しようと思うけどキッチン収納ができていない!リアル現状は?
「キッチン回りがぐちゃぐちゃ・・・毎日使う場所だから、片づけてもすぐに散らかってしまうの」「キッチンが物で溢れているけど、それはそれで便利かな」という主婦の方も少なくありません。自宅の中でも、キッチンは一番生活感に溢れるスペースと言っても良いでしょう。
特に子供がいるご家庭はさまざまなモノで溢れているので、片づけようにもなかなか片付けられないという人も多いはず。ハッキリ申しあげて、キッチン回りが整理整頓、完璧に収納されているご家庭の方が少ないと思います。
そこで今回は「キッチン収納」を大きなテーマにして、一緒に考えていきましょう。お母さん達の具体的な悩みをお聞きして、確実に解決できる方法を探ってまいります。
あまり人には言えない!キッチン周り
「うちのキッチンは本当に物で溢れているから、とてもとても他人様にお見せできるような状態ではないのよ~」とママ友が来た時に必死に弁解していませんか。大丈夫、必死に弁解する必要はありません。どこのうちも、キッチン回りの収納で悩み、決してキレイとは言えない状況の中で暮らしています。あまり大きな声で人には言えない、キッチン周りのリアル現状をまとめてみました。
- 食べ物や食器などでキッチンスペースはごちゃごちゃしている。
- まず、見た目が汚い。
- 生活感に溢れすぎていて、キッチンにいるだけで不思議とテンションが下がってくる。
- モノがたくさんありすぎて、収納が追い付かない。
あまり人には言えない!キッチンにある食材
- 子供のおやつ、レトルトの離乳食がバラバラに散らばっている!片付けても、子供が勝手に出し入れするから、すぐにぐちゃぐちゃになる。
- 子供が好きなお茶漬けやふりかけの小袋。基本的にどこかを探せば出てくる感じになっている。子供には「宝探しみたいで楽しいね」と言われるが、複雑な心境。
- バナナや桃、リンゴなど冷蔵庫に入れない食材の置き場所に困っている。虫がぶんぶん!
- カップラーメンを収納するスペースがない。何だか恥ずかしい。
- 菓子パンは積み重ねておくと潰れるから、場所をとってばかり。
- 基本的に物が積み重なっているので、一番下にある食材が腐っていることがよくある。
あまり人には言えない!調味料の収納
- 使っているのか、もうなくなって使えないのか分からないチューブタイプの調味料がたくさん。
- 冷蔵庫の中で、欲しい調味料が迷子。
- 欲しい時に、欲しい調味料が見つからなくてイライラする。
あまり人には言えない!鍋や調理器具の収納
- 子供用の食器は、ひとつのかごに山盛り!当然、崩れてくる。
- 食器か入りきらなくて、常に何枚かコンロの脇に出ている。
- 鍋を収納するスペースが少ない!コンロの上に重ねておいてある状態を何とかしたい。
- お玉がフライ返しは常に鍋かフライパンの上に収納・・・というか放置。
- 菜箸がタケノコのように、コンロ脇の箸置きに群生している。
リアルな現状を確認して「あ~良かった。うちだけではなかったのね」と思ったお父さん・お母さんも多いでしょう。子育て中は、子供のことで手いっぱいになってしまうために、収納や片づけにまで手が回らないというのも、仕方のないことです。あなただけではなく、多くの現役ママ達がキッチン回りの収納に頭を悩ませているのです。
キッチン回りの収納の悩みを解決しよう!
世の中の子育て家庭のリアル現状を知っただけで、キッチン回りがキレイになるわけではありません。現状を知り、自分なりに受け止めたのなら、次は自らアクションを起こしていく段階です。悩みと現状を自覚した上で解決策を考えていくのが、一番効率的なので一緒に考えていきましょう。
悩み1.食材・調理器具・食器など。とにかくキッチンがモノで溢れている!
あなたが思い描く理想のキッチンって、どのようなスペースですか。0歳と4歳の現役ママである筆者は、以前日曜日の朝早い時間に放送されているようなお宅訪問の番組で、表からは見えない隠れ収納スペースがたくさんある、とてもスタイリッシュなキッチンを見て心を奪われてしまいました。
一番モノが溢れてしまうスペースなのに、キッチン台の上にモノが1つも置いてないのですから、本当に驚きです。そこで、キッチン収納の一番の悩み「モノで溢れたキッチンスペースを何とかする解決法」についてまとめてみました。
モノで溢れているのなら、モノを捨てることが一番の解決法
キッチンスペースがモノで溢れているということは、収納スペースに対して、モノ量が多いということです。ですから食材・調理器具・食器などに分類分けした後に、使用頻度の低いものは思い切って処分するようにしてください。週末などの比較的時間に余裕がある時にまとめて処分をしても良いですし、週末こそ子供達がいてなかなか時間が確保できないという場合は、毎日10個ずつ不要なモノを処分していくと良いでしょう。
その他に!モノで溢れたキッチンスペースを何とかする解決法
その他の解決法を以下にまとめてみました。
- 見えるところに置いてよい食材を決める(シリアル・食パン・バナナなど)。
- 賞味期限切れの食材を捨てて、収納する食材の量を調整する。
- モノを一旦キッチンからどかして、収納スペースを作る。そこに入るものしか置かない。
- 家族に、キッチンは物を溢れさせる場所ではないということを徹底させる。
- 食材、調理器具、食器など、分類ごとに収納スペース分けをしっかりと行う。
悩み2.生活感に溢れすぎていて、何だか理想のキッチンとは違う
キッチンとは、生活感に溢れていて当たり前の場所であるという感覚が筆者にもありました。しかしながら、急な来客やママ友が遊びに来た時に、生活感に溢れているスペースを見られるのがとにかく恥ずかしい・・・。特に女性は商品の値踏みをする人も多いので、要注意です。
「あそこのうち、高い食パン買っているのね」「レトルト食品ばっかりじゃない」「高級フルーツがあるわ。すごい」などと、心の中で思われてしまう可能性も少なくありません。また、自分の思い描いていたキレイでスタイリッシュなキッチンスペースと現実がかけ離れていると、自然とテンションが落ちてしまうというママも多いでしょう。
そんな悩みを解決するために、まずできることは「身近な目標設定」です。雑誌やインターネットサイトなどで、間取りが似ている憧れのキッチンスペースを探してみましょう。そして少しずつでもよいので、真似られる部分を探してみるのです。すぐには無理ですが、すこしずつでも確実に理想に近づいているのだと自覚することが、キッチン収納へのやる気を高めてくれます。
収納しきれない!キッチンにある食材の悩みを解決しよう
キッチンにある食材の置き場所に困っているお母さん達は少なくありません。家族が増えると購入する食材の量と種類が増えていきますが、子供が産まれて離乳食が進んでいくたびに、格段に食材の量が増えていくことを実感しております。
独身時代には果物など買わなかった私ですが、子供が産まれてからはバナナ・リンゴ・スイカ・モモ・梨などの果物を常にキッチンスペースに置いておくようになりました。また、子供用のふりかけやお茶漬け、お菓子や菓子パンなど、子供が1人で勝手に取って食べられるようなものがたくさん置いてあります。
とにかく子供のための食べ物が増えてしまうので、キッチンにある食材をどうにかしてまとめないと散々なことになっています。
悩み1.食材がキッチンのあちらこちらにある
食材がキッチンのあちらこちらにあって困ってしまう場合は、「仲間分けボックス」ごとに収納していきましょう。賞味期限が近い食材、子供達が食べるお菓子やパン、日持ちのする乾物やレトルト食品などを仲間分けしてボックスごとにまとめておくだけで、キッチン廻りがスッキリします。
0歳と4歳の現役ママ。筆者も試してみました!
キッチン回りに散らかっているモノを、仲間分け収納するだけで、私は嬉しいことがたくさんありましたよ。まず、例えぐちゃぐちゃになっても、子供の食べ物収納スペースだけに収まるようになりました。
以前は、子供が自分の好きな食べ物を探すために、ありとあらゆるところをぐちゃぐちゃにして探していましたが、仲間分け収納ボックスに分けてから、ぐちゃぐちゃになっても子供ボックスのみで収まるようになったのが救いです。以前のように、「そんなところに入っているわけないでしょ!もうぐちゃぐちゃにしないでよ」と怒る必要がなくなったのが、密かに嬉しく思います。
また、賞味期限内に食材を使いきれるようになったのも、仲間分けボックスをしてよかったと思ったことの1つです。今までは賞味期限が近いということに気が付かないで、そのままになっていることが多かったのですが、このボックス収納にしてから使い切ることができるようになったのが大きいです。
悩み2.キッチンの見栄えがよろしくない
キッチンがモノで溢れていると、どうしても生活感が増してしまって、見栄えがよろしくありません。そこで、キッチン収納をする時には「見えないように片づける」というよりは「魅せる収納」を心掛けましょう。
例えば、今まではあちらこちらに散らばっていたお菓子やふりかけなどの小さな食品を、瓶に収納してみてはいかがでしょうか。瓶に収納することで、隠していない魅せる収納が実現するので、見た目も一気にオシャレになります。
0歳と4歳の現役ママ。筆者も試してみました!
子供用のふりかけやお菓子は、パッケージも可愛らしいものが多いので、瓶に入れておくだけで様になりました。特に見た目が可愛らしかったのは、ペロペロキャンディーとたまごボーロです。ペロペロキャンディーは持ち手の部分が0歳児には危ないので、良い収納方法を考えていましたが、瓶にいれると彩りも鮮やかですし、散らばることもなくとても便利です。
食べきれない分を、ラップに袋ごと包んで保管していたたまごボーロも瓶に収納して、こぼれることなく可愛らしく収納ができました。収納する入れ物を変えるだけで、何だかキッチン回りが一気にオシャレになって、私自身のテンションもアップしました。
キッチンにある調味料の悩みを解決しよう
「キッチンのどこかにあるはずなんだけどな~」と調味料を探していませんか?どこかにあるはずの調味料を探す時間も手間も、非常にもったいない!そこで、キッチンにある調味料の悩みを解決していきましょう。
悩み1.とにかくキッチンがゴチャゴチャ
冷蔵庫の中にバラバラに散らばった調味料。これでは賞味期限の切れてしまったものを使ってしまう可能性もありますし、何より見つける時間がもったいない!そこで、お金をかけずにできるのが「飲み終わった後の牛乳パックのポケット収納」です。空の牛乳パックを上下に切って、チューブの調味料を立てかけておけば、冷蔵庫の中で簡単に整理整頓ができます。もし汚れてしまった時は、飲み終わった牛乳パックを上下に半分にして、また新しいものを作れば良いので洗う必要はありません。
キッチンにある鍋とか調理器具の悩みを解決しよう
料理をする際に必要不可欠な調理器具。しかしながら、キッチン収納をしていく際に困ってしまうことも少なくありません。悩みと解決法をまとめてみました。
悩み1.場所を取って仕方ない
鍋やフライパンがたくさんあって、場所を取って仕方がないというのなら、まずは厳選してみましょう。「どれを残して良いのか、どれを捨てて良いのか分からない」というのなら、まずは使用頻度で選んでいくのです。基本的には、フライパン・麺をゆでる大鍋・煮物や煮込み料理につかう中鍋・片手鍋があれば充分です。
使いたい時になかなか取り出せなくて困っている人は、もしかしたら余計な調理器具で溢れていて、収納スペースが目いっぱいになっているのではないでしょうか。使用頻度の高い調理器具はできるだけ重ねないで収納しておいて、あまり使わない調理器具は別スペースに重ねて収納しておくことをオススメします。
キッチンの収納。できることから始めよう
今回は「キッチンの収納」というテーマで食材、調味料、食器などの収納に関するお困り事と解決方法をご紹介しました。キッチンは自宅の中でも一番生活感が出てしまいがちな場所ですが、収納ひとつでとてもスタイリッシュな空間へと変わります。子育て中だからといって、キッチンがごちゃごちゃしていても仕方ないと割りきってしまうのではなく、簡単な収納から試してみましょう。