節約食材は家庭によって使う食材に違いがある
節約食材として使う食材は、家庭によって違います。家族が好きで食べてくれる食材と、そこまで食べない食材が各家庭によって違うからです。
良く使う食材は安い商品を買いだめしたり、日持ちするワザを学んで節約することができますが、安いからと無計画に1週間分として買い物をして、結局使わないで傷んでしまったということのないよう、献立を考えて計画的に買い物をしましょう。
節約食材の王道もやし!どんどん活用しよう!
節約できる食材の代名詞と言ってすぐさま思い浮かぶのはもやしではないでしょうか。1袋が10円代で買えることもあり、節約食材としてはピッタリです。
ただし、傷むのも早いので、買いだめには向いていない食材ですので、使う分だけ購入するのが節約のカギです。腐らせると1袋あたりは安くても、お金をムダにしてしまうことになります。
もやしを使った節約術!飽きないで食べられます
とても安く購入できるもやしは、お味噌汁やおひたしにしてもおいしいですが、せっかく安く手に入れているのですから、節約料理に活用しましょう。
1.もやしを使って料理のカサ増し
もやしを節約に役立てるには、いつもの料理に加え、かさましレシピで節約ができます。焼きそば、ラーメン、お好み焼き、鍋などにほかの野菜と一緒に入れてカサ増しをして、焼きそばやラーメンの麺が少なくても、量が増えるのでお腹いっぱい食べられます。
ポイントは熱を通しすぎないことです。熱を通しすぎるとシャキシャキ感もなくなり、カサも減ってしまいます。
2.もやし調味料を作って料理に一工夫
もやし好きな人が使っているのが、もやし調味料です。例えば、ラーメンのお供として作れるのが、もやしのナムル。鶏ガラスープのもと、キムチのもとなど調味料を使って和え物にすることもできます。
ごま油、塩でシンプルに味つけをするほか、ごま油、めんつゆ、砂糖で和食にも合うもやしにしたり、調味料を配合して作っても構いません。
ナムルの素として市販されている商品は、あらかじめ味が決まっているので料理初心者にも安心です。
節約食材として活用しやすいのはもやしですが、毎日もやしを食べていると飽きてしまいます。家族も自分も、「またもやしの食事……」と思って食べるのはストレスがたまるのでよくありません。
もやし以外の食材も購入して食事を豊かなものにしましょう。
肉類をまとめ買いしてすぐに使えるようにしてから冷凍保存する
食べ盛りの子供がいると、お肉の消費量も比較的多いので、スーパーの特売で売っている牛肉や豚肉、鶏肉をできるだけまとめ買いをしておきたい気持ちがあるでしょう。
肉類はまとめ買いをして、冷凍庫でフリージングをするのがまとめ買いのコツです。使う前の段階まで下準備をしておくことで、調理時間が時短になるので節約食材になるだけではなく、光熱費の節約にもなります。フリージングする際は、冷凍保存パックに入れて保存しましょう。
牛肉は凍ったまま調理できるのでを特売で買って冷凍保存する
牛肉は頻繁に食べる習慣がない家庭も多いでしょうが、特売の際に買いだめしておくと便利です。仲間でしっかり熱を通さなくても食べることのできる牛肉は、凍った肉をそのままフライパンで焼くことができます。
冷凍保存する際は、肉の酸化を防ぐため1枚目はラップをぴったり巻き、その外側からふんわりとラップを重ねて巻きます。冷凍した肉は、凍ったまま焼くことができるので時短になります。
豚肉は小分けにして下味をつけて保存すると便利
豚肉は使う分だけフリージングします。お徳用サイズで買ったとしても、小分けにして使う分ごとにラップでしっかり巻いて保存しておきます。
お弁当用に焼肉のたれをつけたもの、塩こしょうしたものと分けておくと調理が楽になります。調理時は解凍して調理します。大容量サイズをそのまま冷凍してしまうと、冷凍と解凍を繰り返してしまい、旨みが逃げてしまいます。
鶏肉は使う大きさに切ってから冷凍保存する
鶏肉も豚肉同様、使う分だけフリージングします。鶏もも肉の場合は1枚肉で販売されていることもありますが、使う大きさに切ってから冷凍しておきましょう。焼肉のたれや塩こしょうをつけたものといったように、味つけもひと手間加えることで調理が楽になります。
鶏肉は、唐揚げにしてから冷ましてフリージングすることもできます。自家製冷凍から揚げはお弁当に入れたりすることもできて、お弁当箱の隙間詰めに役立ちます。
ソーセージなどの加工肉も冷凍保存ができる!
子どもが好きなソーセージも冷凍で保存ができます。節約するためには業務用スーパーなどで大容量サイズを購入し、賞味期限内に食べられるくらいのものを冷蔵庫に、長期保存したいものを冷凍庫に入れてフリージングしてしまうことがコツです。
使う分だけを密封袋などに入れてフリージングしておきます。ソーセージ同士がくっつくこともありますが大丈夫です。冷凍庫で凍ってくっついたものは簡単にはがせます。そのままフライパンに入れて加熱して調理します。お弁当の1品にも使うことができます。
麺類は保存できるので節約食材になる
うどんをはじめとする麺類は、簡単に済ませたい時の食事としても人気で、乾麺や生麺、冷凍麺が売っています。乾麺は3人前ほどが100円ほどで特売商品としてスーパーで売っているほか、通常価格でも、冷凍さぬきうどんが1食あたりかなり安い価格で購入できるため、節約の大きな味方です。
冷凍うどんはフリージングできるほか、乾麺は災害時用に長期保存もできます。冷凍うどんは、袋ごとそのまま電子レンジで調理できるものも増えてきました。もやしと合わせると、最強の節約食材になるでしょう。
卵は安売りを狙おう!卵を使ったレシピはたくさんあります
スーパーでの特売食材として1パック100円程度で売っているのが卵です。地域にもよりますが、通常価格で購入しても、1パック150~180円前後です。
まとめ買いをしても、消費期限があるので少人数家庭では無理と思ったりしますが、長期保存ができて、実は冷凍もできるのが卵です。10個で100円ほどなら1個あたりは10円。ゆで卵、目玉焼き、卵焼きなど幅広いレシピがあるのも魅力です。
卵の賞味期限は“時期により異なりますが、卵の賞味期限は安心して生食できる期限を表示しているため、賞味期限が過ぎている卵は生食しないようにしましょう。
最近では冷凍卵を作り、食感の違う卵料理を味わう人も増えてきました。多様なレシピが可能な卵は、節約食材としても人気です。
冷凍卵のレシピとおすすめの食べ方
冷凍卵はそのまま解凍して使うことができ、凍らせることで黄身の色が濃くなります。色はオレンジ色に近くなり、もっちりとした食感になります。卵は冷凍すると膨張するので、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。黄身だけを取りだし、卵かけごはんにするのがおすすめです。
- 卵をよく洗います
- キッチンペーパーなどで水分を拭き取ります
- 殻のままジッパーがついた袋に入れます
- 一晩以上経過したら出来上がりです。
納豆も節約食材!安くて冷凍保存もできる!
毎日の常備食として用意しておきたい納豆は、3パックセットになっているものが100円以下で購入できるので、1パックあたりは30円程度で食べられる和食に合う1品です。
納豆だけでご飯が進みますし、それ以外にもお味噌汁やパスタの具にすることができ、節約料理を作ることができ、なかなか使える食材です。
納豆は冷凍保存もできます。方法は、パックをそのまま冷凍庫にいれてフリージングし、使う時はフタやタレを取り出して電子レンジで20~30秒加熱します。1分以内で食べる状態になるため、すぐに使うことができます。
野菜類は特売日を狙って買いだめしよう
普段値段が高い野菜類は、安い特売日に購入しておいて節約してみましょう。下ごしらえをして冷凍しておくと節約になるだけではなく、とても便利です。
野菜を冷凍して気になるのは栄養価ですが、冷蔵庫に入れておくよりも茹でて冷凍した方が栄養価も減りにくいため、買いだめしてすぐに使わない場合は、茹でて切って冷凍庫に入れておくことで、ビタミン、ミネラルを減らさずに済みます。
大根、にんじんは繊維が壊れることで味が染みやすくなります。ふろふき大根を作る時にも大根の皮を剥き、使う直前の段階で冷凍しておくプロがいるほどです。
きのこも冷凍できるので、すぐに使わないのなら、鮮度を落とさないために冷凍保存します。冷凍するとうまみ成分が増します。
しいたけは軸を切っておく、しめじは石づきを切り落とす、なめこは袋ごと、まいたけ、えのきだけは手でほぐしたものを冷凍します。きのこ類は、しめじとまいたけをミックスにして冷凍することもできます。
鍋や豚汁を作る際、フリージングをした野菜が冷凍庫にあるだけで、スーパーに買い物に行く手間が省けて調理も楽になります。
我が家のおすすめ節約食材をリサーチ!6組の家庭の節約事情
6組の家庭に節約食材を聞いてみました。買いだめする人、安いものを購入して使い切る人などさまざまです。まとめ買いをして保存するのだけが節約ではありません。
豆腐
まる(40代前半)
私が食費の節約に使っている食材のナンバーワンは豆腐です。本当はまとめ買いをしたいところですが、賞味期限が短いので買い物のたびに購入しています。保存がきかないので毎回必ず使い切ります。ただ、豆腐って意外に色々と使えるので困ることは無いと思っています。
私の普段の使い方としては、普通にお味噌汁に入れたり麻婆豆腐に使ったりして余った分は片栗粉をふって揚げ、厚揚げを作ります。そうすれば普通に保存しておくよりとりあえず日持ちします。厚揚げも味噌汁に使えるし、炒め物に入れてもボリュームアップして美味しいです。もちろん大根おろしを乗せて揚げ出し豆腐にしても最高です。
豆腐の良いところは、とにかく安いのにカロリーも低くてヘルシーだという点。それにイソフラボンが入っているから、健康にもいいかな…なんて勝手に思っています。
コンビニの100円惣菜を利用しています
matu(43歳)
コンビニの100円の惣菜がとても便利で、量も丁度良いのです、自分で作ろうとすると多くの食材を揃えなくてはなりませんが、それでは無駄になることが多いのですが、出来上がった物なので、無駄が無く、最近は味も良く、種類も多くなっています。
私の好きな物は、マカロニサラダとか、肉じゃが、きんぴらごぼうなどのなかなか自分では作るのが面倒な物が適量で、一回に、食べきれるサイズなので、とても便利に利用しています、
勿論スーパーでも惣菜は沢山の種類が売っていますが、金額も高くなるので、100円の惣菜が丁度良いのです。コンビニは割高なイメージがありますが、この様に、上手に利用すれば、安くて便利な物が結構あるのです。
鶏むね肉で柔らか調理
レン(44歳)
我が家の節約食材といえば鶏むね肉です。妻が魚嫌いなので、どうしても肉料理に傾きやすいというのが理由で、安価で美味しく頂ける肉の食材として鶏むね肉を重宝させて頂いています。
まとめ買いというよりは、常時、スーパーでは1パック120~150円前後で販売されていますので、冷蔵庫にあるものは廃棄したくありませんので食材がなくなる都度、購入している感じです。食べきる量だけ購入していますので、基本的には使い切ってしまいます。
調理方法ですが、お肉自体を柔らかくするために料理酒に1時間くらい漬けたりすると柔らかくなるので、冷蔵庫で寝かせて味付けをしてチキン南蛮にしたりします。ソースを一から作るのは面倒なので、タルタルソースはそれに合わせてストックしています。
甘酢は調味料があればすぐできますので、自家製で済ませています。このチキン南蛮はおススメの一品です。
鶏胸肉のパサパサとの戦い
ぽよよ(43歳)
肉類に使うお金を節約したいので、最近は鶏の胸肉をメインに買ってくるようにしています。以前はぱさぱさになるのが嫌で、なるだけ買わないようにしていましたが、子どもの授業料がかるようになったので、そんな悠長なことも言ってられなくなりました。
だいたい2切れ買って、まとめて調理してしまいます。1切れは夕食、もう1切れは翌日の弁当のおかず、というサイクルですので、あっという間に全部なくなってしまいます。たまにですが、4切れ買ってきて、4切れとも一気にゆでてしまうこともあります。
生で置いて傷ませて無駄にしたり、悔しい思いをしたりしたくないので、日持ちのためにとにかくすぐに全部調理です。
そんなわけで、毎日がぱさぱさとの戦いです。ゆで方を研究したり、とろみをつけてみたり、マヨネーズや油でコクを出してみたり、いろいろやっています。
庭で勝手に生えてるニラ食材
ゴンタ(47)
中古物件で購入した一軒家、小さいながらも庭付きです。そこに前の持ち主が植えていたのか、ニラが雑草のように生育してました。はじめは雑草と思い草刈りしていたら、ニラ独特の匂いが有り、収穫に切り替えました。全部取り切ると、絶滅のするので一部残しながら種ができるまで放置組と収穫組を分けて何度も収穫しました。
ニラはかなり根性あるので、種ができ種をばら撒くのを確認し、種は空いてるスペースにばら撒き実施。そして収穫したニラは、ジップロック等の蓋ができるタイプの袋を準備し、その袋に入る大きさに切る。ジップロックに入れたら、空気をできるだけ抜いて蓋をして密閉し冷蔵庫保存しておきます。
野菜炒めや、鍋・餃子等を作るときに、取り出して料理に合わせて凍っている間にカットすれば、簡単に調理ができます。鍋の時はカット無しで、そのまま投入できるので、非常に重宝しています。
もやし
みい(28歳)
私が節約で使っている食材はもやしです。まずもやしは本当に安いです!どこのスーパーでもだいたい20~30円ほどで売っています。そしてもやしは栄養価も高いので健康面でも安心です。美味しいし量もあるので1袋使うとお腹もいっぱいになります。
私はもやしの炒め物が好きで、だいたいもやしを1袋一回で使い切ります。もやし炒めをして残ったら次の日の朝食やお弁当に入れます。もやし自体はあまり日持ちもしないので、常備はせず使い切るたびに買い足します。
後は、もやしのナムルを作ったり、茹でて塩昆布に混ぜても本当に美味しいし、色んな料理になるので飽きません。もやしを使った時短レシピなど考えるのも楽しいです。
これからももやしは我が家の家計も健康も助けてくれる必須食材であり続けると思います。
節約食材を活用すると時短料理もできるし家計も助かる!
節約するために買ってきた食材を無駄なく使い切るために、食材別のフリージング方法を知っていると、結果として家計も助かります。自分の家の食費はいくらに設定したいのかをまず決めて、目標達成できるように努力してみましょう。
食材だけではなく、食費そのものを節約したい場合、食費を節約したい人必見!究極の節約方法で食費を激減を参考に、節約に励んでみましょう。