ふるさと納税の節税効果とは
ふるさと納税で節税!おすすめのランキング上位返礼品は?
ふるさと納税は、所得税や住民税の控除対象になる、節税効果ができる制度です。どの自治体に寄付をしていいかわからない、上限金額の仕組みがわかりにくい人は、子育て世代におすすめな返礼品や人気ランキングからわかる人気の商品を選び、メリットをふまえて賢く家計を助けてしまいましょう!
ふるさと納税の節税効果とは?仕組みがわかれば簡単だった!
ふるさと納税とは、節税ができる寄付金制度の一つで、「納税」と名前がつけられていますが寄付にあたります。自分自身が応援したい自治体に寄付ができる上、寄付金は所得税や住民税の控除対象になります。これがふるさと納税の節税効果です。
寄付金はその年の所得税が還付、翌年度の個人住民税から控除されます。最近では、ふるさと納税の専門家としてテレビに出演する有名人もいるほどで、年末の駆け込み需要はニュースにもなっています。
ふるさと納税で確定申告の対象になる期間
ふるさと納税で節税するには確定申告が必要で、1月1日から12月31日の1年間が対象範囲です。確定申告は2月から3月に行わなければいけませんが、12月31日に寄付をした分の書類に万が一不備があった場合、自治体とやりとりをしなくてはいけないので大変です。
12月はふるさと納税の申し込みがどうしても混みあうため、人気のふるさと納税の返礼品によっては品切れになってしまうこともあります。自分の上限金額を把握して年間を通じてバランスよく寄付していけるといいでしょう。
ふるさと納税の返礼品を申し込むタイミング
ふるさと納税の返礼品になっている季節のフルーツなどは、ふるさと納税申し込みが収穫できる一定期間しか受け付けていないことがあります。ふるさと納税に慣れている人は年間のカレンダーを作っておき、年間スケジュールと共にふるさと納税を行っている人もいます。
例えば、3月、4月にはいちごやマンゴー、5、6月にはさくらんぼ、7、8月の夏の時期にはすいかやメロン、ブルーベリーを、8、9月には新米やぶどう、9月、10月には梨、11月、12月にみかんといったように、季節によって返礼品が出る地方自治体をチェックしている人もいます。
控除の限度額とは何?自分の家庭の対象金額をまずは計算!
ふるさと納税をしてみたいとは思っても、自分の家庭でいくらまで控除対象なのかがわからないことがあります。控除額を計算したい時には、まず限度額の簡単チャートがふるさと納税サイトにあるため、試算金額を入力して判断してみてください。
簡単なシミュレーターでは、年収や家族構成、扶養家族を入力して結果を表示させます。年収は細かい金額までわかったらいいのですが、大体の金額でも大丈夫です。
年収や配偶者によって控除の限度額が変動
- 年収500万円:配偶者控除あり、扶養家族1人(0~15歳)の場合、寄付上限額は54,825円。
- 年収700万円:配偶者控除あり、扶養家族3人(0~15歳)の場合寄付上限額は101,400円。
- 年収900万円:既婚配偶者控除なし、扶養家族1人(19~22歳)の場合、141,571円
年収や未婚か既婚か、配偶者控除があるかどうか、扶養家族の年齢によっても控除金額が変わるので、自分で計算するよりもシミュレータにおまかせするのがいいでしょう。
ふるさと納税サイトに会員登録することのメリット
ふるさと納税サイトは、いくつかの有名サイトがあります。サイトによって返礼品の多い・少ないがあります。ふるさと納税をはじめたいと思っている初心者は、まず1つのサイトに会員登録をしてみましょう。
会員登録をおすすめする理由は、住所や氏名を登録できるのでふるさと納税を申し込む入力の手間が省けることのほか、寄付の履歴を管理できるからです。以前は、地方自治体にFAXなどで直接申し込むこともありました。最近では、サイト経由で申込むことができたり、クレジットカード決済ができたりもします。
ふるさと納税サイトに登録しておくことで、寄付内容のほか寄付金額も管理できるので「今年はあと〇円寄付ができそう」と把握もできます。
災害支援のふるさと納税でプチいいこと
ふるさと納税は、災害時の支援ができる内容もあります。被災自治体に寄付するほか、代理寄付をして復興のための寄付を託すことができます。ふるさと納税を通じて寄付をしてプチいいことの輪を広げていくこともできます。ふるさと納税の災害支援では1000円から寄付できるものもあります。
災害支援のふるさと納税ができるもの
平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震
平成30年台風21号
平成30年7月豪雨(愛媛県宇和島町、岡山県総社市)
※代理寄付を含む
代理寄付とは、災害時は被災自治体自身が義援金の窓口を設置するものの、被害状況が大きい場合は被災自治体以外の自治体が負担することで負担を軽減することができる方法です。
ふるさと納税のメリット!返礼品の魅力
メリットは、寄付をしたことによる返礼品が届くことです。返礼品はお米や肉、乳製品、くだもの、野菜といった地方自治体の特産物のほか、地方自治体にある企業の製品、旅行もあり、各地方自治体が力を入れています。稀に返礼品がない地方自治体もありますが、ふるさと納税をすることによるお礼の商品の返礼品を楽しみに寄付をする人も多いに違いありません。
また、これまでは寄付をした後に、確定申告をしなくてはいけなかったので手間がかかっていました。確定申告も数字を記入して書類を作成しなくてはいけないので、苦手意識を抱える人も多かったのが事実です。しかし、最近では、サラリーマンの人でその年の確定申告が不要な人は、条件つきで確定申告が不要になるワンストップ制度もあります。
旅行で訪れた場所のほか、地震被害、台風被害に遭った地域を応援したい時もふるさと納税を利用できます。寄付の用途も、自治体におまかせするほか、教育やインフラなど、どうやって使ってもらえるか選べます。
ワンストップ制度を利用して簡単に手続きを
ワンストップの特例制度が導入され、ふるさと納税の確定申告手続きに苦手意識を抱える人でも利用しやすくなりました。ワンストップ制度を利用すると確定申告を行わなくていいので楽です。これまでふるさと納税の制度を知っていても、利用しなかった人にも気軽に寄付ができるようになりました。
ワンストップ特例には条件がある
・寄付を行った所得で確定申告をする必要がない人
・1年間でふるさと納税の納付先が5つまでの人
ワンストップ特例制度があるおかげで、1年間で5つの自治体までなら制度を利用して確定申告不要になります。ただし、医療費控除を受けるために確定申告を行う場合などは、「寄付を行った所得で確定申告をする必要がない人」の条件にあてはまらないため、確定申告が必要です。
子育て中はふるさと納税が大助かり
ふるさと納税のメリットは、自己負担額が2,000円のみであることです。いったんは表示されている寄付金額を支払うのですが、所得税還付や住民税控除があり、自己負担額は2,000円になります。これが最大のメリットとして考えられています。
自分自身の上限金額を計算すると、寄付金額をお米やフルーツといった生活に必要な製品を返礼品にして、生活費を浮かせることも可能です。子供が小さいうちはもちろん、大きくなってきて、頭を悩ませるのは食費です。夫婦2人だったのが、家族が増えて、食費が増えてしまうことになった時こそふるさと納税が活躍するのです。
そして返礼品も種類が盛りだくさんで、何を選ぼうか迷ってしまいます。デメリットは確定申告が難しい、返礼品選びに迷うことですが、ワンストップ特例制度ができたりしてデメリットも感じられなくなってきました。
定番のお米はブランド米も!
食欲盛りの子供、特に男の子を育てていると、お米の消費量がとにかく多いことに気づかされます。全国からのお米をお取り寄せしている気分で、ふるさと納税を利用してみましょう。
地方自治体によってブランド米が違い、いくつかの地方自治体からお米を取り寄せてみるのも楽しく、食べ比べもできます。調べてみると、たくさんのお米の返礼品がヒットします。
- つや姫5kg×2袋:12000円
- はえぬき5kg×2袋:11000円
- コシヒカリ5kg:7000円
- 滋賀こなんまい極5kg:10000円
- あきたこまち10kg:12000円
牛肉・豚肉・鶏肉のお肉も種類が豊富
メインのおかずになるお肉もふるさと納税で調達できます。牛肉は地方のブランド牛のサーロインステーキのようなごちそうのお肉のほか、焼肉セットでBBQができる内容を返礼品として揃えている地方自治体もあります。
豚肉もBBQ用のほか、5kgをパックに分けて日常使いができるようにしていたり、鶏肉やもつ鍋セットなど、お取り寄せレベルの商品から普段使いの商品までが揃います。
小さい子供にはハンバーグセット、牛肉や豚肉とハムやウインナーが小分けになった密封パックのセットだと使い勝手もよく、毎日の食事に使えます。
パパの晩酌にビールを選択することも可能
ふるさと納税では、パパがビール好きだと返礼品でまかなうことができます。大抵の地方自治体ではケースで返礼品になっていることが多く、毎日の晩酌があるご家庭だと、買いに行く面倒からも解放されます。宅配便で家まで届けてくれるのもふるさと納税のメリットです。
ビール代も割と高額なので、家計におけるアルコール代金を安く抑えるにも、ふるさと納税でビールを返礼品として選ぶのは賢い主婦といえるでしょう。
お取り寄せのジュースは大人から子供まで楽しめる
長野県のりんごジュースや高知県のゆずジュース、大分県のかぼすジュースなど、地方のくだものを使ったジュースは毎日のくだもの摂取として、大人も子供も飲むことができます。生しぼりジュースのような贅沢品もあれば、スーパーで売っているペットボトル飲料のケースを返礼品にしている地方自治体もあります。
ふるさと納税は地域ゆかりの製品なので、スーパーでも見かけるペットボトル飲料が返礼品だと不思議に思うかもしれません。しかし、よく調べてみるとペットボトル飲料の会社の工場が、ふるさと納税を寄付する土地にあるなど関係性も深く、学ぶことが多いです。
ふるさと納税の返礼品には赤ちゃんグッズもある!
赤ちゃん用品もふるさと納税の返礼品にあります。積み木やガラガラ、歯がため、ベビーふとん、赤ちゃん筆、ガーゼタオルや授乳ベッド、赤ちゃんの離乳食で使う出汁もあり、わざわざ購入しなくても、ふるさと納税の返礼品が届くのを待つ選択肢もあります。
離乳食ではペットボトルのミネラルウォーターをよく利用するママも多く、赤ちゃんグッズではないものの、ミネラルウォーターのケースを返礼品として注文する人もいます。
人気ランキングを参考にして返礼品を選ぼう
ふるさと納税をしたいと考えていても、どの地方自治体に寄付すべきか迷った時に利用できるのが、返礼品の人気ランキングです。サーロインステーキにいくらの醤油漬け、お米、うなぎ、みかん、りんごやぶどう、さくらんぼなど季節の商品があり、お得度も高い返礼品がたくさんあります。
返礼品によっては、その年だけで翌年には違う返礼品になってしまうなどあるため、いいなと思った時が申込むタイミングともいえます。
実録!私はこうやってふるさと納税で節税をしている
我が家も子供が2人生まれてから、ふるさと納税を利用しています。お取り寄せのようにして利用できるふるさと納税は、何を注文しようか迷うのも楽しい時間です。ただ、家計のことも考えて、お取り寄せレベルの製品よりも実用的な商品が一番と商品を検索しています。
利用しているのは、楽天市場のふるさと納税で、購入するタイミングは、楽天市場の買いまわり、ポイントアップのタイミング、楽天スーパーセールと呼ばれている時です。
期間中には、ふるさと納税の地方自治体も購入店舗としてカウントされるので、1つの地方自治体で購入すると+1倍、2つの地方自治体で購入すると+2倍とポイントがどんどん高くなります。もちろん、楽天市場で過去に購入した商品でたまっていたポイントを利用し、ふるさと納税の寄付をすることもできます。
ふるさと納税を申し込む際は、「地方自治体のホームページから」「ふるさと納税サイトから」といくつかの方法があるのですが、楽天市場のふるさと納税から利用することでポイントを貯めています。
しかも、実質2,000円で以下のものを入手できるお得さもあり、制度が続く限り利用していきたいです。
我が家のふるさと納税と返礼品をチラ見せ!
- 静岡県富士宮市トイレットペーパー8パックセット10,000円
- 佐賀県鳥栖市コカ・コーラゼロ500ml1ケース5,000円
- 佐賀県小城市竹下製菓アイスお徳用8箱セット10,000円
- 山形県河北町タカミメロン4~5玉10,000円
- 福岡県古賀市みかんジュース20缶6,000円
- 宮崎県都城市宮崎牛サーロインステーキ12,000円
- 高知県馬路村ごっくん馬路村48本11,000円
ふるさと納税したものの中には、トイレットペーパーや地元のアイス、地元のジュースもありました。佐賀県鳥栖市のコカ・コーラゼロは、佐賀県鳥栖市にコカ・コーラの工場があるためふるさと納税の返礼品に選ばれているようです。静岡県富士宮市も製紙業が盛んな土地柄で、トイレットペーパーのメーカーの工場が静岡県富士宮市にあります。
メロンやぶどう、みかんやさくらんぼ、牛肉やお米といった地方の特産品のほか、「この製品をこの地方で作っているんだ!」と新たな発見があり、知識につながるのがふるさと納税です。
ふるさと納税を利用した人の体験談
実際に周囲で聞いて、ふるさと納税を利用しているママの声を集めてみました。みなさん、どうやって利用しているのでしょうか。節税しながら特産品を楽しんでいるようです。
お米はふるさと納税で!限度額ギリギリまで
はくまい(43歳)
我が家でふるさと納税の返礼品選びは、お米一択です。子供を育てていると、とにかくお米の消費量が多いです。スーパーマーケットに5kg、10kgのお米を買いにいくのも大変です。ふるさと納税では自宅の家の玄関まで宅配便の人が届けてくれるので、重いお米はふるさと納税がかなりありがたく感じます。
我が家では、お米の返礼品は、固定の寄付先を選ばずに「今回はコシヒカリ」「今回はあきたこまち」「今回は地方のブランド米」と自治体を複数選んでお試しすることでお取り寄せ気分も味わえて贅沢な気分になります。冷めても、もっちりした食感が味わえる製品のほか、甘味があるお米だってあり、親の私たちも食べ比べが楽しいです。子供もお米がおいしいとよく食べてくれます。
ふるさと納税のオタクになりつつある!
なもちゃん(38歳)
最初は牛肉や豚肉、鶏肉からはじまったふるさと納税ですが、今では「こういった製品がふるさと納税にないかな」とあらゆる商品を検索するようになりました。
化粧品だとコエンザイムQ10が入ったクリームや洗い流さないヘアトリートメント、ヘアオイル、入浴剤、有名メーカーのダイエットプロテインドリンク、洗濯用洗剤もあります。日用品も多くて節税効果があるだけでなく家計が助かります。寄付金額が高かったのであきらめましたが寝具に重ねる高機能マットレスまでふるさと納税の返礼品としてありました。
周囲を見ていると「たくさんのお肉やお魚、くだものはいらないし、シェアもできないし……」と言って敬遠している人もいます。私は「ふるさと納税って食べ物だけじゃないんですよ」と言いたいです。
友人がふるさと納税マニア!
てむちん(40歳)
友人の家庭がふるさと納税にハマっています。ご自宅に伺ったら、食品ではなくて家電製品をふるさと納税で返礼品としていました。友人の家庭は高収入だからこそなのですが、参考になりました。地方自治体によってはルンバのようなロボット掃除機、ダイソンの掃除機など家で使う家電があるんですね。赤ちゃんのスタイや木の家具もふるさと納税でもらったと言っていて、「すごいね」と言うと、自治体によっては温泉旅館やホテルの宿泊券やアミューズメントパークチケットまでもふるさと納税にあると聞いて驚きました。
ロボット掃除機のような家電は寄付金額も高いようですが、食べ物以外も返礼品としてあるので“残る”家電製品をふるさと納税でもらうのもお得な気がします。
私のふるさと納税利用法
にこん(40歳)
家族2人とも働いていて、私は扶養を外れています。そして家計は妻の私が握っています。ふるさと納税は、わかりやすく「私のふるさと納税→さとふるで寄付」、「夫のふるさと納税→楽天市場で寄付」にしています。理由は限度額ギリギリまで寄付をしたいからです。
ふるさと納税サイトに登録していると、今年の寄付金額の累積金額が記録されています。ふるさと納税は、返礼品によって5,000円、7,000円、10,000円、11,000円と違うので計算するのも面倒です。定期的にチェックして限度額まで到達していないことを確認し、さとふるで寄付するのか、楽天市場で寄付するのかどちらかを決めています。
扶養から外れてしまうと「誰の名義でいくら寄付を申し込んだか」の計算が面倒です。ふるさと納税サイトもいくつかあるので、家族それぞれで登録しておくと上限金額を把握しやすくわかりやすいですよ。
仕組みは簡単!ふるさと納税を楽みつつ節税しよう!
ふるさと納税は節税ができるだけではなく、地方自治体の名産品を取り寄せできるほか、生活必需品も揃います。赤ちゃんがいる家庭は赤ちゃん用品もふるさと納税で揃い、いったんは支払う必要がありますが、控除されるため実費は2,000円のみなのも子育て中の家族にはありがたい点です。
年収によって控除金額は変わりますが、節税効果も高いふるさと納税は、利用するとお得度を実感できます。
子供がいると、将来かかってくるであろう教育費を少しでも貯金したいものです。ふるさと納税で節税し、お金を貯めていきたいと考えているママも少なくないでしょう。お金を使わない方法を知りたい!生活や子育てで貯めるコツを参考に、少しでも節約していきましょう。