まじめな子の性格・特徴

まじめな子の特徴は?良い面と悪い面を子育てに活かす方法

まじめな子というと勉強ができて親のいう事を聞く優等生タイプを思い浮かべるかもしれません。まじめな子にも良い面と悪い面を知ることで育児に活かすことができます。まじめな子の特徴や性格、まじめな子の育児に役立つ情報を紹介します。

まじめな子の特徴は?良い面と悪い面を子育てに活かす方法

まじめな子の特徴は?

「まじめな子」というのはいい意味で使われることもありますが、あまり良くない印象に聞こえることも多い言葉です。まじめな子はやんちゃな子と比べると元気がないかもしれませんが親のいう事を聞く良い子に育ちます。しかし表現が乏しいため心が穏やかでいられない可能性もあります。

まじめな子の特徴を親が理解して子育てに活かす方法を紹介します。

まじめな子を見守るママ

まじめなタイプはどう見える?

まじめなタイプの印象は『明るい』『親しみやすい』というイメージはあまりありませんが、実際にどのように見られているのでしょうか?
実際にはまじめなことが悪いことではないはずですが、ここではまじめなタイプの印象を3つご紹介します。

話しかけ難い

まじめな子は話しかけ難いと言います。まじめなので何を話していいのか分からない、また、話しかけたとしても話の内容がつまらないというのが上げられます。そのため、友達の輪になかなか入れないということもあります。
冗談を言っても笑わなかったり冗談を真に受けてまともに返答したりするなどして「場が白ける」と言われることもあります。ただこれは受け手によって印象が変わるわけですから、まじめな話が面白いと思われることもありますよね

消極的に見える

消極的に見える、まじめな子

まじめな子はじっくり考えてから行動するので消極的に見えます。他のみんなが楽しそうにしているのにその場でじっとしていて、どうしたんだろうと思われることもあります
実際にはただそこにいるだけではなく、どうしようか考えているんですよね。こうした行為を消極的だと判断されがちですが、じっくり考えることは悪いことはありません。何も考えずに行動するよりも良いでしょう。

意外性がない

まじめな子はまじめに行動するので意外な行動をすることが少ないと言えます。そのため、見ていても面白くない、意外性が無いと言われます。
ただ、これも意外な行動を取ればいいのかと言えますし、言われたことをしっかりできることは重要だともいえます。言われたことすらしっかりできないのに新しいことができるわけがないという意見もありますよね。

まじめな子の特徴・いい面悪い面は表裏一体

決して良い印象を持たれないまじめな子ですが、まじめな子の特徴とはいったいどのようなものでしょうか。また、まじめな子のいい面と悪い面は何でしょうか。

まじめな子はこんな面が優れている

まじめな子は良い面もたくさんあります。何事もしっかりやるわけですから、結果はついてきます。そのため、勉強での評価が高いことが多いです。まじめな子の優れた面を最大限伸ばしてあげるようにしましょう。

勉強がよくできる

勉強がよくできる、まじめな子

勉強で大切なことはまじめにコツコツやることです。どんなに頭が良い子でも勉強をしなければできるようにはなりません。それに対してまじめな子は毎日コツコツ勉強します。そのため、結果も出やすいと言えます。
勉強は学習した内容以外からは出ないわけですから、まじめにやった子が勝ちます。まじめな子に勉強ができる子が多いのは当然ですね。

言われたことをしっかりできる

まじめな子は言われたことはしっかりできます。そんなことは当たり前にできると思われがちですが、実際には毎日言われたことをやり続けることは簡単ではありません。勉強で毎日書き取りをやりなさいと言われて、どれぐらいの子供が毎日書き取りをやるでしょうか。
割合としては少ないでしょう。言われたことをしっかりやるというのは誰にでもできそうなことで実はできない、勉強ができるためには最も大切な要素だと言えます。

まじめな子のマイナス面は

前述したとおり、まじめな子にはマイナス面もあります。ただどんな子でもマイナス面はあります。まじめでない子にはマイナス面がないということはありませんよね。
どの子も同じですが、マイナス面は少しでも減らし、プラス面を伸ばしていけるように頑張りましょう。

完璧主義になってしまう

完璧主義な、まじめな子

まじめな子は本当にひとつひとつをしっかりとこなしたいという思いがとても強い子が多いです。そのため、完璧主義に陥ってしまうこともいます。「これではダメ」と妥協ができないので、体調を崩すまで頑張る子もいます。
ただ、完璧主義は悪い面として捉えがちですが、決して悪いわけでもありません。ただ行き過ぎると良くないので、うまく周囲がサポートしてあげて「今日はもうこれぐらいにしておこう」と制御してあげる必要があるでしょう。

融通がきかない

完璧主義と関係があるのですが、まじめな子は融通がきかないことが多いです。こうと決めたことは変えたくないので、途中で何か問題が起こっても変更しようとはしません
ついつい「融通がきかないなあ」とか「頭が固いなあ」と言われることが多くなります。物事に柔軟に対応するのは難しいことですが、周囲の意見を聞きながら変えるところは変えられるようになると良いですよね。

まじめなだけでは不安?まじめな子の育て方

まじめな子には良い面も悪い面もあるのは先ほど述べました。これは別にまじめな子に限った話ではなくて、誰にでもあることだと思います。
しかし、子育ての仕方によってはまじめな子を追い詰めることにもなりかねません。ここではまじめな子を育てる際の注意点をご紹介します。

子供に完璧をおしつけていませんか?

前述したとおり、まじめな子は完璧主義の子が多いと述べました。それは性格としてそうである場合が多いのですが、子育てによって子供が完璧主義になってしまっている場合もあります。何事も完ぺきにこなそうとすると大人でも疲れてしまいますよね。

時には手を抜くことも教えよう

助言する親

宿題はしっかりとやってほしいというのは親ならば誰でも考えることですが、そこに完璧さを求めすぎると子供も大変になります。特にまじめな子はそもそも完璧にやろうとしているわけですから、さらに「もっとしっかりやりなさい」と言われてしまうと、辛くなります。
「今日はこれぐらいでやめておこう」と途中で止めることも必要です。子どもに完璧なものを求めてしまう人は少し冷静になって子どものやっていることを信じて認めてあげましょう。まじめな子は言われなくても、ほぼ完ぺきにこなしていますよ。

自己肯定感を高めよう

まじめな子は完璧なものを求めがちですので、どうしても自己評価が低くなります。「本当はもっと完璧なものを作りたいのにできない」となってしまうと、自己肯定感も低くなります。
それを防ぐためには何が必要でしょうか。ここでは自信をどのように付けるか、その方法を教えます。

根拠ない自信を身につけさせよう

完璧主義で自己肯定感が低い場合は、とにかく根拠のない自信を身につけてもらいましょう。これは何かができるかできないかという根拠のある自信とは関係ありません。「あなたは素晴らしい人間だよ」と親から言われれば、なぜ素晴らしいかは分からないかもしれませんが自信になります
こうした言葉が「自分は必要とされているんだ」「自分は自信を持って良いんだ」という気持ちに繋がり、自己肯定感も高まります。まじめな子を育ている保護者の方はぜひ実践してみてください。

自己肯定感を持たせる

まじめな子どもの特性を大事にしましょう

その子の特性を生かしてあげよう

子供の性格は本当にさまざまです。まじめなことで困ることもあれば、まじめであって良かったねと思うこともあります。すべて子供の特性として、良い面は伸ばし、悪い面はなるべくなくなるように協力してあげましょう。
そうすることでまじめな子の能力はもっと伸びると思います。特にまじめな子は勉強ができる子が多いです。勉強ができて困ることはないですよね。そうしたプラスの面を高く評価して、子供ができないことを無理にやらせないようにしましょう。