子育てHOWTO

子供服のサイズ年齢別の目安

子供服のサイズ年齢別の目安・安全で動きやすい服の選び方

子供服のサイズを年齢別にリストアップ。生後すぐの新生児から幼児期の子供は特に成長が早く、節約のために大きいサイズを選びがちですが、安全に遊ぶためには体にフィットした洋服を用意したいもの。ベビーから13歳頃の子供にぴったり合う洋服や帽子、靴選びのポイントをチェックしておきましょう。

子供服のサイズを年齢別に確認しよう

子供服のサイズは年齢や成長に応じて速いペースでサイズが変わっていきます。「せっかく購入したのにすぐに着られなくなった」「せっかくプレゼントしてもらったのにサイズが合わなくて着られない」といった失敗を防ぐために、子供服のサイズを年齢別に確認していきましょう。

子供服を選ぶ際には身長が基準となりますが、心身の年齢的な特徴に留意することも大切です。

子供服のサイズ・新生児~幼児期の目安

成長スピードが早いため、3か月ほどでサイズが変わっていきます。生まれて間もないうちは肌触りのよさや動きやすさを重視して服を選んでください。

幼児期までは、男の子も女の子も服の選び方に違いはありません。年齢ごとの身長・体重はあくまでひとつの目安なので参考程度にしましょう。

新生児~生後3か月頃

どんどん体重が増えていく時期です。締めつけ感がなく、ロンパースや長肌着などオムツ交換がしやすい服がおすすめです。

生後3か月~6か月頃

首がすわり、手足をバタバタと動かしたり寝返りをうったりすることもできるようになってきます。服はめくれあがらないものを選ぶとよいでしょう。コンビ肌着やロンパースがおすすめです。

生後6か月~1歳頃

寝返りが上手になり、ハイハイやお座りもできるようになって体型が引き締まってきます。セパレートタイプの服に切り替え始めて良いでしょう。

1歳~2歳頃

ぽっちゃりした乳児体型からしっかりした幼児の体型になってきます。立って歩けるようになる子もいます。オムツ交換も立ったままできるようになるので、セパレートタイプの服が便利です。

2歳~4歳頃

歩いたり走ったりなど運動量がより増えます。伸縮性がありジャストサイズで体にほどよくフィットする服を選びましょう。服を自分で着たがる子もいるので、着脱が簡単な服がおすすめです。

子供服のサイズ・4歳頃~12歳頃の目安

成長のスピードは子供によって異なるので、子供服は年齢ではなく身長をもとに選ぶのが基本です。ここで掲げている年齢別の身長はあくまで目安であり、成長のスピードは子供によって違います。

大きくなってすぐに着られなくなることを考えると、つい大きめサイズの子供服を買い与えたくなりますが、服のだぶつきは転倒など思わぬ事故の原因になることも。

服や靴はできるだけジャストサイズのものを選んであげましょう。

4歳前後

公園で遊んだり、動きがいっそう活発になる時期なので、服は動きやすさが何よりも大事です。ズボンの裾が長かったり紐がたれているデザインだと転びやすくなるので注意しましょう。

5歳前後

幼稚園の年長さんの年頃です。男の子は体つきがしっかりしてくるなど、体型の男女差がはっきりしてきます。

6歳~7歳前後

小学校に入ると行動範囲も広くなります。洗濯が簡単で手入れが楽な服、脱ぎ着しやすい服がおすすめです。

8歳~9歳前後

好きな色など好みがはっきりしてくる年頃です。中には男の子のような格好を好む女の子も出てきます。サイズや動きやすさだけでなく、できるだけ本人の好みの服を選んであげましょう。

10歳~11歳頃

思春期の入り口にさしかかり、体型も男の子は男らしく、女の子は女らしくなってきます。特に女の子の場合、服だけでなく下着にも気を配ってあげる必要が出てきます。

12歳~13歳頃

中学生ともなると、自分の好みで服を選ぶようになります。ローティーン向けの雑誌などで紹介されている服をほしがることもあるでしょう。

身長や体格は個人差が大きくなってきます。体が平均より大きい子の場合、キッズ用だと着られないというケースも増えてきます。

かといって大人向けの服を買うと、サイズが合ってもデザインが年齢にそぐわないおそれがあります。大人向けのカジュアルブランドの服にするか、子供服のサイズ展開が豊富なメーカーを探すといいでしょう。

子供用帽子のサイズの目安

頭のサイズも月齢・年齢によって変わってきます。デザインやメーカーによる差も大きいので注意してください。

子供用シューズのサイズの目安

同じサイズでもメーカーによって大きさは多少異なります。靴のサイズが合っていないと転びやすくなったり足に負担がかかったりする恐れがあるので、必ず試し履きさせて購入するようにしましょう。

服と同様、靴のサイズも成長に伴ってどんどん変わっていきます。子供が足を痛がっていないか、おかしな歩き方をしていないか気を配り、常に正しいサイズの靴を履かせるよう配慮してあげてください。

同じサイズでもブランドによってフィット感が異なる

JIS規格では「少年用衣料」、「少女用衣料」として子供服のサイズの規格を定めています。サイズのほか、胴囲または胸囲に応じた体型区分があるので注意が必要です。

区分によって、同じサイズの服でも細めだったりゆったりめだったりなどの違いが出てきます。このため「いつものサイズを買ったのに、このメーカーだとちょっと緩い」ということもあります。

ジャストフィットする子供服を購入するには、子供の体型に合う服をつくっているメーカーを探し当てるのがコツです。

ちょっとぽっちゃり体型の子供の場合は、つくりが大きめのメーカーを選びましょう。子供服のサイズ展開が豊富な通販などもあるのでチェックしてみてください。

海外メーカーのサイズ表記

アメリカのブランドでは対象年齢がそのままサイズ名となっています。たとえばGAPのキッズでは、「サイズXS・5=参考年齢5歳、身長110cm」「サイズS・6・120=参考年齢6~7歳、身長120cm」などとなっています。

アメリカ製の子供服の場合、サイズにMもしくはTのアルファベットが記載されていることがあります。MはMonths、TはToddler(2~4歳の幼児)の略で、それぞれ月齢と年齢を表します。たとえば「12M」と表示されている服の対象年齢は生後9~12か月頃で、日本サイズでは80に相当します。

EU圏であるスペインのブランドZARAのキッズラインでは、5歳~14歳を対象とする「ガール/ボーイ」のサイズ5の場合「対象年齢4~5歳、身長110cm、胸囲59cm、ウエスト55cm、ヒップ61cm、脚の長さ46cm」となっています。

また、ヨーロッパのブランドでは年齢ではなく身長がサイズ名となっていることもあります。たとえばサイズが「90」とある場合、対象年齢は2歳頃となり、日本サイズでは同じく90に相当します。

海外の子供服の場合、日本の子供服よりつくりが細めのものや股下が長いものもあります。日本サイズに相当する服を買ってもフィットしないことがあるので注意が必要です。特に、試着ができない通販の場合は慎重に選んでください。

子供服を購入する際の注意点

子供は成長スピードが早いことを念頭に、まずは着られる期間に対し値段が見合うかを考える必要があります。しかし、値段が安ければよいというわけではなく、子供が着るということに配慮した作りであることも大切です。

ジャストサイズが基本

大きすぎるサイズだと見た目がよくないだけでなく、動きにくかったり肌がこすれたりなど着心地が悪くなります。なるべく長い間着てもらおうと思っても、何度も着用することにより生地はどうしても劣化していきます。

サイズがちょうどよくなった頃にはすっかりくたびれていることも。大きめを買うなら1サイズ上までにすることをおすすめします。

子供服は安全性への配慮も大事

服を買うときはついオシャレさにばかり目が行きがちですが、本当に重視すべきは安全性です。

フードが頭をすっぽり覆ってしまって視界が遮られたり、ボタンを誤飲してしまったり、ファスナーを上げた際に首もとの皮膚を巻き込んでしまったりなど、服の装飾やデザインが原因で事故が起こる可能性もあります。

パーカーなど首もとから紐が出ている服は、紐が遊具や自転者の車輪などに引っかかって首元が絞まることもあるので注意が必要です。

子供服を選ぶときは、ボタンがしっかりついているか、長い紐がついていないか、フードが大きすぎないか、ファスナーが直接肌にあたらないようになっているかなど、安全性もしっかりチェックするようにしましょう。

制服は大きめサイズでもOK

制服は普通の服より高価なため、成長に応じて頻繁に買い換えるということはあまりしません。現在のサイズより1段階大きいサイズを購入し、裾上げなどをして対応するとよいでしょう。

子供が卒園・卒業して制服が不要になった先輩ママから譲り受けるのもいいアイデアです。

バーゲンでは買いすぎに注意

新作アイテムが値引きされるプレセールなら、シーズンに合った服を買えばそのまま着られます。一方シーズン終わりのバーゲンでは、翌年にサイズがどれくらいになるか見当をつけて購入することになります。

子供の成長スピードを正確に予測するのは難しいため、1年後にはもうきつくなっていたり、まだブカブカだったりと、結局着る機会を逃すことがあります。子供服の場合は、安くなっているからといって大量にまとめ買いするのはおすすめしません。

子供服をプレゼントする際のコツ

オーガニックコットンなど素材にこだわった服やデザイナーズブランドの服など、最近の子供服のバリエーションはとても豊富です。ママの好みに合わせて選べばきっと喜んでもらえるでしょう。

出産のお祝いなどで服を贈る際は「長く着てもらいたい」もしくは「すぐ着てもらいたい」のいずれを重視するかで選び方が変わってきます。

おすすめはサイズ80~90

生後0か月のときの身長は男の子、女の子ともに44~52cmほど。生後6か月を迎える頃には男の子63~71cm、女の子61~70 cmと平均20cmも伸びます。50サイズや60サイズのベビー服はすぐに着てもらえますが、着られる期間はどうしても短くなります

また、たいていの場合ベビー服はママがすでにたくさん用意しているものです。ベビー服ばかりたくさんもらうよりも、ちょっと大きくなってから着られる服を贈ってもらったほうが嬉しいもの。

長く着てほしいなら、1歳頃から2歳頃になるまで着られるサイズ80~90の服を選んであげるとよいでしょう。

着る季節の考慮も必要

赤ちゃんが12月に生まれたとすると、生後3か月を迎える3月にはサイズ60になり、生後6か月になる6月にはサイズ70になっているでしょう。1歳になる頃にはサイズ80になっていると考えられるため、サイズ70の冬物は着られません。

12月生まれの赤ちゃんの場合は、サイズ80の冬物を贈れば長く着てもらえるかもしれません。サイズ80~90の服は着られる期間が長いので、プレゼントに選べば失敗しにくいといえます。

子供服のサイズは年齢よりフィット感を重視

新生児期から中学校にあがる頃まで、身長とそれぞれの年齢の特徴に合わせた子供服を選ぶことが大切です。子供は成長が早いため、子供服はどうしても着られる期間が短くなりますが、成長を見越して過度に大きいサイズを与えるのはおすすめできません。

海外メーカーの服の場合、規格や体型が異なるためサイズが合っていても体にフィットしないことがあるので注意が必要です。

子供服を選ぶ際にはオシャレさだけでなく、紐やボタン、フードなど安全面に配慮したデザインであるかに着目してください。出産祝いとして子供服をプレゼントするなら、サイズで失敗しにくく長く着てもらえるサイズ80~90の服がおすすめです。