ママ友との付き合いが疲れる…相手に気疲れや嫌悪を抱くとき
ママ友との付き合いは楽しいことばかりではありません。様々な理由で非常にママたちを疲れさせてしまうこともあるのです。ママ友との付き合いが疲れるのは、どのような場合なのでしょうか。
こんなママ友が疲れる!1.依存気味のママ友
どうしても子どものお迎えに間に合いそうにないときは、「ちょっとだけ見ていてもらって良い?」と言えるママ友関係は素敵です。お互いさま、助け合いの精神で気軽に頼めるママ友同士ゆえ成り立つものですので、その関係に上下があってはいけません。子どもを短時間預けたなら、預かってくれたママに用事があるときは、同様に相手の子どもの世話を引き受けるべきでしょう。
ですが、そのあたりの関係を上手に作ることができないママ友もいます。ほぼ毎日のように、「今日も遅れそうだから、ちょっと子どもを預かっていてもらえる?」「用事があるので、4時くらいまで家で預かってもらって良い」と言われるなら、「本当に友だちなのだろうか、利用されているだけなのでは?」と感じてしまうかもしれません。
車の運転ができないママも気を付けるべきです。いつも誰かに乗せてもらうことに慣れてしまって、当然のように誰かの車に乗ってしまう節があるかもしれません。当たり前という態度が気になると感謝の気持ちも見えにくいもの。
もちろん、依存傾向にあるママもそこまで多くはないかもしれません。ですが、依存心は気を付けないと知らず知らずにエスカレートしていくものですし、車に乗せてもらったときに「ありがとう」とお礼を言ってお菓子などをいつも渡すように心がけていても、人によってはそのような気遣いを評価しないで「あの人は乗せてもらうのを当たり前だと思っている!」と激高することもあります。
「利用されているだけかも」と相手をイヤな気持ちにさせてしまいかねないことなので、ギブアンドテイクが分からない人には、お世話になることもお世話をすることも避けたほうが無難かもしれません。
こんなママ友が疲れる!2.密度が濃い付き合い
幼稚園の帰り、ちょっと時間があるときに一緒に遊ぶのは楽しくても、毎日一緒に遊ぶのはかなり重荷ですよね。さらに平日だけでなく長期休みや土日も「一緒に○○にでかけよう!」と密度の濃い付き合いを求められるなら、「あまり関わりたくない」と引いてしまうママもいるでしょう。
ママ友間に温度差があれば頻繁に家に呼んだり、家族ぐるみで旅行に行こうと誘ったりもなかなか重たいお誘いです。そこまで親しいわけではないのなら、「付き合って行くのは難しい」と相手に感じさせてしまうかもしれません。
長い時間をかけて仲良くなってからなら密度の濃い付き合いもしていけますが、そこまで仲が良いと思えないときや温度差がありそうなママ友から密度の濃い付き合いを求められるのは疲れますよね。
こんなママ友が疲れる!3.子どもを比較するママ友
子どもを比較するような発言が多いママ友との付き合いは、かなり気を遣う人間関係となるでしょう。例えば、「○○ちゃんはかわいいわね。うちの子なんかカワイイ服を着せても映えないし・・・」と一度だけ言うならまだしも、毎日自分の子どもと比較してくるなら、いくら褒め言葉であってもしんどさを感じずにはいられません。
しかも、素直に「ありがとう」と言ったら次の日には「○○ちゃんのお母さん、自信過剰!」と悪口を言いふらされていたり、何気なく相手の子どもについて語った言葉が「うちの子をけなす発言をされた!」と騒ぎ立てられたりなど相手の上げ足を取るためにわざと褒めるママだったときにはさあ大変…。そのようなママに出合ってしまうとママ友との付き合いがぐっと疲れてしまいますよね。
こんなママ友が疲れる!4.家のことを探るママ友
「ご主人、どこの会社に勤めていらっしゃるの?」「ずいぶん、歴史のあるご家庭なんでしょうね」「○○ちゃんは優秀だから、お母さんも一流大学を卒業しているんでしょう?」等々、言葉の端々に家庭のことやママや家族について探ろうとする姿勢が見えるママ友とは、付き合いが大変と言わざるを得ません。
中には幼稚園や小学校、保育園等でクラスの名簿を頼りに、すべての家を実際に見に行く調査隊っぽいママもいます。そのようなママと同じクラスになってしまったら望むと望まざるに関わらず家庭の事情が筒抜けになってしまうことも。
実際にあったことですが、あるママ友と同じ高校を卒業した人の名簿を借りて彼女の実家を探り当て、実家の様子まで見に行ったストーカー体質のママの被害にあった人もいます…。目的が不明なだけに恐怖でしかありません。
こんなママ友が疲れる!5.愚痴が多すぎるママ友
いつ会っても「ねえ、聞いて。担任の先生どう思う。こんなこと言われたんだけど・・・」とか「○○ちゃんのママ、ちょっとおかしいんじゃない?こんなことされたんだけど」等、人の陰口ばかり言うママ友は少なくありません。
そのようなママ友のターゲットになってしまうと、「ちょっと会って話さない?」が数時間にも及んだり、悪口ばかり聞かされて自分自身も気が滅入ってしまったりすることにもなりかねませんよね。
もちろん、生きていく上で人間誰しもとうまくやっていけるわけでもありませんので、むしろイヤなことくらはありますが、だからこそいつもいつもネガティブな話ばかりするママ友とは疲れるので付き合いたくないものですよね。
こんなママ友が疲れる!6.電話が長すぎるママ友
さっき幼稚園で会って話をしたばかりのに夕方や夜分等、こっちが忙しい時間帯にタイミング悪く電話をかけてきて長話する話し好きのママ友も付き合いが辛いと感じてしまう対象となりやすい人です。
人によっては子どもが幼稚園に行っている間をパートや家事、お稽古ごとなどで忙しく過ごしていることもありますので、どうでもいい長話は本当に迷惑と言わざるを得ません。
こんなママ友が疲れる!7.噂話が多すぎるママ友
会話のほとんどが他のママ友や先生、子どもたちの噂話で占められているママ友もいます。
少し聞く分には面白いこともありますが、いつもいつも本当か嘘かも知れたものではない噂話ばかりされては気持ちが滅入りますよね。
さらにその噂話好きのママ友は、他のママ友と会っているときにはあなたの噂をしていることは間違いありません。が、実際にその気配を察知してしまうと、嫌な気分も倍増してしまうもの。
人の噂が大好物な人もどこの世界にもいるものですが、まともに付き合うと疲れることは明白なので、普段から一定の距離を保っておきたい相手です。
こんなママ友が疲れる!8.子どもを叱らないママ友
子どもがお店の中で走り回っていたり、そうしてはいけない公共の場で大きな声で叫んでいたりと、明らかに躾を行うべき場面で子どもをまったく叱らないママもいます。
自分の子供である場合は、確かに人の目のある公共の場では普段のように叱りにくい面はありますが、だからといってその場をやり過ごすことなく対処することで、きちんと自分の子どもを監督し、子供に対しての躾の方向性や親としてのモラルを守ることができます。
普段通りにしつけしにくい環境下にあっても、子供に教えるべきこと、そのタイミングは見過ごさないように親としての意識を持ちましょう。
ですが、難しいのは、悪さを働いたのがよその子供である場合。
子ども同士で遊ばせているとき、どう見てもそのママの子どもが悪いことをしているのに、どういう了見か注意をいどころか気にも留めない素振りのママもいます。
子供が良くない行いをしたときは、自分の子供でなくても叱るのがきちんとした大人だとは思っても、当の親が許容しているようなシーンでは、悪いことをした相手の子供を叱っても説得力にかける気もしますし、ましてや幼稚園や小学校を経てこれからも付き合いがある人の子どもとなると尚注意しにくいものですよね。
子供が良くない行いをしたときに、その場で止めるべきときに対応できないママには、同じ親として納得がいきません。
こんなママ友が疲れる!9.勧誘活動または興味の持てない分野を広めてくるママ友
化粧品や健康食品、どこかスピリチュアルな啓蒙活動や宗教など、お呼びでない勧誘活動をしてくるママとは付き合いを遠慮したくなってしまいます。
「一度、話を聞いてみない?」と言われて、つい一回話を聞いてしまうと入会や購入などの詳細まで説明をしてくることもあるのです。
例えば「いつも肌がキレイでうらやましいわ」と何気なく褒めただけで、「私の肌の調子が良いのは、このサプリを飲んでいるからなの」「化粧品が良いのよ。サンプル渡すから使って見て」「○○先生のお話を聞いているから生き生きしていられるの。今度話だけでも聞いてみない?」と、騙そうとしている…とまでは言いませんが、ちょっとした会話が命取りになることもあるので油断できません。
スピリチュアルのような、啓蒙活動のような何かや宗教に没頭し発信しまくるママもいます。ですが、そういったものは興味が無いと情報発信をされること自体が疲れてしまうものです。オーラを見てあげるだとか運気を判断してあげるだとか言われても余計なお世話でしかないのですが、はっきりは言えません…。
こんなママ友が疲れる!10.教育方針に口を出すママ友
誰が何を信じて何をしようと違法行為でない限り問題はありませんが、その影響は自分に及ぶことは断じて避けたいと思うのが普通の感覚なのではないでしょうか?変わった教育法や教育ツールを使用するのは構いませんがその教育方針を周りにも無差別的に押し付けてくるような態度が目立つようなら許容できないものになるでしょう。
また、先の勧誘ママ気質もオーバーラップすると「もう年長さんなのに小学校に行ってからの勉強させてないの?小学校入ってから苦労しないためにも、準備した方が良いんじゃない?ウチは○○の…」と特定の教材購入を勧めたり、「そんな塾に入れたらかわいそう。子どもは親が教えるのが一番なんだから!○○の本を読みなよ、まずお母さんが勉強しなくちゃ」と何やら偏った教育法を悪気なく勧めてくるというママ友もいます。
ママ友は本当に必要?ママ友との付き合いに疲れたら
ママ友との関係だけでなく、子どもとの関係や夫との関係、親との関係、学生時代の友だちとの関係においても「疲れた」という瞬間は訪れます。つまり、どんなに大切な愛する人との仲においても、いつでもうまく回るわけではなく「疲れた」と感じるタイミングがあるもの。
人間関係に「疲れた」と思うときは、あなた自身に余裕のないときでもありますので、まずは少し休むようにしましょう。
ママ友関係に疲れたら【ママ友仕分け】が必要かも
ママ友との付き合いで疲れ切ってしまった場合、あなたを苦しめている特定のママ友はもちろん、彼女を含めたすべてのママ友との付き合いを一度再考してみるべきときなのかもしれません。
例えば子どもが小さいときには子供が一緒に遊ぶ仲間は必要だから、という理由で親の付き合いを続けていても、少し手を離れたら、ママ同士の付き合いも小さいころほどは緊密にする必要はなくなってはくると言えます。
ママ友との付き合いに疲れたら、次のことを自問してみてください。
- そのママ友は子どもの学校やお稽古ごとなどを全て離れても、個人的に友人関係を保っていきたいといえる人でしょうか?
- そのママ友は子ども抜きで会っても、話題の絶えない人でしょうか?
- そのママ友は年をとっても一生付き合って行けるなと思える人でしょうか?
どの質問に対してもYESと言えるようなママ友なら、親友として今後も大切に付き合って行きましょう。反対に、積極的にYESと言えないママ友なら、無理に付き合う必要もないのではないでしょうか?
- ママ友との会話が楽しく続く話題や話し方のタイミング
ママ友との会話は簡単なようで難しいものです。悪気なく相手を傷つけたり、反対に、相手から傷つけられることもあるでしょう。ママ友との会話の注意点や会話が続かないときに試してみたい話について説明します。
付き合いをやめたい…疲れるママ友と自然に距離を置くには
この日本、有毒成分の強いママ友ばかりではありませんが、どうしてもママ友との付き合いが負担になってしまうことはあります。小さな我慢を重ねて「あの人とは今後一切付き合いたくない」と思ってしまう状態にまで追い詰められてしまうと、悪い影響ばかり受けてしまうような、付き合いに疲れてしまうママ友との今後の付き合い方を考えさせられます。
ですが同じ幼稚園や小学校、保育園に通っているなら、卒業するまではなかなか思い切って縁を切ることは難しいですよね。エスカレーター式の学校の場合、高校や大学まで同じ可能性もありますから、一時の感情で縁を切ってしまうのは、周囲からも極端な人と思われそうで躊躇してしまいます。
距離を起きたい特定のママ友とこれからも学校等で付き合う可能性がある場合、どのように負担を減らしていくことができるでしょうか?人間関係にしこりのない方法について探っていきましょう。
- ママ友に苦手な人が…トラブルに発展しにくい距離の置き方
ママ友に苦手な人がいて、しかもその人とお付き合いしなくてはいけない状況のとき、どのように対処していけばよいのでしょう?ママ友が苦手と感じる理由や人間関係に波風を立たせない付き合い方を探ります。
縁を切ったとは思わせないようにする
現在苦手な相手との距離感が近いのであれば、連絡する回数を徐々に減らして行ったり、一緒に参加する行事を徐々に減らして行ったりして、「気が付いたらなんとなく疎遠になっていた」という形に持っていきましょう。
相手のママ友が、「なんか私のこと、避けてない?」と言ったとしても、「え?そんなことないよ。そういえば、最近、あんまり会えないねえ」とあくまでも故意にではないことを強調するように。
また学校等で顔を合わせたときは、自然に声をかけるのも不自然に思われずに距離を置く大切なポイントです。
大人の事情に子供を巻き込まないこと
このとき、「うちの子が、あんまり○○ちゃんと仲良くしていないみたいで・・・」などと子どもを理由にしたりするのは、大人の事情に子どもを巻き込むことになりますので、賢い親がすることではありません。
あくまでも自分の一存で関係を絶っていくのですから、自分の子どもであっても迷惑をかけないように心がけましょう。
仕事を始めた、実家が忙しい等の理由を作る
特定の人を避けつつ、他のママ友とは頻繁に付き合うのも気の悪いことと思ったら、「ちょっと子どもが大きくなったから、また仕事を始めたの」とか「実家の母の調子がよくなくて・・・週に何回か顔をださなきゃいけないの」とかの、誰にも文句が言えない理由を作り、避けたいママ友だけでなく他のママ友ともちょっとずつ疎遠にしていくのも良いでしょう。
ママ友との付き合いに疲れているママは意外と多い!
ママ友との付き合いに疲れてしまうのは、決して珍しいことではありません。皆、誰もが一度は経験することですし、特に一緒にいる時間が長い幼稚園のママ友経験がある人なら、何度も「もう疲れた・・・」と感じる瞬間が訪れるはずです。
ママ友との付き合いに疲れたら、少し自分を客観的に見直し、不必要な付き合いは減らしていく勇気を持つように心がけてくださいね。