賃貸の収納が少なくても諦めない!増える荷物を減らしてスッキリ収納するコツ
賃貸は収納が限られるので、上手に使わなければ物が溢れてしまいます。家をきれいに保ちたい気持ちとは反対に、子供の成長に合わせて物は増えていく一方です。そこで、物を減らして収納をスッキリ見せる方法をまとめました!
賃貸物件では、収納がないところや押入れだけのところもあります。それでも諦めず、今ある収納をフル活用してスッキリした暮らしを目指しましょう。
賃貸物件での収納のコツは持ち物をミニマムにすること!
限られた賃貸の収納に、子供たちの成長と共に増えていく荷物を収めてしまうのは無理が出てきます。不要なものは捨て、必要なものは最小限の大きさや形にしなくてはいけません。
賃貸の収納を見直す前に、まずは不要なものを捨てるコツや、持ち物をミニマムにする方法を知っておきましょう。持ち物が減れば、収納にそれほど神経質にならなくて済むのです。
同じものが2つ以上あるものはどんどん捨てよう
同じ用途のもので、2つ以上あるものは捨てましょう。特に多いのがキッチンです。フライ返しやおたまなど、微妙に大きさや形が違うものはありませんか?それは、恐らく片方ばかり使っているのではないでしょういか。使わない方は、処分してキッチンをスッキリさせましょう。同じように、フライパンや鍋、調味料なども似ているものが2つ以上ないかチェックしてください。
キッチン以外では、ブラシや爪切りなども、よく重複してお家にあるアイテムです。靴や靴下も、買ったけど履き心地が悪いものは、何度も使わないまま放置しがちです。化粧品や文房具なども同じ用途のものが複数ある場合は、使っていないものを処分します。
ママや子供の服で似ているものがあり、片方はほぼ使っていなければ処分対象です。パパのスーツや下着なども、同じ用途で似ているものがあれば、使っていないものは捨てると、想像している以上にスッキリします。
写真はできるだけコンパクトに整理する
写真も、場所を取ってしまうもののひとつです。また、写真の整理は時間が掛かるものでもあります。処分するときは家族全員で雨の休日などを利用して、楽しみながらやりましょう。一人でしていると、想い出に浸る時間が長くなるので、2人以上で作業するのをおすすめします。
処分する写真の基準
- 同じ空間で同じ人物のものが数枚ある
- ブレたりピントが合っておらず飾れない
- 人が映っておらず、どこか分からない風景のもの
このような写真は、捨てる対象になります。また、処分しようか悩むものはパソコンに取り込み、データとして保存するとコンパクトになります。パパに頼んで「捨ててもいいけど惜しいもの」はパソコンに移動させましょう。容量が気になる場合は、メモリースティックやCDに移しておくと安心です。
子供が作った作品はデータにして保存
ママが捨てにくいものの代表格といえば、子供が作ったり書いたりした作品です。年々増えていく作品を全て取っておくには、ダンボールに入れて少ない収納である押入れを占領してしまいます。捨てにくい作品は、写真に撮ってデータにしましょう。
イラストや絵の場合は、スキャン機能付きのコピー機でデータ化すればキレイに保存できます。コンビニでもできるので、その都度データ化しておくと便利です。その他の作品は、子供に持たせて写真を撮り、しばらく飾ってから処分すると子供も喜んでくれます。
「軽くする」「小さくする」を意識すると物をコンパクトにできる
布団や毛布、タオルケットなどはとにかく圧縮してコンパクトにしましょう。捨てられないものに関しては、軽くなるものは軽く、小さくなるものは小さくすることを心がけてください。セーターやダウンなども、圧縮すると立てて収納することも可能です。捨てられない雑誌なども、必要なページだけ切り取ってファイルしておき、不要な部分は捨てると軽くなります。
子供のおもちゃは子供自身で「いらないBOX」に捨ててもらう
ママが収納や処分に困るものと言えば、子供のおもちゃです。子供に捨てるかどうか選ばせるには、捨てる専用の「いらないBOX」を作ってあげて「もういらない物はここにいれてね」と伝えておくと、自分から入れてくれるようになります。いっぱいになったら捨てるかリサイクルショップへ持っていきましょう。
また、子供が遊ばないぬいぐるみは捨てたいところですが、子供は「捨てたくない」ということがほとんどです。そんなときは、遊んでいないぬいぐるみを圧縮して収納しましょう。しばらく経って出してあげると、新鮮な気持ちで遊んでくれます。
その時は、今遊んでいるものを圧縮して収納すると部屋がすっきりします。また、常に新鮮な気持ちで遊んでくれるので、新しいものをあまり欲しがらなくなるので試してみてください。
購入にはじっくり時間をかけて衝動買いは絶対にしない
安いものや欲しいものを衝動的に買わず「収納するスペースはある?」「絶対になくては困る?」「捨てるのに手間は?」といったことを、しっかりと考えて購入しましょう。物を捨てること以外に、入ってくるものを意識的に減らすことも必要です。
また、安いものを3つ買うより、本当に気に入っているものを1つ買う方が、持ち物は当然シンプルになります。衝動買いはせず、気に入ったものだけ購入するようにしましょう。
購入をじっくり考えることで、結果的に「やっぱや~めた!」となることも多いです。その場でじっくり考えるのではなく、2回目に見たときも欲しいのか、3回目はどうかと自分に問いかけてみてください。
レンタルやリサイクルショップを上手く活用して物を増やさない
「図書館は僕の本棚」「リサイクルショップは私のクローゼット」と言うミニマリストがいるように、購入するまでもないものは、レンタルや中古品を使うと収納が不要です。
例えば、本やマンガはリサイクルショップで中古を購入し、楽しんだらリサイクルします。今は、マンガのレンタルもあります。他にもキャリアケース、バッグ、ビデオカメラ、趣味のものなどもレンタルできるので、自宅保管をしない方法を探してみましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば収納要らずで常に新しいものが循環するライフスタイルが確立できます。
服の収納は自宅以外の場所にしたりレンタルショップを利用する
収納の中でも、衣類は場所を取るもののひとつです。衣類の収納は、クリーニング店やレンタルショップなど、自宅収納しなくていいサービスをいくつか知っておくと便利です。クリーニング店は、半年以上保管可能な所があります。コートなどの収納に場所をとる季節ものの服は、そうしたサービスを使うといいでしょう。
また、結婚式や学校行事で使用する服も、定番の1着を持っておき他の服はレンタルするとお得ですし、新しいデザインを選べます。体型の変化や流行に左右されてその都度購入しているなら、レンタルを賢く使っておしゃれママになりましょう。
多機能なものを有効活用するとかなり物が減る
テレビやDVD、ゲーム、雑誌やマンガ、文房具などは全て、パソコンやタブレット1台あればほぼ全ての機能が集約できます。いくつもの家電を使い、専用の棚を購入してコンセントはグチャグチャ…そんな生活も、パソコンやタブレット1台で解決します。
また、レンジと電気圧力鍋があれば炊飯器もコンロも不要になります。これらの方法は、子供のいる家庭では現実的ではありませんが、こうした方法もあることを意識しておくと、持ち物がシンプルになるヒントが見えてきます。
収納には限りがあるので、どうしても先に物を減らす作業からのスタートになります。ただ、ここをクリアすれば収納の8割は終わったのと同じです。時間がかかってもいいので、少しずつ持ち物をシンプルにミニマムにしていきましょう。
賃貸の少ない収納でもスッキリ使うコツ
賃貸では収納がない、もしくは少ない所も多いので、収納のコツを知っておくと便利です。まずは、前項のように持ち物を減らしておくと、スッキリ収納が簡単にできます。持ち物が多いご家庭でも可能な、収納をスッキリ見せるコツをまとめました。
物が多くても収納の色味を統一してスッキリ見せる
収納で使用する箱やハンガーなどは、色味を統一するだけでスッキリ見えます。新しいものを購入しなくても、今あるものに同じ色や柄の紙や包装紙、リメイクシートを貼るだけで統一感が出ます。多くても、収納で使う色は2色までにしましょう。
木目のシートなども安価で売ってあるので、統一させるとおしゃれです。段ボールなども同様に、ただ置くだけではなく前面だけでもリメイクしておくと、見た目に統一感が出ます。扉がない収納の場合は、これらをするだけで部屋全体がスッキリしたように見えるでしょう。
ラベルを外すと見た目がスッキリして生活感がなくなる!
ほとんどのものには、購入時にラベルが貼ってあります。このラベルを剥ぐだけで、見た目がスッキリして片付いている印象になります。調味料なども、中身が確実に分かるものはラベルを剥いで並べてみてください。同じメーカーの調味料を並べると、キャップの色が違う瓶が並んでオシャレに見えます。
また、洗面脱衣室にある洗剤などもラベルがなくなるだけで、とてもスッキリします。用途が分からなくならないよう、ステンシルやステッカーを使っておしゃれにリメイクすると、収納せず出していても生活感が隠せます。
キッチンではラックと突っ張り棒を活用
特に物が増えやすいのがキッチンです。賃貸の場合、シンク下の収納も充実していないことが多いので、工夫せずに使っていると乱雑になり物が溢れてしまいます。
シンク下では、サイズ変更や排水管をよけて設置できる、伸縮ラックを使うのが定番です。上部までフル活用でき、物を重ねなくていいので出し入れも楽になります。伸縮するので、物の増え方によって形を変えられますし、引っ越し後にも使えます。
引き出し式のストッカーを使用するときは、前面の内側に目隠し用の白い紙を貼っておくと、中のものが見えないので生活感が表に出てきません。
スプレー式の洗剤は突っ張り棒に掛けて収納
キッチンや洗面所、お風呂場で使用するスプレー式の洗剤類は、収納の上部に突っ張り棒を渡して掛けると便利です。扉側にデッドスペースができそうなら、フックを付けて掛けておくと場所を取らず、使うときもすぐに取り出せます。
余裕があれば洗剤のラベルも剥いで、おしゃれなステッカーに変更すると、より見た目はスッキリします。その際は、中身が分かるように工夫しましょう。
押入れしかない部屋はDIYでクローゼット作成
DIYと言っても、そんなに大がかりなものではありません。ここでも、突っ張り棒を使うと安くて簡単にクローゼットが完成します。突っ張り棒は、押入れの奥行次第では、横に渡さず縦方向に渡すと、奥行を有効に活用できる場合もあります。
ロングのワンピースやコートは、壁掛け収納にしてあえて“見せる収納”にしましょう。洋服屋さんを想像して、見栄えよく掛けておくと見た目もスッキリします。ホコリが心配なら、壁と同じ色で統一させた洋服カバーに入れておくと、ホコリ対策と見栄え対策が一緒にできます。どうしても吊るせない場合は、ハンガーパイプを準備し、シンプルな布を掛けておきましょう。
ゴチャゴチャさせない壁面収納のコツ
壁面収納は、収納力アップの味方になってくれる反面、部屋を見たときにゴチャゴチャした印象を与えてしまいます。使いすぎると、ちゃんと収納しているはずなのに、散らかったイメージに仕上がるので注意が必要です。
壁面収納やウォールシェルフなどを使うときは、ガチガチに詰め込まず6~7割の収納で収めましょう。程よく空間を作り、オブジェや観葉植物を置くと部屋がスッキリ見えます。細々したものは、統一させたBOXを活用するか、部屋から見えないように布で隠すようにしましょう。
洗濯機やトイレの上部を上手く収納として活用する
洗濯機上やトイレの上部のデッドスペースを使うときは、突っ張り棒(棚)を利用すると、壁に穴を開けずに収納スペースができます。気をつけたいのは、乱用しすぎて部屋がゴチャゴチャに見えてしまうことです。
物を置くときは、BOXや箱を統一させて並べ、その中にものを収納するとスッキリ見えます。面倒な場合は、前面にカフェカーテンをするとスッキリします。
100均の収納便利グッズは上手に使う
100均の収納グッズはとても便利で、上手く活用すれば収納が少ないお家の強い味方になってくれます。ただ稀に、100均で買った収納グッズが使われないまま収納場所を占領していることがあります。これでは本末転倒です。使わなくなってしまった便利グッズは捨てましょう。
100均では、以下のような買い方は失敗の元になるのでやめておきましょう。
- 来たついでに何となく便利そうなものを買う
- サイズを測らずに収納グッズを揃える
- 自宅にあるものと、デザインや系統の違うものを選ぶ
- 可愛いからと衝動買いする
- とりあえず買う
これらの購入の仕方は、後悔や失敗につながりやすくなります。100円だからと気軽に買わず、じっくり選んで購入してください。使う場所によっては、100均のものを購入するより、気に入った1,000円のものを買った方が良い場合があります。
DIYのしすぎには注意が必要
収納が少ないと、DIYで収納力をアップさせたくなります。適度なDIYは、収納を充実させてくれるので、かなり有効な方法です。しかしDIYのしすぎで、部屋がゴチャゴチャになってしまっているお家も少なくありません。
特に、狭い賃貸の部屋でDIYを乱用すると、存在感がありすぎて部屋が狭く感じられるようになります。スッキリ見せたい場合は、DIYはほどほどにしておきましょう。
スッキリした収納は、ほんの些細な工夫でできています。大がかりなことをしようとすると、子供がいるママは取り掛かりに時間が掛かってしまいます。簡単にできることを1つやって達成感を味わえば、収納が楽しくなります。
賃貸でも収納はスッキリ見せられる!工夫次第でオシャレにも!
収納しきれずにどんどん増えていくものに頭を抱えているママは、一度今ある物と向き合って、とにかく不要なものを捨てることからスタートしましょう。物が少なくなってきたら、収納をスッキリ見せるのは簡単です。少しのコツで、子供がいてもおしゃれでスッキリした収納にできます。
小さな子供がいると、どうしても子供のものでゴチャゴチャしがちです。おもちゃの収納に困り中!子供が片付けやすい収納術とはを参考に、さっそく今日から不要な物を捨てて身軽でスッキリした生活をスタートさせましょう!