心と体を育てる3歳児の遊び
3歳児の遊び方!子供の好奇心をつつく遊びで心と体を育てる
3歳児の遊び。好奇心が強くて何にでも興味を示すけどすぐに飽きてしまう3歳児にぴったりな遊びを知りたい!3歳児が興味を持っていることやおもちゃって?イヤイヤ期が落ち着いた3歳の心と体の発達に最適な遊び、体を動かすあそび、脳を鍛える遊び、センスや感受性を磨く遊びをご紹介します!
子供の興味を引き出そう!3歳児が喜ぶ遊びって?
3歳児。運動能力や脳の発達が著しい時期で、ボールを上手にキャッチしたり、走ったり、跳んだり、色んなことを2歳のときよりとても上手に行なうようになります。赤ちゃんから幼児へ―――食事や排泄も一人で出来るようになったりと、だんだんと行動も自立していくことでしょう。手先もとても器用になって、ハサミも使えるようになりますしね。
心も体もめざましい成長をしている3歳児。色んなことに興味を持ち、好奇心を抱き、そして自分でやってみたい時期です。おもちゃは発達に見合ったものを、遊びは一人でするのではなくお父さんお母さんも参加して子供と一緒に楽しめるものを選びたいですね。
3歳児が興味津々になるもの
脳の発達のめざましいこの時期だからこそ、発達にきちんと合った遊びを提供してあげたいものです。そうすることで、脳は更に活発化し感情も豊かに育ちます。
目で見えるもの…色彩豊かな世界が広がります
クレヨンや絵の具、色鉛筆やクーピーなどを使って紙に絵を描くことで、直接色彩に触れる遊びを楽しんでみましょう。クレヨンや絵の具は隣り合う色が混ざり合って変化する様子は、子供には新鮮で目を引き付けるはず!いろんな色彩遊びによって編み出されあ作品は、家中に飾っておくと子供も喜びますよ。
- 3歳児の室内遊びは体を使ったものがおすすめですが家庭環境によりそうもいかない場合もありますよね。そんな時でも大丈夫なおすすめの遊び、遊びの工夫の仕方を紹介します。室内での安全対策もありますよ。
クレヨン遊び
白い画用紙を色んな色のクレヨンで塗りつぶし、その上から黒いクレヨンで真っ黒に塗りつぶしてみましょう。出来上がった画用紙をつまようじなどで引っかくと、黒いクレヨンの下から先に塗りつぶした色んな色が出て来て、花火の様な変化も楽しめます。
影絵
懐中電灯などを使った影絵も子供は大好き。影絵は画用紙や割り箸などを使っていろんな物を使って作ってみるのもいいと思いますし、腕や手で楽しむのもいいですね。白鳥やカニくらいならできる人も多いのではないでしょうか?
光と影で何かを表現するだけでも子供は喜びますが、懐中電灯から、物を近づけたり遠ざけたりすることで影の大きさや輪郭の変化も発見できます。
手や足、肌で知る感覚
手や足、顔や全身の肌で感じる触覚は3歳の脳に良い刺激を与えます。
家の中だけじゃなく、外に出て、風の強さや気温、水や砂、石ころや葉っぱの感覚を思う存分満喫させてあげましょう。
外に出て色んなものを採集するのも子供は大好き!手から伝わる感覚と目で見える映像は子供の好奇心をくすぐってやみません。石ころやきれいな落ち葉、丸いものや赤いもの、などテーマを決めて採集しましょう。採集したものの中から、丸いものや赤いものなどを分類していくのもいいかもしれません。
これなんだ?ごっこ
子供が嫌がらなければ目隠しをし、固いもの、柔らかいもの、冷たいもの、暖かいもの、毛が生えているもの、ツルツルなもの、ザラザラなもの、色々なものを触ってもらいましょう。
目をつぶった状態でよくわからないものを触るのがどうしても怖い子には、「これ、なーんだ?」と声をかけてあげると安心できるかもしれません。
耳で聞く音
耳から入る情報がなんの音なのか、判断できる力を遊びながら育むことができます。家の中にあるもので音を鳴らすのがポイントです。
これなんだ?ごっこ~ミッション2音を当てろ!~
ここでも嫌がらなければ目隠しをして、何の音か当てっこをしてみましょう。
扉の開け閉めの音や玄関の呼び鈴の音は初心者問題です。輪ゴムをピーンと張って弾いてみたり、ラップの芯の横の丸い空洞部分を叩いてみたり、手の甲に口を開けたまま唇をくっつけ思いっきり息を口から吐き出しておならのような音を出したり、アルミホイルをクシャクシャにしてみたり。
子供の想像力と大人の工夫、どっちが勝つか競争してもいいですね。
他にも、子供がよく見ている番組や保育園、幼稚園で習ってきた歌の出だしだけを歌ってイントロクイズをしたり、カスタネットやタンバリン、鈴などを実際に鳴らしてみるのもいいでしょう。
3歳の男の子の興味と好きなおもちゃの傾向
3歳くらいの男の子はヒーローが大好きです。おもちゃも戦隊物を好む子が多いでしょう。
最近のヒーロー物は、秋になると新番組が始まるのですが、これってクリスマス商戦のため?と勘ぐってしまいます。昔は春に新番組に変わっていたんですけどね。
そんな大人の都合は置いておいて、その他にも忍者や戦いごっこ、冒険などに興味を持ちます。また、車やバス、電車などの乗り物も好きな子が多いですね。また3歳くらいになると「オレは男だぜ!カッコイ~ぜ!」という面も出てくるので「男の子用のおもちゃ」を好む子が増えてきます。
男の子におもちゃを買い与えるときに気を付けること2つ
大好きなおもちゃを与えると目をキラキラさせて喜ぶかわいい男の子ですが、ここで注意したいことも。
まず1つ目はどんなに夢中で遊んでいても戦隊シリーズ物を一気に購入するのはちょっと待った!
新しいおもちゃを与えられると最初はだいたい夢中で遊びます。でも、そのおもちゃに目新しさを感じなくなると、急に飽きてしまうこともよくあるのです。子供の喜ぶ顔が見たかったり夢中になって遊んでくれるのがうれしくて、選んだものと同じシリーズのものをプレゼントしたくなりますが、少し様子を見るようにしましょう。
2つ目の注意点は、おもちゃの扱いが雑なので投げたりして壊してしまうことが多いということです。3歳ころには、精密機械が使用してあるような繊細なおもちゃよりも耐久性があり丈夫なおもちゃをオススメします。
また、なんだかんだと買い与えるのもおもちゃを大切に扱う気持ちが薄らいでしまう要因となります。ときには我慢も経験させてあげましょう。
3歳の女の子の興味と好きなおもちゃの傾向
3歳くらいの女の子はお母さんの真似が大好き。お化粧したり、キッチンセットでの家事の真似などを好む子が多いですね。その他にも、お姫様ごっこや、手先を使う遊び、想像力をかきたてる本や、繰り返し貼って剥がせるシール絵本なども大好きです。
また、男の子と同じく女の子も性の区別がついてくるので「女の子用のおもちゃ」を好む子が増えてきます。かわいいものやきれいなものが大好きです。
女の子にぬいぐるみをプレゼントするとき
それぞれ好きなおもちゃの傾向に違いはあっても、ぬいぐるみなら大きなサイズのぬいぐるみはおおむね好評なようです。ただし大きなサイズのぬいぐるみは場合によっては邪魔になりますので、自分の子供以外にプレゼントするときは必ず両親に確認してから贈りましょう。
化粧品の管理にも気を付けて!
そして、お母さんは化粧品の管理に気をつけてください。顔中を口紅だらけにしてみたり、フタをしめたまま口紅を回してしまい、中身をダメにしてしまったり、ファンデーションやアイシャドウなどを爪でガリガリと削られたり、クリームや化粧水、乳液などを全部出されてしまうこともあります。
子供はお母さんの真似をして化粧をしているだけなんですが…
- 女の子の遊びはママパパ一緒に楽しみましょう!かわいい、キラキラ、フリフリなど男の子とは違う女の子の遊び方を年齢別で紹介します。折り紙やお人形さん遊び、おままごとなど想像力が高まる女の子特有の遊びについて。
3歳児の発達と遊びのポイント!
イヤイヤ期がようやく終わったかと思ったら、今度は「なんで?」「どうして?」と言った質問攻撃が始まってしまう子が多いようですね。3歳児はイヤイヤ期を過ぎて落ち着いてくると好奇心がどんどん高まってきます。この好奇心こそが質問攻撃の正体です。
3歳は土踏まずが形成されバランスよく歩けるようになることで運動能力もあがりますし、指先もずいぶん器用になってボタンのかけはずしもできるようになります。長い会話も上手になり、接続詞も少しずつ使えるようになります。順番が少し理解できるようになり、ルールも理解し始めます。3歳頃に起こる一連の目覚ましい成長を支えているのは、実は「なんで?」「どうして?」の元となる好奇心だったりするのです。
ワクワク楽しい気持ちに突き動かされて日々成長を遂げている時期ですから、ようやく赤ちゃんを脱した3歳児の心と体の発達を妨げることのないように注意しながら、楽しめる遊びを見つけましょう。
1人で出来るよ!チャレンジする心を育てよう
2歳3歳には、ご飯を1人で食べられたり着替えを1人でやってみたりと、遊びも日常のことも、色んなことにチャレンジしたい心が芽生えてきます。でもまだまだ3歳。失敗だってたくさんしても当たり前。
例えば、忙しい時間帯にもたもたとボタン掛けと奮闘してできなくて、挙句の果てに「プキッ!」と怒り出す姿を見れば、さすがに「イラッ!」としてしまうこともあるでしょう。ですが、大切なのは、失敗したときに「だから言ったでしょ!」などといった言葉で責めないこと。「できなかったね。次もがんばってみよ!」と、失敗を認めたうえで次につなげるプラスの気持ちの働きかけを意識しましょう。
失敗から学ぶものを大切に
失敗しないように先回りしてやってあげるのも考え物。子どもにとって失敗は栄養です。先回りばかりしていると、子供は何でもを自分でやらないようになってしまいます。
失敗は成長に必要な経験値で、子どもは失敗から色んなことを学んでいます。失敗から得られる小さな小さな自信をコツコツ積み重ね、今までよりも少し強い自信があるからこそ、何かに取り組む挑戦心や意欲も湧いてくるのです。
時間の許す限り、自分のことは自分でチャレンジさせてあげましょう。そして失敗しても、私たち親が悔しい気持ちを受け止めてあげることが、失敗を恐れずに立ち向かう子供を育てます。失敗をたくさんして、自分でできたときにはたくさんたくさん誉めてあげてくださいね。
遊びを通して磨かれるコミュニケーション能力
簡単なルールと簡単な言葉を理解することで、友達同士でコミュニケーションを成立させることができるようにもなる3歳。
友達と交流することで、我慢したりいやなことをされても相手を許すことを学びます。相手の気持ちを少しずつ理解し、物事の善悪やルールを学んでいきます。
積極的に人と関わることでコミュニケーション能力を高めたいこの時期、テレビやDVDなどに長時間の子守をさせるのではなく、遊びを通してもたくさんコミュニケーションを重ねていきましょう。
対話やスキンシップが脳を育みます
遊びを通しながらもスキンシップで愛情を表現してあげてください。子供は親に甘えるのが大好き。抱っこしてほしいと言われたらたくさん抱っこしてあげてください。親の愛情を十分感じ、満たされることが自立を促します。
3歳になっても「抱っこ」のススメ!
一昔前、赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこしてはいけない。抱き癖がつく。とよく言われていました。この言葉で、どれほどのお母さんが自分の赤ちゃんを抱っこするのをためらったことでしょう。
それが現在では育児雑誌も評論家もみんなが口を揃えて「抱っこして欲しがっているときは抱っこしてあげてください」と言っています。
今でも、特に年配の方はすぐに抱っこすることを良しとしない人も多いのですが、胸を張って抱っこしてあげてください。
「8秒抱っこ」
ちなみに抱っこされた後、子供が愛情を感じるまでには8秒かかるそう。しっかりハグしてしっかり愛情を感じて欲しいなら、「8秒抱っこ」を日課にしてみませんか?もちろん10秒20秒30秒でもOK!親の愛情が子どもの強い味方になります。たくさんたくさん抱っこして、大げさなくらいに愛情表現してあげましょう。
3歳児にオススメ!心と体を育てる遊び方
外でたくさん体を動かすのも、家の中で細かい遊びをするのも、とにかく色んなことが出来るようになったのが楽しくてたまらない3歳児にオススメの遊びをご紹介していきます!
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体を使う遊び
屋外でも屋内でも、体をたくさん動かすことが大好きな3歳児にオススメしたい運動です。
風船
ボールと比べて柔らかく、空気抵抗が大きいのでゆっくり動く風船は、3歳児でも簡単にキャッチしたり投げたりすることができます。それに風船遊びはお母さんが座っていても出来るので楽に遊べます。膨らませるのはまだまだ3歳児には難しいので、あなたが膨らませてあげてくださいね。
トランポリン
トランポリンの運動量は意外と多く、大人でもトランポリンをダイエットに取り入れている人がいるくらいです。子供にとっては体力と共にバランス感覚も養える優れもの。
子供用の小さいサイズのものなら比較的その辺で売られているかも。最初は直立で跳んでみて、バランスがとれるようになったら立ってジャンプ、座ってジャンプと繰り返しジャンプするのも楽しそうですね。
フリスビー
固いフリスビーは3歳児と遊ぶには少し安全面で注意が必要。新たに購入する予定があるのなら柔らかい素材でできたフリスビーがおすすめ。
交互に投げたり、飛んでいくフリスビーを追いかけたり、大人は少し疲れるかもしれませんが、子供は思う存分走り回ることができるので大満足してくれます。投げるときは周囲に人がいないかを確認してからにしましょう。
また、紙皿などを使ってフリスビーを子供と一緒に手作りするのも楽しいですね。色んな色で塗って自由にデザインしましょう。
けんけんぱ
少しの広さがあればできるけんけんぱ。地面に石や木の枝を使って足を置く○をどんどん描いていきましょう。地味な遊びに思えますが、大人は案外光の速さで息が上がります。○の描き方を時には変則的にするのも楽しいですね。
3歳児はまだ体が小さいので、○は小さめに描いてあげてくださいね。ルールがとても単純なので3歳児でもすぐに覚えて遊ぶことができます。
公園の遊具
近所に公園がある人は公園に出かけてみましょう。いろんな遊具が子供の色んな筋肉を遊びながら発達させてくれます。
ただし、3歳児が1人で遊ぶのに適している遊具はほんの一握り。公園の規模にもよりますがほとんどの遊具は小学生やその前後の年齢の子供を対象に作られています。十分な安全管理をして目を離さないように遊びましょう。
カラフルで大きな遊具を見ただけで子供のテンションは上がってしまいます。色んな遊具で遊んであげてください。
脳を育てる遊び
脳を育てるためには自分の頭で考えることが必要です。とはいっても、勉強や学習ではなく日常の遊びの中に考えることを取り入れることで、子供は自然に考えるようになります。
宝探し
遊び方はたくさんありますが、宝物に見立てたものをあらかじめどこかに隠しておいて、少しずつ隠し場所のヒントを出しながら宝物を見つけさせる方法にチャレンジしてみましょう。
例えば宝物が松ぼっくりだとすると「ヒントは茶色いものです」「ヒントは丸いものです」「ヒントは木の近くです」などと言うように特徴を少しずつヒントとして教えていき、宝物に導いていきます。他にも色んな方法で宝探しが出来ると思います。
子供は冒険や宝物が大好きです。冒険家になりきって色んなものを見つけてくれるでしょう。
ジェスチャー当てゲーム
ジェスチャーと言っても3歳児相手ですから、お手柔らかに体の動きに鳴き声や効果音の口真似を加え、動物や乗り物、その他の色々なものを表現し、それが何かを当させていきましょう。生き物なら象やウサギ、カエルなどが最初は分かりやすいですね。
ちなみにうちの3歳児に飛行機の真似をして両手を広げてみせると「でも飛んでないよね」という辛らつな突っ込みをもらいました。
大人が出題している間はきちんとクイズになっているのですが、子供が出題側になるととたんにクイズの難易度が上がるのですごく楽しいですよ。子供が思いも寄らないものを一生懸命表現してくれるでしょう。
記憶ゲーム
まず、家の中の物を適当に見繕って3~5個程度お盆の上などに並べます。10数えたら今並べた5個の物を今度は隠してみましょう。お盆の上に何があったか思い出すゲームです。
最初は3つくらいから始め、慣れてきたら数を増やして難易度を上げていきましょう。
ちなみに我が家では、私は10個は覚えられませんでしたが、子供は慣れれば簡単に10個記憶できていました!脳の若さを実感できます。
感性を育てる遊び
持って生まれた感性も育て方によっては大きく伸ばすことができます。
採集
宝探しに似ていますが、テーマを決めて色々なものを集めて見ましょう。
「ザラザラなもの」「赤いもの」「丸いもの」―――ザラザラだねとか、これは丸いねとか、手に触れる感覚を再確認させながら採集していくと新鮮な気持ちで続けられます。
他にも色んな色の石っころや色んな形の葉っぱ、海に行ったときには貝殻やシーグラス…色んなものを採集は子どもの観察力をも育てます。ときどき、思わぬものが思わぬ形だったり色をしていたりで驚き気持ちが盛り上がることも!
折り紙
鶴や手裏剣など、比較的有名で簡単なものを一緒に折って、何かを完成させる楽しみを知ったり、好きに折らせて何が出来るか見守ったり、完成したものが何か当てたりして遊びましょう。
作る楽しみ、完成する楽しみを味あわせてあげたいですね。折るだけでなく、はさみを使ったり手で切ったり、ノリやテープでくっつけたりと子供の自由な感性を発揮してもらいましょう。
シャボン玉
大きさ、色や色の変化、触ると割れてなくなって…太陽に当たって光り輝いたり、日陰では色んな色に変化したり、いろんな表情を見せながらふわふわと飛んでいくシャボン玉は子供の心を謎に惹きつけますね。追いかけては全部割ろうとする子、歌いながら見ているだけの子、はしゃいで追いかける子。不思議に飽きない遊びです。
散歩
四季の移り変わりを楽しみながらの散歩も感性を育ててくれます。春は桜の花びらが飛んでいたり、つくしを見つけたり、夏はセミの鳴き声の下で抜け殻を発見し、途中でアイスを買って食べたり、秋は落ち葉を踏む感触と楽しんだり、冬は吐く息の白さや霜柱、水溜りに張った氷に突撃してみたり…。その時期にしか味わうことができない色んな感覚に触れさせてあげてください。
絵本
カラフルな本、抽象的な話の本は色のインパクトや単調な言葉の繰り返しが子供心をくすぐります。
ためになる話が描かれている本や世界の偉人の話は時期がくれば嫌でも読む機会は訪れるでしょうから、今は色の綺麗さや語感の良さなどインスピレーションで子供を引きつける本を選んでみては?
音当て
嫌がらなければ子供に目隠しをして音あてゲームをしてみましょう。
口笛や指を鳴らす音、キーボードを叩く音や椅子がきしむ音。私たちの周りにはたくさんの音があふれています。目隠しして音に集中させることで色んな音を視覚以外の体全体で捉えようとするはずですよ。
芸術的センスを育てる遊び
芸術的なセンスやバランス感覚も学ぶものではなく育んでいくもの。好きなこと、興味のあること、楽しいことを通じてどんどん伸ばしてあげましょう。
お絵かき
色んな色を使って、色の混ざり合いや変化を楽しんだり、画材の質感を楽しんだりと色んな楽しみ方をしてみましょう。もちろん、子供が描きたいものを自由に描くことが最重要事項!そこに大人が難しい解釈を加える必要はありません。自由に、子供の発想にまかせること。それがセンスを育てます。
音楽家気分を味わう
リコーダーやカスタネット、その他にもピアノや簡単に音が出せる楽器が家にあれば、ぜひ触らせてあげるべき!トランペットやフルート、サックスやバイオリンは少々ちゃんとした音を出すのも難しいかも知れませんが、家にあれば、奏して聞かせてあげましょう。色んな楽器の音、色んな高さの音に触れることで音楽のセンスが開花するかもしれません。
ですが、楽器はオモチャとは違うので、正しい扱いもシッカリと教えてあげてくださいね。公共施設などにおいてあるピアノ等は特に子供は自由に触れないものも多くあります。
好きな色集め
宝探しや採集と要領は同じで、今度は好きな色のものを何でも集めてもらいましょう。
好きな色が緑だったとします。同じ緑色でも薄い緑、濃い緑、黄色がかった緑と色んな緑があることに気付くはずです。好きな色から色の幅広さを目の当たりにできたら、きっとそこには感動も生まれるはずです。
感受性を育てる遊び
雨が降ると少し寂しくなったり、冬の朝の張り詰めた空気が好きだとか思える子って感受性が豊かなんだろうなと思います。いろんな事象の繊細な部分を敏感に察知できる心はまだまだ持っていてもらいたいですね。
絵本
色んな物語、童話を読み聞かせてあげましょう。解説は必要ありません。大人の解釈よりも子供の感受性でどうとらえるのか判断を委ねましょう。
筆者の体験談でいうと、昔、人魚姫を聞いたとき、人魚姫が海の泡になる気持ちが分かりませんでした。自分なら人魚仲間から渡された短剣を使うのに…と。それが、少し成長して改めて考えると人魚姫の気持ちに共感できるようになり…。同じ話でも人の気持ちが成長すると受け取り方も違ってくるものです。子供達は、色んな物語をどんな気持ちで受け止めてくれるのでしょうか?
おままごと遊び
お母さん役になったり、お父さん役になったり、子供役になったり…ときにはペットの犬役になったりと、いろんな役になりきってその人の目線で物語を展開していく3歳児おままごと。お母さんのアクセサリーを一杯つけてみたり、お父さんの時計をつけてみたり。
スマホを耳にあてて電話しているフリをしたり、おもちゃの包丁でおもちゃの料理を作ったり、いつも見ている風景を子供の感受性で再現します。
ときには「エッ、どこで覚えたの?」と笑ってしまうような言葉を言い出すことも。テレビドラマの影響や普段の家庭ならではの様子が反映されていたりすると、感心する反面、気を引き締めなきゃな!とも思いますね。
雲の形で連想ゲーム
天気の良い日は外に出て雲を見てみましょう。いろんな形の雲があります。「あの雲何に見える?」「あ!鳥さんがいるよ。どこかな?」などと声かけしながらいろんな雲をみつけてみましょう。
子供から同じように問いかけてくれるかもしれません。そのときは同じように探してみてくださいね。
遊びを通して学ぶこと
飽きっぽくて好奇心が旺盛な3歳児を育てる日々では「うちの子は何を与えてもすぐ飽きてしまう」「上の子は○○が大好きだったのに、この子は何が大好きなのか分からない」なんて声もよく聞きます。すぐに飽きてしまうから、次々とおもちゃを与えた挙句、家の中はおもちゃだらけなのに、子供が夢中になってくれるものはなかったり…。でも、おもちゃがなくても子供って本当になんでもおもちゃにできる才能を持っているんですよ。
赤ちゃんを卒業して幼児への第一歩を踏み出した3歳児には、色んな遊びを通じて自然の色んなもののありのままの姿をそのまま受け入れられる素直な心を育んで欲しいと願います。
大きくなってからも素直な心を持ち続けられるように。周りの人たちのありのままを受け入れることができるように。
そしてこの時期に心と体で学んだことが、将来勉強が始まってから「知識の貯金」として生きてきます。物はいつでもお金があれば購入できますが経験は買えません。3歳時のこの時期に、たくさん知識の貯金してあげてください、無駄なものは一つもありません。