使った遊び
4歳児なると、シーソー・滑り台・ブランコなどの遊具を使用した遊びが大好きになります。今までは「危ないから、1人で使っちゃだめよ」と止められていた遊具でも、4歳になれば1人で使うことができるので、嬉しくてたまらない子もいるでしょう。
遊具を使った遊びは、自分1人では味わえないようなわくわく感や景色を経験できるので、子供達にとっても良い経験になります。ブランコに揺られながら見る景色、鉄棒で逆上がりをしながら見る景色など、小さな達成感とともに子供の五感は刺激されていきます。
4.全身運動で体力アップ!相撲
身体1つあれば、どこでも始めることができる相撲は、ダイナミックで気軽に楽しむことができる遊びです。しこ名を付けてあげるだけで、子供達のやる気も一気にアップしていきます。
土俵入りの真似をする子もいれば、塩をまく仕草を楽しむ子もいますし、行司役に徹する子もいます。それぞれの楽しみ方ができますし、身体と身体をぶつけ合ってする本気の遊びなので、子供達も興奮することでしょう。ママやパパも、積極的に参加して、親子のスキンシプをとりましょう!
5.鬼ごっこ
追いかける・逃げる・つかまえるという、いくつかの立場で楽しむことができる鬼ごっこは、4歳児の遊びには欠かせません。普通の鬼ごっこだけではなく、色鬼・高鬼・氷鬼などルールをプラスした鬼ごっこも子供達は大好きです。
身体を思いっ切り動かすだけではなく、ルールをプラスすることによって、協調性や意欲、競争心など子供達のさまざまな感情を引き出せます。
4歳児にオススメの室内遊び5選
次にご紹介するのが、4歳児にオススメの室内遊びです。身体を思いっ切り動かすようになって、雨の日などはどうしたら良いものかと困ってしまうパパやママもいるでしょう。でも、ご安心下さい。4歳児は身体だけではなく、脳をフル回転して遊べる年齢です。
「雨の日はお外で遊べなくて、嫌だなぁ」と思ってしまうお子さんに、ぜひお家遊びの楽しさを教えてあげてください。
お家の中でも思わずヒートアップして、汗をかいてしまうかもしれない、室内遊びをご紹介します。
お絵かき+言葉遊び!?お絵描きしりとり
お絵かきは子供の脳の発達のために、とても大切な遊びの1つです。子供達は目の前にあるものを真似て描く・さまざまな色の中から選びながら染める・イメージして描くなど、本当に色々な能力をフル回転させて、お絵かきという遊びを楽しんでいます。4歳児になったら、是非トライして欲しいちょっと面白いお絵かきの方法もあります。
それは、お絵かきしりとりです。普段は口で言いながらおこなうしりとりを、お絵かきでやっていくのです。リンゴの絵の次は、ゴリラの絵、ラッパの絵など、絵で行うしりとりも楽しいですよ!
2.ブロックは親子で楽しめる最高のおもちゃ
4歳児になると、ブロック遊びに熱中する子が多くなります。特に男の子にとっては人気の遊びです。
筆者の4歳の息子もブロックが大好きで、レゴブロック・木のブロックなどさまざまなブロックで、オリジナルのアイテムを作っています。ブロックで鉄砲を作って戦いごっこをしてみたり、ロケットと発射台を作ってみたりと、ブロック遊びのスキルは日々アップしています。
日曜日になると、パパも一緒にブロック遊びに熱中しているので、親子で遊ぶことができるオススメのおもちゃです。
3.粘土遊びは「紙粘土」で達成感を!
粘土といっても、何度も使える小麦粉粘土・カラフルな色の粘土などたくさんの種類がありますが、今回4歳児お遊び粘土としてオススメするのが、紙粘土です。
紙粘土の醍醐味は何と言っても、自分で好きなカタチを作り、絵の具で色を塗って、保存しておけるところです。子供の作品は、パパやママにとっての大切な成長の記録にもなります。
いくつかの工程を経て作られる作品だからこそ、完成した時の子供達の達成感もとても大きいのです。
4.廃材でオリジナル作品を制作
筆者の子供の幼稚園で実施されている遊びなのですが、廃材を使ったオリジナル作品作りが4歳児の息子は大のお気に入りです。廃材とは、空のペットボトル・ペットボトルキャップ・ヨーグルトの空容器・新聞・雑誌の切り抜きなどです。
材料を組み合わせて、大人ではなかなか考えもつかないような作品を作り上げるでしょうから、パパやママはきっと驚いてしまいます。
5.折り紙は、今も昔も大人気
定番ですが、使い道が多様な折り紙は、男女問わず人気の遊びです。何かをイメージしたり、手先を動かしたり、考えるという行動は、脳の発達にとても良い影響をあたえます。
鶴やその他の動物を折るという遊び方はもちろん、折り紙を切る、画用紙に貼りつける、折り紙でアクセサリーを作ったりと、折り紙1つでさまざまな楽しみ方ができます。
最近はインターネットサイトや動画などでも、ユニークな作品の折り方が紹介されています。折り紙は難易度も様々ですので、大人も気がつけば夢中になってしまいます。ぜひ参考にしつつ、親子で折り紙を楽しんでみてください。
4歳児の遊びの注意点とは?
4歳児になると遊びの幅が広がるので、気を付けなければいけないことも増えます。そこで、4歳児の遊びの注意点をまとめてみました。
注意点1.大人がそばでしっかりと見ていること
4歳児は1人で出来ることも増えますが、やはりまだまだ小さな子供であることには変わりません。興奮状態になると、楽しさのあまりに周りが見えなくなってしまう場面も多々ありますので、子供のそばで大人がきちんと見守っていてあげることが大切です。
注意点2.喧嘩はそっと近くで見守ろう
4歳児になると、お友達同士で喧嘩をする機会が増えますが、親は喧嘩を近くでそっと見守るべきです。
どうして喧嘩になったのか、仲直りの方法、これから喧嘩にならないようにするためにはどうしたら良いのかなど、出来るだけ子供同士で解決することが大切です。
4歳児は身体と頭を思いっ切り使おう
「4歳児の遊び」について、詳しくご紹介しました。4歳児は活動的に動けますし、なにかを考えたり、1つの物事に集中して取り組むこと可能です。ルールや規則性のある遊びを特に好む傾向がありますので、ぜひパパやママが教えて、一緒に遊んであげてください。遊びを通して子供の身体と心の健やかな成長を感じましょう!