娘を嫌いにならず仲良くする方法

娘を嫌いだと感じてしまう原因は何?母と娘に生じる確執

娘が嫌いになる理由は、いうことを聞かない、何かと反抗してくるなど同性こその理由がありますが、同性だからこそ出来る相談のありますよね。3歳4歳になる反抗期にはイライラするママも多くなるでしょう。娘が嫌いになるママの心理、娘と仲良し親子になるコツを紹介します。

娘を嫌いだと感じてしまう原因は何?母と娘に生じる確執

母娘に生じる確執に対策を!愛すべき娘を嫌いだと感じるのはなぜ?

子育ては大変なこととは知っていたし、覚悟をしていたつもりでも、今まで当たり前に出来ていたことでさえ当たり前に出来なくなった日常にストレスはたまり「こんなに大変なの!?」「毎日、全然寝られない…」と、一瞬にしてマイナスな思考が出てきたりもします。

子育てと家事と仕事に追われる毎日の中で、うまくストレスと付き合って行ければ良いのですが、自分の時間が自分のものでない故か、ストレス解消ですらなかなかうまくいかないもの!そんな日々が続いて、自分の子供がすること、言うことにイライラしてしまい、嫌いになってしまうことも少なくありません。

ですが、ストレスコントロールがうまくできない日常で、我慢に我慢を重ねるとその矛先は愛すべき存在であるはずの子供に向いてしまうことも…。待望の娘だったはずが、嫌いだと嫌悪感を抱く人も少なくありません。
親が娘を嫌いだと思ってしまうきっかけは何なのでしょうか?今回は、我慢しすぎる前に、取り返しのつかないくらいの溝が出来てしまう前に、解決方法を考えましょう。

娘が嫌いだと感じてしまうママの心理状態

怒っているお母さん

娘が生まれ今までとは生活環境が全く違うものになり、その上に泣いている理由が分からなくなり、いつまでも寝てくれないと寝不足になりストレスがたまり悪循環が生まれます。

大きくなってくると走り回ったり大きな声で叫んだりし始めしょうがないとは思いながらも、つい怒ってしまいます。その後に怒ってしまった罪悪感を抱き自己嫌悪でまたストレスが溜まっていきます。

ママが娘を嫌いだと感じてしまう瞬間

部屋が散らかりうんざりしているお母さん

まず毎日ずっと一緒に居ることで余裕が無くなることが、嫌いだと思ってしまう原因になっています。
娘が嫌いと感じる瞬間の多くは以下になります。

  • 抱っこをしたりミルクを飲ませたり色々試しているのにいつまでも泣き止んでくれない。
  • ハイハイ・伝い歩きをし始め何回片付けても部屋の物をグチャグチャにされる。
  • 暴れたり大声を出したり言うことを聞いてくれない。
  • 「ママ嫌い」やパパの言うことは聞くなど頑張りが報われない。
  • いくつになっても泣くことで自分の主張を通そうとする
  • 口が達者で、口答えばかりして生意気に感じる
  • 「ママみたいにはならない」「ママみたいな生き方はしたくない」などの発言
  • 自分の嫌な部分(短所)が似てしまい、見ているのが辛い

これらの理由が、ママが娘を嫌いだと思う瞬間です。
赤ちゃんの頃は男の子でもあることですが、一般的に女の子は4歳ぐらいから言葉が多く出るようになるため、大人が触れられたくないことを言葉に出してしまい、生意気に感じてしまうことは少なくありません。

また、思春期になると、母親と娘は同性ゆえに、生き方や人生観について意見がぶつかることもあります。自我を確立するために親というモデルケースを否定するというひとつの成長過程ではあるのですが、自分の人生観を否定されるのは女性にとって非常に辛いものです。

娘と母親の間に溝ができるとき

大きくなるにつれて同性である娘と母親はギクシャクし始め間に溝が出来てしまうこともあります。まだ常に母親と一緒に居る小さい時期と学校に通い始め一緒に居る時間・喋ることが少なくなる10代の頃に分け、子供の思っていることをまとめました。

4歳くらいから自己主張が激しなり、どんどん口が達者になるのが女の子

いたずらが好きな子供

自己主張が一番強い時期になり母親の言うこと・やることを何でも嫌がります。
自分でやりたい!と、どんなことにも挑戦しようとしますが失敗もします。母親に余裕がないと、イライラして失敗を怒ってしまったり、何にでもダメダメと言ってしまい母親も娘もお互いに嫌いという感情が出てしまいます。

女の子の場合は、4歳ぐらいから既に口が達者な子が多いので、大人の矛盾点や触れられたくない部分をついたりすることもあります。また、途中でパパや祖父母に泣きついて「ママ嫌い」「ママ怖い」と悪者にされると、つい「こっちだって嫌いよ!」と黒い感情が湧いてきてしまったという方は実は少なくありません。

3、4歳の「ママ嫌い」は本気ではなく、甘えの裏返し

母親がイライラして接していると、子供にも必ず伝わっています。子供は子供なりに、生活の中でストレスが溜まり、更に母親がイライラして怒られることが多くなると、反抗もしたくなりますよね。
ですが、この時期の子供が言う「ママ嫌い」は反抗だけではなく気を引きたい・困らせてこっちを見てほしいという意味も込められているのです。

10代の思春期の娘と母親の間は溝ができやすい

思春期の娘と母親

母親は息子より娘のことを頭で近い存在だと感じていて、自分が今まで経験してきた失敗などは、経験させないように良いことや自分が出来なかったことは経験させてあげようとします。
大きくなっても自分のことは自分で決めたいと思うしこれはしなさい・これはダメと言われると押し付けられていると感じた結果、溝が出来る原因となります。

反抗期の娘から見た母親~「自分の生き方を押し付けてくる」のが不愉快

大人になり、自分に子供が生まれたときには、あのときの行動・言動は自分の為だったんだと理解し感謝できるようにもなりますが反抗期の娘は経験も浅く母親の気持ちなんて分かる訳がないので娘の為を思ってすることも疎ましく感じてしまいます。

怒られ門限などルールを決められると、こんな親にはなりたくない・自分の子供には同じことはしないと思うようになります。
他にも母親が専業主婦なら「退屈な生き方。私はバリバリ働きたい」とキャリア志向になったり、逆に仕事が忙しいワーキングマザーが母親なら「家庭そっちのけで子供の私にも関心がないんだ。私はこんな生き方はしない」と考えることもあります。

母親から見た娘~「娘のために」とこんなに考えているのになぜ!?

可愛い自分の娘には危ないことはして欲しくないし、幸せに生活してほしいと考えるのは自然なこと。しかし、「幸せの定義」は人によって違い、母親が人生で重要と考えることが、娘にはそうは思えないことも少なくありません。

娘が母親の気持ちが分からないのと同じように母親も娘の為と思いすぎて、娘の本当の気持ちが見えなくなってしまっているときがあるかも知れません。

娘を嫌いになりそうになったら知っておきたいこと

娘のことを嫌いになりそう・少し離れたいと思うことは貴方だけが悩んでいることではなく、世界中の娘を持つ母親なら、悩みの大小はあっても必ず経験したことのある問題です。
色んな人が悩んで色んなことを試し立派に育て上げてきたのです。

娘は自分とは違う人間なので思い通りにはなりません

自分が生んで育てきたので、似ている所も沢山あるでしょう。ですが、行動も気持ちも全く同じな訳ではなく1人の人間です。
子供の頃から今までを思い出してみれば分るでしょうが、何でも母親の言うことを聞いてきた訳では無いですよね?むしろ何でも言うことを聞いて自分の気持ちを言わない子供の方が、ストレスを溜め込んでいて心配になってしまうと思います。

思い通りにいかずイライラすることはあると思いますが、自分の気持ちをしっかり伝えることが出来て、自分のしたいことがあるということはキチンと育ってくれている証です。

カウンセラーに話をすることは恥ずかしいことではない

カウンセラーに相談する母親

1人で抱え込んでいる方の中にはカウンセラーに話をするのは恥ずかしいと感じたり、自分の子育てが間違っていると認めるように感じている方も居られるかも知れません。
ですがカウンセラーとは医師ではなく、話を聞きアドバイスをしたり今抱えている問題を解決する為のコーチングをしてくれる方です。

お友達に保育士さんがいるから相談してみよう!というのと何も変わりません。
カウンセラーの方は沢山の相談を聞いてきているので、これをしたら上手くいった、という実際に成功したことも聞けるので、解決までの時間が早くなるかも知れません。

自分に合った保育園・託児所を利用してみましょう

全国各地に色んな保育園・幼稚園・託児所があり、預けられる年齢も条件も様々です。
託児所や一時預かりなどは、仕事じゃないのに預けるのは、育児放棄?と思う方も居られるかもしれません。

しんどいときにはたとえ数十分、数時間でも離れることで気分が切り替えられ、離れている間に子供が気になり、イライラしていたのに、早く会いたい!と思えるかも知れません。
保育園なども預けている間に、子供が居ると出来なかったことや、お友達とゆっくりお話をしてご飯を食べることで、ストレス発散になります。

娘を嫌いだと感じたときにすぐできる解決策

嫌いだと思ってしまっても大丈夫です。それから出来ることも沢山あるので、嫌いだと思っている自分にストレスを感じる前に、前向きに考え行動してみましょう。

パパや親、ママ友に打ち明けてみる

言うことを聞かないときなどは、色んな言い方や方法を試しても変わらないこともあります。
それは、結局いつも同じ人が同じ声で言っているからかも知れません。

父親がいつもは母親に任せ、叱ってなかったことを叱ってみたりママ友に相談をして、こっそり言ってもらったりするとあっという間に言うことを聞いてくれることがあります。
そして周りの人に状況を話すことで自分自身もスッキリしイライラしながら接することも減るはずです。

自分の親にも相談すれば、助けてくれる機会が増えるでしょうし、子供はお婆ちゃん・お爺ちゃんが大好きなので、構ってもらっている間に息抜きも出来ます。
周りに相談することは、とても大切なことです。仕事で疲れてるだろうし…、自分の家のことも大変だろうし…と遠慮せずに、相談してみましょう。

体と心はつながっています!家事の手を抜いて疲労回復

家事の手を抜いて気分転換

子供を嫌いだと思ってしまう母親は、家事を完璧にしたい・しなければと思っている人が多いです。していないと思われるのは、嫌だという気持ちは分かりますが、手を抜ける所は抜きましょう。
毎日、家の隅々まで掃除をしなくても、今日はココと分けてみたり、洗濯も量が少なく明日必要な物がないときは、回さないでおいても誰にも迷惑はかかっていません。

料理は、用意しないのは自分にも子供や父親にも影響がでるのでサイトで簡単に出来るものを調べて作るか、たまにはスーパーの総菜をお皿に移すだけでも良いんです!
その空いた時間に一緒にお昼寝をしたり休憩をして下さい。

心の余裕を取り戻して!外に出て息抜き時間を作りましょう

家事の手を抜いてと書きましたが、することが0になる訳では無く、用事をしている最中に泣き出したりすると、疲れてしまい外に出る元気が無くなるときもありますよね。
ですが、そういうときこそ、買い物でも近所の公園でも場所はどこでも大丈夫なので外出してみましょう。

お友達に会えたり、知らない人だけど仲良くなったり色んな出会いがありますし、家にこもっているより気分が明るくなります。
私もイライラしてしまい疲れていましたが買う物があって外出し通り道にある公園に寄って休憩していると孫を連れたお爺ちゃんと仲良くなり、子供のことを話して、スッキリして帰宅したことがあります。
体がしんどいとき以外は、外に少しだけでも出てみて下さい。

娘を嫌いだと感じてしまうママはあなただけではありません

小さい頃から反抗期にできる溝は何もしないでいると大人になっても、そのまま溝が出来たままになってしまいます。同性だからこそ大きくなるにつれてパパより話せる内容も増えるでしょうし相談できることもあります

これは多くのママが悩んできた問題です。その分、沢山の解決方法があるので一人で抱え込まず、色んな人を頼り色んなことを試して下さい。そして仲の良い母娘になって下さいね。