収納上手になりたいママは多い
働きながら子育てをするママにとって時間は1分1秒でも惜しいものです。かわいいわが子と触れ合う時間は何よりも大切にしたいと皆さんが思っていることかと思います。
毎日働いて、子育てをしている中での家事は大変で、子どもにご飯を食べさせたり、毎日出た汚れ物を洗ったりやらなければならないなど、やることが多すぎてつい片づけにまで手が回らず、気が付けば散らかっていく部屋を見て「もっと簡単に片づけられることができたら…」と思ってしまいます。
そこで、収納上手なママになるために、働きながらでも上手に収納をして暮らしやすい空間を手に入れられるような簡単で上手な収納術を、押入れ・キッチン・子供のものなど場所別に紹介していきます。
「キッチン」で収納上手になるには時短を意識することがポイント
働いているママは、朝は保育園に送って会社に遅刻しないように、夜は子どもの生活リズムを崩さないようにとバタバタしているので、キッチンのことまで気をつかっている時間はありません。パッと見たときには整理されているようでも、扉を開けた中はごちゃごちゃなんてこともあるかも知れません。
きれいに整頓されたキッチンには憧れるけれど毎日毎日きれいにしている時間なんてない…だけど収納上手になりたいと思っているママは、時間がないからこそ使いやすく整頓されたキッチンで時間短縮を目指しましょう。
鍋・包丁・洗剤は使う場所のそばに収納する
キッチンで使うものは大まかに何をどこで使うのかが決まっています。例えば、鍋やフライパンはコンロで、包丁やボウル、洗剤類はシンクで使います。
それなのに、なぜかボウルがコンロの下に鍋と一緒に収納されている…なんてことはありませんか。忙しいとつい収納の仕方が雑になってしまいがちですが、使う場所の近くに使うものをしまう適材適所に収納することで無駄な動作が減らせます。
フライパンや鍋は縦の空間を意識して収納する
フライパンや鍋は重ねて収納することが多いですが、必要な大きさのものを取り出すときに重ねたものを一度出してまたしまう、というような動作が増えてしまいがちになります。再度収納するときにも同じ動作を繰り返すことになり、片付けが億劫になってしまうこともあるでしょう。
キッチンの収納が引き出しの場合には突っ張り棒で仕切りを作る、扉の場合にはファイルボックスを並べて縦に収納することで、狭い空間でもワンアクションで取り出すことができるようになります。
ファイルボックスに入らないサイズのお鍋を持っている人は、コの字ラックを使って上下に一つずつ収納するようにすると、同じようにワンアクションで取り出すことができて便利です。
倒れやすい背の高い調味料はファイルボックスにまとめて収納する
醤油や料理酒など背の高いボトルに入った調味料、多くの人は調理台の下引き出しや扉の中に収納しているのではないかと思います。急いでいるときに背の高い調味料が倒れてイライラしてしまう、なんてことも少なくはないでしょう。
倒れやすく収納しづらいボトル調味料は、ファイルを立てて入れておくファイルボックスにまとめて入れておくと見た目もすっきり、取り出しやすくなり倒れてしまうことがありません。
背の高い調味料をファイルボックスに入れるときには、ともに使う機会の多いもの(醤油、みりん、酒等)や同じ性質のもの(数種類の油を持っている場合にはひとまとめにする等)、自分が使いやすいようにグループ分けをしておくといいです。調理するときにはそのファイルボックス一つを取り出せばいい、というようにしていくと、より時短を叶えながらすっきりと上手に収納することができます。
「絵本やおもちゃ」で収納上手になるには子どもが自分で収納できるようにするのがコツ
子ども本人に片づけてもらいたくても、子どもが小さいと何度注意してもおもちゃや絵本が出しっぱなしにされていたり、片づけたと思っても小さなおもちゃが転がっている、なんてことも往々にしてありえます。
何度も注意しても片づけてくれない原因は、子供の気持ちだけではなく収納方法で解決できます。子どもと一緒に楽しく仕事から帰った後でも簡単にお片付けができるアイデアで、子どもにも収納上手になってもらいましょう。
キャスター付きのBOXを使ってまとめて収納する
子どものおもちゃは部屋にそのまま置いておくと散らかって見えてしまうため、押し入れやクローゼットの中にしまっている人も多いかと思います。その時にそのままおもちゃをしまっていると、中でごちゃごちゃとしてしまって次に使うときにどこに何が入っているのかがわからなくなってしまったり、子ども自身も片付けが億劫になってしまいがちです。
そこでキャスター付きのBOXを一つお子さん用に用意して「ここがあなたのおもちゃのお家だよ。毎日あなたがお家に帰るようにおもちゃさんたちもお家に帰してあげようね」といって、毎日おもちゃはここに帰るものだと声掛けを繰り返すことで、徐々に子ども自身に片付けの習慣を身に着けてもらいましょう。
まだまだ小さいのでどうしても片付けをしたくないという気持ちになってしまう日もあるかと思いますが、わかりやすく入れる場所を決めておくことで、ママ自身も仕事が終わって疲れていても簡単に片づけを行うことができます。
キャスターをつけておくと子どもでも簡単に転がせますし、ママも仕事前に急いで掃除機をかけたいときにも簡単に移動させることができて、掃除の時間を少し短縮することができるのでお勧めです。
細かいおもちゃは箱をつかって収納する
電車や人形のアクセサリーなど子どものおもちゃは細々としたものが多いですものです。そんな細かな部品や小物は、おもちゃ箱を用意していてもその中でも散らばってしまい、まだ小さな子どもですと、どうやって片づけたらいいのかわからなかったり、うまくできないことで片付けが嫌になってしまうことがあります。
そのような細かなおもちゃは、おもちゃ箱のなかでさらにまとめて箱にしまってすっきりとさせてしまいましょう。箱には何が入っているのかを子どもがわかるように書いたり、目印になるシールを貼ったりしておくことで、何を入れるのかが一目でわかって片付けがしやすくなります。
大小さまざまなサイズの絵本はカラーボックスを横に倒して収納する
子ども用の本棚を置くには少し部屋にスペースが足りなかったり、絵本はサイズが一定ではなく様々なサイズがあって大人の本棚にもしまいづらかったり、紙でできているものなので雑に扱ってページが折れたり破れてしまっては大変と、絵本の収納はなかなか手ごわいものです。
そんな悩みは、カラーボックスを横に倒して使うことで解決しましょう。横に倒したカラーボックスであれば子ども自身で絵本を収納することができますし、その上におもちゃ箱を置くこともできちゃいます。ある程度子どもが大きくなってきたら、絵本のジャンルごとにシールを張ってどこに片づけたらいいのかがわかるようにしておけば、色の見分けの勉強にもなって一石二鳥です。
「押し入れ」で収納上手になるには空間を上手に使うのがポイント
押し入れはかつて布団を収納するために作られたもので、奥行きがあり沢山物を収納できるようになっています。ですが、その奥行きがある特性があるが故に意外と使い方が難しく感じてしまう原因となっています。
例えば、普段使わないものは奥のほうへしまい込んでしまいどこに何があるのかわからなくなってしまったり、うまく空間を使えず手前にスペースが余ってしまうなんてことがあります。そんな人は、押し入れの特性を活かして有効活用すると収納上手になれます。
上段下段で用途を分けて収納すると分かりやすくなる
押入れはたくさん入るからと、無差別に何でも突っ込んでいると何がどこに入っているのかわからなくなりがちです。大まかにでもいいので、上段と下段に収納するものを分けて整理するだけで、どこに何があるのか分かりやすくなります。
例えば、上段には突っ張り棒を使ってアウター類や制服、スーツなど大人が取り扱うものをメインに収納し、下段には子供が自身で出し入れできる衣類やおもちゃなどをしまうようにするなど、簡単で自分が使いやすいレイアウトがいいでしょう。生活スタイルに合わせて自分の使いやすい配置を考えてみてください。
手前と奥で用途を分けて取り出しやすくする
奥行きがある押し入れは、物を手前と奥を仕切って収納するとより多くのものを収納することができます。手前には普段使う衣類やおもちゃ等取り出す頻度の高いものを収納し、奥にはひな人形やこいのぼり、ストーブやクリスマスツリーなど、普段は使わないけれどシーズンが来たら使うものを入れると決めて使うようにすると普段の生活で使いやすく、普段使わないものもどこに入れてしまったのかわからなくなることがなくストレスを減らすことができます。
高さがあるクローゼットは見せる収納にするとシワになりにくい
高さがあるクローゼットの下には、引き出しタイプの衣装ケースを使ってハンガーにかける必要のないカットソーやパンツ、スウェット等を収納しているという人が多いと思いますが、いちいち畳んだものを引き出しにしまうのって、実は結構な手間がかかります。
きれいに畳んで収納したつもりでもいざ着ていこうとしたときにはシワになっていたり、今日着ていきたいものが朝みつからなかったりというトラブルも起こりがちです。
そこで、カラーボックスを利用してショップのようにディスプレイ風に収納するというのはいかがでしょうか。これなら畳んだものを重ねるだけで済みますし、どこにどの洋服が収納されているのかが一目瞭然です。
かさばるものは圧縮袋を利用して天袋にしまう
冬物の布団や毛布、夏物のひんやりシーツなどシーズン毎に使用しない期間があるものはそのまま収納しておくとかさばりがちです。半年間使わないものなのに貴重な押し入れやクローゼットのスペースを取られてしまってはもったいないので、圧縮袋を活用しましょう。
圧縮袋を活用すると、半分以下のスペースで収納することができます。また、それを何を収納したらいいのかがわかりづらくデッドスペースになってしまいがちな天袋にしまうと、通常の押し入れスペースを圧迫することなく、半年間開けずに収納したままにしておけるため、スペースを有効に活用することができます。
「衣替え」で収納上手になるには衣替えしないことがポイント
季節ごとにやってくる衣替えは、家族が増えたり子どもの服のサイズ確認などでとにかく時間がかかります。衣替えで収納上手になるには、「衣替えをしない」収納をすることがポイントです。衣替えなし収納の方法を身に着けて上手に時間短縮をしましょう。
トップス・ボトムスのように種類ごとに分けて収納する
大半の方がオンシーズンの衣類とオフシーズンの衣類に分けて別々の衣装ケースに分けて収納しているかと思いますが、その収納の仕方こそが衣替えが必要な原因となっています。
衣類の収納の仕方を季節ごとではなくトップス、ボトムス、のように種類ごとに分類するようにしましょう。そうすることで衣装ケース間の移動を行う必要がなくなります。
引き出しの中で季節ごとに仕切って収納する
衣類を種類ごとに分類できたら、こんどは引き出しの中でオンシーズンとオフシーズンに分類して仕切りましょう。100円ショップで売っているブックエンドを用いると、簡単に引き出しの中で衣類を分けることができます。
手前にオンシーズン、奥にオフシーズンの服を入れて置き、季節の変わり目に前後を入れ替えるだけでいいので、それだけでかなりの時間短縮につながります。季節の変わり目でまだどちらの服も使いたいときにも一つの引き出しにまとまっていると出しやすく、その日の気温をみてから着るものを決めることができるのも利点の一つです。
ハンガーポールは目印をつけて仕分けする
ハンガーポールには、アウターだけでなくブラウスやワンピースなど畳んで収納するとしわになりがちなものをかけることがおおいです。ハンガーポールのものは、衣替えをしないでかけたままにしておくという人もいるかと思いますが、収納を行うときに毎回気を付けて収納していかないと、かける順番がぐちゃぐちゃになってしまいがちです。
ハンガーポールの収納には、家族それぞれや衣類の種類ごとに目印をつけてかける場所が一目でわかるように仕分けをしましょう。
例えば、いくつかの色の洗濯ばさみを使ってパパ・ママ・子どもの衣類を仕分けるようにする方法であれば今すぐにでも実践することができます。100円ショップで売っているカードケースをハンガーポールにかかるようにカットして衣類の種類を書いておくという方法もあり、この仕分けの仕方であれば、統一感が生まれておしゃれさにこだわることもできます。
収納上手になって家族との時間や自分の時間を手に入れましょう
収納が上手にできることで、一つ一つは小さなことでも積み重ねによって動作にかかる時間を大幅に短縮することができます。家事がスムーズに終えられた日は、気持ちにも時間にも余裕が生まれます。収納は、実はコツやポイントをつかめば簡単にできることが多いものです。収納上手になって快適な暮らしを簡単に手に入れてください。