ぬいぐるみの洗濯方法
ぬいぐるみについた汚れをきれいに落とす洗濯方法
大切なぬいぐるみの洗濯はどうしていますか。大切すぎてずっと抱っこしていたり、赤ちゃんの場合は口に入れてしまうなどして、ぬいぐるみが汚れてしまいます。そのままにしておくと雑菌やバイ菌が繁殖して衛生的ではありません。そこで今回は、ぬいぐるみの洗濯する方法をご紹介いたします。
ぬいぐるみの洗濯方法と洗濯すべき理由
ぬいぐるみが好きな子って、本当に大好きです。おうちの中で遊ぶときも、外に出掛ける時も、何をする時でも一緒に行動したいという子もいれば、寝る時に抱っこしていなければ眠ることができないという子もいます。
しかしながら、ぬいぐるみって想像以上に汚いものです。可愛らしい見た目とは裏腹に、見えないばい菌や雑菌、ホコリがたっぷりと付いています。ですから、洋服のように毎日洗濯してとは言わないものの、定期的に洗濯するようにしてください。
そこで今回は、ぬいぐるみをきれいに洗濯する方法をご紹介します。お気に入りのぬいぐるみだからこそ、きちんと洗濯をして、きれいな状態で長く使い続けましょう。
ぬいぐるみの正しい洗い方を学ぼう
大切なぬいぐるみを「手洗い」する方法をご紹介します。ぬいぐるみを劣化させないためにも、丁寧に洗い上げるようにしてください。
手順1.洗濯液を準備しよう
ぬいぐるみを洗う前に、しっかりと準備をしておくのが洗濯液です。ぬいぐるみがすっぽり入るくらいの大きさのバケツを準備して、ぬるま湯に洗濯用洗剤を溶かして洗濯液を作りましょう。
手順2.洗濯液の中にぬいぐるみを浸けて、ぎゅっぎゅっと洗う
洗濯液の中にぬいぐるみを浸けたら、ぎゅっぎゅっと押し洗いするようにしてください。雑に洗い過ぎるとぬいぐるみが劣化してしまうので、汚れが気になるところはつまみ洗いをしたり、力加減を調整するなどして汚れを押し出しましょう。特に汚れが気になる部分には、ピンポイントで長めに洗剤液に浸けておくといいです。
手順3.ぬるま湯で汚れと泡をしっかり洗い流す
押し洗いをした後には、ぬるま湯で汚れをしっかりと落としましょう。水よりもぬるま湯の方が、汚れが落ちやすいのでオススメです。
手順4.仕上げの柔軟剤
バケツにぬるま湯と柔軟剤を加えて、ぬいぐるみを30分ほど浸け置きしておきます。浸け置き後は、キュッと水分を絞って、バスタオルに包んで余分な水分をとっていきましょう。
手順5.脱水
ぬいぐるみを手で絞るのは限界がありますので、ネットに入れて洗濯機で脱水をしてください。脱水がきちんと行われていないと乾きにくくなってしまいます。脱水後はぬいぐるみを実際に触って、きちんと脱水ができたかどうか確認を怠らないようにしてください。
ぬいぐるみを洗った後は、正しい干し方を学ぼう
ぬいぐるみを洗濯した後は、きちんと干して完全に乾燥しましょう。風通しがよく直射日光が当たらない場所に、ぬいぐるみの形を整えながら干していきます。
洗濯バサミに挟むとぬいぐるみの形が変わってしまう恐れがある場合は、平らな洗濯干しの上に置くようなスタイルで干して乾かすようにしていきましょう。真夏なら3日間、梅雨の時期でも7日間ほど部屋干しすれば、完全に乾きます。
面倒!時間が無い!そんなときにはプロに任せよう
「ぬいぐるみを洗うのが、正直面倒くさい」「洗い方が不安、プロにお任せしたい」という人は、無理をせずに、ぬいぐるみクリーニングの専門店にお任せしましょう。
洋服と違って付属部品も多いですし色落ちもしやすいので、不安な場合はプロに任せた方が安心です。インターネットで「ぬいぐるみ 洗濯」と検索すれば、色々なクリーニング専門店がヒットしますので、ぜひ探してみてください。
ぬいぐるみを洗う前に確認すべき3つのポイント
「あ・・・洗わなきゃよかった」と残念な結果になってしまわないように、ぬいぐるみを洗う前には確認すべきポイントがあります。子供の大切なぬいぐるみを失敗しないで洗い上げるためにも、しっかりと確認していきましょう。
ポイント1.素材が洗濯可能かどうか
洗濯ができるかどうかを、きちんと確認する癖をつけましょう。洗濯表示があれば良いのですが、付いていない場合は、自分でぬいぐるみの中の素材をチェックして判断してください。ビーズ・パイプ・ポリエステルならおそらく洗濯可能ですが、不安な場合はメーカーに問い合わせて見るといいでしょう。
以下のようなぬいぐるみは自宅で洗うのが難しいので、ぬいぐるみを洗ってくれる専門のクリーニング店にお願いしましょう。
<こんなぬいぐるみはプロに任せて>
・あまりに巨大で、洗濯機で洗えるサイズではないぬいぐるみ
・精巧な機械が埋め込まれているぬいぐるみ
・アンティーク調の高級ぬいぐるみ
ポイント2.色落ちは大丈夫か
ぬいぐるみを洗濯機で洗うときに、一番気に確認すべきことは「色落ち」です。ぬいぐるみは色落ちしやすいものが多いので、洗濯前に水を適量染みこませて、タオルにポンポンとあて、色落ちしていないか確かめることが必要です。
ポイント3.取れる付属品は取る
ぬいぐるみを洗う前に、付属品はきちんと取り外しておきましょう。細かなパーツは外れてしまう恐れがあるので、取っておくようにしてください。
みんな困っている!ぬいぐるみの洗濯の悩み&失敗談
ぬいぐるみの洗濯って、意外と難しいものです。筆者も実際に洗濯をして、洗濯前とカタチが変わってしまい、息子に泣かれてしまったことがあります。
そこで、実際にぬいぐるみの洗濯で困ってしまったというお父さん・お母さんも多いことから、その失敗談をまとめてみました。
失敗談1.洗濯後、顔のパーツが全部取れていた!
ぬいぐるみを洗濯して、るんるん気分で乾かそうとしたら、顔のパーツが全部無くなっていたということがあります。糊つけしただけの場合はすぐに取れてしまうので、洗濯後に目・鼻・口などのパーツが全部取れていたということも珍しくないのです。せっかく可愛いぬいぐるみも、大事な顔のパーツが取れていては、のっぺらぼうのようで怖いだけです。
失敗談2.ぬいぐるみの形が変わってしまった
洗濯をして乾かしたら、洗濯前の大きさと変わってしまったという失敗談が少なくありません。見た目が不恰好になってしまったり、触った感じが変わってしまったということがあるのです。中身がスポンジで出来たぬいぐるみの場合は、洗濯の際にお水を吸うことによって重くなり、ぬいぐるみの高さが低くなってしまうことがあります。
失敗談3.生乾きでくさい
ぬいぐるみは、洗濯後の乾燥が非常に大切です。「もう乾いたかな?」と思っても、乾いているのはぬいぐるみの表面だけで、中はきちんと乾いていないことが多々あります。また、しっかりと乾かしていないと、洗濯物が生乾き状態の時にする嫌な臭いがしてしまいます。乾燥が不十分なあまりに、ぬいぐるみにカビが生えてしまったという体験談もあるので、乾燥は十分にするようにしましょう。
失敗談4.ぬいぐるみバラバラ事件勃発
昔から大切に使っている思い出のぬいぐるみは、糸が劣化してどうしても傷みやすい傾向にあります。ゴシゴシと力を入れて洗ったり、洗濯機で思いっきり洗ってしまうと、劣化した糸が切れてぬいぐるみがバラバラになってしまうケースも少なくありません。可愛いぬいぐるみの中から、綿がボロボロと出てくるのは、ちょっとホラーです。
ぬいぐるみはハウスダストやダニの住みか
テレビ台や戸棚の上などに、ぬいぐるみを飾っているご家庭も多いことでしょう。しかし、空気中に舞っているホコリや塵などがぬいぐるみに降り注ぎ、溜まりに溜まっているということを忘れないでください。
テレビ台や棚の上に溜まったホコリは、雑巾などで小まめに拭き取るという人も、それと同じ頻度でぬいぐるみを洗っているという人は少ないでしょう。ホコリやゴミが溜まった場所はダニやバイ菌の住みよい寝床です。
飾ったままにしておくことが多いぬいぐるみですが、そのままにしておけばおくほどに、ハウスダストやダニの根源となってしまいます。ハウスダストは目には見えにくいものですし、毎日ハウスダストばかりを気にして過ごしていたら、とても神経質になり楽しく過ごすことができなくなってしまいます。
子供はぬいぐるみが大好き
子供なら全員ぬいぐるみが好きとは限りませんが、ぬいぐるみが本当に好きな子は、どこに行くにも何をするにも離しません。最初は我が子がぬいぐるみを抱っこする姿を微笑ましく思っていたお父さん・お母さんも、どんどんぬいぐるみが汚くなっていき、さらにそれを我が子が嬉しそうに抱っこしている姿を見ると、何だか複雑な気持ちになってしまうことでしょう。子育て中のお父さん・お母さんに実際のエピソードを聞いてみました。
お父さん・お母さんに聞いてみた!子供のぬいぐるみ好きエピソード
・毎日くまのぬいぐるみを抱っこしなければ、寝られない。
・お気に入りのぬいぐるみが無いとギャン泣き。
・外出する時に肌身離さず持っている。
・どこに行くにも何をするにも必要なので、ぬいぐるみがボロボロ。
・よだれだらけなので、独特の臭いが気になる。
・アンパンマンのぬいぐるみが大好きで手をいつも舐めている。
何でも口の中に入れたい年齢である生後6か月~1歳半頃までは、ぬいぐるみをくわえたり、舐めるというお子さんも多く、ぬいぐるみがよだれ臭いと困っている親御さんが多いです。
ぬいぐるみが好きなのは微笑ましいのですが、ぬいぐるみが無いとどこにも出掛けられない我が子を不安に思う方も少なくありません。
ぬいぐるみは小まめに洗濯をしよう
ぬいぐるみには目には見えないハウスダストやダニがたくさん付着しています。子育て中のお父さん・お母さんは、子供たちにとって安心・安全な環境を整えるためにも、面倒くさいと思うことなく定期的にぬいぐるみを洗濯していきましょう。