おばあちゃんと孫が仲良くするコツ

おばあちゃんと孫で仲良く!祖父母孝行のおすすめ

おばあちゃんと孫で仲良くしてもらいたい気持ちは強いです。遠方なら写真を送りあったり、近居なら一緒にお出かけするほか、敬老の日のプレゼントや誕生日のお祝いでお揃いアイテムの「そそんコーデ」を取り入れることもできます。普段から仲良くするため、心がけることとは何があるのか紹介します。

おばあちゃんと孫で仲良く!祖父母孝行のおすすめ

おばあちゃんと孫は仲がいい?悪い?

4コマ漫画上 4コマ漫画下

おばあちゃんと孫の仲の良さや悪さはそれぞれの家庭で違うものですが、上手に関係を築いていくと大いなるメリットがあります。ママやパパが義実家に対して配慮することで、おばあちゃんと孫の関係性は、今以上によくなるでしょう。

おばあちゃんが怒りっぽい?年を取ると「老害」に?

怒りっぽくなったおばあちゃん

おばあちゃんと孫の関係で、インターネットの匿名掲示板でよく話題になるのが「老害(ろうがい)」という言葉です。テレビなどのマスメディアでも取り上げられていますが、辞書には載っていません。

困った老人のことを指し、怒りっぽくなったり、自分自身の持論を曲げなくなったり、自分自身の価値観を押し付けてくる様子を指します。短気やせっかちになり、周囲から見ると若い頃に比べて気が短くなったと感じることがあります。おばあちゃんと孫の関係でも、嫁や娘に老害の要素を押し付けてくることがあります。

おばあちゃんは老害?チェックリスト

  • 自分が思っていることを曲げない
  • がんこ
  • 短気でせっかち
  • 怒りっぽい
  • 価値観を押し付ける
  • 話が長くてくどい

老害の対処法でおばあちゃんと孫の関係がよくなる事実!

おばあちゃん自身が老害ではなくても、老害の対策を知っておくことで人間関係をスムーズにすることができます。親子3世代で仲良くおでかけするためにも、老害対策を頭に入れておきましょう。

おばあちゃんと孫だけにして適度な距離を保つようにする

孫の身支度をしてあげるおばあちゃん

おばあちゃんと孫の2人だけでおでかけさせたりして、ママが介入しないことも考えてみましょう。おばあちゃんが老害の要素が強く、ママが怒られたり理不尽なことを言われたりする関係なら、近寄らない、距離を置くのも大切です。

おばあちゃんと同居で顔を合わせることが多いなら、部屋は別にする、キッチンは別にする、おでかけはおばあちゃんと孫だけでなど、できるだけ顔を合わせないようにすることで人間関係が良好になります。

おばあちゃんの理論を強く否定しない

おばあちゃんの時には常識だった子育て理論が、現代では常識ではないことがあります。例えば、赤ちゃんや子供に靴下を履かせるかどうかは、通わせる保育園や幼稚園でのポリシーも違うため、一概にどちらが正しいのかは言えません。

体温調整をするために靴下を脱がせている場合に嫌味を言われたりした時には、相手の理論を強く否定せず、一時的に同調することで相手のプライドも保てます。

耳が痛くても参考になるべき意見は取り入れて!

おばあちゃんが孫のために言ってくれるアドバイスは的を得ているところもあるため、参考になる意見は取り入れるようにしましょう。ママ友や知りあいだと苦言は言いにくいものです。その点、おばあちゃんと孫で接することで、よくない点が見えてくることがあります。

子育てにおばあちゃんの力も借りて、しつけやマナーのきっかけにしていきます。おばあちゃんから孫に直接話してもらい、しつけやマナーをしてもらう方法も取ることができます。

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おばあちゃんと孫の関係がよければシックスポケットに

現代社会では、富裕層と貧困層の二極化が極端です。少子化が進んだことで、現代では「シックスポケット」と呼ばれる現象が起こっています。

シックスポケットとは何?金銭的な援助が見込める!

シックスポケット

おばあちゃんと孫の関係がいいと、おばあちゃんが孫にお金を出してくれることがあります。パパママのほか、義実家、実家の6人のお財布からお金が出る、これがいわゆるシックスポケットの言葉の由来です。

代表的なものが節句人形の購入で、初節句には妻の実家から贈られるのが昔のしきたりでした。それ以外にはお宮参りの着物、お食い初めの費用、七五三の費用は妻側実家が負担することが、過去は当たり前でした。現代では、しきたりが薄くなってきて、節句飾りは平等にお祝い金を贈ることが増えてきています。

おばあちゃんと孫の仲がいいことで、各実家のおじいちゃん、おばあちゃんが金銭的な援助をしてくれる確率が高くなります。

金銭的余裕のある家庭だと、誕生日には6つのプレゼントが届く計算です。義理のおじいちゃんと義理のおばあちゃんからプレゼントやカードが届くばかりか、実家のおじいちゃん、おばあちゃんからも届き、パパやママからもお祝いをしてもらえます。

もし、叔母(伯母)や叔父(伯父)からもお祝いをしてもらえるとすると、場合によっては8ポケット、10ポケットになる家庭もあります。

おばあちゃんから孫へお祝いやプレゼントがもらえることも!

祖母や祖父との仲がいいと誕生日プレゼントでをもらったり、七五三のお祝いや小学校の入学時にはランドセルを購入してもらえたり、入学祝や卒業祝など定期的にお祝いをしてもらえることで、経済的な余裕を感じられます。6ポケットが実現している家庭は、ママやパパの用事がある時にも子供を預かってもらえるので精神的な余裕が増えます。

親孝行ならぬ祖父母孝行をすることが大切!

おばあちゃんと孫が仲良くすることは、ママからすると親孝行になりますが、孫からすると祖父母孝行です。おばあちゃんと孫を会わせるだけでも祖父母孝行になりますが、おばあちゃんによっては元気いっぱいの孫のスピードについていけない場合もあるので、行く前の事前挨拶、行った時にも礼儀やマナーを守るようにしましょう。

おばあちゃん宅に行った時の訪問のマナー

玄関で靴を揃える

おばあちゃんやおじいちゃんの家に行った時には、最低限のマナーを守るようにしましょう。血がつながっているとはいえ、親のしつけが出やすいのがお宅訪問です。

子供にも友達の家に遊びに行く感覚と同じようにさせ、おじいちゃんやおばあちゃんの家ではマナーを守って過ごさせましょう。

お宅訪問のマナーについて

  • 玄関では靴を揃える
  • 人の家の冷蔵庫を勝手に開けない
  • おじいちゃんやおばあちゃんの寝室を勝手に覗かない
  • 人の家の引出しを勝手に開けない
  • ティッシュなどの消耗品を使いすぎない
  • 飲食時には席に座る

おじいちゃんやおばあちゃんと孫に仲よく過ごしてほしいからこそ、しつけやマナーが重要です。血がつながっていても、親がいる前で孫のことを注意しづらいと感じる人もいるからこそ、「これはしてはいけない」ことを言ってきかせることが大切です。

敬老の日のプレゼントを贈ってイメージをよくしておくことも大事

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おばあちゃんへ孫からの誕生日プレゼントも忘れずに

1年に1度の誕生日も、孫からお祝いしてもらえると嬉しいものです。誕生日こそスマホで「おめでとう」メッセージを送ったり、ハガキやカードでお誕生日カードを送るだけでも、相手からの印象が違います。

おばあちゃんと孫には運動会やお遊戯会も特別な日!写真だけでも送って

子供の運動会の写真

おばあちゃんと孫が同居している場合や近距離に住んでいるのなら、運動会やお遊戯会の日程を知らせて晴れ舞台を見に来てもらいましょう。特別なことではないと思うかもしれませんが、おばあちゃんやおじいちゃんが見に来てくれることで、孫も気合いが入ります。

また、幼稚園や保育園に通わせていると、年少から年長になるまでの3年の間で、でできることが格段に増えます。「去年はできなかったこんなことができるようになった」と見せることで、おばあちゃんにも感動してもらえることでしょう。

おばあちゃんが遠方に住んでいて来ることができない場合、動画や写真だけでも送るようにして、成長を見てもらえるようにするのがおすすめです。

子供を動画撮影したときはDVDにするのがおすすめ!
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おばあちゃんと孫で「そそんコーデ」をしよう

インターネットを中心に「そそんコーデ」が流行しています。これは、「祖母の祖」と「孫」を組み合わせたお揃いコーデのことで、おじいちゃんやおばあちゃんと孫がお揃いコーデをすることです。

親子コーデや兄弟のお揃いコーデの派生として生まれ、仲良しのおばあちゃんと孫が、お揃いのグッズやアイテムでファッションを楽しむことを指します。日々のそそんコーデを写真撮影して、SNSにアップする若いおばあちゃんもいます。

マフラーはお揃いにしやすい第一歩

おばあちゃんと孫でお揃いにしやすいのが、洋服よりも小物です。冬場に限りますが、そそんコーデとしてお揃いにしやすいのがマフラーです。

首元を同じ色のマフラーにするほか、素材や形は一緒で色違いのマフラーにすると、おばあちゃんは黒、グレー、ホワイトの定番色、孫はピンクやブルー、グリーン、イエローのようなアクセントカラーで指し色にできます。

シンプルなTシャツこそコーデに取り入れて

おばあちゃんと孫でお揃いにしたいのならシンプルコーデが一番です。例えば、少し前に流行したオールブラックコーデのような1色コーデや、黒と白を組み合わせたモノトーンコーデをしてみてはいかがでしょうか。Tシャツを黒や白にすることで、おばあちゃん世代も孫も、やりやすいコーデにできます。

リュックやポーチをアクセントにしたコーデもおすすめ

おばあちゃんと孫で特別感のあるコーデにしたいのなら、リュックやポーチをお揃いにしたコーデはいかがでしょうか。若いおばあちゃんも増えています。アウトドアに使うリュックをお揃いや色違いで購入し、おばあちゃんと孫で持ってみるとかっこいいです。

リュックだとサイズが色々と売っているので、おばあちゃんは標準サイズ、孫は小さめサイズと選んで購入してみてください。

おばあちゃんと孫で楽しそう!我が家の体験談

笑顔のおばあちゃんと孫と母親

おばあちゃんと孫で、我が家では楽しく過ごしています。近距離に住んでいるので、おばあちゃんが家に育児の手伝いに来てくれることも多く、自分と親子の会話以外に、おばあちゃんと孫で楽しく遊んでいる、我が家の体験談を紹介します。

相手に期待しない!お礼をちゃんとするのが大事!

おばあちゃんと孫の関係は良好です。上の子の習い事の車の送迎があり、下の子の保育園のお迎えを代わりにやってもらうことから、週に1度家に来てもらっています。時には週に2~3回になることもあり、来てもらった日は夕ご飯も一緒にして、夜に帰宅してもらっています。

自分の母親なので、娘として相手に期待してしまいがちになります。言わなくてもわかってもらえると思うとイライラすることもあるのですが、親が遠距離に住んでいる人の話を聞くと、おばあちゃんと孫が週1日だけでも会えて話ができるのは、幸せな環境なのだと言われました。

そこで、母が来る日はお茶菓子を用意して、コーヒーや紅茶を入れてお客様としてもてなします。感謝の気持ちを伝えるのがいい関係を築く私なりのコツです。

教育に関して価値観の違いがある!ちゃんと話して

おばあちゃんと孫の関係は、好きなことをさせてくれるので孫には楽しい関係でもありますが、親からするとN.G.行為もあります。

例えば、お菓子を夕ご飯の時間の直前に食べさせたりすることです。自分が子供の時には、しつけは割と厳しかった方だと思うのに、おばあちゃんになると孫に甘やかしてしまうものなのでしょう。

ママからするとやめてほしいこともあります。その時は実の娘なので「やめてほしい」とはっきり伝えることができます。ごはんをちゃんと食べないとおやつを食べてはいけないことなど、我が家のルールを徹底させています。

おばあちゃんと孫で仲よくするための体験談

孫にパソコンを教わるおばあちゃん

おばあちゃんと孫で、仲良くするためにしているコツや工夫を体験談として教えてもらいました。近距離、遠距離でどうやって仲良くしているのでしょうか。

遠距離だからスマートスピーカーで話す

しゅんくんママ(29歳)


おばあちゃんは遠くの地域に住んでいるので、里帰りをしないと会うことができません。そのためスマートスピーカーを利用して仲良くしてもらっています。

AI機能のついたスマートスピーカーで、液晶がついた商品を購入しました。調べもの学習に使えるのですが、電話通話でテレビ電話のように使えるので、おばあちゃんと孫で会話をしてもらっています。

顔を見ながら週1回の会話ですが、遠距離だからこそ疎遠になりがちなおばあちゃんと孫の関係をつなげるためには大切な時間と思っています。園であったことをママだけではなくおばあちゃんに聞いてもらうことで、自己肯定感も高まり、仲が良くなるだけでなくいい影響が子供にもあると思っています。

実際仲良し!近距離同居の我が家は……

とりはむ(33歳)


おばあちゃんと孫は仲良しですが、最初は問題もありました。地方都市に住んでいて、敷地内同居をしています。すると、最初は大丈夫だったことが少しずつ我慢できなくなってしまうこともあります。

隣に住んでいるので最初は好きなタイミングで来訪されました。赤ちゃんの頃は、子供が昼寝中に玄関のドアをたたかれて、赤ちゃんが起きてしまったこともあります。夫に間に入ってもらって、来る時は事前連絡を徹底させました。また、こちらからも1日のスケジュールをお知らせしました。

今では子供が幼稚園に入り、休園日を知らせると一緒にお散歩に行ってくれたり、遊んでくれたりしてありがたいと思っています。お互いのルールがないと戸惑ってしまうものなので、腹を割って話し合うことが重要と思います。

「そそんコーデ」やっています!

カモミール(35歳)


リュックサックを背負う幼児

おばあちゃんと孫の仲はよく、とてもかわいがってもらっています。そして、お揃いの洋服を着る「そそんコーデ」もやっています。

敬老の日のプレゼントに、いつまでも若々しくいてもらうために軽量タイプのリュックサックを贈りました。すると、誕生日プレゼントにキッズサイズの同じブランドで同じ色のリュックサックをおばあちゃんから贈ってくれました。狙ったわけではなく、相手側からお揃いのプレゼントを贈ってくれたわけですが、うちの子も気に入ってプレ保育に持っていく歯ブラシやコップ、ループタオルを入れて背負って持っていっています。

リュックサックの色は黒で使いやすく、子供も「おばあちゃんとおんなじだね」とにこにこして言ってくれるのでママとしても嬉しいです。子供がリュックを背負った写真を撮影してスマホで贈ると、おばあちゃんも喜んでくれます。

おばあちゃんと孫が仲良しはありがたい!

共働きママ(28歳)


おばあちゃんと孫の関係がいいと、自分自身が大変な時に手伝いとして助かるのでありがたいです。

子供を入園させるのは幼稚園と保育園で迷い、幼稚園に入れました。すると、幼稚園は運動会の振替やお遊戯会の振替で、平日の休園が1ヶ月に1度ほどあります。半日授業の時には延長保育を利用して働けるのですが、平日休園日はパートを休まなくてはいけなくてシフトが組みづらく辛いと感じていました。

おばあちゃんに愚痴をこぼしたら、「手伝ってあげる」と言われて平日の休園日には電車で30分かかる場所から来てくれて子守をしてくれることになり、本当に助かっています。これもおばあちゃんと孫の仲がいいからなのだと感じます。

子供がお休みの日には家まで来てもらい、私はパートに出かけたり、パートがない日はお買い物に行きます。おばあちゃんと孫で楽しく過ごしているみたいで、私は仕事もできて本当にありがたい存在です。

おばあちゃんから教えてもらえるマナー!

フラッシュ3(40歳)


孫に教えるおばあちゃん

おばあちゃんと孫は、べったりしすぎず緊張感もあるいい関係です。よく、おばあちゃんが孫を甘やかすといいますが、我が家では少し厳しめでマナーもしつけも教えてもらっています。

理由はおばあちゃんがお茶の師範を持っていて、家に行く時にもマナーを守らなくてはいけないからです。家に上がる時には靴を揃える、ふすまを開ける時には1/3あけて、その後ゆっくりと全部あけるといった礼儀作法を教えこまれるので、ママとしては習い事に行くような感じでおばあちゃんの家に行きます。

子供も緊張感はあるみたいですが、ママに教えられるよりも学びが早く、おともだちの家に遊びに行っても靴を揃える、勝手に部屋のドアを開けない、ジュースをもらったらお礼を言うといった基本的なことができるとママ友には高評価です。

コツを掴んでおばあちゃんと孫で仲良く過ごそう!

おばあちゃんと孫の相性が良ければ、親が介入しなくても自然と仲良くできますが、おばあちゃんの家に行った時のマナーをあらかじめ教えておいたり、記念日にはメッセージを送ったりすることは、親の力も大きいです。

また、おばあちゃんと孫が仲よくしてくれたら、お揃いコーデの「そそんコーデ」にも挑戦してみましょう。おばあちゃんと孫が仲いいことで親も預けられたり、子育ての悩みに乗ってもらえたり、助かることがいっぱいあります。