衣替えっていつする?家族の年代別のタイミングやコツ・注意点
衣替えのタイミングは難しいものですが、目安を知っておくと準備がしやすく、衣替えがスムーズに進みます。家族の年代別や状況別に、衣替えのタイミングをまとめました。また、衣替えのコツや注意点もご紹介しているので、おさらいという気持ちでチェックしてみてください。
【家族の年代別】衣替えの最適なタイミング
基本的には春から夏は5月、秋から冬は9月が衣替えの時期に良いとされています。できることなら、持ち物の整理も兼ねて年に4回衣替えをすると、常に必要な服だけが揃っているというミニマムな生活ができるようになります。ここでは年代や状況別で、衣替えに最適なタイミングをご紹介します。
風邪をひきやすい【幼稚園・保育園】
幼稚園や保育園の年代の子供は暑さや寒さに影響を受けやすく、風邪をひきやすいのが特徴です。暑くなったと思って早めに衣替えをして寒さで体調を崩すこともありますし、早めに厚手のものを着せたら、汗で身体が冷えて風邪をひくということもあります。
ですからこの年代の子供服の衣替えは少々面倒かもしれませんが、2ヶ月に1度の頻度で着る物の見直しをするのが望ましいです。これは、暑さや寒さの関係だけではなく、子供はサイズの変化が早いので、持ち物を常に整理できるというメリットもあります。
4月に環境に合わせたものを準備するために、3月に春と夏物を出し、5~6月に厚手の春物をしまいます。このとき、薄手の長そではオールシーズン出しておくようにしましょう。次は7月くらいに真夏を乗り切るための服を出すといった感じです。
子供服を2ヶ月に1度衣替えをすれば、サイズアウトする服をずっとしまっているという無駄がなくなります。ぜひ試してみてください。
学校で衣替えの時期が決まっている【小学校・中学校・高校生】
一般的に全国の小学校では、6月と10月に衣替えがやってきます。成長期の子供はサイズアウトが早いので、衣替えの時期より前に一度制服を出して試着してみなくてはいけません。5月と9月の衣替えの時期に、一緒に次のシーズンの制服を出しましょう。
サイズが小さくなっているのが事前に分かっていれば、お下がりをもらったりするのにもタイミングを逃しませんし、慌てて準備が必要になり、やむを得ず高いものを購入するということも減ります。
春や秋は朝と昼で寒暖の差が激しくなります。そんな微妙な時期には、着る物のベースは学校の衣替えに合わせて、朝夕の寒さやお昼の暑さはベストやセーターで調整しましょう。
会社のクールビズも考慮が必要【会社員】
会社でパパやママが着るスーツの衣替えは少々面倒です。スーツは基本的に春夏用が4~9月、秋冬用は10~3月に着ます。スーツも年に2回の衣替えでいいのですが、会社では夏でもクーラーが効きすぎていたり、秋に早めの寒さがやってくるなどタイミングが難しいものです。
クールビズが浸透してきたので、余計に衣替えのタイミングが曖昧になってしまいました。クールビズを導入している会社なら、7月に夏用のシャツに切り替えます。スーツは4月頃に出した春夏用のまま使用し、シャツで暑さ寒さを調整すると便利です。
また、カーディガンで体温を調整するのもおすすめです。ジャケットの下に薄手のセーターやカーディガン、ベストを着ることで体温は簡単に調整できるので便利です。
衣替えの失敗が多い家族の洋服【普段着】
普段着も衣替えのタイミングが難しいものですが、基本的には肌で季節を感じて、暑く感じたり肌寒さを感じた次の晴れた休日に行うのがベストです。そのとき、終わったシーズンの服をすべてしまわず、上に羽織るものを1着でいいので出しておくことをおすすめします。
秋から冬の衣替えでも、1~2着は下に着られるようなTシャツを出しておくと、微妙な気温の日に重宝します。
衣替えの決まったタイミングがあればそれに合わせ、自由に衣替えができれば暑い、寒いと感じる日が3日続いたら、次のお休みにでも衣替えをしましょう。
衣替えをいつ頃するかの目安と衣替えのコツや注意点
衣替えは毎年していることですが、何となくやってしまい、1年過ぎてから「この服着たかったのに出し忘れてた!」「子供に着せたかったのにタイミングが悪くて着せないままサイズダウンした」なんて失敗が度々あります。
私は何度も子供服の衣替えで失敗した経験があります。また、自分の服も「このお気に入りの服、こんな所に入ってたの!」と、衣替えが完全にできていなかったことで、好きな服が埋もれてしまうという経験を過去に何度もしました。
こんな失敗をなくすために、衣替えをいつするかという目安やコツを一度おさらいしておきましょう。今年の衣替えは、スムーズで楽しくできるようになります。
肌で季節を感じて衣替えをいつにするかタイミングを決める
衣替えにはこのタイミングがベストという、明確な時期はありません。住んでいる地域でも違いますし、その年によっても気温がずいぶん変わります。ですから、衣替えの時期は肌で感じて決めるのが一番です。
春になり、じんわり汗ばむ日が3日ほど続いたら、次のお休みで衣替えを計画する、秋になり、少し肌寒く感じるようになったら厚手のものを出し始める、といった感じです。
私たちは、通年、冷暖房がしっかりした環境で暮らしているため、四季を感じにくい生活をしているとも言える部分もあるので、肌で季節を知る機会が少なくなりました。衣替えの時期こそ、季節を肌で感じて楽しく衣替えができると素敵です。
衣替えと一緒に不要な服を捨てる
衣替えは、不要な服を捨てるのにはベストなタイミングです。毎年、洗濯や日陰干しだけして着ないまま収納しているような服は、衣替えのときに思い切って手放しましょう。出し入れする服が減るので、次からの衣替えが時短になります。
服を捨てるのは気が引ける場合、リサイクルショップに持っていく方法もあります。ただ、夏前に冬物を持って行っても、価格が下がってしまうことがあります。シーズンが終わって着ないと判断した服はひとまとめにしておき、シーズン前にショップに持っていきましょう。
捨てることを「もったいない」と感じるかもしれませんが、不要な服で着たい服が埋もれてしまう方がもったいないです。特に子供服は、着られる服がサイズアウトした服に埋もれてしまうことが多いので、衣替えのタイミングでしっかり見極めて着ないものは捨てるか売るかを判断してください。
衣替えは目安として5月と9月の天気が良い日を狙う
住んでいる地域やその年の気候に合わせて衣替えをするのがベストですが、少しずつ汗ばんでくる5月と、涼しい風が吹き始める9月を目安に衣替えを考えておきましょう。
春先は4月でもいいのですが、年度初めは忙しくなることが予想されるので、3月中にある程度厚めの冬物をある程度収納し、5月にすべての衣替えをするのがいいでしょう。
洗濯のしやすさや干して風を通すことを考えると、天気のいい日を選ぶのがベストです。お休みで天気がいい日があれば、家族みんなでイベントのように衣替えをすると楽しく素早く終わらせられます。
夏や冬の衣替えでも春秋物は出しておくと便利
近年、天候が不安定になっていますし、夏でも冷房が効きすぎて寒い場所もあるので、薄手の長そでは一年中出しておくと安心です。会社ではカーディガンを着ている人も多いですし、クールビズで夏用のスーツを着ていても、汗をかいて会社に帰ると寒さで仕事に集中できないということもあります。
長そでのTシャツや、薄手のジャケットなど、持ち歩くのに便利な軽い素材のものを選んで、オールシーズン取り出しやすいところに置いておきましょう。クローゼットがいっぱいでなければ、薄手の長そでは常にハンガーにかけておくと、衣替えの手間が省けて便利です。
収納をしない収納も増えている
物をできるだけ持たない人が増えてきたことで、衣替えをせず年中服を出しておく収納の仕方も増えています。私たちは服が多すぎることで、年に最低2回は衣替えをしなくてはいけませんが、持っている服がクローゼットにかかるだけしかなければ、衣替えの必要はありません。
もちろん、若干の入れ替えや場所の移動はありますが、確かに服が少なくなればその分衣替えも楽になります。衣替えが面倒だと感じているなら、服が多すぎることが原因の可能性があります。持っている服が本当にすべて必要なのか、衣替えをキッカケに見直してください。
クリーニングに出したものはしまう前に必ず袋から出す
クリーニングに出したものは、収納する前に風通しを兼ねて袋から必ず出すようにしてください。クリーニング店の袋にそのまま入れた状態で収納すると、中に湿気が溜まり、カビや変色の原因になります。
100均でも服の収納カバーが売られているので、一度風を通して乾燥させた後にカバーに入れて収納すると安心です。来年も気持ちよくお気に入りの服が着られるように、クリーニング店に任せきりにせず、少し手間をかけてあげてください。
ケースに収納するなら子供にも分かるようにラベルを貼る
衣替えで奥に収納する場合も、これから着るために出した場合も、ケースには家族みんなが分かるようにラベルを貼るようにしましょう。ママだけが中に入っているものが分かる収納は、家族がお手伝いできないのでママの負担が増えてしまいます。
服を収納するケースに何が入っているのか分かるようにラベルを貼り、パパや子供達にも分かるようにしておくと家族にお手伝いしてもらいやすくなるので、ママが楽に衣替えできるようになります。衣替えは、ママ1人の仕事ではなく家族みんなの仕事です。
最初はママ1人でした方が早いと感じるかもしれませんが、やってもらううちに家族も慣れて、作業がはかどるようになります。
収納するスペースをキレイにすることも大切
衣替えに集中しすぎて、服を入れる押し入れやクローゼットの掃除を怠ってしまうと、大切な服を傷めてしまうことになります。ホコリやゴミをキレイに取り、衣替えの日は朝から換気をして収納の中の湿気を外に出します。
収納場所が風通しの悪い場所にあるなら、扇風機やサーキュレーターを使って風を送って空気を入れ替えます。収納の中は、頻繁にお掃除する場所ではないので、衣替えのタイミングを逃さないようにしましょう。
収納には圧縮袋を活用する
圧縮袋は、衣替えのときの強い味方です。セーターやダウンジャケットなど、かさばるものは圧縮して収納すると、空間をフル活用できます。圧縮したものは立てて収納することも可能なので、隙間に立てておくこともできます。
他にもストールや手袋などの小物は、ジッパー式の袋を使うとコンパクトにまとめられます。トレンカやレギンスも、袋にひとまとめにしておくと、次のシーズンに出すときが簡単です。
ただ、圧縮したり袋に入れると変形や変色する服もあるので、服をしまうときはじゅうぶん確認してからにしましょう。
衣替えをイベントにして楽しむ
衣替えは面倒な作業ですし、毎年同じことを繰り返ししなくてはいけない終わりのない家事のひとつです。マイナスに考え出すと、したくない理由はたくさん出てきます。しかし、いつかしなくてはいけないことなら、思いっきり楽しんで終わらせましょう。
風の気持ち良い春や秋の休日、朝から家族で作戦を立てて衣替えをスタート!お昼は簡単に済ませて、衣替えが終わってスッキリしたら夜は特別に外食するというだけでも、すごく楽しいイベントになります。
家事は、より簡単により楽しんだ方が得です。イヤイヤやっても楽しくやっても作業は同じですし、衣替えをサボると困るのは家族みんなです。あなたが暗い顔で衣替えしても、楽しくワクワクして衣替えをしても、同じ作業になるなら思いっきり楽しんでください。
衣替えはどうしてもママ1人でしがちですが、家族と一緒に必要な服や不要な服を選別しながら衣替えをするのがベストです。年に数回、こうした家族のコミュニケーションで、絆を深めることは大切です。
衣替えをいつから始めるか家族会議をしよう!
衣替えは服を整理する絶好のタイミングなので、家族一緒にそれぞれで整理しながら行うようにしてください。不要な服は処分して常に着られるものだけでクローゼットを埋めておくと、持っている服をフル活用できます。
衣替えの時期が来たら、天気予報と家族の予定を見比べながら、ベストな日を決めて楽しみながら進めてください。素敵な家族のコミュニケーションの時間になることでしょう。
冬物をしまう際、衣替えの前にクリーニングに出す家庭も多いでしょう。セーターって洗濯できる?自宅でできるニットの洗い方を参考に、自宅でセーターを洗ってから衣替えをするとクリーニング代の節約になります。