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通販トラブルを事前に防ぐ方法

通販トラブルにならないために~安全な通販利用術!

通販トラブルに巻き込まれると、楽しみにしていた商品が届かない、返金に応じてもらえない、事業者と連絡が取れないなどが起こります。どんなトラブルの事例があり、どのように事前に防ぐことができるのか知識を身につけ、通販トラブルに遭遇しないよう、安全に通販を利用しましょう。

通販でトラブルに巻き込まれないために自分でできること

インターネット通販は、現代人にとって身近で便利な存在です。パソコンだけではなく、スマホからも簡単に買い物ができ、アプリを使うとさらに便利に、自宅にいながら欲しいものを簡単に手に入れることができる気軽さから、必要なものをほぼ通販で賄っている人もいます。

私たちの身近な存在である通販ですが、実は恐ろしいトラブルが潜んでいるのです。消費者庁も呼び掛けている通販トラブルや対処法、悪質サイトの見抜き方などをご紹介しますので、安心して通販を利用できるようにしましょう。

実際にあった通販トラブル事例5選

「通販トラブル」とひとことで言っても、いったいどんなトラブルがあるか分からない人も意外と多くいます。通販にはどんな危険が潜んでいるのか、トラブルになる前に知っておくことが大切です。

通販ではクーリングオフが適用されませんので、事前にしっかりとサイトをチェックすることで、ある程度のトラブルを避けることができるでしょう。

先払いで支払いをしたのに商品が届かない

支払い方法に、代引きや後払い決済があるかどうか、確認しましょう。確実なのは商品と引き換えに配送業者に代金を支払う代引きや、商品到着後に代金を支払う後払い決済です。

注文した商品と違う劣悪品が届く

通販サイトに掲載されていた写真を見た限りはとても素敵な商品なのに、実際届いた商品が写真と似ても似つかないというトラブルや、ブランド品と偽って、模倣品が送られてくるケースがあり、あきらめて泣き寝入りしてしまう消費者も多いのです。

商品を注文する前に、通販利用規約や返品・交換の方法、会社情報をあらかじめチェックし、記載されている日本語がおかしくないか確認しましょう。

クリックミスで同じ商品が複数届く

インターネット通販での商品購入時に「購入確定ボタン」を複数回クリックしてしまうと、押した数だけ購入情報が店舗に送られてしまい、複数の商品が届いてしまうことがあります。

良心的なサイトだと返品処理を受け付けてくれますが、中には返品を受け付けてもらえず、商品の代金を請求されてしまう場合もあります。

クリックミスは自己責任でもあるので、返品を受け付けてもらえない場合があります。商品を注文した時点で確認メールが来るので、その際に注文数を必ず確認し、個数が間違っている場合はすぐに先方に連絡するべきです。

クレジットカード情報が不正利用される

悪質な通販サイトと知らずにクレジットカードを利用してしまうのも大変危険です。通販の購入画面では、多くの個人情報を記載する必要があります。その個人情報を盗み出し、クレジットカード情報を不正に乗っ取るという悪質なトラブルもあるのです。

クレジット決済をする場合、決済画面が暗号化で保護されているページか必ず確認しましょう。

アカウントの乗っ取りに注意!個人情報が流出します

メールアドレスとパスワードを設定し、会員登録したサイトが悪質通販会社だった場合はアカウントの乗っ取りに要注意です。同じアドレスとパスワードをセットでほかのサイトにも使いまわしていると、簡単にアカウントは乗っ取られ、勝手にお金を引き出されたり、多額の請求があなたのもとへやってくる可能性があります。

通販トラブルを防ぐ!簡単にできる買い物前の確認事項

通販で商品を購入する前に、利用しようとしているショップは本当に信用できるショップなのか、通販をする前に何点か事実確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

ショップの信ぴょう性を確認する方法はとっても簡単

トラブルを未然に防ぐためにも、通販しようとしているショップが信用できるかどうか、自分でしっかり確認しておくことが大切です。確認する方法は、サイトのURLを確認しましょう。

サイトのURLが「https」で始まっている場合、通信が暗号化されていて情報が漏れないようになっているサイトです。アドレスバーの「https」の前のカギマークをクリックすると、「この通信は保護されています」という表示がでます。「http」で始まるURLの場合でも、支払い画面が「https」になっている場合もあるので確認しましょう。

会社情報や電話番号の記載の有無を確認

ショップの会社名や事業者名、住所や連絡先をネットで検索してみましょう。検索結果が何も出てなかったり、悪い噂が流れていたら、利用はやめておいた方がよいでしょう。また、住所などが掲載されておらず、連絡方法がメールのみなどの場合も危険性が高いです。

会社の情報を開示することは特定商取引法に基づき義務付けられていることなので、掲載されていない場合は悪質サイトである可能性が高いです。

発送方法や送料の確認をする

「購入したものの商品が届かない」というトラブルを防ぐために、あらかじめショップの規約や配送期間や方法を知っておくことが大切です。インターネット通販では、受注は日本国内でも、海外から商品が発送されることがあります。異常なほどの商品発送の遅延や、膨大な送料がかかってしまう場合もあるので、十分に確認してから購入しましょう。

払い先口座が個人名義口座の場合は要注意

通販の支払い方法にクレジットカードが使えず、支払い方法が個人名の銀行口座しか選択できない場合は注意が必要です。普通の会社なら多種多様な支払い方法が用意されていますし、代金の振込み先口座名も会社名であるのがほとんどなので、個人口座のみの通販ショップには警戒が必要です。

不自然な日本語表記には要注意

機械で翻訳されたような不自然な日本語が使われたサイトには、注意が必要です。外国人が運営している場合が多く、トラブルに発展しても、日本語が通じないことから解決が難しくなることがあります。

また、海外に事業所を構えている外国人に対しては、日本の法律が適用しないので、信用できない相手との取引は行わないようにしましょう。

激安ブランド詐欺サイト

「激安価格に惹かれて購入するも、ブランド品を装った偽物だった…。」「偽者どころか商品自体が届かずに代金だけとられた」ということもインターネット通販にはよくあるトラブルです。日本語表記が不自然なサイトに多いので要注意です。

サイトに掲載されているブランド商品の市場価格を調べて、それよりもはるかに安ければ、ブランド商品の模倣品である確率が高いです。本来数十万する商品が数万円で販売されている場合があります。通販時、精巧な写真に騙されて偽物を購入してしまう人も多くいるので注意が必要です。

サイトや商品の評価や口コミを確認する

商品が届いたものの、イメージ通りのものでなかった、サイズが思った以上に違った、というトラブルは優良通販サイトでも多数発生しています。商品レビューやショップレビューなど、利用者の評価を見て判断するのも大切です。また、不明瞭なことがあったら購入前にサイト運営者に質問してみるのもいいでしょう。

サイトの利用規約の確認をする

通販では、イメージ写真やサイズ表だけが頼りです。商品到着後にサイズ違いや、商品イメージの違いから返品や交換をする場合もあります。通販を利用する前に、商品の交換は可能か、返品条件や返品時の送料の負担額などを調べておくとよいでしょう。

消費者側が利用規約を熟読しないまま通販を利用することで起きてしまうトラブルも多々あるので、しっかり読んで、納得したうえで購入することが大切です。

定期購入商品に注意!利用規約に記載あり!

食品やサプリメント、スキンケア用品などに多いのですが、定期便設定になっている場合があります。知らずに購入したら、翌月も同じ商品が届いて驚いた!などという事例もあります。

初回のみ購入代金が安くなっていて、2回目以降の定期便で届く代金がかなり高額になっている場合も多いです。初回代金のみを見て購入すると、実は定期便だった!2回目以降はこんな金額ならいらない!となっても、最低○回分の契約と、回数縛りが設定されていることも少なくありません。

代金は安くはなりませんが、1回限りの購入ができるサイトもありますので、しっかりと確認をしてから購入手続きをしましょう。

定期便の解約が、回数縛りもなく、1回のお届けのみでも解約OKとなっていても、手続きが電話受付のみとなっている場合、なかなか電話がつながらず、ようやくつながったと思ったら、次回の発送が申されている、○週間前までじゃなければ受け付けられないといわれ、解約したいのに次回分の代金もやむなく支払ったという声も多いです。

泣き寝入りは悪徳サイトを野放しにすること!通販トラブルの対処法

通販トラブルに巻き込まれて自分で解決できなくなってしまったら、消費者センターや警察に相談しましょう。ひとりで悩みを抱え込まず、その道のプロに被害状況と今後の対応を相談し、的確な対処をしていくことが大切です。「前払いで銀行口座に入金したのに商品が届かない人」は以下の方法を実践してみてください。

警察に相談して被害届を出す

警察に通販トラブルについて伝え、被害届が受理されれば「振り込め詐欺救済法」が適用され、支払ってしまった被害額を返金してもらえる可能性が出てきます。被害届を出す際に重要なのが、通販会社とのやり取りの証拠です。取引が無事終わるまで、しっかり保存しておきましょう。

必ず残すべき!やり取りの証拠

商品購入のメールや画面のスクリーンショット、振り込みの控え、業者とのメールのやりとりなど、「購入、支払いの証拠」になるものは、必ず保管しておきましょう。

支払いを銀行振り込みした場合は銀行に相談

被害届が受理された後は、銀行に相談しに行きましょう。組戻しという、販売元である相手の了解のもと、支払ったお金を取り戻してもらえる方法があります。しかし相手取っている会社が悪徳会社や詐欺師の場合、組戻しが成功する確率は極めて低いといえます。そう言った場合は「振り込め詐欺救済法」に基づき、相手方の銀行口座を凍結するのが先決だといえるでしょう。

「口座凍結」の処置をする場合、相手がお金を引き落とす前に実施しなければならないので、購入者の素早い行動がカギとなってきます。不安を抱えたらすぐに相談しに行きましょう。

サイト運営者へ会員情報の削除要請

詐欺行為を働く会社に、個人情報を保持されているのは危険です。一刻も早く退会し、情報を抹消するよう働きかけましょう。詐欺会社が素直に応じてくれればいいですが、個人情報を保持されてしまうケースもあります。電話番号やメールアドレスの変更、詐欺会社に教えてしまったクレジットカードの利用停止など、できる限りのことをしておいた方がよいでしょう。

預金保険機構のサイトを確認

預金保険機構のサイトには、インターネット上の詐欺に関する情報が掲載されています。口座の凍結、被害回復分配金の支払い手続きなど、各種公告があるので参考にするとよいでしょう。

自分が被害にあってしまった詐欺会社・個人の口座番号も紹介することができるのでこまめにチェックしておくと安心です。

通販トラブルを事前に回避して安全な通販ライフを送ろう

通販を安心安全に利用するためには、サイト自体を盲信せず、常に疑ってかかるくらいの気持ちでいることが大切です。購入前に利用規約や返品条件などをしっかり熟読することで、防ぐことのできるトラブルもあります。お買い物を楽しむ場である通販サイトで悲しい思いをしないためにも、消費者である私たちが、意識を高く持つことが大切です。

安心して通販トラブルを回避する方法が分かったら、親孝行になるプレゼントは何?親に感謝を伝える贈り物17選を参考にして、通販を利用してじっくりとプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。快適に通販を利用しましょう!