キッズスペースのDIYは簡単?難しい?
キッズスペースのDIYは難しいと思っていませんか?しかし、きっかけさえあれば、思ったよりも簡単にはじめることができます。かつては男性が日曜大工をすることをDIYと言っていたこともありましたが、DIYを趣味とするママが増えてきて、子供の成長に応じてキッズスペースをDIYしたり、リビングや寝室、子供部屋を自由自在に変えたりする人が急増中です。
DIYの工具がなければホームセンターで作ることも可能
DIYは「Do It Yourself」の略語で、「自分自身でやる」という意味を持ちます。ホームセンターなどで木材を購入し、自宅で棚、雑貨を作ったり、壁紙を張り替える女性が急増中です。
日曜大工は、かつては男性が担当することが多かったですが、女性も家のプチリフォームができるようになることで、子供が使うキッズスペースを成長に合わせて変えていくことができます。
DIYをしたいならホームセンターで!
- 工具貸出サービスがある
- 作業スペースが使用できる
DIY初心者だと工具を持っていないため、何からはじめればいいのか、どんな工具が必要なのかわからないものですが、ホームセンターで場所と工具を借りてDIYすることで、必要なものが見えてくるでしょう。
キッズスペースをDIY!壁に穴をあけない方法がある
キッズスペースをDIYして作る時に、ハードルが高いと感じてしまいがちな理由は、DIYでは壁に穴をあけなくてはできないというイメージがあるからではないでしょうか。
賃貸マンションの人は、壁や床に穴を開けたり傷をつけると原状復帰が難しいため、キッズスペースのDIYを諦めている人もいます。しかし、壁に穴をあけない方法で、賃貸でキッズスペースのDIYが可能です。もちろん、マイホームの家庭でも、壁に穴を開けないことで夫の許可を取らなくても気軽にDIYに挑戦できます。
賃貸物件で手軽にDIYができる方法は、家具を置いて仕切りにし、子供専用のキッズスペースを作ることです。市販のボックスラックなどを組み合わせて並べるだけで、壁に穴を開けずにキッズスペースを作ることができます。また、壁にほんの小さな穴を開けて板を取り付ける商品も販売されており、壁紙の現状復帰が容易なものもあります。
簡単すぎる!キッズスペースのDIY入門
小さい子供がいる家庭でキッズスペースをDIYしたい時には、手軽で手間にかかる時間が短いのが一番です。現状復帰できる模様替えでキッズスペースを確保する場合は、工具も必要ないので賃貸マンションの人でも安心です。
難易度1:ラグとトランポリンは置くだけでも部屋に変化が!
キッズスペースのDIYは難しいと感じている場合、まずは「置くこと」から始めてみましょう。インターネットでも購入できる子供用のトランポリンを置くだけで、そこがキッズスペースに早変わりします。
ラグの上に円形の子供用トランポリンを置き、遊び場としてリビング横を区切るだけでも立派なキッズスペースになり、子供のお友達が遊びに来た時にも人気になることうけあいです。
難易度2:マットや畳を敷くだけでキッズスペースに
キッズスペースをDIYしたくても、工具などがない初心者の人におすすめなのが、マットや畳を置くことです。床をほかと違う状態にすることで、簡単にキッズスペースを作ることができます。
キッズスペースのあるカフェや居酒屋を参考にして、自宅にキッズスペースを作ってみましょう。厚めのマットや畳をリビングの一角に敷くだけで、簡単なキッズスペースを設けることができます。
畳は正方形の琉球畳を使えばモダンな雰囲気になり、色も黒や白のモノトーンに統一することでインテリアの邪魔をしません。
難易度3:マスキングテープを貼ってイメージチェンジ
キッズスペースのDIYに、封筒に貼ったりデコレーションするためのマスキングテープを利用することができます。マスキングテープのメリットは、貼ってはがしてを繰り返して行え、賃貸マンションで現状復帰しなくてはいけない人でも使いやすいことと、マスキングテープでキッズスペースのDIYをすることで、子供の成長に合わせて色や模様を変えられます。
マスキングテープは壁用として幅広の商品が売られているため、キッズスペースのDIYに使う時には幅広の専用製品を買うのがおすすめです。
マスキングテープで壁のイメージチェンジ
- 壁用の幅広の商品を購入して梁や柱などに貼るだけ
- パステルカラーや濃い色にも挑戦できるメリットがある
- 気に入らなければ貼ってはがしてを繰り返すことができる
- 梁の色、壁紙を変えるほか、カラーボックスやたんすなどにマスキングテープを貼り、市販の家具をイメージチェンジする上級者もいる
- マスキングテープには黒板素材の商品もある
キッズスペースDIYは簡単な家具組み立てからはじめよう!
キッズスペースのDIY初心者がはじめるなら、家具店の組み立てキットを手作りして、スペースの仕切りに使うことを最初のステップとして検討してみましょう。
北欧発の有名家具店では、出来上がった家具ではなく、自分で組み立てる安価な家具を販売しています。工具が必要なものの、子供用の椅子や棚を説明書通りに作っていきます。キッズスペースのDIYに目覚めたきっかけを有名家具店の家具を組み立てたのが最初と語っているママも多いです。
難易度1:簡単DIYはティピを張って秘密基地に
キッズスペースのDIYは大変に感じますが、特別感のあるものを置くだけで、キッズスペースに早変わりします。子供は自分だけの空間がお気に入りの場所になることでしょう。
おすすめは、ティピと呼ばれる三角形のテントです。子供にとって、秘密基地のような感覚で大喜びするでしょう。ティピとは、アメリカに住むインディアンが住んでいたテントで、円すいの形をしています。従来のテントと比較するとインテリアにもなじみ、設営もしやすいので人気です。
ティピの材料
- 支柱のための木材1.8m:6本
- 布:5メートルほど
- ロープ
ティピの作り方
- 柱の棒には上から12~15センチのところに穴を開ける
※穴をあけなくてもいいですが、穴の中に紐を通すことで頑丈になります - ロープを穴に通し、木材を広げつつ束ねてロープを結び、円すい形にする
- 上から布をかけてテントのようにする
6本の柱を使うと、六角すいの形になり、5本の柱で五角すいになります。柱には穴をあけずにロープでしばる方法もありますが、頑丈に組み立てたい場合は穴をあけましょう。子供が喜ぶ秘密基地が簡単にできます。
難易度2:ランドセル置き場など家具を自分で作ろう!
キッズスペースのDIYの必要性を感じるのは、子供が保育園や幼稚園、小学校に進学したタイミングで、子供だけのスペースが必要になるときです。
園や小学校で必要なバッグや道具、ランドセルを置くための家具を作ってみましょう。自分でDIYをすると組み立てが完了している家具よりも安価に材料が購入でき、玄関から家具が入るか心配せずに済みます。
組み立てしなくてはいけない状況に自分の身を置くことで、必要に迫られてキッズスペースをDIYできます。子供が入園、入学する前までに作ると期限を決められるのもメリットです。
難易度3: 賃貸でも大丈夫な有孔ボードを使って!
キッズスペースをDIYするので簡単に使えるものは、有孔ボードです。等間隔に穴があいている板のことで、ホームセンターのほか、インターネットの通販、A4サイズなら100均でも販売されています。
おしゃれ度を高くしたいのなら上を三角形にカットして家のシルエットのような形にしてみましょう。有孔ボードに木ダボや専用のフックをつけることで、習い事のバッグや帽子をディスプレイしながら収納することができます。壁に穴をあけたくない賃貸の家にも使うことができるDIYワザです。
有孔ボードのディスプレイボードの材料
- 有孔ボード:必要な分
- 木ダボ:適宜
- 専用フック:適宜
有孔ボードのディスプレイボードの作り方
- 有孔ボードを壁にたてかける
- 木ダボや専用フックをボードに差し込み、バッグや帽子をかけられるようにする
キッズスペースのDIYをやってみたママたちの体験談
キッズスペースのDIYは難しいと思いがちですが、市販品を使って部屋をアレンジしたり、本を見てDIYに挑戦したママも多くいます。体験談を参考に、キッズスペースのDIYにチャレンジしてみましょう。
ハンモックを設置!大人も使っています!
MINO(36歳)
キッズスペースDIYの初心者で、ママ友の家に行くとキレイな室内で、旦那さんが作ってくれたという家具もあるのがすごいと思っていました。
話を聞いてみると、最初は室内にテントを置いたり、ハンモックやトランポリンを置くだけだったということなので、真似をしてリビングの隅にラグを置いてハンモックを設置してみました。
ハンモックも柱がないと無理と思っていたものの、ポールを2つ立てて、その間にハンモックをつるせる自立式の商品が売っていました。子供はブランコのように遊んで喜んでいます。体幹を鍛える効果もあり、ママもパパもリラックスタイムの時に使わせてもらっています。
子供用スペースを決めることで、リビングまで浸食していたおもちゃがなくなったのがありがたい点でした。
マスキングテープでお絵かきスペースをキッズスペースに
工作好きママ(25歳)
雑貨店で黒板になる、黒色の幅広マスキングテープを見つけました。子供はおえかきが大好きで、ノートを買っても何枚も消費してしまうので「これだ!」と思って購入しました。
大きめの額縁を用意して、ガラスをはずし、絵が入る部分に黒板になるマスキングテープを貼って子供部屋に飾って、お絵かきスペースにしました。チョークと黒板消しをインターネットで購入して自由にお絵かきをしてもらうようにしています。
お絵かきスペースを設けてから、子供に絵を描く制限をしなくてよくなったのでママのストレスも減ってよかったと思います。チョークも白のほか、ピンクやブルーの色を買って色鮮やかな絵を描いてもらっています。
DIYはあまり得意ではないのですが、貼るだけで簡単だったので手軽でした。
やってみたらできた!子供の勉強机DIY
アップルパイ(32歳)
キッズスペースのDIYは私には無理だと感じていました。しかし、本を参考にしたらできました。家具を組み合わせてのDIYで、ほぼ初心者です。家具店で引出しを2つ購入して、上に天板として乗せる板をホームセンターでカットしてもらって1枚購入しました。
引出しを2つ並べ、その上に天板を乗せるだけの机です。子供が大きくなった時には引出しだけ残し、天板を処分することができるのも便利な点で、今回は1人用の机にしましたが、引き出しを追加で1つ購入して長い天板を購入することで2人用の机にもなります。
子供用勉強机は、小学校に上がるタイミングで必要なのかもしれないと思っていたものの、先輩ママから不要だと言われて購入を迷っていました。キッズスペースのDIYで簡易の勉強机を作ることで、節約にもなり、将来的な処分も簡単にできるようになりました。
すのこを組み合わせてパーティーションに
子供の部屋を間仕切り!(35歳)
キッズスペースのDIYをしたきっかけは、子供部屋の間仕切りとして100均で売っているすのこを解体して、パーティーションを作ったことがきっかけでした。
100均にはすのこが売っていて、何枚かを使うことでパーティーションになります。板部分を横にして、木工用ボンドで貼りつけていくことで簡単に大きくなり、蝶番も100均にあります。
庭にあるラティスフェンスのような仕切りができて、最後にホームセンターで売っているペンキを塗りました。最後はやすりで上から軽く削ることでアンティークのような雰囲気になり、合計1,000円ほどで間仕切りができました。
すのこのDIYは低価格ででき、間仕切り以外にもボックスにしてキャスターをつけておもちゃ箱にしたり、靴箱を作ったりしている人もいて、私もやってみたいと思っています。
押入を二段ベッドにアレンジ!秘密基地みたい!
リノベ住宅(35歳)
キッズスペースのDIYは、中古マンションを購入したところからはじまりました。リノベーションをするつもりで購入し、お金がかかるから自分たちでできるところはやろうと思って、これまでにしっくいで壁を変えたりしてきました。
子供が産まれて子供部屋を作ろうとしたとき、アレンジできそうだったのが押入です。和室だった部屋で、押入は二段になっています。購入した時には畳がフローリングになっていました。
押入の上段を二段ベッドのようにしてマットレスを敷いて布団を敷いて寝せています。それまで親と一緒に寝ていた子供ですが、はしごをつけて押入内には有孔ボードをつけて自分のスペースができたので、大喜びです。下段にはタイルのカーペットを敷き、隠れ家のような遊び場にしています。
キッズルームにDIYして部屋を変えてみよう
キッズスペースのDIYと聞くと、工具がなくて経験がないから難しそうと言っている人もいます。しかし、ラグや畳を敷いて子供用のスペースを作ることは、工具がなくてもできます。
賃貸マンションでも、原状復帰ができる簡単な方法を取り入れることでキッズスペースのDIYをはじめられますし、子供にとっても自分だけの特別なスペースになり、大喜びしてくれるでしょう。