片付けられない自分を脱せよ!
片付けらない人が捨てるべき5つの癖&散らかさないコツ
片付けられない自分を許すことは、もうやめませんか?片付けられなくて、いつもお部屋の中がぐちゃぐちゃ、足の踏み場もない、収納スペースがパンクしているという状態だと、お部屋だけではなく心もスッキリしません。今回は片付けられない人でも片付けられるヒントをお教えします!
『片付けられない自分』を変えるためのテクニック
ふと気が付いたら部屋の中がぐちゃぐちゃで、足の踏み場もない。子供のおもちゃが散乱していて、ウンザリ―――片付けようという気持ちがあっても、なかなか身体が動かない(気になっているけど片付ける気が起きない)ことってありませんか?
ですが、だからといって部屋が散らかってて良しと思うこともなく、散らかった部屋にいても、なんだか精神的にも癒されないものです。「敢えて私は汚部屋に居たい」と思う人も少なく、どちらかというと多くの人が「できればきれいに片付いた部屋にいたい」と思うものですよね。
部屋を片付けたいけれど、なかなか片付けられない、片付かない…その原因は何なのでしょうか?今度こそ絶対に部屋を片付けたい人のために【片付けのテクニック】があればいいのに…。
片付けがどうしても苦手という人を少しだけ変えるお話を展開していきます。
何故か片付けられない人が部屋を散らかしてしまうのには理由がある
片付けても片付けてもエンドレスに散らかる部屋…。部屋が片付かないのにはモチロン理由があります。部屋が片付かない原因はあなたかもしれないし、あなたが置かれている環境かも知れない―――人それぞれ片付けられない理由は違っています。
理由1.仕事が忙しくて、掃除をする暇がない
「毎日仕事が終わって帰宅するのが、深夜。部屋を掃除する時間がない」というケース。会社で散々頭と身体を使って働いて、帰宅してから出勤するまでの貴重な時間に、ご飯を食べてお風呂に入り、睡眠を取ったら、もう出勤時間…の繰り返しで、掃除の時間の確保自体が難しい状況であることも。
外ではスーツを着てバシッと決めていても、自宅の中はぐちゃぐちゃで散らかっているケースが良くあります。洋服・ハンカチ・髪型など見える部分だけはかろうじて清潔にしているけど、見えない部分は片付けられない。仕事は責任も大きいですし集中力も必要なため、心身共に疲れ切って掃除まで気が回らないのも分かる気がしますが、荒れた部屋よりきれいな部屋にいるほうが精神的にもクリーンでいられます。ですが、「それはわかっちゃいるけど・・・」なんですよね!
理由2.子育て中!片付けてもきりがない
子供がいるご家庭では「使ったら片付けなさい!」という言葉が、毎日呪文のように繰り返されているのではないでしょうか?
子供は本能のおもむくままにおもちゃを引っ張り出してきますし、絵本や自分が使った食器を片付けさせるのも毎回毎回声掛けして片付けさせたり、子供が遊び散らかしているそばから、どんどんと片付けていこうしたり。
ですが、そんなお父さん・お母さんの横で両親の努力などつゆ知らず・・・子供はどんどん散らかしていきます。か、かわいいですね(棒読み)・・・。いくらやっても片付かない状況にいつしか気力を失い、「もう、片付けてもきりがない」と嫌気がさしてしまうのです。
どんなに片付けても、家庭内にはいつだってお掃除ロボットの逆の存在、散らかしモンスターがいる環境では、他の家事や仕事の合間合間で家をクリーンに保つのは至難の業と言えるでしょう。
理由3.片付けが得意でない(片付ける方法が分からない)
同じ物事でもひとそれぞれ得手不得手があるもので、片付けが得意な人がいる反面、散らかすことは簡単に出来ても、片付ける方法が良く分からないというもともと片付けが得意でない人も結構いるものです。
「どこから手を付けて良いのか、分からない」「片付けようとするほどに、ごちゃごちゃになってしまう」と片付けのスタートに人一倍エネルギーを要するタイプかもしれません。また、大人と同じように子供でも片付けが得意な子と不得意な子の差はハッキリします。
このケースでは特に、片付けが苦手だと自覚して考え方を切り替え、散らからないシンプルな部屋をめざしていく必要がありそうです。
理由4.エネルギー不足でなにもしたくない
片付けの必須条件をご存知ですか?片付けなんて子供でも簡単に出来るものと思っていても、実際になかなか簡単にできない理由は、片付けにはエネルギーが必要だからです。実は、片付けとは判断の連続であり、思いのほか頭を使います。
片付かない理由の中でも意外と見逃されがちなエネルギー不足。仕事が終わって家に帰っても片付ける気力がわかない、散らかしモンスターが永遠に散らかす・・・のとも似ていますが、仕事、子育て、食事、入浴、睡眠、休息といった優先事項で一日のタスクが埋まってしまって、時間体力気力が全てそれらに割り振られてしまう日々においては、たまの休日があっても「よし、今日は片付けよう!」なんてエネルギッシュな活動にはなかなか至らないものです。
ですから、敢えて「今日は確実に掃除をするぞ」「片付けるぞ!」という決意を持たずに取り組むのも手ではありますが、なかなか手を付けることが出来ないときはエネルギーが足りないせい。心身が疲れているときは、誰だって面倒なことはしたくないですからね。
あなたを「片付けられない人」にしている5つの癖と今度こそ絶対に片付けるコツ
なかなか片付けられない理由はあれど、あなたの心の中に少しでも「片付けたい」という気持ちがあるのなら、片付けができるように自分を変えていきましょう!そう、実は、片付け自体はそう難しいことではなく、難しいのは「ちょっとした壁を乗り越えて自分が変わること」。
つまり、自分を片付けられない人にしてしまっている思考のクセを知り、それらの癖を捨てていくことが、片付けられない理由を超越し片付けられない人を脱却するコツとなるのです。
片付けらない自分を変えたいなら!5つの癖を直すべし
「自分は片付けが苦手なのだ」と自覚することは、とてもいいことです!自分の悪いところが分かれば、あとは直していくだけで状況は改善していくからです。
片付けられない人には、いくつかの特徴があります。それはある思考の傾向、癖なのですが、それがあなたを「片付けられない人」にしてしまっている要因。
もしかしたら、あなたにも当てはまる特徴があるかもしれません。それでは、一緒に確認していきましょう。
1.「もったいない」「何かに使えそう」という口癖は一度封印
片付けられない人の多くに共通しているのが、「もったいない」「何かに使えそう」。「もったいない」という言葉はこれに該当する英単語がないことで有名ですよね。日本人ならではの物を大切にする気持ちがこもったとても素晴らしいワードです。
しかし、もったいないは一歩間違うとものであふれかえる生活環境を生み出してしまいます。もったいないが本来意味するのは、ただ長期間とっておくだけではなく大切に使ってあげることではないでしょうか?
買い物をしたときのショッピングバッグ・お菓子の空箱・サイズオーバーした洋服・昔のお気に入りの雑誌・1年以上袖を通していない洋服・何故かサランラップの芯・・・みなさん、もったいないからと言って残していませんか?いつか使うだろうと思っている物は、おそらく使わないもの。
「何かに使えそう」と思った瞬間、ときが止まるので時間も無意識のうちにロスしています。「いつか使うかも」と色んなものを取っておいてしまっているから、時間がかかるだけでいつまでたっても片付けは進まないのです。
何かに使えそうと思っていては片付かない
片付けは「もったいない」という6文字で済ませてしまうのではなく、それが本当に必要なのかを見極め仕分けていく勇気を持って進めていきましょう。
2.収納スペースを増やさない!思い出は心の中にある!
「もったいない」ととっておいたものを、さらに溜め込んで行くと当然部屋は片付きません。
一時期、トキメキを感じないものは捨てるという片付け方法が人気となりましたが、片付けることが苦手な人は物を捨てるのが苦手な人も多いと言えます。捨てなければ物が増えていくだけ、物が増えればそれだけ整理整頓の手間と時間が必要になります。
いちいち物を手にとって「必要?不必要?」を判断するのは時間と根気とエネルギーを要する作業。特に一度購入したものを捨てるのは、なかなかの壁ですよね!考えるよりも収納しておく方が楽だからとりあえずしまっておくか・・・で、どんどんどんどん物はたまっていくのです。
また、思い出に縛られるタイプの人も、物を捨てられない傾向にあります。
「これは、昔の彼氏と初デートしたときの洋服」「これは、小学校のときの友達がくれた似顔絵(※ボッコ人間)」など、明らかに今となっては必要のないものも「思い出が詰まっている」と感じて捨てられなくなってしまうのです。
大切な物は取っておいて問題はありませんが、思い出はこれから先も増えていきます。生きてきた分1つ1つすべての思い出を大切にしていたら、キリがありませんよね?思い出は心の中にそっとしまってこれからの人生に必要ないものは潔くさよならを!まずは過去の彼氏から。
3.「今日はやらなくていい」もわかるけど片付けの優先順位をそろそろ上げて!
日々の生活をこなすだけでタスクが埋まってしまう「忙しい人」にとっては、掃除片付けの優先順位は圧倒的に低くなります。どうしてそこまで掃除片付けの優先順位が下がるのかと言うと、それは「片付けなくたって、生きていける」から。
確かに、その通りです。ご飯は食べないと生きていけませんが、片付けは家庭訪問時くらいしか緊急性が無いので、どうしても優先順位が低くなってしまいがち。ゆえに、片付けられない人の代表的な特徴の1つになります。
ですが、掃除片付けを怠ったのが原因でホコリが蓄積しカビが発生し、アレルギー性の喘息を起こしてしまう可能性はあり、健康面でも支障がないとは言えません。また、普段の生活を送る上でも問題は生じます。片付けがなされていないのなら鍵を探したり財布を探したりと、日々の精神的余裕を余計に奪ってしまいかねません。緊急性は低くても、必要性は非常に高いのが掃除片付けなのです。
4.片付けられない言い訳がいっぱいある
片付けが苦手な人は、いいわけすることがたくさんある傾向があります。
「今は忙しいから、片付けられない」「ある程度ぐちゃぐちゃの方が、すぐに何でも取れて便利」「生活感が全くないのも落ち着かない」「疲れた・・・」などなど。片付けられない理由はあるでしょうが、それらには対処をしていかなければなりません。片付けられない理由を放置し、いつしか片付けない自分への言い訳になったらいつまでたっても部屋は片付かないでしょう。
5.完璧主義の傾向あり!一度にまとめて片付けようとする
掃除をまとめて一気にしようと思ってしまっている人も、片付けられない傾向にあります。「今日一日で片付けよう!」と意気込んでも、それは例えば「めんどくさい苦情対応を一気に片付けよう」としているのと同じこと。そんなもの、よほどの気合がなければ、誰だって先延ばしにしてしまうでしょう。
生活をしているならどうしても部屋は日々散らかっていくので、片付けや掃除も毎日コツコツとしたり、気が付いたときに整理整頓するのが鉄則です。
年に一度の大掃除は、日々の掃除片付けをまとめてやる日ではなく、毎日の掃除ではなかなか手が回らない部分を、念入りにおこなうもの。一度にやっつけてしまおうと考えているうちは、まだまだ甘ちゃんです。
自分に当てはまる特徴はありましたか?
「あ、やばい。当てはまっている」という特徴はありましたか?特徴に当てはまったということは、自分が片付けられないことを自覚できた証です。
自覚できたのであれば、話は早い!あとは片付けるテクニックを身に付けるだけで、あなたのゴチャゴチャした部屋も、キレイに変わってくれることでしょう。
今度こそ絶対に片付けたい!コツは片付けるのではなく「散らからない部屋」を作ること
片付けられない人が部屋を片付けるには「片付けられない人」にしてしまっているクセを手放すことが大前提。その壁は片付けを実践しながら超えていきましょう。片付け自体には特に難しいことはありません。
あなたが達成したいのは家の片付け。よくよく考えてみれば苦手に思うことなどありません。考え方を変え、変に身構えずにシンプルに取り組んでいくことが大切です。
1.片付け本は要りません!
「片付けよう!」と思い立つと、人は完璧を求めてしまいがちです。せっかくだから完璧に仕上げたいと、片付けに関する本を買って一生懸命研究する人がいますが、本を買って一通り読むだけで、満足してしまうようでは本末転倒です。
本を読んでも、中途半端な状態のまま片付けを放置してしまうケースは少なくありません。片付けは片付けのHOWTOをただインプットするだけでなく、片付けられない自分を乗り越えることが大切です。片付けられない人が片付けのコツの本を買っても、最終的には、片付けるためにわざわざ購入した本が部屋を散らかす余計な荷物になってしまうでしょう。
2.片付けの前に持ち物をジャンル別に分ける
片付けが進まない人は目の前のひとつひとつのものにこだわり過ぎてしまう傾向があります。スムーズに片付け進めるためには、ジャンル別に分けるようにしましょう。まずはいるものいらないものを大別し、要らないものは捨てます。いるものは、洋服・アクセサリーや化粧品・タオル・おもちゃ・本・食器などといった形で分けていきましょう。
ジャンル別に分けたものをそれぞれ片付けていきます。
一人暮らしでたっぷり時間があるなら、好きなだけ時間をかけても良いのですが、子供や家族がいると踏み荒らされ結局片付かないまま終わりますので、分別したものはゴミ袋やストッカーに入れておくと比較的状態を保全できます。ですが、いつまでもそのままでは使うものを掘り出したりしているうちに結局片付きませんので、3日を目途に片付けるようにしましょう。
3.片付けの最中、必要かどうか迷ったら捨てる
片付けをしていると「これ、必要かな?」「これから使うかな?」と迷ってしまうことは何度もあります。そんなときには、躊躇なく捨てて下さい。先にも触れましたが、迷っている時間はロスとなります。
例えば、1つのものを捨てるかどうかの判断に3分かかったとします。単純計算でそれが10個あれば30分、30個あれば1時間半、100個あれば300分だから5時間を費やすことになります。しかも、悩んだ挙句判断がつかずに結局捨てられなかったとしたら・・・片付くことのない片付けに5時間向き合ったことになります。
基本的に使うかどうか迷うものはおそらくこれから先も使わないと割り切り、ちゃっちゃと進めていくのが片付け下手な人の片付けのコツです。
ものはこれ以上増やさない
物がたくさんあるから、部屋が散らかるんです。
部屋が散らかった時点で、現在の物量は管理できていないサインですので、特に片付けが苦手な人は常日頃物を増やさない!…ということも大切な片付けのコツとなります。
4.生活導線を意識して散らからない部屋に
仕分けたものを片付けるときは自分が活動しやすい生活導線を意識しましょう。
特に意識せず目的とセットで片付けを行うには、家の中でのそれぞれの場所で動作を完結できるよう物を配置していくのがコツ。これができるかどうかで部屋の散らかりにくさが違ってきます。
簡単な例でいうなら、玄関では靴の脱ぎ履き、施錠を行います。家に帰って靴を脱ぐと同時にカギを片付けられるなら、出がけにカギを探すこともありません。
出かけるときの必需品、財布やスマホ置き場は出かけるときに目に留まる場所に確保。そこにはものを雑然と置かないようにします(そういう場所を選ぶOR作りましょう)。女性ならカバンごと置けるのも良いですね。鍵、財布、スマホの置き場がしっかりしているだけでも、だいぶ暮らしやすくなります。
5.心を無にして目標をクリアし続けよう
「よし!今日1日、部屋を完璧に片付けるぞ!」と意気込むのは、あまりオススメ出来ません。片付けは判断の連続であり、想像以上にエネルギーを要するからです。これを1日で完璧に仕上げるには邪念や雑念を一切絶って取り組まねばなりません。これは、家にいながらの修行です。
ですが、子供や家族からの思わぬ邪魔がはいる環境では雑念は取り払いにくいですので、片付けを始める前に集中して取り組む工夫が必要です。
例えば、小さな目標を立てて取り組んでみるのはいかがでしょうか?「今日は冷蔵庫の上を片付ける!」とか「今日は洋服の山を片付けて、あとは明日」などと比較的スムーズにクリア出来る範囲を毎日場所を変えて取り組んでみましょう。どこから片付けていいのかわからない人は「今日は1時間だけ必死に片付けをしよう」でもいいかもしれません。
これで達成感を得られる人はそれを糧に毎日片付けを繰り返します。こんな小さな目標ではあまり達成感は得られない人は、つべこべ言わずあれこれ考えず、心を無にして毎日片付けを続けることのみを目標にしましょう。と、いうのも、達成感が得られないからと頑張り過ぎるのも良くないからです。
小さな努力の積み重ねで得られる部屋の様変わりを目にしていくうちに、きっと達成感が得られるはずです。
6.どうしても片付ける暇がないときは、家事代行
「2人目の子供を妊娠中で、思うように片付けができない」「仕事と家事の両立がうまく出来ない。ちょっと助けて欲しい」と思うこともあるでしょう。誰だっていつでも完璧ではありません。どうしても無理!そんなときには思い切って家事代行サービスに頼りましょう!
自分でできることにお金を払うのは…と躊躇する人もいますが、片付けられなかった罪悪感を背負って蓄積させてしまうくらいなら、そんなお金の使い方もありのではないでしょうか?
片付けられない自分を救うのは自分自身
今回は【片付けられない人が部屋を片付けるコツ】についてお話をしました。
片付けるためには、やる気と根気、そしてエネルギーが必要です。「いつか整理整頓しよう」と思っていても、そのいつかはやって来ません。片付けられない自分を卒業するためには、自分は片付けが不得意なのだと自覚をすることが第一歩!それから、まずは毎日コツコツと片付けのコツを実践する他、道はありません。