おねしょはいつまでが普通?

おねしょはいつまで続く?子供の夜尿症の原因と対策

おねしょはいつまでするもの?夜尿症との関わりや治療が必要な場合はあるか知りたいママに、子供がおねしょを卒業する目安やなかなか治らない原因と対処法、布団のにおい対策をアドバイス。忙しいとイライラしてしまうこともありますが、心配しすぎず大らかに構えることが大事です。

おねしょはいつまで続く?子供の夜尿症の原因と対策

おねしょはいつまで続くもの?

おねしょとは、寝ている間にしてしまうおしっこのことです。小さい子供は膀胱も小さく、排泄のコントロールが未熟で、寝ている間に作られる尿を貯めることができず溢れ出てしまうのです。

昼間であれば2~3時間おきにトイレに行くことができるので、膀胱におしっこが溜まっても溢れることはあまりありません。しかし、夜間は長時間おしっこを膀胱に溜めなくてならないため、膀胱の小さな子供はおねしょをしてしまうことがあるのです。

子供のおねしょはいつまで続くのでしょうか?おねしょの原因や卒業するための対策を見ていきましょう。

おねしょと夜尿症の違い

おねしょと同じように夜寝ている間におしっこをしてしまう状態が長く続くと夜尿症と呼ばれる可能性があります。夜尿症になると、一度おねしょをしなくなった子供が、おねしょを再発することや、大人でも症状が出ることがあります。生活習慣やストレスが原因で症状が長く続くのが特徴です。

夜尿症は5歳を過ぎて週2回以上の頻度で3ヶ月以上続くもので、症状はおねしょと同じです。症状の出ている年齢によって呼び方が変わるのです。

おねしょを卒業するのはいつ?

泣く幼児

一般的に、おねしょがなくなる目安は5~6歳ころです。おねしょをいつまでもしていると、親としては心配になってしまうものですが、5~6歳でもまだ膀胱や排泄コントロールの成長途中の場合もあります。おねしょをいつまでするかは、子供によってそれぞれ違うのです。

おねしょを卒業させるために必要なこと

おねしょをなくすには、次の3つの条件が必要です。

  • 膀胱が発達しておしっこを溜められるようになること
  • 抗利尿ホルモンの分泌が安定して、夜の尿量が少なくなること
  • 膀胱におしっこが溜まると、目を覚ますことができること

ホルモンの分泌や膀胱の成長は、ママが焦っても仕方がありません。おねしょが続いても、しばらく様子をみることが大事です。小学生に上がる頃には抗利尿ホルモンの分泌や成長が安定しますので、おねしょがいつまでも続く場合は、かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。

抗利尿ホルモンとは

尿の量を調整する働きをもつホルモン。夜の間に多く分泌されることで、夜のおしっこの量を抑えてくれます。赤ちゃんのうちから分泌されるのではなく、成長とともに徐々に発達し5歳前後で分泌が安定します。

年齢別おねしょ卒業の目安

幼児のおねしょの割合

膀胱が発達するとおねしょはだんだんと治まります。膀胱の発達とおねしょ卒業の目安は、次のとおりです。

0歳~

0歳は膀胱が未発達で小さく、おしっこを溜めることができません。尿は昼夜問わず作られ続け、作るそばからおしっことして排泄します。一日に何度もおしっこがあり、常におむつがないといけない状態です。

2~3歳

2歳~3歳ころから膀胱は次第に大きくなっていきます。抗利尿ホルモンも分泌しだし、寝ている間に作られる尿の量も少なくなるので、おねしょの回数が減ってきます。この時期で、おねしょをする子供の割合は40%ほどです。

4~5歳

このくらいの年齢になると膀胱の働きが安定してきますので、おねしょの回数はぐっと少なくなり、おねしょをしなくなる子も増えてきます。おねしょをする子供の割合は、4歳で約30%、5歳では約16%にまで下がります。

おねしょの原因は?

おねしょはいつまで続くのか心配しているママは、子供がおねしょをしてしまう原因を知っておきましょう。

夜に作られる尿の量が多い

眠る幼児

抗利尿ホルモンは眠っている間に多く分泌されます。このホルモンの量が少ないと尿の量が少なくならずおねしょにつながります。5歳頃までは抗利尿ホルモンの分泌が十分でないため、おねしょをしやすい状態になります。

膀胱が未発達で容量が少ない

大人に比べて子供は膀胱が未発達です。溜められる尿の量も少ないので、すぐに容量オーバーになってしまい、おねしょにつながってしまいます。

体か冷えている

体が冷えていることも、おねしょの原因となります。体が冷えると臓でつくられる尿の量が増え膀胱が収縮するため、おねしょをしやすくなってしまうのです。

冬場などは体の冷えから汗の量が減り尿の量が増えます。そのため冬は他の季節よりおねしょの頻度が増える傾向があります。

冬場はもちろん、暑い時期でも手足などの冷えやすい部分を温めることは大事です。布団と寝室を温めて体が冷えないように工夫しましょう。

夜中に子供を起こしてしまう

おねしょをしないように夜中に子供を起こしてトイレに行くのは、おねしょを悪化させてしまう原因になります。夜中に起きてトイレに行くと体は夜に排泄することを覚えてしまいます。結果的に夜間に作り出す尿の量が増えてしまうことにつながります。

夜は成長ホルモンが分泌される時間です。この時間にしっかり睡眠をとらないと成長ホルモンの分泌にも影響が出てしまい、膀胱の発達が遅れてしまうこともあります。

夜はしっかりと睡眠できるようにしてあげましょう。成長ホルモンと同じく抗利尿ホルモンの分泌も低下しおねしょが減らない原因となります。

子供がおねしょをしてしまったら

子供に怒る母親とそっぽを向く子供

子供がおねしょをしてしまったときに気をつけてもらいたいことがあります。それは、ママが怒らないことです。

子供がおねしょをするとママは洗濯物や片付けに追われて、ついイライラしてしまいます。しかしここはグッと我慢し、深呼吸して気持ちを落ち着かせるのが正解です。

子供はわざとおねしょをしているわけではありません。おねしょを恥ずかしく思って、布団を隠してしまう子もいるくらいです。

おねしょをしてしまった子供はどのような心境でしょうか?ママから怒られてしまうと子供はもっと傷ついてしまうでしょう。

怒られるのでは?という不安やストレスがおねしょを引き起こし悪循環になる可能性もあるので、ママが怒らないことはとても大事です。

おねしょを卒業するコツ

おねしょは子供の成長過程ごく自然なことです。おねしょの回数が多いからといって心配する必要はありません。

膀胱の発達によって徐々に減っていくので治療の必要はないケースが多く、生活面を見直すことがおねしょを減らすサポートになります。家庭でできるおねしょの卒業のコツとしては、次のようなことがあります。

おねしょの観察をする

子供のおねしょが、どういうタイミングで起きているのか観察してみてください。「おねしょ」と一口に言っても、子供が成長しているサインが見られるのであれば問題はありません。

子供が成長していることに気づけばママの不安も減っていくでしょう。発達のサインは、おねしょのタイミングによって見分けられます。

眠ってすぐにしてしまうおねしょ

寝入りすぐにおねしょをする場合は、まだまだ発達途中のサインです。まだ膀胱が小さく、眠っている間にも尿が作られるため、一晩に複数回のおねしょがまだ続く傾向にあります。

明け方にしてしまうおねしょ

明け方におねしょをする場合は、もう少しで卒業のサインです。膀胱が大きくなり寝ている間に作られる尿の量も減ってきているため、明け方までは膀胱に溜めておけるようになっている状態です。

夜中に起こさない

夜中に起こしてしまうと抗利尿ホルモンが減少し、尿の生成や膀胱の発達に影響が出てしまいます。睡眠サイクルが乱れる原因になり、夜に分泌される成長ホルモンにも影響が出てしまいます。
またおねしょをしてしまうのでは?と心配な気持ちもあるでしょうが、途中で起こさないようにしましょう。

寝る前の水分を控える

水を飲む幼児

夜寝る前は、水分補給を2~3時間前までに済ませておくようにしましょう。そのあとは、寝るまで必要最低限の水分で過ごしましょう。

どうしても飲んではいけないというわけではありません。お風呂上がりなどは、しっかり水分を取らせて脱水にならないように注意してください。

寝る前にトイレに行く

寝る前は必ずトイレに行く習慣を作りましょう。初めのうちはトイレに行っても出ないことや、トイレに行きたがらないこともありますが、まずは寝る前にトイレに行くのをクセにすることが大事です。習慣になれば自然と寝る前にトイレに行くようになります。

寝る前にお風呂に入る

寝る前にお風呂に入り体を温めることはおねしょの予防になります。体を温めることで眠りやすくなり睡眠サイクルも整うようになります。

たくさん褒める

朝、起きたときにおねしょをしていなかったら、子どもと一緒に思いっきり喜んで、たくさん褒めてあげましょう。寝る前のトイレを嫌がる子も、褒められると嬉しくなり、進んでトイレに行くようになるでしょう。

子供にとってママが喜んで褒めてくれることは何より嬉しいことです。子供のモチベーションを上げて、おねしょ卒業の手助けをしてあげましょう。

意識させない

おねしょ対策をすることは大事ですが、子供におねしょを意識させすぎるとストレスの原因になり、おねしょが悪化することがあります。

「早くおねしょがなおるといいね」「おねしょしちゃうからたくさん飲んじゃだめだよ」と言ってしまうママは言い方をすこし変えてみるといいでしょう。

規則正しい生活を送る

おねしょの対策には規則正しい生活を送ることが大事です。食事や睡眠時間に気を付けて子供のおねしょ卒業をサポートしていきましょう。

食生活を見直す

味噌汁を飲む幼児

塩分の多い食事が多いとのどが渇き、水分を過剰に摂ろうとするためおねしょの原因につながります。寝る前に甘いお菓子を食べると血糖値が上がり、喉が湧きやすくなるのでお菓子にも注意していく必要があります。

食べ方にも意識してみましょう。しっかりよく噛んで食べているでしょうか?あまり噛まずにお茶や水で流し込んでいる場合は、水分を多く摂りすぎてしまいます。しっかり噛んで食べるようにしましょう。食事は就寝の3時間前までに終わらすようにすると、睡眠の質も高めることができます。

早寝早起きをして昼は元気に動き回る

夜寝る時間が遅くなると、ホルモンの分泌に影響が出てしまいます。朝早く起きて昼間は元気に動き回ることで、夜しっかり寝ることができるのです。

治療は必要?

子供のおねしょは成長とともに自然となくなるものなので、焦って治療しなくても大丈夫です。小学校入学頃までは焦らずに様子をみましょう。

小学校に入学し、生活習慣を改善しても、おねしょの改善がみられない場合は小児科などに相談してみましょう。ママが悩みすぎないことがなによりも大事です。

子供がおねしょを気にして精神的に不安定なったり、ママ自身が辛い場合には小学校入学前でも遠慮なく相談してみましょう。

おねしょ布団のケアのコツ

子供がおねしょをしてしまったら、大変なのが布団のケアです。毎日おねしょをしてしまう時期や、お仕事をしているママにとっては頻繁に洗うこともできなくて悩みの種になっていることでしょう。ふとんの丸洗いができないときにおすすめの布団ケア方法をみていきましょう。

ぬるま湯をかける

おねしょの部分にぬるま湯をかけるだけでも、消臭の効果があります。おねしょの水分をタオルなどでしっかり吸い取ったら、その部分に40℃くらいのぬるま湯をかけておねしょを洗い流しましょう。

乾いたタオルで叩きながら臭いが気にならなくなるまで繰り返し続け、天日干しや布団乾燥機・ドライヤーなどで乾かします。

必ずぬるま湯で!

熱湯ではなく「ぬるま湯」で洗い流すのがポイントです。70℃以上のお湯を使うと尿の成分であるタンパク質が固まり、汚れやにおいが落ちにくくなります。

重曹をつかって消臭する

部分洗いをする時間が取れないママや、天日干しをしてもしまう時間に帰ってこられない忙しい方におすすめなのが重曹を使う方法です。

朝のうちにおねしょの部分に重曹をふりかけておき、帰ってきてから重曹を掃除機で吸い取るだけでおしっこの臭いを取ることができます。

マットレスの場合

マットレスにおねしょをしてしまった場合は、洗うことができなくて厄介ですが、クエン酸を使えば消臭効果が期待できます。

マットレスについたおねしょを、紙おむつやペットシーツの給水面でしっかりと吸い取ったら、クエン酸を水で溶いたものをスプレーボトルに入れて吹きかけ、よく乾かしましょう。

おねしょはいつまでも続くものではありません

子供のおねしょが続くと心配になりますが、神経質になりすぎるのはストレスのもとになり逆効果です。子供のおねしょはいつまでも続くわけではありません。子供がおねしょをしてしまった時にママができる3つのことをおさらいしておきましょう。

  • 起こさない…おねしょが心配でも夜中に起こすのは逆効果!
  • 怒らない…怒られたストレスでおねしょが悪化する可能性も!
  • 焦らない…プレッシャーや不安でおねしょが悪化する可能性あり!

成長途中の子供がおねしょをするのは仕方がないと割り切り、広い心で受け止めましょう。ママが気持ちに余裕をもって接すれば、子供も笑顔で朝を迎えられるようになるでしょう。

夜に子供がトイレに行きたがらないのは、恐怖心からであるケースが多いもの。トイレが怖い理由とは?子供がトイレを怖がる際の対処法を読んで、子供が怖がらない工夫をしてみましょう!

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